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第十二章:「反撃の第一歩」
:12-2 第194話:「反撃計画:1」
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:12-2 第194話:「反撃計画:1」
いよいよ、反撃に転じる時が訪れた。
エドゥアルドの手元には、様々な手札がそろっている。
フルゴル王国で共和国に対して抵抗を続けるアルベルト王子。
バ・メール王国の再独立のために着々と準備を進めているサイモン伯爵と、バ・メール王国臨時政府。
改良が加えられ、戦力を増しつつある帝国陸軍と、急速に整備されている帝国海軍。
イーンスラ王国は、切り札、ジョーカーとも言うべき存在だった。
同国が保有している海軍力はアルエット共和国を上回るものであり、海上戦力のパワーバランスを一変させた。
タウゼント帝国にとっては、後顧の憂いもない。
オルリック王国とサーベト帝国は味方についてくれたし、サーベト帝国から割譲され、再独立が決まった五つの地域でもそのための準備が進んでおり、そこに住む人々のエドゥアルドたちに対する感情は非常に良好なものとなっている。
アルエット共和国との対決のために、全力を注ぐ。
戦力を集中する準備が整っているのだ。
盤面は、こちらに有利になったと言えるだろう。
素人目にも、どちらが優勢であるのかはっきりと分かる、というほどの形勢だ。
「問題は、やはり、ムナール将軍でございましょう」
この状況で、どのように反撃を行うべきか。
帝都・トローンシュタットに戻った代皇帝によってホテル・ベルンシュタインへと呼び出され、そう問われた陸軍の参謀総長、アントン・フォン・シュタムは、特に高揚感もなさそうな淡々とした口調でそう指摘した。
「陛下も、私(わたくし)も、痛感させられたことでございます。
戦場において、ムナール将軍が統率する軍を撃破しての勝利は、困難と申さざるを得ません」
「アントン殿。
これだけ、我が方に有利な情勢を築いていても、難しいのだろうか? 」
「はい。
彼の用兵は非常に優れていると認めざるを得ません。
絶対に不可能、とまでは申しませぬが、さらに機が熟すまでは、直接対決は避けるべきかと」
「機が熟す、というのは? 」
「共和国は、戦い続けております。
このために、いつかムナール将軍の下で戦う精鋭も疲れ果て、彼の用兵を実現できるだけの質を損なうこととなるでしょう。
その時であれば、勝利できましょう」
「……わかった。
そうしよう」
イーンスラ王国との盟約が成立し、情勢が帝国にとって有利となったことで、高揚して浮かれたような気分になっていたエドゥアルドは、そのアントンの沈着な物言いで自身も冷静さを取り戻すことができていた。
(勝負を焦っては、ダメだ)
そう自分に言い聞かせる。
物事がこちらにとって良い方向に進み続けている、その勢いで一気に決着をつけたいと思ってしまっていた。
だが、慌ててことに臨んで、手痛い反撃を被っては、進歩ではなく後退になってしまう。
「もちろん、ただ手をこまねいて待っているわけではございません」
自戒している様子の代皇帝の姿を見て、もう厳しく諌言(かんげん)はしなくても良いだろうと思ったのか、表情を和らげたアントンはそうつけ加える。
「陛下がイーンスラ王国と盟約をお結びになったおかげで、当面、海上からの大規模な侵攻を受ける恐れは小さくなりました。
それだけではなく、逆に、我が方が海路を積極的に活用する道も開けたのではないかと」
「ふむ……。
全面対決に至る前に、海路を利用してこちらから小規模な反撃を仕掛け、共和国側を消耗させよう、ということでしょうか? 」
「左様でございます、陛下」
「ここでそうおっしゃるということは、アントン殿には腹案があるのでしょう?
ぜひ、ご教授いただきたい」
「フルゴル王国でございます」
当然たずねられるだろうと予想していたようで、参謀総長は澱(よど)みなく、彼の意見を述べた。
「目下、焦点となっておりますのがフルゴル王国です。
同地ではアルベルト殿下らが抵抗を続けており、その鎮圧のため、ムナール将軍が自ら軍を率いて進出しております。
ですが、苦戦しているようです。
これは、アルベルト殿下が取っている作戦が、ゲリラ戦、遊撃戦であり、ムナール将軍が得意としている野戦軍同士の大規模な衝突はまず、起きない戦場であるからです。
共和国の本国から増派された兵力によって殿下の軍は苦戦しておりましたが、現在では、イーンスラ王国が我が国に同調して支援に回ったことで盛り返しているようです。
この際、我々もより一層、アルベルト殿下らを支援いたしましょう。
武器、弾薬の融通であれば、輸送路の確保さえできれば容易でありますし、ここで共和国を消耗させることができましたら、こちら側が本格的に攻勢に転じる日をより近めることができるはずです。
うまくアルベルト殿下が勝利を収め、フルゴル王国が共和国の影響下を脱しましたら、そこを拠点としてさらに包囲網を狭めることもできるでしょう」
(少し、消極的に過ぎるか?
しかし、まず失敗はない、堅実な提案にも思える……)
エドゥアルドは是非について即答せず、思案する。
現状でも、帝国軍の総力を結集し、共和国へと侵攻したら、相応の成算があるように思えていたからだ。
ムナール将軍とその主力軍は、現在、フルゴル王国へと派遣されている。
つまり、その本国には戦争の天才も、彼を支える精鋭もいない、ということになる。
そこを突けば、勝利は容易なのではないか。
「陛下がご指摘なさいました手段は、私(わたくし)も考えておりました。
しかしながら、それでは、我が方の損失が大きくなる恐れがあるばかりか、戦争がさらに長期化する可能性がございます」
その点について、アントンは考慮したことがありつつも、懸念を有しているようだった。
「私(わたくし)の申しましたことは、フルゴル王国に対して負担を押しつけるようで心苦しいことではございますが……。
ですが、現状で我が方が共和国に侵攻し、決戦を求めましても、その前には大敵が立ち塞がり、阻止されるものと思われます。
ムナール将軍は、大胆な用兵をいたします。
現状でフルゴル王国にいようと、本国が危機と知れば、急いで取って返すという選択を躊躇(ちゅうちょ)なく採用し、我らの前に立ちはだかるでしょう」
「しかし、その場合でも、将軍とその精鋭は強行軍をして来ることになって、疲れているはずだ。
疲れた兵を待ち受ければ、勝算はあるのではないだろうか? 」
「おっしゃる通りではございます。
ですが、両国の決戦は、死闘となりましょう。
我が方の勝算は五分以上と思われますが、軽視できない損害を受けることとなります。
戦後、というものを語るのは時期尚早かもしれませんが、その点を考えあわせた時、我が国一国だけが多大な損失を享受することは、避けるべきであると存じます」
「……そうかもしれぬが」
エドゥアルドは釈然(しゃくぜん)としない思いを感じながらイスに深く腰かけ、肘掛けを使って頬杖を突く。
アントン・フォン・シュタムというのは、慎重な用兵家だった。
思慮深く公平で、必要とあれば果断な指揮もするが、基本的に[不敗]を重視する。
だから、信頼して、参謀総長にと乞うたのだ。
彼ならば、この難しい時期でも極端な賭けはせず、確実に帝国を守ってくれるだろうと、そう考えた。
確実、という視点から見れば、彼の提案している方策を取るべきだろう。
フルゴル王国での戦いで共和国が消耗すれば、より容易に勝利できるはずだ。
それに、決戦を急いで、帝国だけが多大な損失を被るリスクを負う必要はない、というのも、その通りではある。
この戦争が終わったとしても、歴史は続いて行くのだから。
「アントン殿のお考えは、よく分かりました。
ですが、もうしばらく、考えさせていただきたい。
他の臣にも図って決めたいのです」
だが、エドゥアルドはそう言って、結論を避けた。
彼自身、決戦を急ぎたい、という気持ちはすでに持ってはいなかった。
リスクが大きいと分かったし、これまでの努力を無駄にしかねない賭けには出たくない。
だが、今は別の想いがあった。
引っかかっているのは、アントンも心苦しいと言っていた、「フルゴル王国に負担を押しつける」という部分だ。
それは、なんだか卑怯なような気がしたのだ。
———若く、純粋(じゅんすい)さを失っていない代皇帝には、それが重要なことだと思える。
「承知いたしました」
代皇帝の決定に、アントンは異論を唱えず、恭しく一礼して承諾した。
他の家臣にも相談して物事を決める、というのは、当然だと思っているのだろう。
退出していく彼の姿を見送ると、エドゥアルドはすぐさま、国家宰相のルドルフ・フォン・エーアリヒ準伯爵と、ブレーンのヴィルヘルムを呼び出すことにした。
いよいよ、反撃に転じる時が訪れた。
エドゥアルドの手元には、様々な手札がそろっている。
フルゴル王国で共和国に対して抵抗を続けるアルベルト王子。
バ・メール王国の再独立のために着々と準備を進めているサイモン伯爵と、バ・メール王国臨時政府。
改良が加えられ、戦力を増しつつある帝国陸軍と、急速に整備されている帝国海軍。
イーンスラ王国は、切り札、ジョーカーとも言うべき存在だった。
同国が保有している海軍力はアルエット共和国を上回るものであり、海上戦力のパワーバランスを一変させた。
タウゼント帝国にとっては、後顧の憂いもない。
オルリック王国とサーベト帝国は味方についてくれたし、サーベト帝国から割譲され、再独立が決まった五つの地域でもそのための準備が進んでおり、そこに住む人々のエドゥアルドたちに対する感情は非常に良好なものとなっている。
アルエット共和国との対決のために、全力を注ぐ。
戦力を集中する準備が整っているのだ。
盤面は、こちらに有利になったと言えるだろう。
素人目にも、どちらが優勢であるのかはっきりと分かる、というほどの形勢だ。
「問題は、やはり、ムナール将軍でございましょう」
この状況で、どのように反撃を行うべきか。
帝都・トローンシュタットに戻った代皇帝によってホテル・ベルンシュタインへと呼び出され、そう問われた陸軍の参謀総長、アントン・フォン・シュタムは、特に高揚感もなさそうな淡々とした口調でそう指摘した。
「陛下も、私(わたくし)も、痛感させられたことでございます。
戦場において、ムナール将軍が統率する軍を撃破しての勝利は、困難と申さざるを得ません」
「アントン殿。
これだけ、我が方に有利な情勢を築いていても、難しいのだろうか? 」
「はい。
彼の用兵は非常に優れていると認めざるを得ません。
絶対に不可能、とまでは申しませぬが、さらに機が熟すまでは、直接対決は避けるべきかと」
「機が熟す、というのは? 」
「共和国は、戦い続けております。
このために、いつかムナール将軍の下で戦う精鋭も疲れ果て、彼の用兵を実現できるだけの質を損なうこととなるでしょう。
その時であれば、勝利できましょう」
「……わかった。
そうしよう」
イーンスラ王国との盟約が成立し、情勢が帝国にとって有利となったことで、高揚して浮かれたような気分になっていたエドゥアルドは、そのアントンの沈着な物言いで自身も冷静さを取り戻すことができていた。
(勝負を焦っては、ダメだ)
そう自分に言い聞かせる。
物事がこちらにとって良い方向に進み続けている、その勢いで一気に決着をつけたいと思ってしまっていた。
だが、慌ててことに臨んで、手痛い反撃を被っては、進歩ではなく後退になってしまう。
「もちろん、ただ手をこまねいて待っているわけではございません」
自戒している様子の代皇帝の姿を見て、もう厳しく諌言(かんげん)はしなくても良いだろうと思ったのか、表情を和らげたアントンはそうつけ加える。
「陛下がイーンスラ王国と盟約をお結びになったおかげで、当面、海上からの大規模な侵攻を受ける恐れは小さくなりました。
それだけではなく、逆に、我が方が海路を積極的に活用する道も開けたのではないかと」
「ふむ……。
全面対決に至る前に、海路を利用してこちらから小規模な反撃を仕掛け、共和国側を消耗させよう、ということでしょうか? 」
「左様でございます、陛下」
「ここでそうおっしゃるということは、アントン殿には腹案があるのでしょう?
ぜひ、ご教授いただきたい」
「フルゴル王国でございます」
当然たずねられるだろうと予想していたようで、参謀総長は澱(よど)みなく、彼の意見を述べた。
「目下、焦点となっておりますのがフルゴル王国です。
同地ではアルベルト殿下らが抵抗を続けており、その鎮圧のため、ムナール将軍が自ら軍を率いて進出しております。
ですが、苦戦しているようです。
これは、アルベルト殿下が取っている作戦が、ゲリラ戦、遊撃戦であり、ムナール将軍が得意としている野戦軍同士の大規模な衝突はまず、起きない戦場であるからです。
共和国の本国から増派された兵力によって殿下の軍は苦戦しておりましたが、現在では、イーンスラ王国が我が国に同調して支援に回ったことで盛り返しているようです。
この際、我々もより一層、アルベルト殿下らを支援いたしましょう。
武器、弾薬の融通であれば、輸送路の確保さえできれば容易でありますし、ここで共和国を消耗させることができましたら、こちら側が本格的に攻勢に転じる日をより近めることができるはずです。
うまくアルベルト殿下が勝利を収め、フルゴル王国が共和国の影響下を脱しましたら、そこを拠点としてさらに包囲網を狭めることもできるでしょう」
(少し、消極的に過ぎるか?
しかし、まず失敗はない、堅実な提案にも思える……)
エドゥアルドは是非について即答せず、思案する。
現状でも、帝国軍の総力を結集し、共和国へと侵攻したら、相応の成算があるように思えていたからだ。
ムナール将軍とその主力軍は、現在、フルゴル王国へと派遣されている。
つまり、その本国には戦争の天才も、彼を支える精鋭もいない、ということになる。
そこを突けば、勝利は容易なのではないか。
「陛下がご指摘なさいました手段は、私(わたくし)も考えておりました。
しかしながら、それでは、我が方の損失が大きくなる恐れがあるばかりか、戦争がさらに長期化する可能性がございます」
その点について、アントンは考慮したことがありつつも、懸念を有しているようだった。
「私(わたくし)の申しましたことは、フルゴル王国に対して負担を押しつけるようで心苦しいことではございますが……。
ですが、現状で我が方が共和国に侵攻し、決戦を求めましても、その前には大敵が立ち塞がり、阻止されるものと思われます。
ムナール将軍は、大胆な用兵をいたします。
現状でフルゴル王国にいようと、本国が危機と知れば、急いで取って返すという選択を躊躇(ちゅうちょ)なく採用し、我らの前に立ちはだかるでしょう」
「しかし、その場合でも、将軍とその精鋭は強行軍をして来ることになって、疲れているはずだ。
疲れた兵を待ち受ければ、勝算はあるのではないだろうか? 」
「おっしゃる通りではございます。
ですが、両国の決戦は、死闘となりましょう。
我が方の勝算は五分以上と思われますが、軽視できない損害を受けることとなります。
戦後、というものを語るのは時期尚早かもしれませんが、その点を考えあわせた時、我が国一国だけが多大な損失を享受することは、避けるべきであると存じます」
「……そうかもしれぬが」
エドゥアルドは釈然(しゃくぜん)としない思いを感じながらイスに深く腰かけ、肘掛けを使って頬杖を突く。
アントン・フォン・シュタムというのは、慎重な用兵家だった。
思慮深く公平で、必要とあれば果断な指揮もするが、基本的に[不敗]を重視する。
だから、信頼して、参謀総長にと乞うたのだ。
彼ならば、この難しい時期でも極端な賭けはせず、確実に帝国を守ってくれるだろうと、そう考えた。
確実、という視点から見れば、彼の提案している方策を取るべきだろう。
フルゴル王国での戦いで共和国が消耗すれば、より容易に勝利できるはずだ。
それに、決戦を急いで、帝国だけが多大な損失を被るリスクを負う必要はない、というのも、その通りではある。
この戦争が終わったとしても、歴史は続いて行くのだから。
「アントン殿のお考えは、よく分かりました。
ですが、もうしばらく、考えさせていただきたい。
他の臣にも図って決めたいのです」
だが、エドゥアルドはそう言って、結論を避けた。
彼自身、決戦を急ぎたい、という気持ちはすでに持ってはいなかった。
リスクが大きいと分かったし、これまでの努力を無駄にしかねない賭けには出たくない。
だが、今は別の想いがあった。
引っかかっているのは、アントンも心苦しいと言っていた、「フルゴル王国に負担を押しつける」という部分だ。
それは、なんだか卑怯なような気がしたのだ。
———若く、純粋(じゅんすい)さを失っていない代皇帝には、それが重要なことだと思える。
「承知いたしました」
代皇帝の決定に、アントンは異論を唱えず、恭しく一礼して承諾した。
他の家臣にも相談して物事を決める、というのは、当然だと思っているのだろう。
退出していく彼の姿を見送ると、エドゥアルドはすぐさま、国家宰相のルドルフ・フォン・エーアリヒ準伯爵と、ブレーンのヴィルヘルムを呼び出すことにした。
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