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第3章 魔導帝国ハビリオン編
帰ってきた死闘
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死というものはいつ訪れるかわからない…それは今日なのか…明日なのか…あるいは10年後なのか…誰にもわからない…
しかし俺は知っている…死がいつ訪れるか…それは
今日!!(かも)
というわけで!(どういうわけだ)目の前の怪物から3人を守ろうと俺は決心したんですよ!どうせ逃げようとしても間に合わないだろうし…このまま3人を見捨てるのも嫌だ
賢者先生によると3人を守りながらあの怪物に勝てる確率は0に近いらしい…わはは!もう笑うしかない!
だが!俺は3人を守るのが目的であってあの怪物に勝つつもりなど全く無い!
え?じゃあどうするのかって?ふっふっふ…ここをどこだと思ってるの?訓練棟!そう!ハビリオン学院!そしてこのハビリオン学院の学長!その名はウィアベル!!
つまり四天魔道士であるウィアベルさんが駆けつけるまで耐えればいいってことだ!簡単簡単!ハハハ!
…震えてなんかないよ?
「グガアァァ!!」
「ひっ!」
レッサーベヒモスがこちらに向かって来る…走る事が出来ないのかスピードは遅めだが体が大きいからすぐにこちらに到達するだろう
俺はノルス先生を引っ張って生徒達の方へ動かす
「ぅ…ユ…ユウト君…逃げるんだ…」
ノルス先生は腹から血を流しながら俺に言ってくるが俺の決心は揺るがない
「【祝福の光】」
「!…これは…」
治癒魔法を使って一応生徒2人も含めてノルス先生を回復させる
「ノルス先生はここで2人を守っていてください」
「ユウト君!危険だ!」
ノルス先生は回復の魔法に驚いていたけどすぐに2人の生徒の状態を確認するとそのまま戦いに行こうとするので俺が止める
さっきは偶然ノルス先生がこっちに飛ばされてきたからよかったものの次はわからない…即死かもしれないし俺と距離が離れてしまったら助けられない
《準備は完了しております》
賢者先生の報告を受けて俺は3人に手をかざす
「【守護の光】」
俺がそう言うと3人の周りにゆっくりと彼らを包み込むように半透明の膜が発生する…この結界は光魔法を軸として水魔法と暗黒魔法を掛け合わせた複合結界だ
賢者先生の計算によるとレッサーベヒモスの攻撃を十数回受けても防げるだろうとのことだ…本当に大丈夫かな…まぁそこは信じるしかないけど
「なっ!これは光魔法か?」
この結界にノルス先生は俺の方を驚いたように見てくる…ちょっ…恥ずかしい…って言っとる場合か!
ノルス先生と会話する時間はもう無い…レッサーベヒモスがどんどん近付いてきている…
…攻撃する必要は無い…時間を稼げれば良いんだ…
「【影達の円舞】」
俺が暗黒魔法を発動させるとレッサーベヒモスの周りの地面から数え切れないほどの黒い手が現れ体に巻きついて動きを止める
「グアァァァア!!」
レッサーベヒモスが体に力を入れると影の手は紙のように千切れていく…が地面からは絶え間無く影の手が出てきているのでレッサーベヒモスはその場から動けなくなった
…くぅ…結構今ので魔力が消費された感じがしたけど…ウィアベルさんはまだか!?
《警告…防御してください》
賢者先生がそう警告すると同時に
「グガアァァァァアア!!!!!」
レッサーベヒモスが先程よりも大きな咆哮をあげる…すると地面が揺れ始めた
「くっ!【水纏】!」
守護の光は発動までに少し時間がかかる…なので水纏にしたが…
「…!!」
ゴゴゴゴゴ…ッ!!
「ユウト!!!」
ノルス先生が叫ぶその瞬間強い衝撃が俺を襲い視界が真っ白になった…
…はっ!!…ここは…
俺は目を開けて周りを見ようと…
「うっ!」
ズキズキと体が痛む…俺はうつ伏せに倒れており水纏は消えていて視界や耳もまだ正常ではないようだ
痛みを我慢しながら顔を上げると試合場のほとんどの地面が抉れているのがわかる…今のは…
《固有スキル【大地の怒り】だと思われます》
ま…まじか…威力高すぎだろ…っ!ていうかレッサーベヒモスは!?
俺は慌てて周りを確認すると少し離れたところに…というよりかは俺が吹っ飛んで距離が離れただけでレッサーベヒモスはさっきと同じ場所にいた
「ガァァア」
砂埃が舞う中佇むその姿はまるで山のよう…体に巻きついていた影の手はもうすでに無い…影の手も吹っ飛ばされたようだ
ノルス先生達は…と目を向けると守護の光は健在で3人も怪我をした様子は無い…ふぅ…よかった…
「【自己回復】」
自分に回復魔法をかけると痛みがスッと消えていく…体も動くようになった…よしっ!
俺は立ち上がりレッサーベヒモスを見据える…やるじゃねぇかサイ野郎!オラワクワクすっぞ!
…変なテンションになりながら魔法を構築する(賢者先生が)
「【幻影】」
魔法を使うと俺の姿がボヤけて…そして2人になる…3人になる…
あっという間に10人以上の俺が出来た…ちょっとキモイ…
分身達は一斉にバラバラに走り出す…撹乱作戦!
レッサーベヒモスはその巨体で近くに来た俺(分身)を攻撃するが手応えは無い
その隙に俺は岩陰へ隠れて様子を伺う…今度大地の怒りが来たらすぐに結界を張れるように準備する
「グガアァァ!!」
レッサーベヒモスはイラついたのかドンッドンッと地面を踏み鳴らして俺(分身)達を攻撃する…ふふ…当たらねーよーだ!
そんな事を考えながら賢者先生が構築した魔法の準備をする…暗黒魔法と光魔法を使った封印結界だ…これを使えばレッサーベヒモスを抑えることが出来る
ただ…タイミングが難しい…対象の動きが止まらないと失敗してしまうのだ…そして一度使うと高確率でこちらの居場所がバレる…つまりやばいってことだ
そんなわけで俺は岩陰からタイミングを見計らっていたのだが…
不意にレッサーベヒモスが顔を別方向に向ける…その方向は…
「…っ!やばい…」
俺(分身)達を無視してレッサーベヒモスが視界に捉えたのは守護の光で守られたノルス先生達だった
まさかっ!
俺がそう思うのと同時にレッサーベヒモスがノルス先生達に向かって突進する…まずいまずい!
俺が慌てている間にレッサーベヒモスの頭の角が守護の光へと当たる
ドォンッ!!
重く響く音をたててぶつかり合うが守護の光は健在…しかしレッサーベヒモスは再び角を結界へぶつける…
ドォンッ!!!
このままでは結界が破れてしまうのも時間の問題だ…!ウィアベルさん…!
「くっ!」
俺は岩陰から立ち上がる…もう時間が無い…ウィアベルさんはまだ来ないし…結界はもうすぐ壊れてしまう…そして戦えるのは俺だけ…なら!
体が少し震えているが問題無い…賢者先生には出来る限り攻撃魔法を構築してもらおう…相手は物理には強いみたいだけど魔法に対してはそこまでじゃない…見せてやるよ…チートの力を!!
《準備が完了しました》
賢者先生のその合図と同時に魔法を使用する
「【闇の鎧】」
闇が俺にまとわりつき…あっという間に黒い鎧になる…重さは感じない…そして…続けて魔法を使用すると…俺の周りに元素属性の魔法で構築された玉や槍や刃などが無数に現れる
…さあ…チートの力を見せてやるぜ…!
しかし俺は知っている…死がいつ訪れるか…それは
今日!!(かも)
というわけで!(どういうわけだ)目の前の怪物から3人を守ろうと俺は決心したんですよ!どうせ逃げようとしても間に合わないだろうし…このまま3人を見捨てるのも嫌だ
賢者先生によると3人を守りながらあの怪物に勝てる確率は0に近いらしい…わはは!もう笑うしかない!
だが!俺は3人を守るのが目的であってあの怪物に勝つつもりなど全く無い!
え?じゃあどうするのかって?ふっふっふ…ここをどこだと思ってるの?訓練棟!そう!ハビリオン学院!そしてこのハビリオン学院の学長!その名はウィアベル!!
つまり四天魔道士であるウィアベルさんが駆けつけるまで耐えればいいってことだ!簡単簡単!ハハハ!
…震えてなんかないよ?
「グガアァァ!!」
「ひっ!」
レッサーベヒモスがこちらに向かって来る…走る事が出来ないのかスピードは遅めだが体が大きいからすぐにこちらに到達するだろう
俺はノルス先生を引っ張って生徒達の方へ動かす
「ぅ…ユ…ユウト君…逃げるんだ…」
ノルス先生は腹から血を流しながら俺に言ってくるが俺の決心は揺るがない
「【祝福の光】」
「!…これは…」
治癒魔法を使って一応生徒2人も含めてノルス先生を回復させる
「ノルス先生はここで2人を守っていてください」
「ユウト君!危険だ!」
ノルス先生は回復の魔法に驚いていたけどすぐに2人の生徒の状態を確認するとそのまま戦いに行こうとするので俺が止める
さっきは偶然ノルス先生がこっちに飛ばされてきたからよかったものの次はわからない…即死かもしれないし俺と距離が離れてしまったら助けられない
《準備は完了しております》
賢者先生の報告を受けて俺は3人に手をかざす
「【守護の光】」
俺がそう言うと3人の周りにゆっくりと彼らを包み込むように半透明の膜が発生する…この結界は光魔法を軸として水魔法と暗黒魔法を掛け合わせた複合結界だ
賢者先生の計算によるとレッサーベヒモスの攻撃を十数回受けても防げるだろうとのことだ…本当に大丈夫かな…まぁそこは信じるしかないけど
「なっ!これは光魔法か?」
この結界にノルス先生は俺の方を驚いたように見てくる…ちょっ…恥ずかしい…って言っとる場合か!
ノルス先生と会話する時間はもう無い…レッサーベヒモスがどんどん近付いてきている…
…攻撃する必要は無い…時間を稼げれば良いんだ…
「【影達の円舞】」
俺が暗黒魔法を発動させるとレッサーベヒモスの周りの地面から数え切れないほどの黒い手が現れ体に巻きついて動きを止める
「グアァァァア!!」
レッサーベヒモスが体に力を入れると影の手は紙のように千切れていく…が地面からは絶え間無く影の手が出てきているのでレッサーベヒモスはその場から動けなくなった
…くぅ…結構今ので魔力が消費された感じがしたけど…ウィアベルさんはまだか!?
《警告…防御してください》
賢者先生がそう警告すると同時に
「グガアァァァァアア!!!!!」
レッサーベヒモスが先程よりも大きな咆哮をあげる…すると地面が揺れ始めた
「くっ!【水纏】!」
守護の光は発動までに少し時間がかかる…なので水纏にしたが…
「…!!」
ゴゴゴゴゴ…ッ!!
「ユウト!!!」
ノルス先生が叫ぶその瞬間強い衝撃が俺を襲い視界が真っ白になった…
…はっ!!…ここは…
俺は目を開けて周りを見ようと…
「うっ!」
ズキズキと体が痛む…俺はうつ伏せに倒れており水纏は消えていて視界や耳もまだ正常ではないようだ
痛みを我慢しながら顔を上げると試合場のほとんどの地面が抉れているのがわかる…今のは…
《固有スキル【大地の怒り】だと思われます》
ま…まじか…威力高すぎだろ…っ!ていうかレッサーベヒモスは!?
俺は慌てて周りを確認すると少し離れたところに…というよりかは俺が吹っ飛んで距離が離れただけでレッサーベヒモスはさっきと同じ場所にいた
「ガァァア」
砂埃が舞う中佇むその姿はまるで山のよう…体に巻きついていた影の手はもうすでに無い…影の手も吹っ飛ばされたようだ
ノルス先生達は…と目を向けると守護の光は健在で3人も怪我をした様子は無い…ふぅ…よかった…
「【自己回復】」
自分に回復魔法をかけると痛みがスッと消えていく…体も動くようになった…よしっ!
俺は立ち上がりレッサーベヒモスを見据える…やるじゃねぇかサイ野郎!オラワクワクすっぞ!
…変なテンションになりながら魔法を構築する(賢者先生が)
「【幻影】」
魔法を使うと俺の姿がボヤけて…そして2人になる…3人になる…
あっという間に10人以上の俺が出来た…ちょっとキモイ…
分身達は一斉にバラバラに走り出す…撹乱作戦!
レッサーベヒモスはその巨体で近くに来た俺(分身)を攻撃するが手応えは無い
その隙に俺は岩陰へ隠れて様子を伺う…今度大地の怒りが来たらすぐに結界を張れるように準備する
「グガアァァ!!」
レッサーベヒモスはイラついたのかドンッドンッと地面を踏み鳴らして俺(分身)達を攻撃する…ふふ…当たらねーよーだ!
そんな事を考えながら賢者先生が構築した魔法の準備をする…暗黒魔法と光魔法を使った封印結界だ…これを使えばレッサーベヒモスを抑えることが出来る
ただ…タイミングが難しい…対象の動きが止まらないと失敗してしまうのだ…そして一度使うと高確率でこちらの居場所がバレる…つまりやばいってことだ
そんなわけで俺は岩陰からタイミングを見計らっていたのだが…
不意にレッサーベヒモスが顔を別方向に向ける…その方向は…
「…っ!やばい…」
俺(分身)達を無視してレッサーベヒモスが視界に捉えたのは守護の光で守られたノルス先生達だった
まさかっ!
俺がそう思うのと同時にレッサーベヒモスがノルス先生達に向かって突進する…まずいまずい!
俺が慌てている間にレッサーベヒモスの頭の角が守護の光へと当たる
ドォンッ!!
重く響く音をたててぶつかり合うが守護の光は健在…しかしレッサーベヒモスは再び角を結界へぶつける…
ドォンッ!!!
このままでは結界が破れてしまうのも時間の問題だ…!ウィアベルさん…!
「くっ!」
俺は岩陰から立ち上がる…もう時間が無い…ウィアベルさんはまだ来ないし…結界はもうすぐ壊れてしまう…そして戦えるのは俺だけ…なら!
体が少し震えているが問題無い…賢者先生には出来る限り攻撃魔法を構築してもらおう…相手は物理には強いみたいだけど魔法に対してはそこまでじゃない…見せてやるよ…チートの力を!!
《準備が完了しました》
賢者先生のその合図と同時に魔法を使用する
「【闇の鎧】」
闇が俺にまとわりつき…あっという間に黒い鎧になる…重さは感じない…そして…続けて魔法を使用すると…俺の周りに元素属性の魔法で構築された玉や槍や刃などが無数に現れる
…さあ…チートの力を見せてやるぜ…!
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