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第十三章:「タリーク海峡事件」
・13-13 第216話:「代皇帝、行方不明」
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・13-13 第216話:「代皇帝、行方不明」
代皇帝が海へと転落し、メイドがその後を追って飛び込んだ。
———その、重大な事件に。
タウゼント帝国側の誰もが、すぐには気づくことができなかった。
それどころではなかったからだ。
「あれは……、共和国の旗!? 」
衝突による激しい揺れがやや収まり、ようやく顔をあげられるようになって霧の中から唐突にあらわれた所属不明艦の方を振り返ったローレンツ提督が驚愕(きょうがく)に双眸(そうぼう)を見開く。
遠ざかっていく艦影、そのマストの先端に、アルエット共和国の国旗が掲げられている。
つまり、———あれは、敵だった。
「全艦、戦闘準備!
艦長、直ちに応戦を! 」
「ハッ! 心得ました! 」
提督からの指示を受け、彼の近くで同じようにつかまれるものに頼って衝撃を耐えていた艦長が鋭い声で「戦闘! 配置につけッ! 」と命じると、兵士たちは慌てて動き始める。
誰もが唐突な衝突に驚き、戸惑って思考停止に陥っていたが、その命令によって反射的に取るべき行動を実行できたのだ。
これは、度重なる訓練によって必要な所作を身体に叩き込んで来た成果だった。
戦闘配置を知らせる鐘の音が短い間隔で乱打され、ドタバタと男たちが駆けまわる足音が響き、砲に弾薬が装填されていく。
同時に艦隊に所属する他の艦艇にも戦闘を開始することを知らせるため、マストの先端に戦闘旗と呼ばれる旗が掲げられ、艦列を作っていた前後の味方艦に対して旗流信号と手旗信号が発信された。
「これでは、足りぬな……」
その様子を確認しつつ、ローレンツ提督は険しい表情を作っている。
相互に敵艦の接近に気づけないまま、衝突まで至ってしまったような霧の中での遭遇戦だ。
こうして他の友軍に指令を送っても、視界不良のために伝わっていない可能性が大きい。
「艦長! 右砲戦か、左砲戦か!? 」
「はっ! 敵は左舷側よりあらわれましたので、左になろうかと存じます! 」
「なら、右舷側の砲を発砲せよ!
この霧だ、信号では他の友軍に交戦状態に入ったことを知らせることができていないかもしれぬ! 」
「ハッ! 直ちに! 」
戦闘配置を告げる鐘の音が鳴り響いているから、トラブルがあったことにはすでに気づいてもらえているかもしれない。
しかし、敵が出現し、戦闘状態に突入していることまでは、分からないかもしれない。
なにしろ霧が濃い。
敵艦が衝突するほど至近まで接近するまで分からなかったほどだし、実際、グスタフ・デア・グルーサーに損傷を与えた敵艦は、すでにマストの先が低い高度に溜まった霧の上になんとか見える程度になってしまっている。
この危機を、一刻も早く周知しなければならなかった。
敵に反撃できる態勢を整えさせなければ、艦隊の他の艦も、なにより、護衛している商船たちが危険にさらされてしまう。
先ほどの遭遇は互いに予期していないものだったから、衝突しただけで[済んだ]とも言えるのだ。
あれがもしも戦闘準備を整えた艦であったのなら。
至近距離ですれ違いざまに砲の一斉射撃を受け、甚大な被害が生じていたかもしれない。
逆もまた然り。
もしこちらが準備万端であったら、先ほどの接近で、敵を仕留めることができていたかもしれないのだ。
戦闘艦には応戦の準備を整えさせ、商船には危険な海域から離脱するチャンスを作らなければならない。
そのために必要なのは、音だった。
視界が悪くとも、音ならば確実に伝わる。
そして、戦闘が起こっていることを明確に知らせることができる音と言えば、戦列艦の舷側に並べられた数十門の砲を一斉射撃した際の、万雷の轟音であった。
(次は、どうする……? )
指示を与え終えたローレンツ提督は思考をフル回転させ、次に打つべき手はなんであるのかを考える。
それが艦隊を預かる司令官としての職務であるからだ。
実際の戦闘行動は、艦長以下の将兵が実施してくれる。
だからその上に立つものは、彼らという戦力をいかに有効活用し、戦いの勝利をつかむ手立てを講じることに専念する。
———そうとは言うものの。
(戦闘準備を整えさせたが、しかし、この霧の中では同士討ちの危険もある……。
かといって、細かな指示は視界不良のために伝わらないだろう。
ここは、各艦の艦長の判断力を信頼するしかない、か)
現状で、艦隊司令官であるローレンツにできることは限られていた。
これほどの視界不良状態、艦隊に所属する各艦同士で連携して戦闘を行う、という行為は、非常に困難を極めた。
信号が正確に伝わるとは限らないからだ。
なにか、直接味方と連絡を取り合える手段でもあればよかった。
しかしそういったものは、将来はともかく、現状では可能とする道具が存在しない。
このままでは同士討ちの危険さえある。
敵、と思って砲撃を加えたら味方である可能性も考えられるのだ。
それでもやはり、なんの戦闘準備も整えさせないまま、敵艦と接触することは避けなければならなかった。
ただでさえ不足しがちな帝国海軍の戦力だ。
一方的に損耗を被るようなことは許容できない。
(艦隊司令官として、できることはなにか……)
そう考えているローレンツの耳に、命令に従ってグスタフ・デア・グルーサーが右舷側の砲を一斉に発射する轟音が届く。
その音のせいで、自分の名を呼ばれたことに気づくのが遅れた。
「ローレンツ提督!
閣下っ!
エドゥアルド陛下が、見当たらないのです! 」
それは、イーンスラ王国から派遣されてくるはずだった武官に成り代わり、信号の通訳としてこの艦に乗り込んでいるユフィだった。
「なに?
陛下、が……? 」
言われて、思い出す。
確か、あの少年は、タリーク海峡を見下ろす有名な岩山を見学するために甲板にあがっていたはずだ。
振り返ったローレンツに向かって、ユフィは必死に叫ぶ。
優美で可憐な上流階級の姫君といった普段の清楚な表情からは想像もできない、深刻な形相。
「お部屋まで安否を確認しに参ったのですが、どこにも、いないのです!
今、アリツィアにも探してもらっていますが、艦内に見当たりませんっ!!! 」
頭のすぐ横で大砲を発射されたような衝撃が全身を駆け抜けた。
まさか、と思う。
だが、決してあり得ないことではない。
確かに、エドゥアルドを最後に目撃したのは、甲板上のことだった。
しかしそこからは忽然(こつぜん)と姿を消している。
海に、落ちた。
起こり得ることだ。
あれほど激しい衝突であったのだから。
巨大なショックの後は、サーッ、っと全身から血の気が引くのを感じた。
代皇帝。
タウゼント帝国の実質的な国家元首。
それが、海に転落した。
「……なんてことだ」
半ば呆然自失として、そう呟く。
これほどの一大事が起こっているのに、ローレンツたちは艦を停止させ、転落したエドゥアルドたちを救出しに向かうことができないのだ。
なぜなら。
彼らの眼前には、霧の中に隠れていたアルエット共和国の艦艇が次々と姿をあらわしていたからだ。
まずマストが見え、そして、その船影の黒いシルエットが、段々とはっきりとして来る。
停船していては、一方的に攻撃を受け、撃沈されてしまう———。
(一刻も早く敵を打ち破り、陛下をお救いせねばっ!!! )
ローレンツ提督の思考は、以後、そのことに全力を注いだ。
代皇帝が海へと転落し、メイドがその後を追って飛び込んだ。
———その、重大な事件に。
タウゼント帝国側の誰もが、すぐには気づくことができなかった。
それどころではなかったからだ。
「あれは……、共和国の旗!? 」
衝突による激しい揺れがやや収まり、ようやく顔をあげられるようになって霧の中から唐突にあらわれた所属不明艦の方を振り返ったローレンツ提督が驚愕(きょうがく)に双眸(そうぼう)を見開く。
遠ざかっていく艦影、そのマストの先端に、アルエット共和国の国旗が掲げられている。
つまり、———あれは、敵だった。
「全艦、戦闘準備!
艦長、直ちに応戦を! 」
「ハッ! 心得ました! 」
提督からの指示を受け、彼の近くで同じようにつかまれるものに頼って衝撃を耐えていた艦長が鋭い声で「戦闘! 配置につけッ! 」と命じると、兵士たちは慌てて動き始める。
誰もが唐突な衝突に驚き、戸惑って思考停止に陥っていたが、その命令によって反射的に取るべき行動を実行できたのだ。
これは、度重なる訓練によって必要な所作を身体に叩き込んで来た成果だった。
戦闘配置を知らせる鐘の音が短い間隔で乱打され、ドタバタと男たちが駆けまわる足音が響き、砲に弾薬が装填されていく。
同時に艦隊に所属する他の艦艇にも戦闘を開始することを知らせるため、マストの先端に戦闘旗と呼ばれる旗が掲げられ、艦列を作っていた前後の味方艦に対して旗流信号と手旗信号が発信された。
「これでは、足りぬな……」
その様子を確認しつつ、ローレンツ提督は険しい表情を作っている。
相互に敵艦の接近に気づけないまま、衝突まで至ってしまったような霧の中での遭遇戦だ。
こうして他の友軍に指令を送っても、視界不良のために伝わっていない可能性が大きい。
「艦長! 右砲戦か、左砲戦か!? 」
「はっ! 敵は左舷側よりあらわれましたので、左になろうかと存じます! 」
「なら、右舷側の砲を発砲せよ!
この霧だ、信号では他の友軍に交戦状態に入ったことを知らせることができていないかもしれぬ! 」
「ハッ! 直ちに! 」
戦闘配置を告げる鐘の音が鳴り響いているから、トラブルがあったことにはすでに気づいてもらえているかもしれない。
しかし、敵が出現し、戦闘状態に突入していることまでは、分からないかもしれない。
なにしろ霧が濃い。
敵艦が衝突するほど至近まで接近するまで分からなかったほどだし、実際、グスタフ・デア・グルーサーに損傷を与えた敵艦は、すでにマストの先が低い高度に溜まった霧の上になんとか見える程度になってしまっている。
この危機を、一刻も早く周知しなければならなかった。
敵に反撃できる態勢を整えさせなければ、艦隊の他の艦も、なにより、護衛している商船たちが危険にさらされてしまう。
先ほどの遭遇は互いに予期していないものだったから、衝突しただけで[済んだ]とも言えるのだ。
あれがもしも戦闘準備を整えた艦であったのなら。
至近距離ですれ違いざまに砲の一斉射撃を受け、甚大な被害が生じていたかもしれない。
逆もまた然り。
もしこちらが準備万端であったら、先ほどの接近で、敵を仕留めることができていたかもしれないのだ。
戦闘艦には応戦の準備を整えさせ、商船には危険な海域から離脱するチャンスを作らなければならない。
そのために必要なのは、音だった。
視界が悪くとも、音ならば確実に伝わる。
そして、戦闘が起こっていることを明確に知らせることができる音と言えば、戦列艦の舷側に並べられた数十門の砲を一斉射撃した際の、万雷の轟音であった。
(次は、どうする……? )
指示を与え終えたローレンツ提督は思考をフル回転させ、次に打つべき手はなんであるのかを考える。
それが艦隊を預かる司令官としての職務であるからだ。
実際の戦闘行動は、艦長以下の将兵が実施してくれる。
だからその上に立つものは、彼らという戦力をいかに有効活用し、戦いの勝利をつかむ手立てを講じることに専念する。
———そうとは言うものの。
(戦闘準備を整えさせたが、しかし、この霧の中では同士討ちの危険もある……。
かといって、細かな指示は視界不良のために伝わらないだろう。
ここは、各艦の艦長の判断力を信頼するしかない、か)
現状で、艦隊司令官であるローレンツにできることは限られていた。
これほどの視界不良状態、艦隊に所属する各艦同士で連携して戦闘を行う、という行為は、非常に困難を極めた。
信号が正確に伝わるとは限らないからだ。
なにか、直接味方と連絡を取り合える手段でもあればよかった。
しかしそういったものは、将来はともかく、現状では可能とする道具が存在しない。
このままでは同士討ちの危険さえある。
敵、と思って砲撃を加えたら味方である可能性も考えられるのだ。
それでもやはり、なんの戦闘準備も整えさせないまま、敵艦と接触することは避けなければならなかった。
ただでさえ不足しがちな帝国海軍の戦力だ。
一方的に損耗を被るようなことは許容できない。
(艦隊司令官として、できることはなにか……)
そう考えているローレンツの耳に、命令に従ってグスタフ・デア・グルーサーが右舷側の砲を一斉に発射する轟音が届く。
その音のせいで、自分の名を呼ばれたことに気づくのが遅れた。
「ローレンツ提督!
閣下っ!
エドゥアルド陛下が、見当たらないのです! 」
それは、イーンスラ王国から派遣されてくるはずだった武官に成り代わり、信号の通訳としてこの艦に乗り込んでいるユフィだった。
「なに?
陛下、が……? 」
言われて、思い出す。
確か、あの少年は、タリーク海峡を見下ろす有名な岩山を見学するために甲板にあがっていたはずだ。
振り返ったローレンツに向かって、ユフィは必死に叫ぶ。
優美で可憐な上流階級の姫君といった普段の清楚な表情からは想像もできない、深刻な形相。
「お部屋まで安否を確認しに参ったのですが、どこにも、いないのです!
今、アリツィアにも探してもらっていますが、艦内に見当たりませんっ!!! 」
頭のすぐ横で大砲を発射されたような衝撃が全身を駆け抜けた。
まさか、と思う。
だが、決してあり得ないことではない。
確かに、エドゥアルドを最後に目撃したのは、甲板上のことだった。
しかしそこからは忽然(こつぜん)と姿を消している。
海に、落ちた。
起こり得ることだ。
あれほど激しい衝突であったのだから。
巨大なショックの後は、サーッ、っと全身から血の気が引くのを感じた。
代皇帝。
タウゼント帝国の実質的な国家元首。
それが、海に転落した。
「……なんてことだ」
半ば呆然自失として、そう呟く。
これほどの一大事が起こっているのに、ローレンツたちは艦を停止させ、転落したエドゥアルドたちを救出しに向かうことができないのだ。
なぜなら。
彼らの眼前には、霧の中に隠れていたアルエット共和国の艦艇が次々と姿をあらわしていたからだ。
まずマストが見え、そして、その船影の黒いシルエットが、段々とはっきりとして来る。
停船していては、一方的に攻撃を受け、撃沈されてしまう———。
(一刻も早く敵を打ち破り、陛下をお救いせねばっ!!! )
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