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第一章 霊草不足のポーション
(10)広場での対決
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「さて、どこで監査官と話をするか、だ。」カーライルはカフェの窓越しに外を眺めながら、低い声で言葉を紡いだ。「人の多い場所は避けるべきだな。魔石屋と王都の一行が泊まっている宿の間に広場があるだろう?夜になると誰も寄りつかなくて、静まり返るあの場所だ。そこで接触するのが一番だろう。」
「広場ね。」アルマは微笑みながら懐かしそうに目を細めた。「子供の頃、お父様によく『広場に置いていくぞ』って叱られたわ。あそこなら夜は確かに誰もいないし、接触には最適ね。」
カーライルは肩をすくめながら、次の質問を投げた。「仮に、監査官が黒だと分かったらどうする?」
アルマの瞳が鋭く光り、迷いのない声で応じた。「もちろん、お父様に報告するわ。そしてその後は、王子様にも詳細を伝える。監査官への対応は、それから改めて考えるべきね。」
カーライルは眉間に軽い皺を寄せ、深く息をついた。「だが、そんなに入念な準備をしている奴が、そう簡単に降参するとは思えない。きっと何かしらの策を講じてくるはずだ。」
「大丈夫。」アルマは静かに笑みを浮かべた。「私は領主の娘よ。もし何かあったら、私の知恵と魔法で切り抜けてみせる。」自信のある口調だったが、その裏にわずかな緊張も見え隠れしている。
カーライルは心の中で苦笑しつつ、コーヒーを一口飲み干した。(領主の娘だと言っても、影響力が通じない愚痴をこぼしてたのはどこの誰だったかな…。)
一瞬の沈黙が二人の間に流れる。カーライルは再び窓の外を見つめ、考えを巡らせた。「それにしても、まだ監査官の目的が見えない。免許を与えるだけなら、報告書を少し操作するだけで済む話だ。それなのに、特級ポーションを秘密裏に作らせて盗難事件まで演出するなんて、大掛かりすぎる。」
「確かに、それが一番の謎ね。」アルマも深く頷いた。「特級ポーションを量産する必要がある理由が、どこかに隠されているはず。それを突き止めないと…。」
カーライルは静かにカップを置き、窓の外をじっと見つめた。「その答えは、夜の広場で見つけられるかもしれんな。」
アルマは彼の言葉に同意し、ゆっくりと立ち上がった。「ええ、準備をして待ちましょう。今夜が勝負ね。」
夕方になると、街は徐々に静けさを取り戻していた。魔石屋の周囲も喧騒が収まり、人々が家路につく時間帯だった。やがて夜が訪れ、街全体が静寂に包まれると、魔石屋の扉が静かに開いた。
そこから現れたのは、長い黒髪に紫の礼装を纏った監査官だった。どこか気品を漂わせるその姿は、落ち着いた動作一つ一つに洗練された知性を感じさせた。鋭い眼差しの奥に光るメガネが、彼の洞察力を象徴するかのように冷たく光る。
魔石屋の店主は、監査官が店を後にするまで頭を下げ続けていた。普段は陽気で饒舌な彼ですら、その冷徹な存在感の前では言葉を失い、萎縮するしかなかった。監査官はそんな店主に一瞥すらくれず、悠然と宿の方向へと歩みを進めていく。その足取りには、一切の迷いも急ぎもない。まるで自分がこの街の空気を支配しているかのような威圧感が漂っていた。
一方、アルマとカーライルは、隠蔽魔法を施したまま一定の距離を保ち、静かに彼の後を追っていた。アルマは気配を悟られないように小声で呟いた。「あれがいわゆるエリートってやつね。見た目も仕草も完璧。カーライルとは大違いだわ。」その口調は軽口だったが、どこか不安を隠そうとする響きが混ざっていた。
カーライルはその言葉に眉を動かしただけで、特に反応を示さなかった。ただ静かに足音を殺しながら、監査官の動きをじっと見据えていた。
夜の通りには、静寂が深く染み込んでいた。人影一つなく、冷たい空気が石畳を滑り、月の光がほのかに広がる。アルマとカーライルは隠蔽魔法で姿を消しながら、一定の距離を保って監査官を追い続けていた。だが、音や気配までは隠せない。特に、監査官のような鋭敏な感覚を持つ相手にとっては、わずかな異変も容易に察知される可能性がある。
二人の歩みは慎重そのものであったが、広場が近づくにつれ、空気は次第に重くなっていく。月光も届かない影の中で、アルマの吐息が微かに漏れた。耳を澄ませば、自分たちの心臓の鼓動が冷たい夜気に混じり、あたかもその場の静寂を乱しているかのように感じられる。
広場の端に差しかかった瞬間、監査官が不意に立ち止まった。その動きはあまりにも唐突で、二人の胸を一瞬で凍らせた。彼の足音が止むと同時に、周囲の空気が張り詰めたように感じられる。監査官はゆっくりと周囲を見回し、低く冷たい声を響かせた。
「いるな…。姿は見えずとも、その気配は感じ取れる。一人ではないな、二人か。」
声は静かだが、そこに込められた確信が二人を縫い止めたかのようだった。彼の視線がゆっくりと広場を巡る。その動きは鋭利な刃物のようで、隠蔽の中にいる二人にさえ突き刺さるかのようだった。
「隠蔽魔法とはいえ、私の目を欺けると思うな。」監査官は冷ややかに続ける。「大気のマナの流れが乱れている。それが証拠だ。見えなくても、隠し通せるものではない。」
その言葉は威圧感に満ち、広場全体の空気が彼の支配下にあるかのようだった。冷たい風がぴたりと止み、代わりに張り詰めた静寂が広がる。
アルマとカーライルは一瞬、身体を強張らせた。だが互いに目を見交わし、身動きせず、彼の出方を伺った。しかし、監査官はそれを見透かすように冷笑を浮かべ、さらに追い詰める言葉を口にした。
「姿を現さぬのならば、この広場を凍てつかせるまでだ。お前たちの足元から霜を広げ、朝日が昇る頃には、ただの凍りついた像としてこの場に立ち尽くすだけだろう。それでも良いのならば、好きにするがいい。」
監査官の声には冗談めいた響きなど一切なかった。それどころか、その言葉の一つ一つが鋭い刃のように冷たく、二人の呼吸を奪うかのようだった。
そして、彼は静かに詠唱を始めた。声は低く、しかし確実に力を帯びていく。
「氷の王よ、冥界より凍土の使者を呼び覚まし、この世のすべてを白き永遠の眠りに導け。息をする者、鼓動を持つ者、その命を凍てついた鎖で縛り、無限の静寂に─」
詠唱が進むにつれて、周囲の温度が急速に下がり始めた。アルマとカーライルの吐く息が白く染まり、肌には冷たい霜の気配がまとわりつく。彼の言葉が進むたびに、空気そのものが凍てつくような感覚に包まれていく。
「カーライル、隠蔽を解除するわ。」アルマは小さく囁き、すぐさま呪文を唱えた。「隠蔽解除!」
一瞬にして隠蔽魔法が解け、二人の姿が夜の闇から浮かび上がった。冷たい夜風が彼らのローブを揺らし、その存在を広場に晒す。
監査官は姿を現した二人を見つめ、眉をわずかにひそめた。「金髪碧眼の少女…か。なるほど、噂には聞いていたが。」声には警戒と冷淡な興味が交じり、その目はアルマを鋭く値踏みするようにじっと見据えている。彼の表情は硬く、記憶を探るように微妙に動いた。
「領主の娘だったか。」と低く呟く。だが、その言葉に敬意はなく、むしろ一抹の嘲りを帯びている。「こんな夜更けに現れて、私に何をお伝えしたい?ご立派なお父上の使者として、わざわざ命令でも下しに来たのか?」
冷笑を含むその声は、挑発と試す意図が透けて見えるものだった。風が彼の外套を翻すたび、冷たさがさらに際立ち、広場の静寂を引き裂いていくようだった。
だが、アルマは微塵もひるまない。彼女の碧眼は毅然と監査官を見据え、一歩前に踏み出した。その凛とした立ち姿には、彼の言葉を全く意に介さない強さがあった。
「監査官様、少しお時間をいただけますか?」アルマは静かだが力強い声でそう言い、鋭い視線をまっすぐに返した。
その言葉を聞いた瞬間、監査官の目が鋭く細まった。彼の表情は微妙に変わり、冷淡な笑みが薄ら浮かぶ。「ほう。領主の娘直々に頼まれるとは。面白いな。」その声には、表向きは興味を装いながらも、底に冷酷な探りの意図が込められていた。
「広場ね。」アルマは微笑みながら懐かしそうに目を細めた。「子供の頃、お父様によく『広場に置いていくぞ』って叱られたわ。あそこなら夜は確かに誰もいないし、接触には最適ね。」
カーライルは肩をすくめながら、次の質問を投げた。「仮に、監査官が黒だと分かったらどうする?」
アルマの瞳が鋭く光り、迷いのない声で応じた。「もちろん、お父様に報告するわ。そしてその後は、王子様にも詳細を伝える。監査官への対応は、それから改めて考えるべきね。」
カーライルは眉間に軽い皺を寄せ、深く息をついた。「だが、そんなに入念な準備をしている奴が、そう簡単に降参するとは思えない。きっと何かしらの策を講じてくるはずだ。」
「大丈夫。」アルマは静かに笑みを浮かべた。「私は領主の娘よ。もし何かあったら、私の知恵と魔法で切り抜けてみせる。」自信のある口調だったが、その裏にわずかな緊張も見え隠れしている。
カーライルは心の中で苦笑しつつ、コーヒーを一口飲み干した。(領主の娘だと言っても、影響力が通じない愚痴をこぼしてたのはどこの誰だったかな…。)
一瞬の沈黙が二人の間に流れる。カーライルは再び窓の外を見つめ、考えを巡らせた。「それにしても、まだ監査官の目的が見えない。免許を与えるだけなら、報告書を少し操作するだけで済む話だ。それなのに、特級ポーションを秘密裏に作らせて盗難事件まで演出するなんて、大掛かりすぎる。」
「確かに、それが一番の謎ね。」アルマも深く頷いた。「特級ポーションを量産する必要がある理由が、どこかに隠されているはず。それを突き止めないと…。」
カーライルは静かにカップを置き、窓の外をじっと見つめた。「その答えは、夜の広場で見つけられるかもしれんな。」
アルマは彼の言葉に同意し、ゆっくりと立ち上がった。「ええ、準備をして待ちましょう。今夜が勝負ね。」
夕方になると、街は徐々に静けさを取り戻していた。魔石屋の周囲も喧騒が収まり、人々が家路につく時間帯だった。やがて夜が訪れ、街全体が静寂に包まれると、魔石屋の扉が静かに開いた。
そこから現れたのは、長い黒髪に紫の礼装を纏った監査官だった。どこか気品を漂わせるその姿は、落ち着いた動作一つ一つに洗練された知性を感じさせた。鋭い眼差しの奥に光るメガネが、彼の洞察力を象徴するかのように冷たく光る。
魔石屋の店主は、監査官が店を後にするまで頭を下げ続けていた。普段は陽気で饒舌な彼ですら、その冷徹な存在感の前では言葉を失い、萎縮するしかなかった。監査官はそんな店主に一瞥すらくれず、悠然と宿の方向へと歩みを進めていく。その足取りには、一切の迷いも急ぎもない。まるで自分がこの街の空気を支配しているかのような威圧感が漂っていた。
一方、アルマとカーライルは、隠蔽魔法を施したまま一定の距離を保ち、静かに彼の後を追っていた。アルマは気配を悟られないように小声で呟いた。「あれがいわゆるエリートってやつね。見た目も仕草も完璧。カーライルとは大違いだわ。」その口調は軽口だったが、どこか不安を隠そうとする響きが混ざっていた。
カーライルはその言葉に眉を動かしただけで、特に反応を示さなかった。ただ静かに足音を殺しながら、監査官の動きをじっと見据えていた。
夜の通りには、静寂が深く染み込んでいた。人影一つなく、冷たい空気が石畳を滑り、月の光がほのかに広がる。アルマとカーライルは隠蔽魔法で姿を消しながら、一定の距離を保って監査官を追い続けていた。だが、音や気配までは隠せない。特に、監査官のような鋭敏な感覚を持つ相手にとっては、わずかな異変も容易に察知される可能性がある。
二人の歩みは慎重そのものであったが、広場が近づくにつれ、空気は次第に重くなっていく。月光も届かない影の中で、アルマの吐息が微かに漏れた。耳を澄ませば、自分たちの心臓の鼓動が冷たい夜気に混じり、あたかもその場の静寂を乱しているかのように感じられる。
広場の端に差しかかった瞬間、監査官が不意に立ち止まった。その動きはあまりにも唐突で、二人の胸を一瞬で凍らせた。彼の足音が止むと同時に、周囲の空気が張り詰めたように感じられる。監査官はゆっくりと周囲を見回し、低く冷たい声を響かせた。
「いるな…。姿は見えずとも、その気配は感じ取れる。一人ではないな、二人か。」
声は静かだが、そこに込められた確信が二人を縫い止めたかのようだった。彼の視線がゆっくりと広場を巡る。その動きは鋭利な刃物のようで、隠蔽の中にいる二人にさえ突き刺さるかのようだった。
「隠蔽魔法とはいえ、私の目を欺けると思うな。」監査官は冷ややかに続ける。「大気のマナの流れが乱れている。それが証拠だ。見えなくても、隠し通せるものではない。」
その言葉は威圧感に満ち、広場全体の空気が彼の支配下にあるかのようだった。冷たい風がぴたりと止み、代わりに張り詰めた静寂が広がる。
アルマとカーライルは一瞬、身体を強張らせた。だが互いに目を見交わし、身動きせず、彼の出方を伺った。しかし、監査官はそれを見透かすように冷笑を浮かべ、さらに追い詰める言葉を口にした。
「姿を現さぬのならば、この広場を凍てつかせるまでだ。お前たちの足元から霜を広げ、朝日が昇る頃には、ただの凍りついた像としてこの場に立ち尽くすだけだろう。それでも良いのならば、好きにするがいい。」
監査官の声には冗談めいた響きなど一切なかった。それどころか、その言葉の一つ一つが鋭い刃のように冷たく、二人の呼吸を奪うかのようだった。
そして、彼は静かに詠唱を始めた。声は低く、しかし確実に力を帯びていく。
「氷の王よ、冥界より凍土の使者を呼び覚まし、この世のすべてを白き永遠の眠りに導け。息をする者、鼓動を持つ者、その命を凍てついた鎖で縛り、無限の静寂に─」
詠唱が進むにつれて、周囲の温度が急速に下がり始めた。アルマとカーライルの吐く息が白く染まり、肌には冷たい霜の気配がまとわりつく。彼の言葉が進むたびに、空気そのものが凍てつくような感覚に包まれていく。
「カーライル、隠蔽を解除するわ。」アルマは小さく囁き、すぐさま呪文を唱えた。「隠蔽解除!」
一瞬にして隠蔽魔法が解け、二人の姿が夜の闇から浮かび上がった。冷たい夜風が彼らのローブを揺らし、その存在を広場に晒す。
監査官は姿を現した二人を見つめ、眉をわずかにひそめた。「金髪碧眼の少女…か。なるほど、噂には聞いていたが。」声には警戒と冷淡な興味が交じり、その目はアルマを鋭く値踏みするようにじっと見据えている。彼の表情は硬く、記憶を探るように微妙に動いた。
「領主の娘だったか。」と低く呟く。だが、その言葉に敬意はなく、むしろ一抹の嘲りを帯びている。「こんな夜更けに現れて、私に何をお伝えしたい?ご立派なお父上の使者として、わざわざ命令でも下しに来たのか?」
冷笑を含むその声は、挑発と試す意図が透けて見えるものだった。風が彼の外套を翻すたび、冷たさがさらに際立ち、広場の静寂を引き裂いていくようだった。
だが、アルマは微塵もひるまない。彼女の碧眼は毅然と監査官を見据え、一歩前に踏み出した。その凛とした立ち姿には、彼の言葉を全く意に介さない強さがあった。
「監査官様、少しお時間をいただけますか?」アルマは静かだが力強い声でそう言い、鋭い視線をまっすぐに返した。
その言葉を聞いた瞬間、監査官の目が鋭く細まった。彼の表情は微妙に変わり、冷淡な笑みが薄ら浮かぶ。「ほう。領主の娘直々に頼まれるとは。面白いな。」その声には、表向きは興味を装いながらも、底に冷酷な探りの意図が込められていた。
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