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天使救出編
危機一髪
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先程の攻撃をしてきたオークキングだが、さっき投げた巨木のような武器は今すぐに調達出来るものでもないだろうし、それにこっちが何もせず向こうの準備を許すはずない。
今は武器を消費してしまい手持ち無沙汰のようで、周りをキョロキョロ見回して武器になりそうなものを探し、と思えば無造作に近くの魔物を掴んで――
「え!?嘘でしょ!?」
「なんだと……!」
「おい!マジか!」
俺とルーヴァさん、それと他の冒険者の人の声が被った。
それもそのはず、オークキングが近くにいた魔物を鷲掴みにし、それをそのままこちらに投げてきたのだ。
ウッソだろお前。
「やばい!【氷の砲弾】!」
撃ち出された氷の魔法が投擲された魔物にぶつかり相殺……ではなく、一部貫通しながら魔物の速度を殺す。
そして体を貫かれ息絶えた魔物はそのまま魔物の群れの中へ墜落していく。
うわグロい。
この魔法は、生き物に使うの結構危険だな。
使い所は間違えないようにしないと……。
こんなの人に向かって撃ったら色々ヤバいな。
なんて考えている暇はなかった。
魔物が地面に落ちるのを待たず、オークキングが次々と魔物をこちらに投げ始めたのだ。
「撃墜しろッ!!」
そんな悲鳴ともとれる掛け声で、投擲される魔物に対しての攻撃が即座に開始された。
数日間一緒に戦ったメンバーだからこそか、連携はスムーズに行われ、複数のグループに分かれつつ魔物を撃墜していく。
しかし数が多いのもあるが魔物はそれぞれ結構な大きさなので、矢とかの遠距離武器や生半可な威力の魔法では魔物を撃墜するに至らない。
ルーヴァさんが使う雷魔法などもそれに当たる。
感電させたりして殺す事は出来るんだけど、文字通り死んでも止まらないから効果が薄い。
一人一人の威力が低くても攻撃を集中させれば確実に撃墜出来る事は出来る……のだろうけど、なにせ投げられる魔物が多い。
オークキングが両手を使って投げてくるのだから当然だ。
しかもオークキングのスキル【ぶん投げ】のせいで投擲に補正がかかり、撃墜が更に困難に。
「【水の槍】!」
俺は魔法を変更し、複数本の水の槍を撃ち出す。
水で出来た槍は、魔物に当たると鈍い音を立てて消失した。
しかし、それを受けた魔物は当たった衝撃によって速度を殺され、そのまま落ちていく。
他の槍も同じように魔物を撃墜し、その結果を見届けた俺はどんどんと槍を生成する。
投げられた魔物は、時に町に入ってしまう軌道を持つものがいるので、それを賢者先生に報告してもらいつつ、迎撃を続けた。
撃墜が安定していき、時たまだけど牽制のためにオークキングに攻撃する余裕すら出てきている。
周りの冒険者達も対処を変え、撃墜可能な攻撃にシフトしたりしている。
これなら余程の事がなければ魔物が町に入る事はないだろうな。
なんて考えていたのだが……オークキングに集中するあまり、俺はすっかり忘れていたのだ。
もう一体の存在に。
「ガアァァァァアッッ!!!!」
耳をつんざく声が周囲に響き渡る。
声がした方へ目を動かし、驚いた。
ジャイアントオーガが門のすぐ側まで迫っていたのだ。
すぐさまそちら側を支援しようとしたのだが、急にこちらに飛んでくる魔物の数が増えたせいでその対応に追われることに。
なんで!?オークキング増えた!?
《他の冒険者の撃墜数が低下したためです》
賢者先生が答えてくれたけど、どういう事?
そう思って周りを確認すると多くの冒険者が顔を真っ青にさせて立ちすくんでいるのが見えた。
え?攻撃しろよ!ジャイアントオーガにビックリしてる場合ちゃうねんぞ!!
忙し過ぎてエセ関西弁まで出てきてるんだからはよ動かんかい!
《スキル【咆哮】の効果により、周囲の精神抵抗力の低い生物は恐怖効果を受けています》
え!?マジか!
俺は耐性があるから恐怖は無効化出来るけど、受けると動けなくなるのか……初めて効果を見たけどヤバいな。
ていうかつまり効果が切れるまでこっちの負担が増える!
ただ、周りの魔物も【咆哮】の影響を受けてるらしく、ほとんど動けなくなってるのは不幸中の幸いだと言える。
「くそ……ッ!」
それに全冒険者が動けなくなってる訳じゃない。
近くにいるルーヴァさんも含め、何人かの冒険者はそのまま攻撃を続けている。
だがやはり撃墜出来る数は目に見えて減ってしまった。
なので、俺が負担を肩代わりしてる状態だが流石にこのままだと魔力が足りなくなる。
「グガアァアッ!!」
その声と共に、硬い物が壊れるような大きな音がした。
そちらに目をやるとジャイアントオーガが土壁を破壊し、そのまま門に迫って来ているのが見えた。
素手であの硬そうな土壁を壊せるとかアカンやつや。
だが、そんなヤツに挑む者が一人。
あ、俺じゃないよ?
「うおぉぉぉッ!!」
カジェフさんだ。
他の冒険者が動けない中、ジャイアントオーガに向かって走り剣を振りかざす。
そして一閃。
硬いもの同士がぶつかり合う高い音を響かせて剣と腕が交差する。
膠着は一瞬、力で押し負けたカジェフさんが弾き飛ばされる。
そこに剛腕が振り下ろされ――しかし雷撃が一瞬だけジャイアントオーガの身体を硬直させ、氷の柱がカジェフさんを庇うように突立つ。
間髪入れずに氷の柱が砕かれ、腕が伸びる――が、カジェフさんは既に居ない。
「ふッ!!」
鋭い呼吸音と共にジャイアントオーガの死角からカジェフさんが飛び出し首に向かって剣を振り抜く。
全力を込めた一撃は相手の回避を許さず、首に吸い込まれるように走り――
ガギンッという鈍い音と共に止められた。
「……くッ!?」
首に食い込んだ剣は半ばから折れ、致命傷を与えられない。
剣が折れた衝撃でバランスを崩したカジェフさんは、流石といえる身のこなしで立て直すが、腕が振るわれる方が早かった。
ジャイアントオーガの腕がカジェフさんの体を殴りつけ、カジェフさんの体は軽く吹き飛び、そのまま町の壁に激突する。
しかしそれだけで終わらず、ジャイアントオーガは壁にもたれ掛かるカジェフさんに突進していく。
「リーダー!!」
ルーヴァさんの悲鳴のような叫び声が響く中、ジャイアントオーガがカジェフさんに迫り――
白銀色の風に、木の葉のように吹き飛ばされた。
地面に倒れ込んだジャイアントオーガ、その巨体の上に堂々と鎮座するのは白銀の狼。
ジャイアントオーガに負けず劣らずの体躯は神秘さすら感じさせる輝く毛並みを靡かせる。
赤い瞳は大いなる知性を感じさせ、その存在を更に際立たせていた。
そして白銀の狼はおもむろに大きな口を空に向け、そして咆哮が放たれる。
「アオーーーーン!!!『タイミングバッチリだな!!!ユウトよ!』」
………。
ドヤ顔をするアルバに言いたい。
めっちゃナイスタイミング!!!
――――――――――――――――
こんにちはアオネコさんです。
【こんな異世界望んでません!】が六周年を迎えました!
ありがとうございます!
何回も言っていると思いますが、更新が中々出来ず申し訳ありません。
ですが!地道に執筆中ですのでこれからも少しずつ更新していく予定です!
ので!
これからもよろしくお願いします!
今は武器を消費してしまい手持ち無沙汰のようで、周りをキョロキョロ見回して武器になりそうなものを探し、と思えば無造作に近くの魔物を掴んで――
「え!?嘘でしょ!?」
「なんだと……!」
「おい!マジか!」
俺とルーヴァさん、それと他の冒険者の人の声が被った。
それもそのはず、オークキングが近くにいた魔物を鷲掴みにし、それをそのままこちらに投げてきたのだ。
ウッソだろお前。
「やばい!【氷の砲弾】!」
撃ち出された氷の魔法が投擲された魔物にぶつかり相殺……ではなく、一部貫通しながら魔物の速度を殺す。
そして体を貫かれ息絶えた魔物はそのまま魔物の群れの中へ墜落していく。
うわグロい。
この魔法は、生き物に使うの結構危険だな。
使い所は間違えないようにしないと……。
こんなの人に向かって撃ったら色々ヤバいな。
なんて考えている暇はなかった。
魔物が地面に落ちるのを待たず、オークキングが次々と魔物をこちらに投げ始めたのだ。
「撃墜しろッ!!」
そんな悲鳴ともとれる掛け声で、投擲される魔物に対しての攻撃が即座に開始された。
数日間一緒に戦ったメンバーだからこそか、連携はスムーズに行われ、複数のグループに分かれつつ魔物を撃墜していく。
しかし数が多いのもあるが魔物はそれぞれ結構な大きさなので、矢とかの遠距離武器や生半可な威力の魔法では魔物を撃墜するに至らない。
ルーヴァさんが使う雷魔法などもそれに当たる。
感電させたりして殺す事は出来るんだけど、文字通り死んでも止まらないから効果が薄い。
一人一人の威力が低くても攻撃を集中させれば確実に撃墜出来る事は出来る……のだろうけど、なにせ投げられる魔物が多い。
オークキングが両手を使って投げてくるのだから当然だ。
しかもオークキングのスキル【ぶん投げ】のせいで投擲に補正がかかり、撃墜が更に困難に。
「【水の槍】!」
俺は魔法を変更し、複数本の水の槍を撃ち出す。
水で出来た槍は、魔物に当たると鈍い音を立てて消失した。
しかし、それを受けた魔物は当たった衝撃によって速度を殺され、そのまま落ちていく。
他の槍も同じように魔物を撃墜し、その結果を見届けた俺はどんどんと槍を生成する。
投げられた魔物は、時に町に入ってしまう軌道を持つものがいるので、それを賢者先生に報告してもらいつつ、迎撃を続けた。
撃墜が安定していき、時たまだけど牽制のためにオークキングに攻撃する余裕すら出てきている。
周りの冒険者達も対処を変え、撃墜可能な攻撃にシフトしたりしている。
これなら余程の事がなければ魔物が町に入る事はないだろうな。
なんて考えていたのだが……オークキングに集中するあまり、俺はすっかり忘れていたのだ。
もう一体の存在に。
「ガアァァァァアッッ!!!!」
耳をつんざく声が周囲に響き渡る。
声がした方へ目を動かし、驚いた。
ジャイアントオーガが門のすぐ側まで迫っていたのだ。
すぐさまそちら側を支援しようとしたのだが、急にこちらに飛んでくる魔物の数が増えたせいでその対応に追われることに。
なんで!?オークキング増えた!?
《他の冒険者の撃墜数が低下したためです》
賢者先生が答えてくれたけど、どういう事?
そう思って周りを確認すると多くの冒険者が顔を真っ青にさせて立ちすくんでいるのが見えた。
え?攻撃しろよ!ジャイアントオーガにビックリしてる場合ちゃうねんぞ!!
忙し過ぎてエセ関西弁まで出てきてるんだからはよ動かんかい!
《スキル【咆哮】の効果により、周囲の精神抵抗力の低い生物は恐怖効果を受けています》
え!?マジか!
俺は耐性があるから恐怖は無効化出来るけど、受けると動けなくなるのか……初めて効果を見たけどヤバいな。
ていうかつまり効果が切れるまでこっちの負担が増える!
ただ、周りの魔物も【咆哮】の影響を受けてるらしく、ほとんど動けなくなってるのは不幸中の幸いだと言える。
「くそ……ッ!」
それに全冒険者が動けなくなってる訳じゃない。
近くにいるルーヴァさんも含め、何人かの冒険者はそのまま攻撃を続けている。
だがやはり撃墜出来る数は目に見えて減ってしまった。
なので、俺が負担を肩代わりしてる状態だが流石にこのままだと魔力が足りなくなる。
「グガアァアッ!!」
その声と共に、硬い物が壊れるような大きな音がした。
そちらに目をやるとジャイアントオーガが土壁を破壊し、そのまま門に迫って来ているのが見えた。
素手であの硬そうな土壁を壊せるとかアカンやつや。
だが、そんなヤツに挑む者が一人。
あ、俺じゃないよ?
「うおぉぉぉッ!!」
カジェフさんだ。
他の冒険者が動けない中、ジャイアントオーガに向かって走り剣を振りかざす。
そして一閃。
硬いもの同士がぶつかり合う高い音を響かせて剣と腕が交差する。
膠着は一瞬、力で押し負けたカジェフさんが弾き飛ばされる。
そこに剛腕が振り下ろされ――しかし雷撃が一瞬だけジャイアントオーガの身体を硬直させ、氷の柱がカジェフさんを庇うように突立つ。
間髪入れずに氷の柱が砕かれ、腕が伸びる――が、カジェフさんは既に居ない。
「ふッ!!」
鋭い呼吸音と共にジャイアントオーガの死角からカジェフさんが飛び出し首に向かって剣を振り抜く。
全力を込めた一撃は相手の回避を許さず、首に吸い込まれるように走り――
ガギンッという鈍い音と共に止められた。
「……くッ!?」
首に食い込んだ剣は半ばから折れ、致命傷を与えられない。
剣が折れた衝撃でバランスを崩したカジェフさんは、流石といえる身のこなしで立て直すが、腕が振るわれる方が早かった。
ジャイアントオーガの腕がカジェフさんの体を殴りつけ、カジェフさんの体は軽く吹き飛び、そのまま町の壁に激突する。
しかしそれだけで終わらず、ジャイアントオーガは壁にもたれ掛かるカジェフさんに突進していく。
「リーダー!!」
ルーヴァさんの悲鳴のような叫び声が響く中、ジャイアントオーガがカジェフさんに迫り――
白銀色の風に、木の葉のように吹き飛ばされた。
地面に倒れ込んだジャイアントオーガ、その巨体の上に堂々と鎮座するのは白銀の狼。
ジャイアントオーガに負けず劣らずの体躯は神秘さすら感じさせる輝く毛並みを靡かせる。
赤い瞳は大いなる知性を感じさせ、その存在を更に際立たせていた。
そして白銀の狼はおもむろに大きな口を空に向け、そして咆哮が放たれる。
「アオーーーーン!!!『タイミングバッチリだな!!!ユウトよ!』」
………。
ドヤ顔をするアルバに言いたい。
めっちゃナイスタイミング!!!
――――――――――――――――
こんにちはアオネコさんです。
【こんな異世界望んでません!】が六周年を迎えました!
ありがとうございます!
何回も言っていると思いますが、更新が中々出来ず申し訳ありません。
ですが!地道に執筆中ですのでこれからも少しずつ更新していく予定です!
ので!
これからもよろしくお願いします!
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