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第十一章:「海の向こうから」
・11-13 第177話:「列車の旅:1」
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・11-13 第177話:「列車の旅:1」
列車による旅は、それはそれは、楽しいものだった。
ガタゴトとレールの継ぎ目で騒音を立てて回る車輪も、蒸気機関が奏でるガッシュガッシュという轟音(ごうおん)も、風を切って進む音もみな、うるさかったが、それでもなにもかもが真新しくて新鮮で。
三人が乗った客車は、全面を覆(おお)う壁と屋根がついたものだった。材質は台車部分が鉄、それ以外は木製で、座席には綿がたっぷりと入ったクッションが取りつけられている。
構造は馬車とよく似ていて、進行方向に向くように作られた四人がけの座席が何列も並び、そのそれぞれに、両サイドに乗降用の扉がつく。
通路はないので、一度乗り込んだら車内の移動はできない仕組みだ。
照明はなかったが、暗くなってきたらランプを吊り下げるのか、そのための取っ手が天井にいくつか設置されていた。
その最大速度は、———時速二十キロメートルほど。
一般的な馬車が進む速度の倍は出ている。
頑張れば時速三十キロメートルまでは到達できるそうだが、機械に不具合が出かねないので基本的には出さないらしい。
ポリティークシュタット駅から、ノルトハーフェン駅までは、およそ一時間。
互いに駅の郊外にあるので、街の中心から中心へ移動するには合計で二時間ほどを考えなければならなかったが、それでも馬車で移動するよりは早くたどり着ける。
利用者は、まずまずの多さだった。
座席の六割ほどが埋まっているだろうか。
列車を利用する時間の削減効果は、乗車距離が長くなるほど大きくなる。
そのためか、長距離での利用客が多い様子だった。
富裕層の旅行者や、商取引のために利用するビジネスマンたちがほとんどだ。
チケットの代金は馬車よりも高くつくため、中・低所得者の利用割合は小さいらしい。
もっとも忙しかった時には、連日、ほとんど満員になるほどだったのだという。
しかしアルエット共和国による海上封鎖が開始され、タウゼント帝国の経済が不活性化してしまったため、現在の余裕のある運行状況になった。
もし今のように輸送力に余裕ができていなければ、ルーシェたちが当日に、思い付きで飛び乗るということは難しかっただろう。
事前にチケットを予約して買っておかなければいけないほど、鉄道路線は人気があった。
楽に列車に乗れたことを喜べばいいのか。
あるいは、経済的な苦境を実感して、悲嘆(ひたん)すればいいのか。
とにかく、三人にとって列車に乗るのは、楽しい経験だった。
特に、ルーシェ。
乗馬したことのあるものならば、列車よりももっと速い世界を知っていることだろう。
だが、彼女が乗ったことがある乗り物は馬車だけであり、機関車はその倍にも達する速度で列車を引っ張っている。
「すごい! 速い、速いです! 」
一時間程度の乗車時間の間、終始、流れ去っていく景色から目が離せなかった。
自由に窓は開けて良いということだったから、上下に二分割されていたスライド式の窓を上にずらして開くと、びゅう、と風が吹き込んで来る。
風向きが良いからか、幸いにして機関車の煤煙(ばいえん)が流れて来ることもなく、心地よい。
まるで、自分自身が風になったようだ。
黒髪のツインテールをなびかせながら、ルーシェは感動で瞳を輝かせる。
(エドゥアルド様と一緒に乗れたら、楽しいんだろうなぁ! )
そんな空想が膨れ上がった時。
「ふぎゃんっ!? 」
急に、後ろに引っ張られる。
アリツィアのおつきのメイド、マヤが強めにツインテールをつかんで引っ張ったらしい。
「な、なにをなさるんですかっ!? 」
女子にとって、髪というのは大切なものだ。
それを乱暴に扱われたことを抗議したが、しかし、マヤは涼し気な顔をしているだけ。
「いや、キミの髪が、後ろの方の迷惑になっていたようなのでな」
言葉を話せない眼鏡のメイドの代わりにそう教えてくれたのは、その主人であるアリツィアだった。
言われて後ろを振り返ると、自分たちのすぐ後ろに腰かけていた熟年の夫婦が愛想笑いを返してくる。
どうやら風で舞ったルーシェの髪が二人に迷惑をかけてしまっていたらしい。
彼女は、身体も大きくなっていたが、公爵家のメイドになって以来髪も伸ばしているので、風で舞うとけっこう暴れる。
「あわわわわっ!
す、すみません! すみません~っ!!! 」
「いえいえ。元気があってよろしいんじゃないかと思いますよ」
「まったくですねぇ。あなた、私ももっと若かったら、あんなふうにはしゃいでいたかもしれません」
大慌てで謝り、何度も頭を下げると、その夫婦は笑って許してくれた。
だが念のために窓は閉めて、以後は大人しくしていることにする。
すると、隣から笑い声が聞こえて来た。
「ふふっ。
いや、すまない。
エドゥアルド陛下がキミを側に置いておきたがる理由が、分かったような気がするよ」
その言葉が聞こえたのか、後ろの夫婦の間で「陛下……? 」「えっ? 」と戸惑う声が漏(も)れ聞こえてきたが、それよりも気になることがあった。
どうしてエドゥアルドがルーシェを近くに置いておいてくれるのか。
その理由が分かった、という。
自分がどうしても知りたいと思っていたことだ。
「えっと、アリツィア様?
それは、どういう……? 」
「んん? ああ、そんなに難しい話ではないさ」
恐る恐るたずねてみると、アリツィアは簡単に教えてくれる。
「キミが近くにいると、退屈はしなさそうだからね」
からかっているだけなのではないか。
そう思って少しムッとしてしまったものの、それでも近くにいさせてもらえるなら……、と考えて、ルーシェは唐突に、自分ががっかりしているのは、アリツィアに落ち着きの無さを笑われてしまったことだけが原因ではないと、そう気がついていた。
(私は、やっぱり……)
側にいられるだけで、十分。
そう思って来たのだが、———どうやらもう、それだけではなくなってしまっているらしい。
一緒にいるだけで退屈はしなさそうだから。
そんな理由で側にいられるだけでは、嬉しいとは思えなくなってしまっているのだ。
(エドゥアルド様は、今頃は)
確か、彼の予定も、ノルトハーフェンまで移動して、イーンスラ王国からの全権大使に工場などの設備を案内することであったはずだ。
警備の都合で馬車での移動になっているはずだったが、先に出発していたので今頃はすでに見学会が始まっているだろう。
自身の感情を再確認したルーシェは、あの少年がいるはずの進行方向に視線を向け、少し深刻そうな表情で自分はどうするべきなのかを悩んでいた。
列車による旅は、それはそれは、楽しいものだった。
ガタゴトとレールの継ぎ目で騒音を立てて回る車輪も、蒸気機関が奏でるガッシュガッシュという轟音(ごうおん)も、風を切って進む音もみな、うるさかったが、それでもなにもかもが真新しくて新鮮で。
三人が乗った客車は、全面を覆(おお)う壁と屋根がついたものだった。材質は台車部分が鉄、それ以外は木製で、座席には綿がたっぷりと入ったクッションが取りつけられている。
構造は馬車とよく似ていて、進行方向に向くように作られた四人がけの座席が何列も並び、そのそれぞれに、両サイドに乗降用の扉がつく。
通路はないので、一度乗り込んだら車内の移動はできない仕組みだ。
照明はなかったが、暗くなってきたらランプを吊り下げるのか、そのための取っ手が天井にいくつか設置されていた。
その最大速度は、———時速二十キロメートルほど。
一般的な馬車が進む速度の倍は出ている。
頑張れば時速三十キロメートルまでは到達できるそうだが、機械に不具合が出かねないので基本的には出さないらしい。
ポリティークシュタット駅から、ノルトハーフェン駅までは、およそ一時間。
互いに駅の郊外にあるので、街の中心から中心へ移動するには合計で二時間ほどを考えなければならなかったが、それでも馬車で移動するよりは早くたどり着ける。
利用者は、まずまずの多さだった。
座席の六割ほどが埋まっているだろうか。
列車を利用する時間の削減効果は、乗車距離が長くなるほど大きくなる。
そのためか、長距離での利用客が多い様子だった。
富裕層の旅行者や、商取引のために利用するビジネスマンたちがほとんどだ。
チケットの代金は馬車よりも高くつくため、中・低所得者の利用割合は小さいらしい。
もっとも忙しかった時には、連日、ほとんど満員になるほどだったのだという。
しかしアルエット共和国による海上封鎖が開始され、タウゼント帝国の経済が不活性化してしまったため、現在の余裕のある運行状況になった。
もし今のように輸送力に余裕ができていなければ、ルーシェたちが当日に、思い付きで飛び乗るということは難しかっただろう。
事前にチケットを予約して買っておかなければいけないほど、鉄道路線は人気があった。
楽に列車に乗れたことを喜べばいいのか。
あるいは、経済的な苦境を実感して、悲嘆(ひたん)すればいいのか。
とにかく、三人にとって列車に乗るのは、楽しい経験だった。
特に、ルーシェ。
乗馬したことのあるものならば、列車よりももっと速い世界を知っていることだろう。
だが、彼女が乗ったことがある乗り物は馬車だけであり、機関車はその倍にも達する速度で列車を引っ張っている。
「すごい! 速い、速いです! 」
一時間程度の乗車時間の間、終始、流れ去っていく景色から目が離せなかった。
自由に窓は開けて良いということだったから、上下に二分割されていたスライド式の窓を上にずらして開くと、びゅう、と風が吹き込んで来る。
風向きが良いからか、幸いにして機関車の煤煙(ばいえん)が流れて来ることもなく、心地よい。
まるで、自分自身が風になったようだ。
黒髪のツインテールをなびかせながら、ルーシェは感動で瞳を輝かせる。
(エドゥアルド様と一緒に乗れたら、楽しいんだろうなぁ! )
そんな空想が膨れ上がった時。
「ふぎゃんっ!? 」
急に、後ろに引っ張られる。
アリツィアのおつきのメイド、マヤが強めにツインテールをつかんで引っ張ったらしい。
「な、なにをなさるんですかっ!? 」
女子にとって、髪というのは大切なものだ。
それを乱暴に扱われたことを抗議したが、しかし、マヤは涼し気な顔をしているだけ。
「いや、キミの髪が、後ろの方の迷惑になっていたようなのでな」
言葉を話せない眼鏡のメイドの代わりにそう教えてくれたのは、その主人であるアリツィアだった。
言われて後ろを振り返ると、自分たちのすぐ後ろに腰かけていた熟年の夫婦が愛想笑いを返してくる。
どうやら風で舞ったルーシェの髪が二人に迷惑をかけてしまっていたらしい。
彼女は、身体も大きくなっていたが、公爵家のメイドになって以来髪も伸ばしているので、風で舞うとけっこう暴れる。
「あわわわわっ!
す、すみません! すみません~っ!!! 」
「いえいえ。元気があってよろしいんじゃないかと思いますよ」
「まったくですねぇ。あなた、私ももっと若かったら、あんなふうにはしゃいでいたかもしれません」
大慌てで謝り、何度も頭を下げると、その夫婦は笑って許してくれた。
だが念のために窓は閉めて、以後は大人しくしていることにする。
すると、隣から笑い声が聞こえて来た。
「ふふっ。
いや、すまない。
エドゥアルド陛下がキミを側に置いておきたがる理由が、分かったような気がするよ」
その言葉が聞こえたのか、後ろの夫婦の間で「陛下……? 」「えっ? 」と戸惑う声が漏(も)れ聞こえてきたが、それよりも気になることがあった。
どうしてエドゥアルドがルーシェを近くに置いておいてくれるのか。
その理由が分かった、という。
自分がどうしても知りたいと思っていたことだ。
「えっと、アリツィア様?
それは、どういう……? 」
「んん? ああ、そんなに難しい話ではないさ」
恐る恐るたずねてみると、アリツィアは簡単に教えてくれる。
「キミが近くにいると、退屈はしなさそうだからね」
からかっているだけなのではないか。
そう思って少しムッとしてしまったものの、それでも近くにいさせてもらえるなら……、と考えて、ルーシェは唐突に、自分ががっかりしているのは、アリツィアに落ち着きの無さを笑われてしまったことだけが原因ではないと、そう気がついていた。
(私は、やっぱり……)
側にいられるだけで、十分。
そう思って来たのだが、———どうやらもう、それだけではなくなってしまっているらしい。
一緒にいるだけで退屈はしなさそうだから。
そんな理由で側にいられるだけでは、嬉しいとは思えなくなってしまっているのだ。
(エドゥアルド様は、今頃は)
確か、彼の予定も、ノルトハーフェンまで移動して、イーンスラ王国からの全権大使に工場などの設備を案内することであったはずだ。
警備の都合で馬車での移動になっているはずだったが、先に出発していたので今頃はすでに見学会が始まっているだろう。
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