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第十一章:「海の向こうから」
・11-15 第179話:「港」
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・11-15 第179話:「港」
ノルトハーフェン駅でも思ったことだったが、この街の変わり様は、大きかった。
エドゥアルドが工業化を推進したことで工場が増え、それに伴って人口も増加した。
必然的に市域は拡大し、かつては存在しなかった建物の姿が数多く見られる。
乗合馬車の車窓から眺めていると、変化の巨大さを実感せずにはいられなかった。
(あ、この場所は……)
中でも衝撃的だったのは、———ルーシェがかつて暮らしていた、スラム街の変わり様だった。
つい数年前まで、自分が暮らしていた場所。
屋根もなく、まともな壁もなく。
二匹の家族と寄り添い、寒さに震え、飢えに苦しめられながら、息も絶え絶えに生きていた街。
面影は残っていた。
通りの形は、当時のままなのだ。
だが、そこにある建物は、様変わりしている。
すっかり廃れて、窓にはガラスもなく、吹きさらしか木の板が打ち付けてあるだけという有様で、浮浪者があちこちにうずくまり、掃除もされずにゴミが溜まり不潔だったのに。
今や、建物は修繕されるかきれいなものに再建され、ごく一般的な労働者たちが暮らしている。
ルーシェが二匹の家族と共に暮らしていたねぐらも、ちらりと車窓から見えた限りでは、新しく建物が作り直されて、影も形もない。
エドゥアルドの改革と、その政策を引き継いだヨーゼフの統治。
その影響だろう。
できるだけ多くの人々に生業を与え、困窮することがないようにという方針で職を作り、同時に社会全体で弱者を救済することのコストを負担するという方針が、スラム街を普通の街に変貌させた。
といってもこれは、市街の拡大によるところも大きいかもしれない。
かつてこの場所は街はずれであったが、今はもっと市域が広がり市の中心に取り込まれたため、土地の価値が上がり、以前よりも収入のある人々が移住して来て再開発が進んだ、という側面もあるだろう。
現に、新たに街はずれとなったかつての郊外には、貧しい人々が暮らす街があるのだという。
だがたとえそうであっても、過去にあったスラムとはまるで異なっていた。
その貧民街で暮らす人々は、節約をしなければならなかったが日々の食事はなんとかなっているし、病気になっても療養するために休息するだけの蓄えがあり、そして屋根も壁もある住居を持っている。
また、行政の側も、彼らが生活を立て直せるように支援を行い、職場を増やして生きる術を失うことがないように気を配っている。
明日には、人知れずに消え去っているかもしれない。
かつてルーシェたちが味わったような絶望感はなかった。
完璧ではないかもしれないが、エドゥアルドたちの統治下で確実に、改善はされている。
すっかり変わり果てた、それでも通りの形などに面影を残す街並みを通り抜ける際、メイドの内心は複雑であったが、それでも最終的に(よかった……)と安心することができたのは、自分は仕える人を誤っていないと実感することができたからだった。
そうしている間に馬車は港にまで到着し、三人は降り立つとさっそく、イーンスラ王国からの艦隊が停泊している岸壁に向かった。
アルエット共和国による海上封鎖の影響を受けて、港は活気を失っていた。
タウゼント帝国に所属する商船たちは行き場を失って停泊したまま途方に暮れていたし、倉庫には輸送先のない物資が積まれたままになっている。
平時であれば労働者たちがせわしなく荷役に働いているはずであったが、その姿はなく、閑散とした印象だ。
だが、賑やかな場所もあった。
ノルトハーフェンの港にはイーンスラ王国からやってきた艦隊が、ポリティークシュタットでの交渉が終わるまでの間停泊し続けており、その姿は壮観。
そしてなにより、これらの軍艦に乗船していた水兵たちが街にやって来ては、観光をしたり、買い物をしていったりしてくれるのだ。
タウゼント帝国とイーンスラ王国では、使用されている通貨の種類が違う。
しかしこれらの間には為替が存在しており、銀行や両替商などで交換することで、ノルトハーフェンで自由に買い物を楽しむことができる。
船上での生活はルーシェたちには分からなかったが、いつも同じ甲板上にいると段々、飽きて来てしまうだろうというのは想像できる。
それを証明するように、昼から飲み屋に出て酒と料理を楽しんだり、故郷へ持ち帰るお土産の品を吟味したり、街並みを見て回る水兵たちはみなハメを外した様子で、陽気だった。
彼らがいるおかげで、港周辺の商店にはやや活気があった。
料理などを売るために出店なども出されており、タウゼント帝国各地の料理などが提供されている。
「そう言えば、お昼を食べていなかったな」
「あ、そう言えば……」
急に出かけることが決まったので、まともな昼食を食べていない。
屋台で美味しそうに焼かれている串焼きなどを目の当たりにした三人は空腹を覚え、その場で食事にすることにした。
メニューは、サンドイッチ。
新鮮な野菜やハム、チーズを挟んだオーソドックスなものや、その場で焼いた肉類を挟み、特製ソースをかけたもの。
港に近い空きスペースを見つけて、ねじ込むように作られた小さな公園にあるベンチに三人で並んで腰かけて食べ始める。
「でも、アリツィア様、よろしいんですか?
こんな、庶民の食べ物で」
「庶民の食べ物だから、いいんだよ。
お洒落なレストランで、着飾ってお上品に食事をするより、気が楽でいい。
海と船も眺めていられるし、それに……。
うん、美味しい」
オルリック王国の王女がこんなありきたりなもので良いのか、とも思ったが、アリツィアもマヤも満足そうにサンドイッチにかじりついている。
「あ、ほんとに美味しい」
自分も口に運んでみるが、確かに美味しい。
パンはライムギの殻まで一緒にひいた安物でいわゆる黒パンだったが、バターを塗った後に表面がカリっとなるまで焼いてあり、暖かいだけでなく食感も風味も良い。
挟んである具材も一般的なものだったが、食べ飽きない味わいがした。
(そういえばエドゥアルド様も、こうしたお料理を好んでいらっしゃいますね)
ふと、いつも空になって戻って来るランチボックスのことを思い出す。
昔は、貴族と言えば毎日ごちそうばかりを食べているのだと思っていたのだが、実際にメイドとして働いてみるとそうでもない。
こういう料理も好まれるようだ。
やはり日常的に食べるには、手軽で素朴なものの方が良いのだろう。
毎日手の込んだごちそうばかりを食べていたら、逆に飽きそうだし、健康にも悪そうだ。
(コレ、真似してみたら、エドゥアルドさまも喜んでくださるかしら? )
カリッとなるまで焼くのは良いアイデアだが、しかし、朝作って、お弁当に持って行ってもらった時に、昼食までその食感が保てるのかどうか。
ルーシェはそんなことを考えつつ、サンドイッチを完食した。
ノルトハーフェン駅でも思ったことだったが、この街の変わり様は、大きかった。
エドゥアルドが工業化を推進したことで工場が増え、それに伴って人口も増加した。
必然的に市域は拡大し、かつては存在しなかった建物の姿が数多く見られる。
乗合馬車の車窓から眺めていると、変化の巨大さを実感せずにはいられなかった。
(あ、この場所は……)
中でも衝撃的だったのは、———ルーシェがかつて暮らしていた、スラム街の変わり様だった。
つい数年前まで、自分が暮らしていた場所。
屋根もなく、まともな壁もなく。
二匹の家族と寄り添い、寒さに震え、飢えに苦しめられながら、息も絶え絶えに生きていた街。
面影は残っていた。
通りの形は、当時のままなのだ。
だが、そこにある建物は、様変わりしている。
すっかり廃れて、窓にはガラスもなく、吹きさらしか木の板が打ち付けてあるだけという有様で、浮浪者があちこちにうずくまり、掃除もされずにゴミが溜まり不潔だったのに。
今や、建物は修繕されるかきれいなものに再建され、ごく一般的な労働者たちが暮らしている。
ルーシェが二匹の家族と共に暮らしていたねぐらも、ちらりと車窓から見えた限りでは、新しく建物が作り直されて、影も形もない。
エドゥアルドの改革と、その政策を引き継いだヨーゼフの統治。
その影響だろう。
できるだけ多くの人々に生業を与え、困窮することがないようにという方針で職を作り、同時に社会全体で弱者を救済することのコストを負担するという方針が、スラム街を普通の街に変貌させた。
といってもこれは、市街の拡大によるところも大きいかもしれない。
かつてこの場所は街はずれであったが、今はもっと市域が広がり市の中心に取り込まれたため、土地の価値が上がり、以前よりも収入のある人々が移住して来て再開発が進んだ、という側面もあるだろう。
現に、新たに街はずれとなったかつての郊外には、貧しい人々が暮らす街があるのだという。
だがたとえそうであっても、過去にあったスラムとはまるで異なっていた。
その貧民街で暮らす人々は、節約をしなければならなかったが日々の食事はなんとかなっているし、病気になっても療養するために休息するだけの蓄えがあり、そして屋根も壁もある住居を持っている。
また、行政の側も、彼らが生活を立て直せるように支援を行い、職場を増やして生きる術を失うことがないように気を配っている。
明日には、人知れずに消え去っているかもしれない。
かつてルーシェたちが味わったような絶望感はなかった。
完璧ではないかもしれないが、エドゥアルドたちの統治下で確実に、改善はされている。
すっかり変わり果てた、それでも通りの形などに面影を残す街並みを通り抜ける際、メイドの内心は複雑であったが、それでも最終的に(よかった……)と安心することができたのは、自分は仕える人を誤っていないと実感することができたからだった。
そうしている間に馬車は港にまで到着し、三人は降り立つとさっそく、イーンスラ王国からの艦隊が停泊している岸壁に向かった。
アルエット共和国による海上封鎖の影響を受けて、港は活気を失っていた。
タウゼント帝国に所属する商船たちは行き場を失って停泊したまま途方に暮れていたし、倉庫には輸送先のない物資が積まれたままになっている。
平時であれば労働者たちがせわしなく荷役に働いているはずであったが、その姿はなく、閑散とした印象だ。
だが、賑やかな場所もあった。
ノルトハーフェンの港にはイーンスラ王国からやってきた艦隊が、ポリティークシュタットでの交渉が終わるまでの間停泊し続けており、その姿は壮観。
そしてなにより、これらの軍艦に乗船していた水兵たちが街にやって来ては、観光をしたり、買い物をしていったりしてくれるのだ。
タウゼント帝国とイーンスラ王国では、使用されている通貨の種類が違う。
しかしこれらの間には為替が存在しており、銀行や両替商などで交換することで、ノルトハーフェンで自由に買い物を楽しむことができる。
船上での生活はルーシェたちには分からなかったが、いつも同じ甲板上にいると段々、飽きて来てしまうだろうというのは想像できる。
それを証明するように、昼から飲み屋に出て酒と料理を楽しんだり、故郷へ持ち帰るお土産の品を吟味したり、街並みを見て回る水兵たちはみなハメを外した様子で、陽気だった。
彼らがいるおかげで、港周辺の商店にはやや活気があった。
料理などを売るために出店なども出されており、タウゼント帝国各地の料理などが提供されている。
「そう言えば、お昼を食べていなかったな」
「あ、そう言えば……」
急に出かけることが決まったので、まともな昼食を食べていない。
屋台で美味しそうに焼かれている串焼きなどを目の当たりにした三人は空腹を覚え、その場で食事にすることにした。
メニューは、サンドイッチ。
新鮮な野菜やハム、チーズを挟んだオーソドックスなものや、その場で焼いた肉類を挟み、特製ソースをかけたもの。
港に近い空きスペースを見つけて、ねじ込むように作られた小さな公園にあるベンチに三人で並んで腰かけて食べ始める。
「でも、アリツィア様、よろしいんですか?
こんな、庶民の食べ物で」
「庶民の食べ物だから、いいんだよ。
お洒落なレストランで、着飾ってお上品に食事をするより、気が楽でいい。
海と船も眺めていられるし、それに……。
うん、美味しい」
オルリック王国の王女がこんなありきたりなもので良いのか、とも思ったが、アリツィアもマヤも満足そうにサンドイッチにかじりついている。
「あ、ほんとに美味しい」
自分も口に運んでみるが、確かに美味しい。
パンはライムギの殻まで一緒にひいた安物でいわゆる黒パンだったが、バターを塗った後に表面がカリっとなるまで焼いてあり、暖かいだけでなく食感も風味も良い。
挟んである具材も一般的なものだったが、食べ飽きない味わいがした。
(そういえばエドゥアルド様も、こうしたお料理を好んでいらっしゃいますね)
ふと、いつも空になって戻って来るランチボックスのことを思い出す。
昔は、貴族と言えば毎日ごちそうばかりを食べているのだと思っていたのだが、実際にメイドとして働いてみるとそうでもない。
こういう料理も好まれるようだ。
やはり日常的に食べるには、手軽で素朴なものの方が良いのだろう。
毎日手の込んだごちそうばかりを食べていたら、逆に飽きそうだし、健康にも悪そうだ。
(コレ、真似してみたら、エドゥアルドさまも喜んでくださるかしら? )
カリッとなるまで焼くのは良いアイデアだが、しかし、朝作って、お弁当に持って行ってもらった時に、昼食までその食感が保てるのかどうか。
ルーシェはそんなことを考えつつ、サンドイッチを完食した。
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