24 / 172
第二章 魔匠を継ぐ者
(1)ダンジョンの押し売り屋
しおりを挟む
「商談成立やな! フィオラ様に感謝しぃや!」
その言葉が、頭の中で何度も反響する。目の前にいる小柄な存在は、まるで少女のように見えるが、その自信に満ちた笑みは年齢以上の経験を感じさせる。フィオラ――そう名乗った彼女は、勝ち誇ったように微笑んで、俺に魔具を差し出してきた。あまりに堂々とした態度に、俺は一瞬言葉を失った。
気づけば、手が自然と動いていた。差し出された魔具を受け取った瞬間、冷たく硬い金属の感触が手のひらに伝わる。その重みが、現実の重さとして俺の意識を引き戻した。酒場で耳にした冒険者たちの愚痴が、ふと頭をよぎる。
「最近、ダンジョンにしつこい押し売り屋が出るんだよ。」
その時は笑い飛ばしていたが、今となっては皮肉に思える。まさか、その「押し売り屋」が目の前にいて、しかも俺の命を救うことになるとは。苦笑いを浮かべるしかなかった。皮肉な運命だ。
俺は礼として銀貨を差し出した。フィオラは軽やかにそれを摘み、「へへっ、毎度あり!」と声を弾ませながら無造作にバッグに放り込んだ。その仕草は手慣れていて、まるで次の取引がすでに決まっているかのようだった。
彼女の背負ったリュックは、小柄な体に対してあまりにも大きく、揺れるたびに異様な存在感を放っている。中からは魔具や工具、そして見たこともない部品がはみ出していて、まるで歩く工房のようだ。頭に引っ掛けたゴーグルは今は額にかかっていて、まるで次の冒険に飛び込む準備が整っているかのように見える。
茶色いショートカットの髪は、リュックのストラップに押しつぶされて少し乱れているが、彼女はそんなことを気にする様子はない。その鋭い瞳は自信に満ち、まるで次なるターゲットを常に狙っているように輝いていた。
この人物がただの押し売り屋ではないことは、明らかだ。これほどの道具を持ち歩いていることから、彼女が技術者か冒険者であることは間違いない。しかし、正体は謎に包まれている。
ただ、確信していることが一つある。フィオラとの出会いが、これで終わるはずはない。この小柄な存在が、アルマの嬢ちゃんのように、俺の人生に新たな波乱をもたらすだろうと。
時は少し遡る。
あれは監査官の事件から、一カ月ほどが経った時のことだっただろうか─
─
カーライルはいつもの席に腰を下ろし、黄金色のビールをゆっくりと口に運んでいた。彼の大柄な体が椅子に沈み込むたび、木製の椅子がわずかにきしむ音を立てる。酒場の空気は燻製肉の香りとアルコールの甘い香りで満たされ、冒険者たちの笑い声や愚痴が絶え間なく飛び交っている。木製テーブルの軋む音、グラスを叩く音が混じり合い、この空間独特の賑やかさがあった。
カーライルは騒がしさの中にいながらも、まるで別世界にいるかのように静かだった。巨体を椅子に預けながらビールを飲み、時折耳を澄ませる。そんな彼の元には自然と冒険者たちの愚痴が吸い寄せられてくる。
「なぁ、カーライル。」隣のテーブルから冒険者の一人が話しかけてきた。「聞いてくれよ。ダンジョンの中で魔具を押し売りしてくるヤツがいてさ。仕方なく買ったんだが…」
カーライルはゆっくりとジョッキを置き、ちらりと冒険者の方を見る。目は半ば眠たげで、感情を表に出す気配はない。しかし、相手が話し始めると、軽く頷いて続きを促す。
「…使ってみたら全然役に立たなくてな。重いし、効果もねぇ。持ち歩くだけで無駄な荷物だよ、まったく。」
冒険者の声は次第に苛立ちを増し、同じ話を繰り返す。カーライルは頷きながらも表情を崩さず、ジョッキを再び手に取り、口を湿らせる。テーブルに銅貨三枚が置かれており、それが彼にとって話を聞く報酬だった。
「それだけじゃねぇんだよ。」隣の冒険者がさらに続ける。「そいつ、魔具を売りつけるだけじゃなくて、『これがなかったら死んでまうで!』なんて脅し文句まで使いやがるんだ。信じちまった俺が馬鹿だったのかもしれねぇが…」
カーライルはわずかに肩をすくめ、静かに相槌を打つ。その淡々とした態度に冒険者は少し苛立ちを覚えながらも、愚痴を止める気配はない。
その時、別の冒険者が割り込むように話し始めた。「それよりさ、最近ギルドで領主の娘さんがうろちょろしてるの知ってるか? 俺たちが戻るたびに『変わったことはないか?』『何か事件はないか?』ってしつこく聞いてくるんだよ。ほんとに面倒くさいったらありゃしない。」
その言葉に、カーライルは一瞬ジョッキを止め、軽く笑みを浮かべた。アルマの姿が頭に浮かぶ。猪突猛進で情熱的な彼女の行動が冒険者たちに迷惑と捉えられているのが、どうにもおかしかった。
「事件を引き寄せようとしてるんじゃねぇのか?」カーライルが冗談めかして言うと、周囲の冒険者たちは苦笑した。
「まさにそんな感じだよ!」別の冒険者が言葉を重ねる。「何か起これば真っ先に首を突っ込んでくるし、あの情熱は理解できねぇな。」
「天才だって噂だけど、俺たちにとっちゃただの厄介者だ。」隣の冒険者がため息をつき、肩をすくめる。「領主の娘ってだけで誰も文句を言えないのがまた腹立つよな。」
カーライルはその言葉に特に反応を見せず、ただ指先で銅貨を転がしながら、冒険者たちの愚痴に耳を傾けていた。しかし心の中では、アルマの真っ直ぐな姿勢と冒険者たちの不満が、奇妙なコントラストを成しているのがどうしても滑稽に思えてならなかった。
「厄介だと思うなら、次に会ったら言ってやればいい。」カーライルが淡々と返すと、冒険者たちは顔を見合わせ、苦笑を浮かべる。
「いやいや、無理だろ。あの気迫に勝てる気がしねぇ。」
「確かにな。下手なこと言ったら倍返しされそうだ。」
彼らのやり取りに、カーライルは小さく肩をすくめ、再びジョッキを口に運ぶ。
その後、冒険者たちが去り、酒場の騒がしさが少し落ち着いた頃、カーライルは静かにビールを飲みながら思い返していた。「あの嬢ちゃん、どこまで突っ込んでいくつもりなんだか…」
心の中で呟きつつも、彼はその行動力と情熱に少なからず感心している自分に気づいた。黄金色のビールを飲み干し、カーライルは静かに空になったジョッキをテーブルに置いた。彼の頭には、アルマがどこかでまた事件を探し回っている姿が浮かんでいた。彼女が巻き起こす次の出来事が、どんな形で自分のもとに転がり込んでくるのか。その予感に、カーライルの口元には自然と小さな笑みが浮かんでいた。
その言葉が、頭の中で何度も反響する。目の前にいる小柄な存在は、まるで少女のように見えるが、その自信に満ちた笑みは年齢以上の経験を感じさせる。フィオラ――そう名乗った彼女は、勝ち誇ったように微笑んで、俺に魔具を差し出してきた。あまりに堂々とした態度に、俺は一瞬言葉を失った。
気づけば、手が自然と動いていた。差し出された魔具を受け取った瞬間、冷たく硬い金属の感触が手のひらに伝わる。その重みが、現実の重さとして俺の意識を引き戻した。酒場で耳にした冒険者たちの愚痴が、ふと頭をよぎる。
「最近、ダンジョンにしつこい押し売り屋が出るんだよ。」
その時は笑い飛ばしていたが、今となっては皮肉に思える。まさか、その「押し売り屋」が目の前にいて、しかも俺の命を救うことになるとは。苦笑いを浮かべるしかなかった。皮肉な運命だ。
俺は礼として銀貨を差し出した。フィオラは軽やかにそれを摘み、「へへっ、毎度あり!」と声を弾ませながら無造作にバッグに放り込んだ。その仕草は手慣れていて、まるで次の取引がすでに決まっているかのようだった。
彼女の背負ったリュックは、小柄な体に対してあまりにも大きく、揺れるたびに異様な存在感を放っている。中からは魔具や工具、そして見たこともない部品がはみ出していて、まるで歩く工房のようだ。頭に引っ掛けたゴーグルは今は額にかかっていて、まるで次の冒険に飛び込む準備が整っているかのように見える。
茶色いショートカットの髪は、リュックのストラップに押しつぶされて少し乱れているが、彼女はそんなことを気にする様子はない。その鋭い瞳は自信に満ち、まるで次なるターゲットを常に狙っているように輝いていた。
この人物がただの押し売り屋ではないことは、明らかだ。これほどの道具を持ち歩いていることから、彼女が技術者か冒険者であることは間違いない。しかし、正体は謎に包まれている。
ただ、確信していることが一つある。フィオラとの出会いが、これで終わるはずはない。この小柄な存在が、アルマの嬢ちゃんのように、俺の人生に新たな波乱をもたらすだろうと。
時は少し遡る。
あれは監査官の事件から、一カ月ほどが経った時のことだっただろうか─
─
カーライルはいつもの席に腰を下ろし、黄金色のビールをゆっくりと口に運んでいた。彼の大柄な体が椅子に沈み込むたび、木製の椅子がわずかにきしむ音を立てる。酒場の空気は燻製肉の香りとアルコールの甘い香りで満たされ、冒険者たちの笑い声や愚痴が絶え間なく飛び交っている。木製テーブルの軋む音、グラスを叩く音が混じり合い、この空間独特の賑やかさがあった。
カーライルは騒がしさの中にいながらも、まるで別世界にいるかのように静かだった。巨体を椅子に預けながらビールを飲み、時折耳を澄ませる。そんな彼の元には自然と冒険者たちの愚痴が吸い寄せられてくる。
「なぁ、カーライル。」隣のテーブルから冒険者の一人が話しかけてきた。「聞いてくれよ。ダンジョンの中で魔具を押し売りしてくるヤツがいてさ。仕方なく買ったんだが…」
カーライルはゆっくりとジョッキを置き、ちらりと冒険者の方を見る。目は半ば眠たげで、感情を表に出す気配はない。しかし、相手が話し始めると、軽く頷いて続きを促す。
「…使ってみたら全然役に立たなくてな。重いし、効果もねぇ。持ち歩くだけで無駄な荷物だよ、まったく。」
冒険者の声は次第に苛立ちを増し、同じ話を繰り返す。カーライルは頷きながらも表情を崩さず、ジョッキを再び手に取り、口を湿らせる。テーブルに銅貨三枚が置かれており、それが彼にとって話を聞く報酬だった。
「それだけじゃねぇんだよ。」隣の冒険者がさらに続ける。「そいつ、魔具を売りつけるだけじゃなくて、『これがなかったら死んでまうで!』なんて脅し文句まで使いやがるんだ。信じちまった俺が馬鹿だったのかもしれねぇが…」
カーライルはわずかに肩をすくめ、静かに相槌を打つ。その淡々とした態度に冒険者は少し苛立ちを覚えながらも、愚痴を止める気配はない。
その時、別の冒険者が割り込むように話し始めた。「それよりさ、最近ギルドで領主の娘さんがうろちょろしてるの知ってるか? 俺たちが戻るたびに『変わったことはないか?』『何か事件はないか?』ってしつこく聞いてくるんだよ。ほんとに面倒くさいったらありゃしない。」
その言葉に、カーライルは一瞬ジョッキを止め、軽く笑みを浮かべた。アルマの姿が頭に浮かぶ。猪突猛進で情熱的な彼女の行動が冒険者たちに迷惑と捉えられているのが、どうにもおかしかった。
「事件を引き寄せようとしてるんじゃねぇのか?」カーライルが冗談めかして言うと、周囲の冒険者たちは苦笑した。
「まさにそんな感じだよ!」別の冒険者が言葉を重ねる。「何か起これば真っ先に首を突っ込んでくるし、あの情熱は理解できねぇな。」
「天才だって噂だけど、俺たちにとっちゃただの厄介者だ。」隣の冒険者がため息をつき、肩をすくめる。「領主の娘ってだけで誰も文句を言えないのがまた腹立つよな。」
カーライルはその言葉に特に反応を見せず、ただ指先で銅貨を転がしながら、冒険者たちの愚痴に耳を傾けていた。しかし心の中では、アルマの真っ直ぐな姿勢と冒険者たちの不満が、奇妙なコントラストを成しているのがどうしても滑稽に思えてならなかった。
「厄介だと思うなら、次に会ったら言ってやればいい。」カーライルが淡々と返すと、冒険者たちは顔を見合わせ、苦笑を浮かべる。
「いやいや、無理だろ。あの気迫に勝てる気がしねぇ。」
「確かにな。下手なこと言ったら倍返しされそうだ。」
彼らのやり取りに、カーライルは小さく肩をすくめ、再びジョッキを口に運ぶ。
その後、冒険者たちが去り、酒場の騒がしさが少し落ち着いた頃、カーライルは静かにビールを飲みながら思い返していた。「あの嬢ちゃん、どこまで突っ込んでいくつもりなんだか…」
心の中で呟きつつも、彼はその行動力と情熱に少なからず感心している自分に気づいた。黄金色のビールを飲み干し、カーライルは静かに空になったジョッキをテーブルに置いた。彼の頭には、アルマがどこかでまた事件を探し回っている姿が浮かんでいた。彼女が巻き起こす次の出来事が、どんな形で自分のもとに転がり込んでくるのか。その予感に、カーライルの口元には自然と小さな笑みが浮かんでいた。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
スキルは見るだけ簡単入手! ~ローグの冒険譚~
夜夢
ファンタジー
剣と魔法の世界に生まれた主人公は、子供の頃から何の取り柄もない平凡な村人だった。
盗賊が村を襲うまでは…。
成長したある日、狩りに出掛けた森で不思議な子供と出会った。助けてあげると、不思議な子供からこれまた不思議な力を貰った。
不思議な力を貰った主人公は、両親と親友を救う旅に出ることにした。
王道ファンタジー物語。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる