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魂の錬成について
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昨日の雨はまだ地面を濡らしていたが、潤いのあるさわやかな日差しが降り注いでいた。 今日も敵国の攻撃の気配がないので、参戦希望でない予科生は今後起こりうる戦闘に備えての防護柵の設営に駆り出されていた。
この時間は参戦希望者にとっては自由時間となる。優雅な休み時間とすることも可能だが、命を懸けた戦闘に臨もうというのにのんびりできる予科生などほとんどいない。むしろこのような自由な時間こそが己を見つめ、研鑽を重ねる絶好の機会となる。ルイザは親友のベラを伴って図書館へ向かっていた。
黄色と灰色を帯びた穏やかな陽光の差し込む廊下を、かつんかつんと冷たさを含んだ二人の足音が心地よく響く。
「水の魔法?」
「ええ、やっぱりあの魔法を高度なレベルで身につけないと勝てないわ」
「回復魔法って水の魔法なのに、なんで回復魔法ができてもそのほかの水の魔法って難しいんだろうね」
「根本的な理解の仕方が違うんでしょうね。火や風の魔法とは全く違う捉え方をしないとできるようにならないと思うの」
「でもさ、今のところルイザが幹部候補としては一位だと思うよ。ライバル視してたタクトは魔法使えなくなったから多分、幹部候補生として外されちゃってるよ。あんまり焦らなくてもいいんじゃない?」
「あんなのライバルじゃない」
ルイザの口調はともすれば冷たく威圧的に捉えられかねない。それは一部の予科生を遠ざけた。ベラはそんなのお構いなしでいつもにこにこと受け答えしてくれる。だから親友とも呼べる仲になった。
「そんなことよりさ、ルイザもお化粧とかに興味もったりしないの?」
軍では風紀を乱さない程度であれば化粧はとくに咎められない。ベラなんか休日にはよくおめかしして街へ出かけている。そういう女子は多い。
「興味ないわね」
さらっとした答えからすると、本当に興味ないみたいだ。
「もう。そんなんじゃルイザ、男の子になっちゃうよ!」
「違うわ、私は何もしなくても美しいの。化粧は女として負けを認めたようなものね」
それを言ったら化粧を楽しんでいる女の子が不愉快に思うだろうに、悪びれるでもなく断言するところはいかにもルイザらしかった。
「あはは、そうだね!」
図書館には高さ六メートルほどの本棚が並び、読まれる頻度の高い本が手に届く位置へ、そうでないものは上の方へやられる傾向にある。それは上にある本ほど難解であるということでもあり、自身の革新を求めるほど上の本を選ぶといわれる。そしてルイザは移動式の階段を使って自らの求めるものを丹念に吟味した。
――あのタクトはどのようにして水の魔法を身につけたのだろうか。
ここで敢えて述べておくならば、魔法の系統分類は完全ではない。例えば冷却の魔法、氷の魔法は一般的には水の系統に属すると信じられてきたが、先日卓人が試みで水の技量でなく氷らせてしまったように、一概に説明できない場合もある。回復の魔法が水の系統であるという明確な根拠が示されたことはないが、誰もがそうだと信じ込んでいる。これらが新しい魔法を身に着ける上で少なからず混乱をもたらし、回復魔法はできても水の魔法ができないという予科生が極めて多い。
そんな中、ルイザはある古めかしい本を見つけた。
それはどちらかといえば薄い本で、表紙もハードカバーでなく安っぽい装丁だ。とても普通では目につかないような奥まった位置にあったのだが、なぜか気になった。運命ともいうべき導きが出会わせたようにも思えた。
『魂の変成について』
不思議なタイトルだと思った。ぱらりぱらりとページをめくると、いかにも難しそうな文が読む気を萎えさせる。
裏表紙裏に挟まれた貸出カードがそっと顔をのぞかせるのをルイザは何気なく見た。そこには同じ人が何度も借りた様子が記録されていた。昨年の三月から十四回連続、貸出期間が二週間だから、およそ半年にわたって読み続けたということである。この難解な本を根気よく理解に努めた証である。
誰がそこまで熱心に読んだのか、名前を確かめてみてルイザは驚いた。
その借主は、タクトであった。
あのバカはこれを読んで水の魔法やら強力なものを身につけたのだろうか?
そう思うとルイザは矢も楯もたまらず、一心に読みふけっていた。
「ルイザ、いい本があったんだね」
階段に座って読み続けているとベラが声をかけてきた。
「もう一時間もずっと読み続けてるけど」
「え?」
あまりに抽象的で、難解で詩的な文章を行ったりきたりしてもちっとも理解できなかったが、負けたくない一心でいつのまにか没頭していた。
『それを認めよ。
認めるとは、虚ろなるやも知れぬが、虚は虚をもって実となす。
魂は虚であれど、実との間をさまよう。
質料は現れる。
認めぬものは、実たりえぬ』
彼女にはこの一節が印象的だった。
古来より魔法や錬金術の秘伝がこのような形で、ほとんど暗号のような状態で伝えられてきたことは知っている。わかる者にだけわかるようにすることで、秘密を守っているのだ。学術的に体系化されたのは百年ほど前に過ぎない。ならば、筆者は何を意図して出版したのかがわからない。本にするということは公に伝えるということであり、秘伝ではないからだ。ただ、読んでいて感じたのは、これは水や土の魔法について書かれたのではなく、もっと霊的な何かを書こうとしているのだと思った。『魂の変成について』というタイトルからそう判断すべきだったのかもしれない。もしかすると、この前タクトが言っていた「召喚の魔法」とか、そういったことが書かれているのだろうか。
「なんだ、水の魔法じゃなかったのか。でもずいぶん熱心に読んでたじゃない」
「ちょっと内容が難しすぎて……むしろね」
「へえ、ちょっと見せて…………うわー、よくこんなのあれだけの間読めたね」
ベラも即座に渋い顔になった。ふと裏表紙裏の貸出カードに気づくと、それを見てにたにたと笑みを浮かべた。
「そっかー、ライバルじゃないとか言ってたくせにねー」
「は?」
「ルイザが借りないなら私が借りちゃお!」
ベラのこういうところは、どうもルイザには理解しがたいところがある。
「あれー、タクトだー」
図書館を出ると、偶然卓人に出会う。
「何?」
「見てみてー。もしかしたらこれがタクトの探してた本かもしれないよ!」
「そ、そうなの?」
ベラの積極性におどおどしている卓人の姿が、ルイザの目には気持ち悪かった。
「これね、ルイザがあなたのために探してくれたんだよー」
「は?」
そんな解釈をされるとは思ってもみなかった。
「なんかすごく難しそうだけどさ、『召喚の魔法』についてわかりそうな感じじゃない?」
「そうなのかな」
はっと必死になって読み始めた。
「何かよくわかんないけど、もしかしたらそうなのかもしれない」
「でしょ? これってルイザのおかげだね!」
卓人がこっちを見てきた。その妙にマヌケな笑顔が無性に癇に障り、相手が「ありがとう」と言ってしまうより先にその拳を顔面にめり込ませていた。
「私があんたのために探すわけなんかないでしょ!」
怒って彼女は去って行った。
「な、なんで?」
「ああ……かわいそうなタクト」
被害者卓人をなぐさめるべくベラは頭をなでてくれたのだが、なぜか嬉しそうだった。
この時間は参戦希望者にとっては自由時間となる。優雅な休み時間とすることも可能だが、命を懸けた戦闘に臨もうというのにのんびりできる予科生などほとんどいない。むしろこのような自由な時間こそが己を見つめ、研鑽を重ねる絶好の機会となる。ルイザは親友のベラを伴って図書館へ向かっていた。
黄色と灰色を帯びた穏やかな陽光の差し込む廊下を、かつんかつんと冷たさを含んだ二人の足音が心地よく響く。
「水の魔法?」
「ええ、やっぱりあの魔法を高度なレベルで身につけないと勝てないわ」
「回復魔法って水の魔法なのに、なんで回復魔法ができてもそのほかの水の魔法って難しいんだろうね」
「根本的な理解の仕方が違うんでしょうね。火や風の魔法とは全く違う捉え方をしないとできるようにならないと思うの」
「でもさ、今のところルイザが幹部候補としては一位だと思うよ。ライバル視してたタクトは魔法使えなくなったから多分、幹部候補生として外されちゃってるよ。あんまり焦らなくてもいいんじゃない?」
「あんなのライバルじゃない」
ルイザの口調はともすれば冷たく威圧的に捉えられかねない。それは一部の予科生を遠ざけた。ベラはそんなのお構いなしでいつもにこにこと受け答えしてくれる。だから親友とも呼べる仲になった。
「そんなことよりさ、ルイザもお化粧とかに興味もったりしないの?」
軍では風紀を乱さない程度であれば化粧はとくに咎められない。ベラなんか休日にはよくおめかしして街へ出かけている。そういう女子は多い。
「興味ないわね」
さらっとした答えからすると、本当に興味ないみたいだ。
「もう。そんなんじゃルイザ、男の子になっちゃうよ!」
「違うわ、私は何もしなくても美しいの。化粧は女として負けを認めたようなものね」
それを言ったら化粧を楽しんでいる女の子が不愉快に思うだろうに、悪びれるでもなく断言するところはいかにもルイザらしかった。
「あはは、そうだね!」
図書館には高さ六メートルほどの本棚が並び、読まれる頻度の高い本が手に届く位置へ、そうでないものは上の方へやられる傾向にある。それは上にある本ほど難解であるということでもあり、自身の革新を求めるほど上の本を選ぶといわれる。そしてルイザは移動式の階段を使って自らの求めるものを丹念に吟味した。
――あのタクトはどのようにして水の魔法を身につけたのだろうか。
ここで敢えて述べておくならば、魔法の系統分類は完全ではない。例えば冷却の魔法、氷の魔法は一般的には水の系統に属すると信じられてきたが、先日卓人が試みで水の技量でなく氷らせてしまったように、一概に説明できない場合もある。回復の魔法が水の系統であるという明確な根拠が示されたことはないが、誰もがそうだと信じ込んでいる。これらが新しい魔法を身に着ける上で少なからず混乱をもたらし、回復魔法はできても水の魔法ができないという予科生が極めて多い。
そんな中、ルイザはある古めかしい本を見つけた。
それはどちらかといえば薄い本で、表紙もハードカバーでなく安っぽい装丁だ。とても普通では目につかないような奥まった位置にあったのだが、なぜか気になった。運命ともいうべき導きが出会わせたようにも思えた。
『魂の変成について』
不思議なタイトルだと思った。ぱらりぱらりとページをめくると、いかにも難しそうな文が読む気を萎えさせる。
裏表紙裏に挟まれた貸出カードがそっと顔をのぞかせるのをルイザは何気なく見た。そこには同じ人が何度も借りた様子が記録されていた。昨年の三月から十四回連続、貸出期間が二週間だから、およそ半年にわたって読み続けたということである。この難解な本を根気よく理解に努めた証である。
誰がそこまで熱心に読んだのか、名前を確かめてみてルイザは驚いた。
その借主は、タクトであった。
あのバカはこれを読んで水の魔法やら強力なものを身につけたのだろうか?
そう思うとルイザは矢も楯もたまらず、一心に読みふけっていた。
「ルイザ、いい本があったんだね」
階段に座って読み続けているとベラが声をかけてきた。
「もう一時間もずっと読み続けてるけど」
「え?」
あまりに抽象的で、難解で詩的な文章を行ったりきたりしてもちっとも理解できなかったが、負けたくない一心でいつのまにか没頭していた。
『それを認めよ。
認めるとは、虚ろなるやも知れぬが、虚は虚をもって実となす。
魂は虚であれど、実との間をさまよう。
質料は現れる。
認めぬものは、実たりえぬ』
彼女にはこの一節が印象的だった。
古来より魔法や錬金術の秘伝がこのような形で、ほとんど暗号のような状態で伝えられてきたことは知っている。わかる者にだけわかるようにすることで、秘密を守っているのだ。学術的に体系化されたのは百年ほど前に過ぎない。ならば、筆者は何を意図して出版したのかがわからない。本にするということは公に伝えるということであり、秘伝ではないからだ。ただ、読んでいて感じたのは、これは水や土の魔法について書かれたのではなく、もっと霊的な何かを書こうとしているのだと思った。『魂の変成について』というタイトルからそう判断すべきだったのかもしれない。もしかすると、この前タクトが言っていた「召喚の魔法」とか、そういったことが書かれているのだろうか。
「なんだ、水の魔法じゃなかったのか。でもずいぶん熱心に読んでたじゃない」
「ちょっと内容が難しすぎて……むしろね」
「へえ、ちょっと見せて…………うわー、よくこんなのあれだけの間読めたね」
ベラも即座に渋い顔になった。ふと裏表紙裏の貸出カードに気づくと、それを見てにたにたと笑みを浮かべた。
「そっかー、ライバルじゃないとか言ってたくせにねー」
「は?」
「ルイザが借りないなら私が借りちゃお!」
ベラのこういうところは、どうもルイザには理解しがたいところがある。
「あれー、タクトだー」
図書館を出ると、偶然卓人に出会う。
「何?」
「見てみてー。もしかしたらこれがタクトの探してた本かもしれないよ!」
「そ、そうなの?」
ベラの積極性におどおどしている卓人の姿が、ルイザの目には気持ち悪かった。
「これね、ルイザがあなたのために探してくれたんだよー」
「は?」
そんな解釈をされるとは思ってもみなかった。
「なんかすごく難しそうだけどさ、『召喚の魔法』についてわかりそうな感じじゃない?」
「そうなのかな」
はっと必死になって読み始めた。
「何かよくわかんないけど、もしかしたらそうなのかもしれない」
「でしょ? これってルイザのおかげだね!」
卓人がこっちを見てきた。その妙にマヌケな笑顔が無性に癇に障り、相手が「ありがとう」と言ってしまうより先にその拳を顔面にめり込ませていた。
「私があんたのために探すわけなんかないでしょ!」
怒って彼女は去って行った。
「な、なんで?」
「ああ……かわいそうなタクト」
被害者卓人をなぐさめるべくベラは頭をなでてくれたのだが、なぜか嬉しそうだった。
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