10 / 226
:序章 「交通警備員・田中 賢二」
・0-10 第10話 「賢二と光明」
しおりを挟むそこにいたのは誰あろう山本連邦副捜査官であった。腰痛のために休職しているのだという。
つまるところ、やる気が出ないんですよね。フェイスルックだってつまらないクソキャラですし、何がDA DAだよって感じがします。今時、勧善懲悪ものは受けないんですよね。ただのグシャグシャのストーリーじゃないですか、これ?倉橋くんも鳴りを潜めているし、グイグイ引っ張るものがないんですよ。大体、なんなんですか、あの人間発電所っていうのは?あそこで出す意味があるんですかね?
山本副捜査官は相当溜まっているものがあるようだった。
しばらく山本副捜査官は言葉を発しなかった。
私は思い切って切り出した。
それで腰痛の具合はどうなんですか?
うーん、そうですねー。
回復してきましたけど、今度は目がヤバくて物が二重に見えるんです。
ええっ!それじゃ私が2人に見えてるんですか?
そうです。どちらが本物なのか、わかりません。
転んだんですか?
いいえ、違います。
じゃ、どうして?
休職するって申し出たらリーランド補佐官に殴られたんです。
ええっ!それは酷い!それってパワハラじゃないですか?
そうです。パワハラです。リーランドには他にもいろいろと疑惑があり、疑惑のタマネギっていわれてます。
タマネギ?
あ、いや、訂正します。デパートです。疑惑のデパート。でもむいてもむいても疑惑が出てくるっていう意味ではタマネギと言っても間違いではありませんけどね。すでにその疑惑話は今週発売予定の週刊ビックリコロスに載ってますよ。それ見てください!
あなたがリークしたんですか?
そうです。
つまるところ、やる気が出ないんですよね。フェイスルックだってつまらないクソキャラですし、何がDA DAだよって感じがします。今時、勧善懲悪ものは受けないんですよね。ただのグシャグシャのストーリーじゃないですか、これ?倉橋くんも鳴りを潜めているし、グイグイ引っ張るものがないんですよ。大体、なんなんですか、あの人間発電所っていうのは?あそこで出す意味があるんですかね?
山本副捜査官は相当溜まっているものがあるようだった。
しばらく山本副捜査官は言葉を発しなかった。
私は思い切って切り出した。
それで腰痛の具合はどうなんですか?
うーん、そうですねー。
回復してきましたけど、今度は目がヤバくて物が二重に見えるんです。
ええっ!それじゃ私が2人に見えてるんですか?
そうです。どちらが本物なのか、わかりません。
転んだんですか?
いいえ、違います。
じゃ、どうして?
休職するって申し出たらリーランド補佐官に殴られたんです。
ええっ!それは酷い!それってパワハラじゃないですか?
そうです。パワハラです。リーランドには他にもいろいろと疑惑があり、疑惑のタマネギっていわれてます。
タマネギ?
あ、いや、訂正します。デパートです。疑惑のデパート。でもむいてもむいても疑惑が出てくるっていう意味ではタマネギと言っても間違いではありませんけどね。すでにその疑惑話は今週発売予定の週刊ビックリコロスに載ってますよ。それ見てください!
あなたがリークしたんですか?
そうです。
0
お気に入りに追加
99
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

俺だけ皆の能力が見えているのか!?特別な魔法の眼を持つ俺は、その力で魔法もスキルも効率よく覚えていき、周りよりもどんどん強くなる!!
クマクマG
ファンタジー
勝手に才能無しの烙印を押されたシェイド・シュヴァイスであったが、落ち込むのも束の間、彼はあることに気が付いた。『俺が見えているのって、人の能力なのか?』
自分の特別な能力に気が付いたシェイドは、どうやれば魔法を覚えやすいのか、どんな練習をすればスキルを覚えやすいのか、彼だけには魔法とスキルの経験値が見えていた。そのため、彼は効率よく魔法もスキルも覚えていき、どんどん周りよりも強くなっていく。
最初は才能無しということで見下されていたシェイドは、そういう奴らを実力で黙らせていく。魔法が大好きなシェイドは魔法を極めんとするも、様々な困難が彼に立ちはだかる。時には挫け、時には悲しみに暮れながらも周囲の助けもあり、魔法を極める道を進んで行く。これはそんなシェイド・シュヴァイスの物語である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
傀儡といしの蜃気楼 ~消えた王女を捜す旅から始まる、夢の世界のものがたり~
遠野月
ファンタジー
これは、現実の裏側に存在する、≪夢の世界≫のものがたり。
殺された妹、その無残を乗り越えられずにいた冒険者ラトス。
死の真相を探るべく足掻いた先で、行方不明となっている王女の捜索依頼を受けることになる。
王女の従者メリーを連れて森に入ったラトスは、王女が消えたその場所から夢の世界に迷いこむ。
奇妙がうずまく夢の世界に王女も囚われていると知り、ラトスたちは救出に向かう。しかしそのためには、怪物が巣食う悪夢の回廊を通り抜けていかなければならないのだという。
ラトスは旅の途中で出会った協力者たちの助力を得て、様々な困難を乗り越えていく。
現実とつながっている夢の世界は、様々な思想、感情などで構成されている。
広大な草原に浮かぶ、巨大な岩山。
岩山の中には、現実世界に生きるすべての人間が持つ、個人の夢の世界がある。それらはすべて、個人の記憶、思想、感情で盛衰しつづけている。
個人の夢の世界をつなぐ悪夢の回廊は、悪しき感情で満ちている。
悪から生まれた怪物たちは、悪夢の回廊を通り抜けようとする者に襲いかかる。
さらに、七つの大罪の元となる「八つの悪徳」から生まれた怪物は、猛る爪と牙をラトスたちに向ける。
現実感のある不思議がうずまく、夢幻。
誰もが感じ、夢想した世界が、このものがたりで形となる。
崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり
イミヅカ
ファンタジー
ここは、剣と魔法の異世界グリム。
……その大陸の真ん中らへんにある、荒野広がるだけの平和なスラガン地方。
近辺の大都市に新しい冒険者ギルド本部が出来たことで、辺境の町バッファロー冒険者ギルド支部は無名のままどんどん寂れていった。
そんな所に見習い冒険者のナガレという青年が足を踏み入れる。
無名なナガレと崖っぷちのギルド。おまけに巨悪の陰謀がスラガン地方を襲う。ナガレと仲間たちを待ち受けている物とは……?
チートスキルも最強ヒロインも女神の加護も何もナシ⁉︎ ハーレムなんて夢のまた夢、無双もできない弱小冒険者たちの成長ストーリー!
努力と友情で、逆境跳ね除け成り上がれ!
(この小説では数字が漢字表記になっています。縦読みで読んでいただけると幸いです!)
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

無能の烙印を押されたFランク回復術士~実は一流の最強回復術士でした~
下垣
ファンタジー
冒険者を統括するギルドのランク付けが冒険者の価値となる世界アスヒル。
回復術士(ヒーラー)のリオンは、最低評価のFランクの烙印を押されていた。
回復術士の評定は、どれだけ適切に仲間を回復させることができたか。それ一点のみが評価対象であった。
リオンは今まで1度も仲間を回復させたことがないせいか、回復術士なのに回復魔法が使えない落ちこぼれという噂が立っていた。
しかし、実態は違っていた。
リオンは回復魔法を使えないんじゃなくて、使う必要がないくらい強かっただけなのだ。
仲間が瀕死になってから回復するのは三流。瀕死にならないように回復するのは二流。じゃあ一流は――最初から仲間を傷つけさせない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる