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バースデイ イベント
Happy Birthdayイースト! その3
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そろそろアレができる時間か。
「イースト、そろそろ」
「嗚呼。会計は、、、」
、、、イースト、今日が何の日か忘れているようだな。
「イースト、会計は済んでいるぞ。」
「さぁ行こう。アイツらが待ってる。」
驚いていたイーストだが、すぐに調子を取り戻したようだ。
「そうだな。今頃喧嘩をしているかもしれん」
そういうイーストだが、少し笑っているのを俺は知っている。
、、、こんな日常が続く世界を、取り戻さなければ。
「それなら大丈夫だ。サウスが居る。」
「そうだな、アイツなら大丈夫だ。」
◇◆◇◆
俺とイーストは宿屋に着いた。
宿屋にはあらかじめ言っており、この日のために宿屋の一室を貸し切りにしてもらった。
その部屋ではウェストたちがイーストを祝うためのデコレーションをしている。
サプライズのスケジュールはこうだ。
1,俺が部屋のドアを1・2・1のリズムで叩く。
2,中にいるウェストたちがクラッカーを持つ
3,イーストがドアを開け、俺達が祝う。
こんな感じだ。
「ここが今日の食事をする場所かい?」
「いつもより豪華そうなドアなんだが」
「安心してくれ。料金はいつも通りだ。」
「それなら良かった。」
そういってイーストがドアを開けそうになった。
まずい!
「イースト、中に俺達以外のやつがいるかも知れねぇ。」
「一応ノックをしないと失礼だろ?」
「俺がしておく。」
そう足早に言って俺は合図の1・2・1のリズムでノックした。
一方ウェスト達はというと、、、
「まずい!ノースたちが帰ってきちまった!?」
「ウェスト!!そのクラッカーは辞めておきなさい!」
「ドアノブが動きますよ皆さん!」
「「「「は、ハッピーバースデー!イースト!」」」」
「!!そうか、今日は私の誕生日だったか、忘れていた。」
「しかし、、、こう仲間に祝われるのが嬉しいものだとは、、、知らなかった。」
「ありがとう。みんな。今日はとても記憶に残る日になりそうだ!!」
「これは私から。貴方は選択を急ぐ癖がある。これを握って少しは考える余裕を待ちなさい。」
「これは、、、ネックレスか?、、、ありがとうサウス。」
「俺らからはこれだ!」
「以前、イーストさんが探しておられたものですが、、、もう持ってました?」
「いや、これ程いい状態の魔術書、私にはもったいないくらいだ。感謝するよ。」
俺も渡さないとな。
「イースト、これ」
「これは、蠍のタリスマンか。」
「私の誕生星座でもある。ありがとうノース!」
◇◆◇◆
こんな日もあったな。
薄れゆく意識の中で、魔術師は一人、仲間たちからもらったものを思い浮かべ、
美しい絆の日々が戻ることを祈っていた。
イーストHappy Birthday! 10/28
「イースト、そろそろ」
「嗚呼。会計は、、、」
、、、イースト、今日が何の日か忘れているようだな。
「イースト、会計は済んでいるぞ。」
「さぁ行こう。アイツらが待ってる。」
驚いていたイーストだが、すぐに調子を取り戻したようだ。
「そうだな。今頃喧嘩をしているかもしれん」
そういうイーストだが、少し笑っているのを俺は知っている。
、、、こんな日常が続く世界を、取り戻さなければ。
「それなら大丈夫だ。サウスが居る。」
「そうだな、アイツなら大丈夫だ。」
◇◆◇◆
俺とイーストは宿屋に着いた。
宿屋にはあらかじめ言っており、この日のために宿屋の一室を貸し切りにしてもらった。
その部屋ではウェストたちがイーストを祝うためのデコレーションをしている。
サプライズのスケジュールはこうだ。
1,俺が部屋のドアを1・2・1のリズムで叩く。
2,中にいるウェストたちがクラッカーを持つ
3,イーストがドアを開け、俺達が祝う。
こんな感じだ。
「ここが今日の食事をする場所かい?」
「いつもより豪華そうなドアなんだが」
「安心してくれ。料金はいつも通りだ。」
「それなら良かった。」
そういってイーストがドアを開けそうになった。
まずい!
「イースト、中に俺達以外のやつがいるかも知れねぇ。」
「一応ノックをしないと失礼だろ?」
「俺がしておく。」
そう足早に言って俺は合図の1・2・1のリズムでノックした。
一方ウェスト達はというと、、、
「まずい!ノースたちが帰ってきちまった!?」
「ウェスト!!そのクラッカーは辞めておきなさい!」
「ドアノブが動きますよ皆さん!」
「「「「は、ハッピーバースデー!イースト!」」」」
「!!そうか、今日は私の誕生日だったか、忘れていた。」
「しかし、、、こう仲間に祝われるのが嬉しいものだとは、、、知らなかった。」
「ありがとう。みんな。今日はとても記憶に残る日になりそうだ!!」
「これは私から。貴方は選択を急ぐ癖がある。これを握って少しは考える余裕を待ちなさい。」
「これは、、、ネックレスか?、、、ありがとうサウス。」
「俺らからはこれだ!」
「以前、イーストさんが探しておられたものですが、、、もう持ってました?」
「いや、これ程いい状態の魔術書、私にはもったいないくらいだ。感謝するよ。」
俺も渡さないとな。
「イースト、これ」
「これは、蠍のタリスマンか。」
「私の誕生星座でもある。ありがとうノース!」
◇◆◇◆
こんな日もあったな。
薄れゆく意識の中で、魔術師は一人、仲間たちからもらったものを思い浮かべ、
美しい絆の日々が戻ることを祈っていた。
イーストHappy Birthday! 10/28
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