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すべてを信じております
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卓人の回復を終えると、姫はレヴァンニに感謝の言葉を述べた。
今回のレヴァンニの働きは幹部候補生の中でも随一であった。爆発の魔法もさることながら、あの勇猛ぶりはアフレディアニ伯さえも舌を巻くほどであった。
「いえ、姫様のためであれば、私の命など何万何億と捨ててみせましょう」
レヴァンニとはこんなかっこいいいセリフを吐く男だったであろうか。
『むふふふふ。姫様はもうこの俺にゾッコンだぜ!』
涼しげな表情の裏でそういうことを考えるのは、いかにも彼らしかった。
「うまくいったにゃん?」
「うん、石鹸水はやっぱり水の魔法の効果を弱めた。ヤノのおかげだよ」
「姫さま、俺もほめてほしいにゃん。頭なでなでしてほしいにゃん」
ヤノはその活躍が姫の目に留まらなかったことを悔しがった。
卓人は両手に包帯を巻いてもらった。傷が癒えるにはあと数日魔法による治癒が必要だった。
レヴァンニは勇猛さを示し、タクトは水の魔法を破り、ヤノはタクトを信じて行動した。
彼らに対して、今回ルイザは的確な判断ができていたとは言い難い。水の魔法使いとの戦いが初めてであり、なおかつその練度は尋常でない高さだった。
多くの者は対応できなくても仕方ないと言うだろう。それは他の幹部候補生も同じことだった。しかし、未知の事象に遭ってさえも冷静に的確な判断をする人物こそが軍や国を率いるに足るというものだ。ルイザは己の未熟さを恥じる以外になかった。
何より、一瞬とはいえタクトを疑った。
全てを疑ってかかることは基本である。しかし、それを態度に表してしまったせいで、周囲に疑心暗鬼が広まった。あそこで混乱が起こらなかったのが幸運だっただけで、もしもそうなっていたならもっとひどい事態になっていたに違いない。そもそも彼が自分たちを裏切る理由なんてなかったのだ。
ルイザは卓人を見つめながら己を悔い改める決意をした。
「……そして、生き残った若き勇者たちよ」
軍務大臣は幹部候補生たちに声をかけた。
「君たちはたった十六名となってしまった。これはとてつもない苦難である。だが、君たちには天祐がある。生き残ることができた意味をかみしめ、これから国家のために尽くしてほしい」
そう言って深々と頭を下げた。立場のある者が安易にこのようなことをすべきではないからこそ、周囲は驚き、この事件を乗り越えようと決意を新たにした。
「閣下、進言させていただいてよろしいでしょうか」
挙手して発言したのは、銀髪の美しい幹部候補生だった。
「何かね?」
「はい。私たちは多くの仲間を失いました。私たちはそれを受け入れ、それでも先輩方に劣らぬ働きをしてみせる覚悟でございます。しかし、十人でなすべき仕事が一人では能わぬように、やはり失われた仲間を補わずしてなすべき仕事をなせるとは言い難い状態です」
「つまり、幹部候補生を補填せよと、そなたは申すのか?」
「それも一つの方策として有意義かと存じます。しかし私が申し上げたくはもう少し異なるものでございます」
ルイザは卓人を軍務大臣の前に引っ張り出した。
「彼は魔法が使えなくなったことで先日軍籍を奪われた身ではありますが、あの危機からルスダン王女殿下をお守りしたのは彼でございます」
「なんと」
「彼の、ナナリのタクトの軍への復帰を進言いたします」
聞いた卓人のほうが驚いた。
「しかし、彼は魔法が使えないのだろう? 軍人として魔法が使えるというのは最低限のことだ」
「ですが、彼ほど魔法について理解している者はおりません。魔法を理解し、新しい可能性を見出すことができる人物です。彼は水の魔法を封じ、これまでにない魔法を編み出して敵の殲滅に大きく貢献しました」
「ほう」
「そして、今回の件で敵も彼の能力を知ることとなったはずです。もっとも憂慮すべきことは、彼を無為に放逐することで、万が一でも彼が敵の手に渡ってしまうことです。もしもそうなろうものならば、わが軍は大きなしっぺ返しをくらうことになりましょう」
軍務大臣は何も答えなかった。軍の最終的な人事権は彼にあるのだが、その場にいなかったのに一候補生の意見だけで決断などできるはずもない。
「彼は誠実な人物です。わが軍に属するなら、わが軍のために尽力してくれるでしょう」
「私も、彼が素晴らしい方であると思っておりますわ。それこそ命がけで私を守ってくださいました」
そう口添えしたのはルスダン王女であった。
「さ、左様でございますか」
姫の言葉によって、軍務大臣はルイザの進言を無視できなくなり考え込んだ。
「では聞こう。彼はそれほどに信頼に足る人物なのかね?」
その問いは彼を知らない者からすれば当然のことだろう。ルイザの答えには自らへの悔恨、そして卓人を信じることができた者たちへの羨望が含まれていた。
「私は、彼のすべてを信じております」
その声は澄みわたるように部屋に響いた。そして、しんと静まり返った。
妙な間ができてしまい、ルイザは少し困惑した。
「彼のすべてを信じる……なかなか言えることじゃないぜ」
「あ、愛の告白なのにゃん……」
「え?」
慌てて周囲を見ると、多くの者が祝福的な眼差しをルイザと卓人に注いでいた。場所が場所だけにさすがに冷やかすような声はなかったが、明らかに皆がそのような目を向けていた。そんな中で、エミリだけが涙目になっていた。
「ちょっと、違う! 違います! そんな意味なわけありません!」
話を聞いていた軍務大臣がにやにやと誰よりもいやらしい笑顔でルイザを見ていた。
「ゆゆゆゆゆゆ、許さん! 許さんぞ、ルイザ! そそそ、そんなどこの馬の骨ともわからんような男となんぞ、ぜぜぜぜ、絶対に許さんからな!」
激怒したのは父親であるアフレディアニ伯だった。
「おおおお、お父様! 違います! ごごご、誤解です!」
部屋は先ほどの重苦しい雰囲気は消え、喜劇のような空気に包まれた。
「ちょっと待った!」
ざわめきを制したのは、とんがり帽子の魔法学校の校長であった。
「ナナリのタクトさんは、わがヴァザリア魔法研究所付設魔法学校の助手として迎え入れたいと考えていたところでございます」
驚いたのは卓人とエミリだった。
「ナナリのタクトさんは先日の本校入学試験で保護者としてこられたとき、卓越した研究者としての素養を見せていただき、軍籍を失ったのであれば彼を助手にしてほしいと本校の教授が申しており、アイアの兵学校にその旨を手紙で送ったばかりでした。まさか今日、こんなところでお会いできるとは思っておりませんでしたが」
ルイザは卓人を見た。どうやら心当たりがあるらしい。
「妹さんも本校の入試に合格されましたし、お兄さんが働いてくださるなら学費の面でも一切問題はなくなります。まだ本人からの確認はとれておりませんが、本校としてはそれを既定路線として新年度を迎える予定でしたので、ナナリのタクトさんが軍に復帰されるというのは少々不都合がございます」
面白くなかったのはルイザだった。
先ほどの軍務大臣への進言がまるで道化のようではないか。しかも、その後にとんでもない恥をかいたのに。
ルイザは思わず魔法学校の校長をにらんだ。
しかしマリアも受けて立つかのようにどっしりと構えていた。
エミリはその言葉を聞いて喜んだ。卓人と一緒の学校に通えるならこれほど嬉しいことはない。
今回のレヴァンニの働きは幹部候補生の中でも随一であった。爆発の魔法もさることながら、あの勇猛ぶりはアフレディアニ伯さえも舌を巻くほどであった。
「いえ、姫様のためであれば、私の命など何万何億と捨ててみせましょう」
レヴァンニとはこんなかっこいいいセリフを吐く男だったであろうか。
『むふふふふ。姫様はもうこの俺にゾッコンだぜ!』
涼しげな表情の裏でそういうことを考えるのは、いかにも彼らしかった。
「うまくいったにゃん?」
「うん、石鹸水はやっぱり水の魔法の効果を弱めた。ヤノのおかげだよ」
「姫さま、俺もほめてほしいにゃん。頭なでなでしてほしいにゃん」
ヤノはその活躍が姫の目に留まらなかったことを悔しがった。
卓人は両手に包帯を巻いてもらった。傷が癒えるにはあと数日魔法による治癒が必要だった。
レヴァンニは勇猛さを示し、タクトは水の魔法を破り、ヤノはタクトを信じて行動した。
彼らに対して、今回ルイザは的確な判断ができていたとは言い難い。水の魔法使いとの戦いが初めてであり、なおかつその練度は尋常でない高さだった。
多くの者は対応できなくても仕方ないと言うだろう。それは他の幹部候補生も同じことだった。しかし、未知の事象に遭ってさえも冷静に的確な判断をする人物こそが軍や国を率いるに足るというものだ。ルイザは己の未熟さを恥じる以外になかった。
何より、一瞬とはいえタクトを疑った。
全てを疑ってかかることは基本である。しかし、それを態度に表してしまったせいで、周囲に疑心暗鬼が広まった。あそこで混乱が起こらなかったのが幸運だっただけで、もしもそうなっていたならもっとひどい事態になっていたに違いない。そもそも彼が自分たちを裏切る理由なんてなかったのだ。
ルイザは卓人を見つめながら己を悔い改める決意をした。
「……そして、生き残った若き勇者たちよ」
軍務大臣は幹部候補生たちに声をかけた。
「君たちはたった十六名となってしまった。これはとてつもない苦難である。だが、君たちには天祐がある。生き残ることができた意味をかみしめ、これから国家のために尽くしてほしい」
そう言って深々と頭を下げた。立場のある者が安易にこのようなことをすべきではないからこそ、周囲は驚き、この事件を乗り越えようと決意を新たにした。
「閣下、進言させていただいてよろしいでしょうか」
挙手して発言したのは、銀髪の美しい幹部候補生だった。
「何かね?」
「はい。私たちは多くの仲間を失いました。私たちはそれを受け入れ、それでも先輩方に劣らぬ働きをしてみせる覚悟でございます。しかし、十人でなすべき仕事が一人では能わぬように、やはり失われた仲間を補わずしてなすべき仕事をなせるとは言い難い状態です」
「つまり、幹部候補生を補填せよと、そなたは申すのか?」
「それも一つの方策として有意義かと存じます。しかし私が申し上げたくはもう少し異なるものでございます」
ルイザは卓人を軍務大臣の前に引っ張り出した。
「彼は魔法が使えなくなったことで先日軍籍を奪われた身ではありますが、あの危機からルスダン王女殿下をお守りしたのは彼でございます」
「なんと」
「彼の、ナナリのタクトの軍への復帰を進言いたします」
聞いた卓人のほうが驚いた。
「しかし、彼は魔法が使えないのだろう? 軍人として魔法が使えるというのは最低限のことだ」
「ですが、彼ほど魔法について理解している者はおりません。魔法を理解し、新しい可能性を見出すことができる人物です。彼は水の魔法を封じ、これまでにない魔法を編み出して敵の殲滅に大きく貢献しました」
「ほう」
「そして、今回の件で敵も彼の能力を知ることとなったはずです。もっとも憂慮すべきことは、彼を無為に放逐することで、万が一でも彼が敵の手に渡ってしまうことです。もしもそうなろうものならば、わが軍は大きなしっぺ返しをくらうことになりましょう」
軍務大臣は何も答えなかった。軍の最終的な人事権は彼にあるのだが、その場にいなかったのに一候補生の意見だけで決断などできるはずもない。
「彼は誠実な人物です。わが軍に属するなら、わが軍のために尽力してくれるでしょう」
「私も、彼が素晴らしい方であると思っておりますわ。それこそ命がけで私を守ってくださいました」
そう口添えしたのはルスダン王女であった。
「さ、左様でございますか」
姫の言葉によって、軍務大臣はルイザの進言を無視できなくなり考え込んだ。
「では聞こう。彼はそれほどに信頼に足る人物なのかね?」
その問いは彼を知らない者からすれば当然のことだろう。ルイザの答えには自らへの悔恨、そして卓人を信じることができた者たちへの羨望が含まれていた。
「私は、彼のすべてを信じております」
その声は澄みわたるように部屋に響いた。そして、しんと静まり返った。
妙な間ができてしまい、ルイザは少し困惑した。
「彼のすべてを信じる……なかなか言えることじゃないぜ」
「あ、愛の告白なのにゃん……」
「え?」
慌てて周囲を見ると、多くの者が祝福的な眼差しをルイザと卓人に注いでいた。場所が場所だけにさすがに冷やかすような声はなかったが、明らかに皆がそのような目を向けていた。そんな中で、エミリだけが涙目になっていた。
「ちょっと、違う! 違います! そんな意味なわけありません!」
話を聞いていた軍務大臣がにやにやと誰よりもいやらしい笑顔でルイザを見ていた。
「ゆゆゆゆゆゆ、許さん! 許さんぞ、ルイザ! そそそ、そんなどこの馬の骨ともわからんような男となんぞ、ぜぜぜぜ、絶対に許さんからな!」
激怒したのは父親であるアフレディアニ伯だった。
「おおおお、お父様! 違います! ごごご、誤解です!」
部屋は先ほどの重苦しい雰囲気は消え、喜劇のような空気に包まれた。
「ちょっと待った!」
ざわめきを制したのは、とんがり帽子の魔法学校の校長であった。
「ナナリのタクトさんは、わがヴァザリア魔法研究所付設魔法学校の助手として迎え入れたいと考えていたところでございます」
驚いたのは卓人とエミリだった。
「ナナリのタクトさんは先日の本校入学試験で保護者としてこられたとき、卓越した研究者としての素養を見せていただき、軍籍を失ったのであれば彼を助手にしてほしいと本校の教授が申しており、アイアの兵学校にその旨を手紙で送ったばかりでした。まさか今日、こんなところでお会いできるとは思っておりませんでしたが」
ルイザは卓人を見た。どうやら心当たりがあるらしい。
「妹さんも本校の入試に合格されましたし、お兄さんが働いてくださるなら学費の面でも一切問題はなくなります。まだ本人からの確認はとれておりませんが、本校としてはそれを既定路線として新年度を迎える予定でしたので、ナナリのタクトさんが軍に復帰されるというのは少々不都合がございます」
面白くなかったのはルイザだった。
先ほどの軍務大臣への進言がまるで道化のようではないか。しかも、その後にとんでもない恥をかいたのに。
ルイザは思わず魔法学校の校長をにらんだ。
しかしマリアも受けて立つかのようにどっしりと構えていた。
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