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:第2章 「源九郎とフィーナの旅」
・2-7 第89話 「闇のある世界」
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・2-7 第89話 「闇のある世界」
「あきらめてくれたみてぇだな……」
森の中に分け入り、もうほとんど何も見えない暗さの中を手探りで進んだ源九郎は、村人たちが追ってこないことを確認してほっと溜息を吐いていた。
それから彼は背中を木の幹に預け、じっと、目を凝らす。
腕に自信はあったが、このままではあまりにも周囲が暗すぎて視界がまったく利かない。
だからしばらくここで動かずに闇に眼をならすのだ。
日の暮れた森の中は、不気味だった。
たとえ目の前に自身の手をかざしてもほとんどなにも見えないのに、そこには確かに無数の木々が乱立し、枝葉がさわさわと風に揺れ、そして、その中にいくつもの生命が息づいているのが分かるのだ。
なにも見えないのに、かすかに伝わってくる音で、そこに世界が広がっているのが分かる。
それはなんと言おうか、たまらなく孤独で、寂しい心地になる感覚だ。
(やっぱり、日本とは違うな……)
どこになにが潜んでいるのかわからない、そんな不安に耐えながら、源九郎はかつて自分が生きていた世界のことを思い出していた。
日本。━━━令和の、こんな自然のままの森の闇など人々の身の回りにはどこにもない、工業文明が驚異的なほどに発達をした場所。
そこは夜でも明るく、人間たちは様々な道具を使い、便利に、我が物顔で暮らしていた。
田中 賢二という名前のアラフォーのおっさんであった自分もその中にいて、それなりに幸せに生きていたのだ。
そんな日々は、唐突に終わった。
賢二は、自分が親友だと思っていた相手に命を絶たれ、そして、[神]と名乗る存在によってこの世界へと導かれた。
異世界転生、という奴だ。
そうして今、彼が立花 源九郎という名前のサムライとして生きているこの世界、━━━いわゆる[異世界]は、彼がこれまで見知っていた世界とはまるで雰囲気が違う。
工業文明はさほど発達しておらず、人々は自身の肉体と家畜を主要な労働力とし、手作業によって生計を立てている。
当然、電気などはない。せいぜい明かりと言えば蝋燭か、よくて松明だ。
源九郎が賢二として暮らしていた世界では当たり前だった、機械の力で自動化された工場で製品が大量生産される、という光景はどこにもなく、人々は毎日毎日少しずつ作業を続けてやっといくつかの製品を作り出す。
まだ転生してから一か月ほどしか経過していないからはっきりとは断言できないが、おそらく、中世、進んでいて近世、といった程度の時代なのだろう。
そこは闇の多い世界だった。
それは、電気がないから、というだけではない。
産業が未発達なためにあらゆる道具や製品は貴重品で、しかも農業技術の蓄積も少ないからその生産量は限定的。
源九郎が暮らしていた日本では稲作が行われていて、毎年秋になるとたわわに実り、その重みを支えきれずに茎が倒れるほどの収穫があるのだが、この辺りで主に育てられている麦は、せいぜい一粒が五粒になれば良い方で、さらに、想像以上に頻繁に不作が生じる。
気候的な要因や、蝗害など、虫の大量発生に起因するもの。作物に流行る疫病。
虫を簡単に退治でき、病気の発生も抑制できる農薬などはないし、肥料も、家畜の排せつ物などを利用したものが使用されている様子だったが、量が十分ではない。
そして根本的に、品種改良が遅れている。
令和の時代の日本で行われていた稲作というのは、数百年にも渡り育てる稲を厳選し、より病気に強く、よりたくさんの実りをもたらしてくれ、しかも味も良くなるように選抜育種された種類のものであり、だからこそたくさん、それこそ時に生産量を調整して値崩れを防がなければならなくなるほどに収穫できるのだ。
だが、この世界には長い時間をかけて選別されて改良された種などというものはない。
村人たちは多くて五粒が実るという中から、一粒を種として保管し、残りの四粒を領主におさめる税、現金収入を得るための商品、そして自らの食料として利用する。
こんな有様だから、ちょっと不作にでもなればそれだけでも人々の生活は困窮してしまう。
いちいち種を選別していられる余裕などまったくなく、できたものはすべて利用しなければ生きていけないのだ。
そんな世界に暮らしている人々には、常に[影]がよりそっている。
それは、死の気配だ。
ほんの少し、ボタンの掛け違いのようなことが起こってしまえば、それだけで何人もの人々が命を落とす。
この世界に生きている人々にとって、特に、貧しい農民たちにとって、終焉は常に隣にある。
だから村人たちが源九郎に野盗退治を依頼する時は必ずと言っていいほど「全員斬ってくんろ」と求められる。
野盗になるのにだって、様々な理由があるだろう。
中には、隣国を混乱させ、その国力を衰退させるために、工作員として送り込まれてくるような[厄介な相手]というのもいるが、野盗たちの多くは普通の方法では食って行けなくなった者たちで、中には元々はただの村人であった者もたくさんいる。
だが、彼らを生かしたところで、また元のような村人に戻すことはできない。
どこの村も自分たちのことで精いっぱいで、一人か二人ならまだしも何人もの人間を受け入れる余裕などないし、一度野盗に堕ちた者はそこから這い上がることはまず不可能だ。
だから生かしたところでまた別の場所で狼藉を働く。
そのために村人たちは、源九郎に「斬ってくんろ」と依頼するのだ。
ここでは、不要と見なされた存在は容赦なく捨てられる。
生と、死の距離感。
それが、自分が暮らしていた日本とは、決定的に違う。
この一か月の間に、そのことをすっかり思い知らされていた。
「さて、そろそろ行くか」
物思いにふけっている間に、段々と暗闇に目が慣れて来た。
数メートル先の木々の輪郭がなんとか識別できるようになるのを待っていた源九郎はそう呟くと、さらに森の奥深くへと分け入っていった。
「あきらめてくれたみてぇだな……」
森の中に分け入り、もうほとんど何も見えない暗さの中を手探りで進んだ源九郎は、村人たちが追ってこないことを確認してほっと溜息を吐いていた。
それから彼は背中を木の幹に預け、じっと、目を凝らす。
腕に自信はあったが、このままではあまりにも周囲が暗すぎて視界がまったく利かない。
だからしばらくここで動かずに闇に眼をならすのだ。
日の暮れた森の中は、不気味だった。
たとえ目の前に自身の手をかざしてもほとんどなにも見えないのに、そこには確かに無数の木々が乱立し、枝葉がさわさわと風に揺れ、そして、その中にいくつもの生命が息づいているのが分かるのだ。
なにも見えないのに、かすかに伝わってくる音で、そこに世界が広がっているのが分かる。
それはなんと言おうか、たまらなく孤独で、寂しい心地になる感覚だ。
(やっぱり、日本とは違うな……)
どこになにが潜んでいるのかわからない、そんな不安に耐えながら、源九郎はかつて自分が生きていた世界のことを思い出していた。
日本。━━━令和の、こんな自然のままの森の闇など人々の身の回りにはどこにもない、工業文明が驚異的なほどに発達をした場所。
そこは夜でも明るく、人間たちは様々な道具を使い、便利に、我が物顔で暮らしていた。
田中 賢二という名前のアラフォーのおっさんであった自分もその中にいて、それなりに幸せに生きていたのだ。
そんな日々は、唐突に終わった。
賢二は、自分が親友だと思っていた相手に命を絶たれ、そして、[神]と名乗る存在によってこの世界へと導かれた。
異世界転生、という奴だ。
そうして今、彼が立花 源九郎という名前のサムライとして生きているこの世界、━━━いわゆる[異世界]は、彼がこれまで見知っていた世界とはまるで雰囲気が違う。
工業文明はさほど発達しておらず、人々は自身の肉体と家畜を主要な労働力とし、手作業によって生計を立てている。
当然、電気などはない。せいぜい明かりと言えば蝋燭か、よくて松明だ。
源九郎が賢二として暮らしていた世界では当たり前だった、機械の力で自動化された工場で製品が大量生産される、という光景はどこにもなく、人々は毎日毎日少しずつ作業を続けてやっといくつかの製品を作り出す。
まだ転生してから一か月ほどしか経過していないからはっきりとは断言できないが、おそらく、中世、進んでいて近世、といった程度の時代なのだろう。
そこは闇の多い世界だった。
それは、電気がないから、というだけではない。
産業が未発達なためにあらゆる道具や製品は貴重品で、しかも農業技術の蓄積も少ないからその生産量は限定的。
源九郎が暮らしていた日本では稲作が行われていて、毎年秋になるとたわわに実り、その重みを支えきれずに茎が倒れるほどの収穫があるのだが、この辺りで主に育てられている麦は、せいぜい一粒が五粒になれば良い方で、さらに、想像以上に頻繁に不作が生じる。
気候的な要因や、蝗害など、虫の大量発生に起因するもの。作物に流行る疫病。
虫を簡単に退治でき、病気の発生も抑制できる農薬などはないし、肥料も、家畜の排せつ物などを利用したものが使用されている様子だったが、量が十分ではない。
そして根本的に、品種改良が遅れている。
令和の時代の日本で行われていた稲作というのは、数百年にも渡り育てる稲を厳選し、より病気に強く、よりたくさんの実りをもたらしてくれ、しかも味も良くなるように選抜育種された種類のものであり、だからこそたくさん、それこそ時に生産量を調整して値崩れを防がなければならなくなるほどに収穫できるのだ。
だが、この世界には長い時間をかけて選別されて改良された種などというものはない。
村人たちは多くて五粒が実るという中から、一粒を種として保管し、残りの四粒を領主におさめる税、現金収入を得るための商品、そして自らの食料として利用する。
こんな有様だから、ちょっと不作にでもなればそれだけでも人々の生活は困窮してしまう。
いちいち種を選別していられる余裕などまったくなく、できたものはすべて利用しなければ生きていけないのだ。
そんな世界に暮らしている人々には、常に[影]がよりそっている。
それは、死の気配だ。
ほんの少し、ボタンの掛け違いのようなことが起こってしまえば、それだけで何人もの人々が命を落とす。
この世界に生きている人々にとって、特に、貧しい農民たちにとって、終焉は常に隣にある。
だから村人たちが源九郎に野盗退治を依頼する時は必ずと言っていいほど「全員斬ってくんろ」と求められる。
野盗になるのにだって、様々な理由があるだろう。
中には、隣国を混乱させ、その国力を衰退させるために、工作員として送り込まれてくるような[厄介な相手]というのもいるが、野盗たちの多くは普通の方法では食って行けなくなった者たちで、中には元々はただの村人であった者もたくさんいる。
だが、彼らを生かしたところで、また元のような村人に戻すことはできない。
どこの村も自分たちのことで精いっぱいで、一人か二人ならまだしも何人もの人間を受け入れる余裕などないし、一度野盗に堕ちた者はそこから這い上がることはまず不可能だ。
だから生かしたところでまた別の場所で狼藉を働く。
そのために村人たちは、源九郎に「斬ってくんろ」と依頼するのだ。
ここでは、不要と見なされた存在は容赦なく捨てられる。
生と、死の距離感。
それが、自分が暮らしていた日本とは、決定的に違う。
この一か月の間に、そのことをすっかり思い知らされていた。
「さて、そろそろ行くか」
物思いにふけっている間に、段々と暗闇に目が慣れて来た。
数メートル先の木々の輪郭がなんとか識別できるようになるのを待っていた源九郎はそう呟くと、さらに森の奥深くへと分け入っていった。
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