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第十一章:「海の向こうから」
・11-22 第186話:「メイド×メイド×メイド:2」
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・11-22 第186話:「メイド×メイド×メイド:2」
エドゥアルドの身の回りの世話もしてみたい。
メイドに扮した二人の王女の要望は強く、ルーシェはそれを断りきることができなかった。
とは言うものの、この日、エドゥアルドは不在だった。
この日[も]、というべきだろうか。
代皇帝は、イーンスラ王国の全権大使・バリントン伯爵がなかなか具体的な交渉を開始しようとしないのは、こちらが同盟者たり得る実力を持っているのかどうかを見極めようとしているからだ、と考えていた。
だから各地を案内し、この国が頼れる盟友となるのだ、と、そう示そうと力を尽くしている。
ノルトハーフェンの工場群や、海軍建設のために造船所で建造が続けられている軍艦の様子。
加えて、ノルトハーフェン公国軍による訓練、演習の様子。
今日は、クルト・フォン・フライハイト男爵の領地までおもむき、帝国でもっとも新式の設備を導入した鉱山の状況を確認する。
そこまでは鉄道が通っているのだが、馬車で向かうことになっていた。
警備の都合とか、鉄道よりも馬車の方が現状では[格式高い]と見なされていうこととか、いろいろ理由があってのことらしい。
ノルトハーフェン公国とフライハイト男爵領は隣り合っていたが、それなりに距離がある。
馬車で向かうと片道だけで半日近くもかかってしまうため、エドゥアルドもバリントン伯爵も今日は向かった先で宿泊し、帰還は明日になる、ということになっていた。
だから、エドゥアルドの身の回りのことを、と言っても、なにもできない。
そのことを指摘すると、「それなら、エドゥアルド陛下のお部屋の掃除をお手伝いさせていただきたいですわ」と、ユーフェミアから要望があがった。
「え? ……っと、それは、どうなんでしょう……? 」
「まぁまぁ、良いではありませんか!
減るものでもありませんでしょう? ね? 」
いくらメイドとしての仕事を教えてやってくれと言われているからとはいえ、主君の部屋をこの二人、外国の王族に勝手にいじらせてもいいものなのか。
そう思って躊躇(ちゅうちょ)したのだが、結局は押し切られてしまった。
「うふふ……。
私(わたくし)を怒らせても、よろしいのでしょうか? 」
「……。
ぅぅぅ~……」
耳元に顔を寄せられ、こう、意味深にささやかれてしまうと、否(ノー)とは言えない。
(強引なお方です……)
最初に出会った時の印象は、「きれいで、カッコ良い人」というものだった。
酔っぱらった挙句、白昼堂々とナンパをして来る兵士たちを叱責し、追い払った際の姿には威厳があり、頼もしく思えたものだ。
しかし、こうしてしばらく一緒に行動を共にしてみると、清廉(せいれん)なお姫様、という印象は薄れて来る。
自由奔放(じゆうほんぽう)で、わがまま。
己の望みを叶えるためならば、こうやって自身の地位や権力を振りかざすのもいとわない。
なんだか、怖い人。
そんな風に思えて来て、ルーシェは苦手意識を持ち始めていた。
アリツィアにも似たようなところはある。
気ままな性格で、こちらをどんどん引っ張っていくところなど、ソックリだ。
だが、今回の場合、彼女もユーフェミアには振り回されている様子であり、そういう部分では同情ができた。
仕方がないので、エドゥアルドの部屋に案内し、そこの掃除を手伝ってもらうことにする。
主君がいない間、その自室には鍵がかけられている。
誰だって勝手に立ち入られるのは嫌だろうし、ましてや、代皇帝ほどの地位にある人物の部屋なのだ。
それに、不在の間に何者かが侵入して、窃盗(せっとう)を働いたり、待ちかまえて危害を加えたり、ということも考えられる。
金目の物はもちろん、国家の機密に類するようなものがエドゥアルドの部屋にはおかれているかもしれない。
場合によっては、害意を持った者、たとえば暗殺者などが入り込むことだってあり得るのだ。
だから、鍵の管理は厳重に行われていたし、戸締りもしっかりと確認される。
そしてその鍵を扱うことができる人物は、限られていた。
このヴァイスシュネーの使用人たちを統括する立場にある、執事長、もしくはメイド長の二人。
それと、エドゥアルドと以前から近い関係にある、マーリア・ヴァールや、シャルロッテ・フォン・クライス。
ただ今回の場合、そういった人々に会って許可を取る必要はなかった。
ルーシェにも、主君の部屋の鍵を自由に持ち出す権限が与えられていて、そのことは周知の事実となっていたからだ。
おつきのメイドとして側近くで仕えているのだから、エドゥアルドの部屋の鍵を持ち出せなければ、いろいろと不便なことがある。
朝、彼を起こしに行くのもルーシェの役割であったし、主君が不在の間に部屋を掃除したりすることだってある。
そういった実務上の理由からだけでなく、純粋に、信用されている。
あのメイドであれば、エドゥアルドのためにならないことは絶対にしないだろうと、信じられているのだ。
それなのに。
断り切れない事情があるからといえ、そして王族とはいえ、異国の人間を二人も立ち入らせる。
そのことがなんだか裏切り、背信行為に感じられ、罪悪感でいっぱいになりなったルーシェは、鍵を扉に差し込んだところで思わず躊躇(ちゅうちょ)してしまう。
「おや? どうしたんだい? 」
「ぅぅぅ~っ!
だって、こんなのっ、いけないことですしっ! 」
「だけど、キミは自由にエドゥアルド陛下の私室に立ち入る許可を持っているんだろう?
なら、なんの問題もないじゃないか」
「そ、そうですけどっ!
今は、私だけじゃ、ありませんし……っ! 」
半泣きになりながら黒髪のツインテールを大きく揺らし、ブンブンと首を左右に振るルーシェの様子に、アリツィアは「困ったな……」と、肩をすくめている。
動揺するメイドに、背後からぽん、と手を置いたのは、ユーフェミアだった。
「よろしいではありませんか」
それは、これまでのように威圧するのではなく、誘惑するようなささやき声。
「エドゥアルド陛下が帰っていらっしゃるのは、明日、なのでしょう?
でしたら、ここで私(わたくし)たちがお部屋に立ち入ったことを話さなければ、なにもなかったことにできてしまうのではなくて? 」
「で、でも、でもっ!
それじゃぁ、エドゥアルドさまからの信用が……っ! 」
「うふふっ。
貴女も、正直になった方がよろしいのではなくて?
これは、チャンスなのではありませんか?
主君の机の引き出しの中とか、クローゼットの奥とか。
のぞいてみたいとは思いませんか? 」
ルーシェは思わず、息を飲んでいた。
(見てみたいですっ! )
そんな欲求が湧き上がって来たからだ。
おつきのメイドとして部屋に自由に立ち入る権利が認められているものの、彼女に許されているのはあくまで、仕事の範疇(はんちゅう)でのことだった。
エドゥアルドのプライバシーに立ち入ることまでは認められてはいない。
だから、掃除をする時にもなにをする時にでも、机の引き出しやらクローゼットの奥やら、そういった部分はなるべく見ないようにしてきたのだ。
止むを得ず見てしまったことはあるが、それはあくまで不可抗力に過ぎない。
言われてみれば、その通り!
今回のようなシチュエーションは、なかなかないかもしれない。
「もしバレてしまったとしても、貴女は悪くはありませんわ」
心の揺らぎを感じ取ったのか、ユーフェミアはルーシェの髪を優しくなでながら、さらにダメ押しとばかりにつけ加えた。
「私(わたくし)たちに強いられたと言えば、よろしいのではなくて?
私(わたくし)の正体は明かせませんが、ほら。
ここには、アリツィア王女がいらっしゃるわけですし? 」
「おい! 」
いざとなれば罪はすべてアリツィアに押しつければいい。
そのセリフを聞き逃さなかったオルリック王国の王女が、小さい、だが鋭い声で抗議したが、———ルーシェの耳はもう、その言葉を聞いてはいなかった。
(申し訳ありませんっ、エドゥアルドさまっ! )
ガチャリ、と、鍵が開く音がする。
メイドは、誘惑に屈した。
エドゥアルドの身の回りの世話もしてみたい。
メイドに扮した二人の王女の要望は強く、ルーシェはそれを断りきることができなかった。
とは言うものの、この日、エドゥアルドは不在だった。
この日[も]、というべきだろうか。
代皇帝は、イーンスラ王国の全権大使・バリントン伯爵がなかなか具体的な交渉を開始しようとしないのは、こちらが同盟者たり得る実力を持っているのかどうかを見極めようとしているからだ、と考えていた。
だから各地を案内し、この国が頼れる盟友となるのだ、と、そう示そうと力を尽くしている。
ノルトハーフェンの工場群や、海軍建設のために造船所で建造が続けられている軍艦の様子。
加えて、ノルトハーフェン公国軍による訓練、演習の様子。
今日は、クルト・フォン・フライハイト男爵の領地までおもむき、帝国でもっとも新式の設備を導入した鉱山の状況を確認する。
そこまでは鉄道が通っているのだが、馬車で向かうことになっていた。
警備の都合とか、鉄道よりも馬車の方が現状では[格式高い]と見なされていうこととか、いろいろ理由があってのことらしい。
ノルトハーフェン公国とフライハイト男爵領は隣り合っていたが、それなりに距離がある。
馬車で向かうと片道だけで半日近くもかかってしまうため、エドゥアルドもバリントン伯爵も今日は向かった先で宿泊し、帰還は明日になる、ということになっていた。
だから、エドゥアルドの身の回りのことを、と言っても、なにもできない。
そのことを指摘すると、「それなら、エドゥアルド陛下のお部屋の掃除をお手伝いさせていただきたいですわ」と、ユーフェミアから要望があがった。
「え? ……っと、それは、どうなんでしょう……? 」
「まぁまぁ、良いではありませんか!
減るものでもありませんでしょう? ね? 」
いくらメイドとしての仕事を教えてやってくれと言われているからとはいえ、主君の部屋をこの二人、外国の王族に勝手にいじらせてもいいものなのか。
そう思って躊躇(ちゅうちょ)したのだが、結局は押し切られてしまった。
「うふふ……。
私(わたくし)を怒らせても、よろしいのでしょうか? 」
「……。
ぅぅぅ~……」
耳元に顔を寄せられ、こう、意味深にささやかれてしまうと、否(ノー)とは言えない。
(強引なお方です……)
最初に出会った時の印象は、「きれいで、カッコ良い人」というものだった。
酔っぱらった挙句、白昼堂々とナンパをして来る兵士たちを叱責し、追い払った際の姿には威厳があり、頼もしく思えたものだ。
しかし、こうしてしばらく一緒に行動を共にしてみると、清廉(せいれん)なお姫様、という印象は薄れて来る。
自由奔放(じゆうほんぽう)で、わがまま。
己の望みを叶えるためならば、こうやって自身の地位や権力を振りかざすのもいとわない。
なんだか、怖い人。
そんな風に思えて来て、ルーシェは苦手意識を持ち始めていた。
アリツィアにも似たようなところはある。
気ままな性格で、こちらをどんどん引っ張っていくところなど、ソックリだ。
だが、今回の場合、彼女もユーフェミアには振り回されている様子であり、そういう部分では同情ができた。
仕方がないので、エドゥアルドの部屋に案内し、そこの掃除を手伝ってもらうことにする。
主君がいない間、その自室には鍵がかけられている。
誰だって勝手に立ち入られるのは嫌だろうし、ましてや、代皇帝ほどの地位にある人物の部屋なのだ。
それに、不在の間に何者かが侵入して、窃盗(せっとう)を働いたり、待ちかまえて危害を加えたり、ということも考えられる。
金目の物はもちろん、国家の機密に類するようなものがエドゥアルドの部屋にはおかれているかもしれない。
場合によっては、害意を持った者、たとえば暗殺者などが入り込むことだってあり得るのだ。
だから、鍵の管理は厳重に行われていたし、戸締りもしっかりと確認される。
そしてその鍵を扱うことができる人物は、限られていた。
このヴァイスシュネーの使用人たちを統括する立場にある、執事長、もしくはメイド長の二人。
それと、エドゥアルドと以前から近い関係にある、マーリア・ヴァールや、シャルロッテ・フォン・クライス。
ただ今回の場合、そういった人々に会って許可を取る必要はなかった。
ルーシェにも、主君の部屋の鍵を自由に持ち出す権限が与えられていて、そのことは周知の事実となっていたからだ。
おつきのメイドとして側近くで仕えているのだから、エドゥアルドの部屋の鍵を持ち出せなければ、いろいろと不便なことがある。
朝、彼を起こしに行くのもルーシェの役割であったし、主君が不在の間に部屋を掃除したりすることだってある。
そういった実務上の理由からだけでなく、純粋に、信用されている。
あのメイドであれば、エドゥアルドのためにならないことは絶対にしないだろうと、信じられているのだ。
それなのに。
断り切れない事情があるからといえ、そして王族とはいえ、異国の人間を二人も立ち入らせる。
そのことがなんだか裏切り、背信行為に感じられ、罪悪感でいっぱいになりなったルーシェは、鍵を扉に差し込んだところで思わず躊躇(ちゅうちょ)してしまう。
「おや? どうしたんだい? 」
「ぅぅぅ~っ!
だって、こんなのっ、いけないことですしっ! 」
「だけど、キミは自由にエドゥアルド陛下の私室に立ち入る許可を持っているんだろう?
なら、なんの問題もないじゃないか」
「そ、そうですけどっ!
今は、私だけじゃ、ありませんし……っ! 」
半泣きになりながら黒髪のツインテールを大きく揺らし、ブンブンと首を左右に振るルーシェの様子に、アリツィアは「困ったな……」と、肩をすくめている。
動揺するメイドに、背後からぽん、と手を置いたのは、ユーフェミアだった。
「よろしいではありませんか」
それは、これまでのように威圧するのではなく、誘惑するようなささやき声。
「エドゥアルド陛下が帰っていらっしゃるのは、明日、なのでしょう?
でしたら、ここで私(わたくし)たちがお部屋に立ち入ったことを話さなければ、なにもなかったことにできてしまうのではなくて? 」
「で、でも、でもっ!
それじゃぁ、エドゥアルドさまからの信用が……っ! 」
「うふふっ。
貴女も、正直になった方がよろしいのではなくて?
これは、チャンスなのではありませんか?
主君の机の引き出しの中とか、クローゼットの奥とか。
のぞいてみたいとは思いませんか? 」
ルーシェは思わず、息を飲んでいた。
(見てみたいですっ! )
そんな欲求が湧き上がって来たからだ。
おつきのメイドとして部屋に自由に立ち入る権利が認められているものの、彼女に許されているのはあくまで、仕事の範疇(はんちゅう)でのことだった。
エドゥアルドのプライバシーに立ち入ることまでは認められてはいない。
だから、掃除をする時にもなにをする時にでも、机の引き出しやらクローゼットの奥やら、そういった部分はなるべく見ないようにしてきたのだ。
止むを得ず見てしまったことはあるが、それはあくまで不可抗力に過ぎない。
言われてみれば、その通り!
今回のようなシチュエーションは、なかなかないかもしれない。
「もしバレてしまったとしても、貴女は悪くはありませんわ」
心の揺らぎを感じ取ったのか、ユーフェミアはルーシェの髪を優しくなでながら、さらにダメ押しとばかりにつけ加えた。
「私(わたくし)たちに強いられたと言えば、よろしいのではなくて?
私(わたくし)の正体は明かせませんが、ほら。
ここには、アリツィア王女がいらっしゃるわけですし? 」
「おい! 」
いざとなれば罪はすべてアリツィアに押しつければいい。
そのセリフを聞き逃さなかったオルリック王国の王女が、小さい、だが鋭い声で抗議したが、———ルーシェの耳はもう、その言葉を聞いてはいなかった。
(申し訳ありませんっ、エドゥアルドさまっ! )
ガチャリ、と、鍵が開く音がする。
メイドは、誘惑に屈した。
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