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第五章:「英雄VS代皇帝」
・5-9 第82話:「帝国元帥の憂鬱:2」
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・5-9 第82話:「帝国元帥の憂鬱:2」
ヨッヘム公に、なぜ、浮かない様子なのかたずねてみよう。
そう決心したものの、なかなか、それを実行に移すチャンスは得られなかった。
帝国元帥は多くの時間を代皇帝であるエドゥアルドと共に本営で過ごしている。
そのため常に周囲には人がおり、そうした衆目の前では本音を聞き出すことはできないからだ。
もし多くの人々に聞こえてもいいような悩みであったら、そもそも隠したりせず、ヨッヘム公は自らそれを口にするはずだ。
彼は、なにかを悩み、危惧している。
だがそれはまだ漠然としたものに過ぎず、曖昧(あいまい)で、誰かに伝えるべきことではないと、そう思っているのかもしれなかった。
ルーシェとしては、その考えを尊重したい。
だからこっそりと話を聞き出したかった。
(そういったお悩みでしたら、私みたいなメイドの方が、お役に立てるかもしれません)
自身の好奇心、そして不安から、というのがヨッヘム公に真意を問う動機であったが、彼女の中には彼の役に立ちたい、という気持ちも強くある。
そしてエドゥアルドたちに話せない、明かすほどのことでもない事柄であれば、なにかしらの重大な責任を負ってはいない身軽な立場にいる自分の方が話をしやすいのではないかとも思うのだ。
ルーシェは辛抱強く機会を待ち続けたが、とうとうその時が訪れた。
たまたま本営の中で人の出入りがあり、ヨッヘム公の周囲には誰もいない、という状況が生まれたのだ。
「なんじゃ。それがしは、そんなに悩んでおったように見えたのかのう? 」
コーヒーのお代わりはいかがですか、と確かめるついでに、「あの、最近、なにかお悩みではございませんか? 」とたずねてみると、プリンツ・ヨッヘムは少し驚いてから苦笑した。
「差し出がましいことを、申し訳ありません」
「いや、いや。メイド殿の印象は、正しい。確かに、それがしはここしばらくずっと、悩みこんでおった」
慌ててルーシェは頭を下げたが、帝国元帥は特に機嫌を損ねたわけでもないらしくそう言うと、「ふぅむ……。話してみるのも、いいかもしれんのぅ」と呟いた。
「メイド殿は、なかなか聡明であると聞く」
「い、いえ、私は、そんな……」
「代皇帝陛下はなかなかどうして、そなたのことを信頼しておる様子であるぞ? 」
それからからかい交じりにそう言った後、コーヒーを一口すすり、「うまい」と感想を漏(も)らしてから、気難しい顔で目の前のボードゲームの盤面を睨みながら、独り言のように語り始める。
「実はのぅ……、それがしの予定では、もう、共和国軍は攻勢に転じていなければおかしいはずなのだ」
「共和国軍が、ですか? 」
「そう。我々はずっと、彼らの兵站線に対して攻撃を続けておる。その効果は出ていて、敵の陣中では食糧が不足し、兵士たちの戦意も衰えて来ておるという。
このまま時が経てば完全に士気が下がって、まともな戦いをできなくなるはずなのだ。だからそうなる前に、ムナール将軍は攻勢に転じる判断を下すと思っておった」
「その……、ムナール将軍は、ヨッヘムさまやエドゥアルドさまの狙いを、見抜いているのでしょうか」
とにかく素直に、自分の考えを口にしてみる。
たとえ他愛のない考えであってもそれが相手になんらかの気づきを与え、役に立ったりするのだ。
エドゥアルドに仕えるうちにそういった経験を度々してきたルーシェは、本当に自分がそんな意見を述べていいのかどうか少し迷いながらも思い切ってそれを声に出す。
幸いなことに、ヨッヘム公は一人の使用人、しかもまだ十代の半ばに過ぎない少女がそういった考えを述べても、不愉快に思わない人物であった。
「うむ、おそらくはの」
ムナール将軍はこちらの作戦に気がついているはずだ。
その指摘を肯定した帝国元帥は、視線を盤面からメイドへと移す。
ゴクリ、と、思わず固唾を飲んでしまう。
向けられた視線が、思ったよりもずっと鋭い、真剣なものであったからだ。
「メイド殿。戯れに聞いてみても良いかのう? 」
「は、はい。私の考えで、よろしければ」
「うむ。……もし、そなたがムナール将軍の立場で、現在のような状況に陥って、一か八かの攻勢に出るのではなく別の手段を講じるとすれば、いかがする? 」
共和国軍の補給を圧迫し、不利なことを承知で、万全の防御態勢を構築している帝国軍に対して決戦を挑ませる。
それが、エドゥアルドとプリンツ・ヨッヘムが立てた作戦だった。
敵は、帝国元帥の予想よりも長く対陣を続け、動きを見せようとしない。
彼が悩んでいたのはその理由であり、ムナール将軍はこちらの意図とは別の解決方法を模索しているのではないか。
どうやらヨッヘム公が憂鬱(ゆううつ)そうにしていたのは、その危惧に対してうまく答えを出せずにいたからであったらしい。
(えっと……、ええっと……! )
ルーシェは、自分なりに必死に考える。
帝国軍の重鎮が必要としているのは、明確な答えなどではなかった。
軍事の専門家ではないメイドにそのような意見を求めることは過剰な期待であり、筋違いであるということはよく知っているし、自分でも出せないような正解を言い当てることを求めてなどいない。
では、なぜ問いかけて来ているのか。
それは、発想を転換するきかっけが欲しいからだ。
つまりヨッヘム公が欲しがっているのは、ルーシェの自由な考えであり、そこからなんらかの気づきを得ることなのだ。
そのことをよくわかっているから、メイドは真剣に、自分だったらどうするか、を考える。
「あの、ヨッヘムさま。戦争が始まった時、ムナール将軍が動員した兵力は、三十万、というお話でしたよね? 」
「うむ、そうじゃな」
「ですが、以前、バ・メール王国を攻撃した際には、五十万もの軍隊があったのですよね? 」
「ふむふむ、それで? 」
「だとすると、その……、もしかして、共和国は残りの二十万で、もうひとつ軍隊を作れるんじゃないかな、って、思いました。
私がムナール将軍だったら、もっと兵隊を呼ぶか、新しく軍隊を作って、エドゥアルドさまたちのいない方向から攻めるんじゃないかなって、思います」
ヨッヘム公は、きょとんとした顔で何度かまばたきをする。
だがすぐに、その双眸(そうぼう)が大きく見開かれて行き、愕然(がくぜん)とした様子の声が漏(も)れた。
「それじゃ……」
ヨッヘム公に、なぜ、浮かない様子なのかたずねてみよう。
そう決心したものの、なかなか、それを実行に移すチャンスは得られなかった。
帝国元帥は多くの時間を代皇帝であるエドゥアルドと共に本営で過ごしている。
そのため常に周囲には人がおり、そうした衆目の前では本音を聞き出すことはできないからだ。
もし多くの人々に聞こえてもいいような悩みであったら、そもそも隠したりせず、ヨッヘム公は自らそれを口にするはずだ。
彼は、なにかを悩み、危惧している。
だがそれはまだ漠然としたものに過ぎず、曖昧(あいまい)で、誰かに伝えるべきことではないと、そう思っているのかもしれなかった。
ルーシェとしては、その考えを尊重したい。
だからこっそりと話を聞き出したかった。
(そういったお悩みでしたら、私みたいなメイドの方が、お役に立てるかもしれません)
自身の好奇心、そして不安から、というのがヨッヘム公に真意を問う動機であったが、彼女の中には彼の役に立ちたい、という気持ちも強くある。
そしてエドゥアルドたちに話せない、明かすほどのことでもない事柄であれば、なにかしらの重大な責任を負ってはいない身軽な立場にいる自分の方が話をしやすいのではないかとも思うのだ。
ルーシェは辛抱強く機会を待ち続けたが、とうとうその時が訪れた。
たまたま本営の中で人の出入りがあり、ヨッヘム公の周囲には誰もいない、という状況が生まれたのだ。
「なんじゃ。それがしは、そんなに悩んでおったように見えたのかのう? 」
コーヒーのお代わりはいかがですか、と確かめるついでに、「あの、最近、なにかお悩みではございませんか? 」とたずねてみると、プリンツ・ヨッヘムは少し驚いてから苦笑した。
「差し出がましいことを、申し訳ありません」
「いや、いや。メイド殿の印象は、正しい。確かに、それがしはここしばらくずっと、悩みこんでおった」
慌ててルーシェは頭を下げたが、帝国元帥は特に機嫌を損ねたわけでもないらしくそう言うと、「ふぅむ……。話してみるのも、いいかもしれんのぅ」と呟いた。
「メイド殿は、なかなか聡明であると聞く」
「い、いえ、私は、そんな……」
「代皇帝陛下はなかなかどうして、そなたのことを信頼しておる様子であるぞ? 」
それからからかい交じりにそう言った後、コーヒーを一口すすり、「うまい」と感想を漏(も)らしてから、気難しい顔で目の前のボードゲームの盤面を睨みながら、独り言のように語り始める。
「実はのぅ……、それがしの予定では、もう、共和国軍は攻勢に転じていなければおかしいはずなのだ」
「共和国軍が、ですか? 」
「そう。我々はずっと、彼らの兵站線に対して攻撃を続けておる。その効果は出ていて、敵の陣中では食糧が不足し、兵士たちの戦意も衰えて来ておるという。
このまま時が経てば完全に士気が下がって、まともな戦いをできなくなるはずなのだ。だからそうなる前に、ムナール将軍は攻勢に転じる判断を下すと思っておった」
「その……、ムナール将軍は、ヨッヘムさまやエドゥアルドさまの狙いを、見抜いているのでしょうか」
とにかく素直に、自分の考えを口にしてみる。
たとえ他愛のない考えであってもそれが相手になんらかの気づきを与え、役に立ったりするのだ。
エドゥアルドに仕えるうちにそういった経験を度々してきたルーシェは、本当に自分がそんな意見を述べていいのかどうか少し迷いながらも思い切ってそれを声に出す。
幸いなことに、ヨッヘム公は一人の使用人、しかもまだ十代の半ばに過ぎない少女がそういった考えを述べても、不愉快に思わない人物であった。
「うむ、おそらくはの」
ムナール将軍はこちらの作戦に気がついているはずだ。
その指摘を肯定した帝国元帥は、視線を盤面からメイドへと移す。
ゴクリ、と、思わず固唾を飲んでしまう。
向けられた視線が、思ったよりもずっと鋭い、真剣なものであったからだ。
「メイド殿。戯れに聞いてみても良いかのう? 」
「は、はい。私の考えで、よろしければ」
「うむ。……もし、そなたがムナール将軍の立場で、現在のような状況に陥って、一か八かの攻勢に出るのではなく別の手段を講じるとすれば、いかがする? 」
共和国軍の補給を圧迫し、不利なことを承知で、万全の防御態勢を構築している帝国軍に対して決戦を挑ませる。
それが、エドゥアルドとプリンツ・ヨッヘムが立てた作戦だった。
敵は、帝国元帥の予想よりも長く対陣を続け、動きを見せようとしない。
彼が悩んでいたのはその理由であり、ムナール将軍はこちらの意図とは別の解決方法を模索しているのではないか。
どうやらヨッヘム公が憂鬱(ゆううつ)そうにしていたのは、その危惧に対してうまく答えを出せずにいたからであったらしい。
(えっと……、ええっと……! )
ルーシェは、自分なりに必死に考える。
帝国軍の重鎮が必要としているのは、明確な答えなどではなかった。
軍事の専門家ではないメイドにそのような意見を求めることは過剰な期待であり、筋違いであるということはよく知っているし、自分でも出せないような正解を言い当てることを求めてなどいない。
では、なぜ問いかけて来ているのか。
それは、発想を転換するきかっけが欲しいからだ。
つまりヨッヘム公が欲しがっているのは、ルーシェの自由な考えであり、そこからなんらかの気づきを得ることなのだ。
そのことをよくわかっているから、メイドは真剣に、自分だったらどうするか、を考える。
「あの、ヨッヘムさま。戦争が始まった時、ムナール将軍が動員した兵力は、三十万、というお話でしたよね? 」
「うむ、そうじゃな」
「ですが、以前、バ・メール王国を攻撃した際には、五十万もの軍隊があったのですよね? 」
「ふむふむ、それで? 」
「だとすると、その……、もしかして、共和国は残りの二十万で、もうひとつ軍隊を作れるんじゃないかな、って、思いました。
私がムナール将軍だったら、もっと兵隊を呼ぶか、新しく軍隊を作って、エドゥアルドさまたちのいない方向から攻めるんじゃないかなって、思います」
ヨッヘム公は、きょとんとした顔で何度かまばたきをする。
だがすぐに、その双眸(そうぼう)が大きく見開かれて行き、愕然(がくぜん)とした様子の声が漏(も)れた。
「それじゃ……」
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