199 / 232
第十二章:「反撃の第一歩」
:12-6 第198話:「ズーディシャーハーフェン」
しおりを挟む
:12-6 第198話:「ズーディシャーハーフェン」
タウゼント帝国で最大の軍港、ズーディシャーハーフェンは、ヘルデン大陸の南側、ズュート海に面して存在している。
エドゥアルドやルーシェの生まれ故郷、ノルトハーフェンとは真逆の方向にある都市で、二人とも、そして随行(ずいこう)して来た者の多くも、生まれて初めて訪れる場所だ。
帝都・トローンシュタットを九月の末に出発して、馬車で数百キロも移動し終えた時、すでに月が替わって十月に入っていた。
北方のノルトハーフェンではもう秋が深く、冬の心配をし始めている季節だ。
にもかかわらず、ズーディシャーハーフェンは暖かだった。
緯度が低いために温暖な時期が長く、冬でも過酷な寒さになることは滅多にない。
雪だって平野部ではあまり降らないほどで、山間部はともかくとして平野部では、たまに降雪があると子供たちが大はしゃぎし、大人でさえも少し特別な気がしてウキウキとしてしまうほどであるらしい。
凍えるほどの寒さとは無縁で、暖かく、日差しが豊富。
しかも夏になって気温が高くなったとしても湿度は低いままで、カラッとしていて爽やかなので、心地よい。
同じ国、同じ民族、同じ言語。
それなのに、まるで別の国に来たのではないかとさえ思える。
それだけ雰囲気の異なる場所だった。
タウゼント帝国が、いかに大きな国であるかということが実感される。
移動するだけでもずいぶん時間がかかったし、気候がこうまで大きく変わるほど離れている。
海に面しているという点では、ノルトハーフェンもズーディシャーハーフェンそう変わりがないはずなのに、全然似ていないのだ。
もっとも、港町、ということで、その立地には共通点があった。
外洋で嵐が起こっても安全に船舶が退避できるよう、荒波が入り込み難い湾内に面して街ができあがっているのだ。
ノルトハーフェンが帝国にとって北の玄関口であるのなら、ズーディシャーハーフェンは南の玄関口だった。
ズュート海を経由した交易はこの港湾都市を経由して行われていたし、交通の便が良いために人口も多く、経済も発展している。
数十年前まではむしろ、こちらの方が港町として大きく、帝国最大となっていたほどだ。
しかし、数代前の公爵の時代から産業の育成に取り組んで来たノルトハーフェンに、規模でも繁栄度でも抜かれてしまっていた。
というのは、帝国の直轄地として統治が行われて来たこちらでは、国政の停滞に比例するように産業化への投資が遅れており、大きな工場はあまりなく、あっても設備がやや旧式なものとなっている。
ズュート海に面した諸外国との交易が、この数十年間はあまり盛んではなかった、というのも大きいだろう。
貿易圏を構成している諸国の中で最大のサーベト帝国とはずっと関係が険悪で交易は限られたものでしかなかったし、近年に至っては、フルゴル王国など大口の商売相手が国内政治の混乱などで失われ、行き交う貿易船の数は往年に比べるとずいぶんと減ってしまっていた。
需要がないのだから、港湾設備を拡大するための投資も目減りする。
このためにかつての帝国最大の港湾都市はノルトハーフェンに追い抜かれ、二番手に甘んじる立場となってしまった。
ただ、軍港としては最大の地位を堅持している。
長い間帝国にとって重要な交易拠点であっただけではなく、国家の直轄地として扱われてきたため、国防のための軍事施設が集中的に作られているからだ。
たとえば、帝国でもっとも長い歴史と大きな規模を誇る海軍士官学校が立地しているし、一等戦列艦を建造可能な大型の乾ドックは国中でここにしかなく、湾に面した広大な土地が軍用地として厳重に管理され、基地として機能している。
これらの軍事施設は、帝国海軍の現状の規模を思えば、ずいぶんと大げさなものとなっていた。
その理由は、かつて海軍大臣のマリアン伯爵が教えてくれたが、その昔帝国には強大な海軍を建設しようと思い立った皇帝がおり、その治世に、規模の大きな海軍に見合った根拠地が必要だということで、国富を注いで拡充させたからだ。
もっとも、エドゥアルドが推し進めている海軍の建設と異なり、その当時の皇帝が行おうとした大艦隊の設立計画は、夢想に終わってしまった。
現在と異なり、帝国の人々はまだ海軍という存在の重要性を実感できておらず関心が低かった、ということと、軍艦を多数建設する理由が「諸国に誇れるものを持ちたい」という、皇帝個人の自己顕示欲に根差したものに過ぎなかったからだ。
アルエット共和国の脅威に対抗し、健全な交易を持続できる体制を作ろうとし、国民からの理解と協力を得ているエドゥアルドとは事情が大きく異なる。
マリアン伯爵が指摘するところの「海軍建設のための機運」を欠いた中で行われた稚拙な計画は破綻(はたん)し、後には無駄に広大で充実した基地設備と、二等戦列艦[グスタフ・デア・グルーサー]だけが残された。
「これが、我が国で最大の軍艦か……」
しかし、そういったみっともない経緯があるのにも関わらず、帝国艦隊総旗艦を生まれて初めて目の当たりにしたエドゥアルドは、言い表しようのない感激と高揚感を覚えていた。
タウゼント帝国を建国したとされる伝説的な英雄の名を冠したその船は、建造されてから数十年ぶりに得た実戦の機会を前に、その堂々とした威容を海原の上に示している。
予算不足により活動することができず、長らく母港に係留されるままとなっていたが、出撃を前に急いでドック入りをして修理が施されたために、その外観は建造時に匹敵する美しさと壮麗さを取り戻していた。
確かに、イーンスラ王国やアルエット共和国が保有している一等戦列艦よりも、いろいろと劣ってはいる。
大きさも、武装の数も、一歩及ばない。
それでも確かにそれはそこに存在していた。
威圧的に並んだ砲門の数々は迫力に満ち、それらの重量物を海上に浮かべる船体は巨大で重厚そのもの。
自然の前では人間などちっぽけなものだ、とはよく言われるが、それでも、人類には、我々にはこれだけのモノを創造する力がある———。
見る者にそう実感させ、自信を与えるだけの魅力が、確かにその軍艦には存在していた。
これからこの船に乗り、大海原に旅立つ。
エドゥアルドは胸の高鳴りを覚えずにはいられなかった。
タウゼント帝国で最大の軍港、ズーディシャーハーフェンは、ヘルデン大陸の南側、ズュート海に面して存在している。
エドゥアルドやルーシェの生まれ故郷、ノルトハーフェンとは真逆の方向にある都市で、二人とも、そして随行(ずいこう)して来た者の多くも、生まれて初めて訪れる場所だ。
帝都・トローンシュタットを九月の末に出発して、馬車で数百キロも移動し終えた時、すでに月が替わって十月に入っていた。
北方のノルトハーフェンではもう秋が深く、冬の心配をし始めている季節だ。
にもかかわらず、ズーディシャーハーフェンは暖かだった。
緯度が低いために温暖な時期が長く、冬でも過酷な寒さになることは滅多にない。
雪だって平野部ではあまり降らないほどで、山間部はともかくとして平野部では、たまに降雪があると子供たちが大はしゃぎし、大人でさえも少し特別な気がしてウキウキとしてしまうほどであるらしい。
凍えるほどの寒さとは無縁で、暖かく、日差しが豊富。
しかも夏になって気温が高くなったとしても湿度は低いままで、カラッとしていて爽やかなので、心地よい。
同じ国、同じ民族、同じ言語。
それなのに、まるで別の国に来たのではないかとさえ思える。
それだけ雰囲気の異なる場所だった。
タウゼント帝国が、いかに大きな国であるかということが実感される。
移動するだけでもずいぶん時間がかかったし、気候がこうまで大きく変わるほど離れている。
海に面しているという点では、ノルトハーフェンもズーディシャーハーフェンそう変わりがないはずなのに、全然似ていないのだ。
もっとも、港町、ということで、その立地には共通点があった。
外洋で嵐が起こっても安全に船舶が退避できるよう、荒波が入り込み難い湾内に面して街ができあがっているのだ。
ノルトハーフェンが帝国にとって北の玄関口であるのなら、ズーディシャーハーフェンは南の玄関口だった。
ズュート海を経由した交易はこの港湾都市を経由して行われていたし、交通の便が良いために人口も多く、経済も発展している。
数十年前まではむしろ、こちらの方が港町として大きく、帝国最大となっていたほどだ。
しかし、数代前の公爵の時代から産業の育成に取り組んで来たノルトハーフェンに、規模でも繁栄度でも抜かれてしまっていた。
というのは、帝国の直轄地として統治が行われて来たこちらでは、国政の停滞に比例するように産業化への投資が遅れており、大きな工場はあまりなく、あっても設備がやや旧式なものとなっている。
ズュート海に面した諸外国との交易が、この数十年間はあまり盛んではなかった、というのも大きいだろう。
貿易圏を構成している諸国の中で最大のサーベト帝国とはずっと関係が険悪で交易は限られたものでしかなかったし、近年に至っては、フルゴル王国など大口の商売相手が国内政治の混乱などで失われ、行き交う貿易船の数は往年に比べるとずいぶんと減ってしまっていた。
需要がないのだから、港湾設備を拡大するための投資も目減りする。
このためにかつての帝国最大の港湾都市はノルトハーフェンに追い抜かれ、二番手に甘んじる立場となってしまった。
ただ、軍港としては最大の地位を堅持している。
長い間帝国にとって重要な交易拠点であっただけではなく、国家の直轄地として扱われてきたため、国防のための軍事施設が集中的に作られているからだ。
たとえば、帝国でもっとも長い歴史と大きな規模を誇る海軍士官学校が立地しているし、一等戦列艦を建造可能な大型の乾ドックは国中でここにしかなく、湾に面した広大な土地が軍用地として厳重に管理され、基地として機能している。
これらの軍事施設は、帝国海軍の現状の規模を思えば、ずいぶんと大げさなものとなっていた。
その理由は、かつて海軍大臣のマリアン伯爵が教えてくれたが、その昔帝国には強大な海軍を建設しようと思い立った皇帝がおり、その治世に、規模の大きな海軍に見合った根拠地が必要だということで、国富を注いで拡充させたからだ。
もっとも、エドゥアルドが推し進めている海軍の建設と異なり、その当時の皇帝が行おうとした大艦隊の設立計画は、夢想に終わってしまった。
現在と異なり、帝国の人々はまだ海軍という存在の重要性を実感できておらず関心が低かった、ということと、軍艦を多数建設する理由が「諸国に誇れるものを持ちたい」という、皇帝個人の自己顕示欲に根差したものに過ぎなかったからだ。
アルエット共和国の脅威に対抗し、健全な交易を持続できる体制を作ろうとし、国民からの理解と協力を得ているエドゥアルドとは事情が大きく異なる。
マリアン伯爵が指摘するところの「海軍建設のための機運」を欠いた中で行われた稚拙な計画は破綻(はたん)し、後には無駄に広大で充実した基地設備と、二等戦列艦[グスタフ・デア・グルーサー]だけが残された。
「これが、我が国で最大の軍艦か……」
しかし、そういったみっともない経緯があるのにも関わらず、帝国艦隊総旗艦を生まれて初めて目の当たりにしたエドゥアルドは、言い表しようのない感激と高揚感を覚えていた。
タウゼント帝国を建国したとされる伝説的な英雄の名を冠したその船は、建造されてから数十年ぶりに得た実戦の機会を前に、その堂々とした威容を海原の上に示している。
予算不足により活動することができず、長らく母港に係留されるままとなっていたが、出撃を前に急いでドック入りをして修理が施されたために、その外観は建造時に匹敵する美しさと壮麗さを取り戻していた。
確かに、イーンスラ王国やアルエット共和国が保有している一等戦列艦よりも、いろいろと劣ってはいる。
大きさも、武装の数も、一歩及ばない。
それでも確かにそれはそこに存在していた。
威圧的に並んだ砲門の数々は迫力に満ち、それらの重量物を海上に浮かべる船体は巨大で重厚そのもの。
自然の前では人間などちっぽけなものだ、とはよく言われるが、それでも、人類には、我々にはこれだけのモノを創造する力がある———。
見る者にそう実感させ、自信を与えるだけの魅力が、確かにその軍艦には存在していた。
これからこの船に乗り、大海原に旅立つ。
エドゥアルドは胸の高鳴りを覚えずにはいられなかった。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

幕末☆妖狐戦争 ~九尾の能力がはた迷惑な件について~
カホ
ファンタジー
御影 雫は、都内の薬学部に通う、手軽な薬を作るのが好きな、ごく普通の女子大生である。
そんな彼女は、ある日突然、なんの前触れもなく見知らぬ森に飛ばされてしまう。
「こいつを今宵の生贄にしよう」
現れた男たちによって、九尾の狐の生贄とされてしまった雫は、その力の代償として五感と心を失う。
大坂、そして京へと流れて行き、成り行きで新選組に身を寄せた雫は、襲いくる時代の波と、生涯に一度の切ない恋に翻弄されることとなる。
幾度となく出会いと別れを繰り返し、それでも終点にたどり着いた雫が、時代の終わりに掴み取ったのは………。
注)あまり真面目じゃなさそうなタイトルの話はたいてい主人公パートです
徐々に真面目でシリアスになって行く予定。
歴史改変がお嫌いな方は、小説家になろうに投稿中の <史実運命> 幕末☆(以下略)の方をご覧ください!

望んでいないのに転生してしまいました。
ナギサ コウガ
ファンタジー
長年病院に入院していた僕が気づいたら転生していました。
折角寝たきりから健康な体を貰ったんだから新しい人生を楽しみたい。
・・と、思っていたんだけど。
そう上手くはいかないもんだね。
アルゴノートのおんがえし
朝食ダンゴ
ファンタジー
『完結済!』【続編製作中!】
『アルゴノート』
そう呼ばれる者達が台頭し始めたのは、半世紀以上前のことである。
元来アルゴノートとは、自然や古代遺跡、ダンジョンと呼ばれる迷宮で採集や狩猟を行う者達の総称である。
彼らを侵略戦争の尖兵として登用したロードルシアは、その勢力を急速に拡大。
二度に渡る大侵略を経て、ロードルシアは大陸に覇を唱える一大帝国となった。
かつて英雄として名を馳せたアルゴノート。その名が持つ価値は、いつしか劣化の一途辿ることになる。
時は、記念すべき帝国歴五十年の佳節。
アルゴノートは、今や荒くれ者の代名詞と成り下がっていた。
『アルゴノート』の少年セスは、ひょんなことから貴族令嬢シルキィの護衛任務を引き受けることに。
典型的な貴族の例に漏れず大のアルゴノート嫌いであるシルキィはセスを邪険に扱うが、そんな彼女をセスは命懸けで守る決意をする。
シルキィのメイド、ティアを伴い帝都を目指す一行は、その道中で国家を巻き込んだ陰謀に巻き込まれてしまう。
セスとシルキィに秘められた過去。
歴史の闇に葬られた亡国の怨恨。
容赦なく襲いかかる戦火。
ーー苦難に立ち向かえ。生きることは、戦いだ。
それぞれの運命が絡み合う本格派ファンタジー開幕。
苦難のなかには生きる人にこそ読んで頂きたい一作。
○表紙イラスト:119 様
※本作は他サイトにも投稿しております。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

日本は異世界で平和に過ごしたいようです。
Koutan
ファンタジー
2020年、日本各地で震度5強の揺れを観測した。
これにより、日本は海外との一切の通信が取れなくなった。
その後、自衛隊機や、民間機の報告により、地球とは全く異なる世界に日本が転移したことが判明する。
そこで日本は資源の枯渇などを回避するために諸外国との交流を図ろうとするが...
この作品では自衛隊が主に活躍します。流血要素を含むため、苦手な方は、ブラウザバックをして他の方々の良い作品を見に行くんだ!
ちなみにご意見ご感想等でご指摘いただければ修正させていただく思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
"小説家になろう"にも掲載中。
"小説家になろう"に掲載している本文をそのまま掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる