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第四章:「代皇帝出陣」
・4-1 第53話:「新年」
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・4-1 第53話:「新年」
タウゼント帝国で内乱が起こり、エドゥアルド・フォン・ノルトハーフェンが代皇帝となって国政に着手した、怒涛(どとう)のような一年となった建国歴千百三十五年が過ぎ去った。
まさしく、僥倖(ぎょうこう)であった。
内戦の混乱、そして旧態依然とした体制を刷新するための変革が重なり、もっとも脆弱(ぜいじゃく)となっていた期間を、無事に超えることができたのだ。
帝国を共和制の最大の脅威とみなして強く警戒していたアルエット共和国の英雄的な将軍、アレクサンデル・ムナール将軍は、再三、議会に対して出兵の許可を要請していた。
いわく、今が最高の戦機(チャンス)であり、これを見逃してしまっては、帝政の圧迫を取り除くことのできる機会は永遠に失われてしまうであろう、と。
優勢であった王党派の政府軍を、装備・練度で劣る当時の国民軍を率いて打ち破り、その後も他に比類のない戦功をあげて来た名将のその見立ては、正しいものだった。
タウゼント帝国は、今は混沌(こんとん)とした状況に陥ってはいたが、やはり大国だ。
一度体制を立て直し、足場を固めてその全力を発揮することができれば、一気に飛躍することは疑いなかった。
しかし、共和国の議員たちは、ムナール将軍の主張に取り合わなかった。
内乱で少なくない痛手を負った帝国が、そんなに早く立ち直ることはできないだろうという油断があったからだ。
加えて、すでに国家の英雄として国民から絶大な支持を集めていた将軍が再び戦功を、それも巨大な帝国の打倒という大功をあげてしまえば、アルエット共和国の国内に彼に比肩し得る人物は誰もいなくなってしまうという危機感もあった。
ムナール将軍がその指揮下にある強力な共和国軍を率いてクーデターを起こしでもしたら、議会には対抗する術がない。
国民はそのカリスマ性に熱狂し、自分たちが切実な希求の下に多大な犠牲を支払って王政の打倒をし、革命を成し遂げたことも忘れて、将軍を新たな国王に迎え入れることだろう。
クーデターを阻止するために軍隊を差し向けたところで、民衆からの厚い支持を受けている英雄に歯向かいたいと思う者は少なく、派遣した部隊ごと寝返ってしまう結果になるはずだ。
そんな事態になるのは、なんとしてでも避けなければならない。
建前としては、ようやく勝ち取った民主共和制という芽を守るために。
本音としては、自分たちが掌握(しょうあく)している権力を、明け渡さないために。
議員たちにだって、今、帝国を攻撃するのがもっとも効果的であろうことは分かっていた。
その中には従軍経験者も少なからずいたし、ほんの少しでも先を見通すことのできる知恵を持っている者であれば、そんなことは誰でも気づく。
タウゼント帝国は度重なる戦争で国力を消耗しており、短期間で終結したとはいえ内乱によってさらにダメージを負っている。
代皇帝という地位に就いたのはまだ二十歳にもならない少年、経験が浅く未熟な若造であり、戦乱によって混乱した国内をまとめあげるのは容易なことではないはずだ。
これほど帝国が弱体となったことは、歴史上でも稀なことであった。
攻めるならば、この時しかない。
だが、これ以上ムナール将軍に功績をあげさせてしまえば、その威光に誰も抗えなくなるという深刻な危惧が、彼らにその機会を生かすという選択をさせなかった。
あるいはこれは、クラウス・フォン・オストヴィーゼの暗躍のおかげであるのかもしれない。
エドゥアルドから「なんとかして共和国軍の侵攻を送らせていただきたい」と頼み込まれた梟雄(きょうゆう)は、嬉々としてその知略を働かせた。
ユリウスという優秀な後継者に恵まれてオストヴィーゼ公爵の地位を譲(ゆず)り、隠居した後のクラウスは、なんというか、以前よりも生き生きとして、年を重ねてさらに盛んになったようにも思える。
彼が謀略を用いるのは、決して、道楽ではなかった。
そうすることがもっとも効率的であり、多大な流血、労苦を伴うことなく目的を達するための最適な手段であると見なしていたからこそ、陰謀を張り巡らせてきたのだ。
しかし、やはりそういったことが、好きではあったらしい。
自身の描いた作戦が、パズルのピースのようにピタリと見事に噛み合わさる瞬間。
相手を出し抜き、こちらの思惑通りにことが運んだ時に、前オストヴィーゼ公爵・クラウスは快感を覚える様子であった。
「なぁに、わしゃ、大したことはしとらんよ」
代皇帝へ年始の挨拶を兼ねて謀略(ぼうりゃく)の成功を報告しに来たクラウスは、深々と頭を下げて礼を述べたエドゥアルドにそう謙遜(けんそん)して見せてから、不敵にニヤリと微笑んだものだ。
「わしゃ、ただ、あの国の議員たちが元々抱いていた懸念を、少々焚きつけてやっただけじゃわい」
こんなラクな仕事もそうそうなかったぞいと、彼はなんとも得意そうで、同時に充実している表情だった。
———こうして、もっとも危険な時期を脱し、体制を固め直して、後は前に進んでいくだけという状況にまで持ち込むことができたものの、エドゥアルドは新年になってもやることが山積みであった。
基本構想や方針は定めることができたものの、それを具体的な制度として運用するための法整備がまだまだ途上であったし、それらを実際に適用してみて、問題があれば修正を加えていくという、気の長く繊細(せんさい)な事業が待ちかまえているからだ。
国家は大勢の人間の集合体だ。
そこに所属する人々にはそれぞれの都合や思惑があり、それらとうまくすり合わせて行かなければ、エドゥアルドのやりたいことは成就させられない。
複雑に絡まり合っていて、しかも明瞭には見えてこないそういった利害関係をうまく調整する必要があった。
無事に年を越すことができたことを祝っている暇(ひま)はなかった。
年始の挨拶に訪れる諸侯に応じる合間をぬって臣下から報告を受け取ったり、意見を聞いたり、指示を出したり、書類を決裁したり、慌ただしく働き続ける。
(さすがに、疲れたな……)
そう思わないでもなかったが、国家のトップであるエドゥアルドが、しかも、最大の危機を脱したとはいえまだ予断の許せないこの時に休んでいるわけにもいかない。
まだなにもかもが動き始めたばかりであり、改革の旗頭である代皇帝が細かに見ておかなければすぐに停滞してしまう。
今は、無理をしなければならない。
疲労を覚えつつも、エドゥアルドは懸命に働き続けた。
タウゼント帝国で内乱が起こり、エドゥアルド・フォン・ノルトハーフェンが代皇帝となって国政に着手した、怒涛(どとう)のような一年となった建国歴千百三十五年が過ぎ去った。
まさしく、僥倖(ぎょうこう)であった。
内戦の混乱、そして旧態依然とした体制を刷新するための変革が重なり、もっとも脆弱(ぜいじゃく)となっていた期間を、無事に超えることができたのだ。
帝国を共和制の最大の脅威とみなして強く警戒していたアルエット共和国の英雄的な将軍、アレクサンデル・ムナール将軍は、再三、議会に対して出兵の許可を要請していた。
いわく、今が最高の戦機(チャンス)であり、これを見逃してしまっては、帝政の圧迫を取り除くことのできる機会は永遠に失われてしまうであろう、と。
優勢であった王党派の政府軍を、装備・練度で劣る当時の国民軍を率いて打ち破り、その後も他に比類のない戦功をあげて来た名将のその見立ては、正しいものだった。
タウゼント帝国は、今は混沌(こんとん)とした状況に陥ってはいたが、やはり大国だ。
一度体制を立て直し、足場を固めてその全力を発揮することができれば、一気に飛躍することは疑いなかった。
しかし、共和国の議員たちは、ムナール将軍の主張に取り合わなかった。
内乱で少なくない痛手を負った帝国が、そんなに早く立ち直ることはできないだろうという油断があったからだ。
加えて、すでに国家の英雄として国民から絶大な支持を集めていた将軍が再び戦功を、それも巨大な帝国の打倒という大功をあげてしまえば、アルエット共和国の国内に彼に比肩し得る人物は誰もいなくなってしまうという危機感もあった。
ムナール将軍がその指揮下にある強力な共和国軍を率いてクーデターを起こしでもしたら、議会には対抗する術がない。
国民はそのカリスマ性に熱狂し、自分たちが切実な希求の下に多大な犠牲を支払って王政の打倒をし、革命を成し遂げたことも忘れて、将軍を新たな国王に迎え入れることだろう。
クーデターを阻止するために軍隊を差し向けたところで、民衆からの厚い支持を受けている英雄に歯向かいたいと思う者は少なく、派遣した部隊ごと寝返ってしまう結果になるはずだ。
そんな事態になるのは、なんとしてでも避けなければならない。
建前としては、ようやく勝ち取った民主共和制という芽を守るために。
本音としては、自分たちが掌握(しょうあく)している権力を、明け渡さないために。
議員たちにだって、今、帝国を攻撃するのがもっとも効果的であろうことは分かっていた。
その中には従軍経験者も少なからずいたし、ほんの少しでも先を見通すことのできる知恵を持っている者であれば、そんなことは誰でも気づく。
タウゼント帝国は度重なる戦争で国力を消耗しており、短期間で終結したとはいえ内乱によってさらにダメージを負っている。
代皇帝という地位に就いたのはまだ二十歳にもならない少年、経験が浅く未熟な若造であり、戦乱によって混乱した国内をまとめあげるのは容易なことではないはずだ。
これほど帝国が弱体となったことは、歴史上でも稀なことであった。
攻めるならば、この時しかない。
だが、これ以上ムナール将軍に功績をあげさせてしまえば、その威光に誰も抗えなくなるという深刻な危惧が、彼らにその機会を生かすという選択をさせなかった。
あるいはこれは、クラウス・フォン・オストヴィーゼの暗躍のおかげであるのかもしれない。
エドゥアルドから「なんとかして共和国軍の侵攻を送らせていただきたい」と頼み込まれた梟雄(きょうゆう)は、嬉々としてその知略を働かせた。
ユリウスという優秀な後継者に恵まれてオストヴィーゼ公爵の地位を譲(ゆず)り、隠居した後のクラウスは、なんというか、以前よりも生き生きとして、年を重ねてさらに盛んになったようにも思える。
彼が謀略を用いるのは、決して、道楽ではなかった。
そうすることがもっとも効率的であり、多大な流血、労苦を伴うことなく目的を達するための最適な手段であると見なしていたからこそ、陰謀を張り巡らせてきたのだ。
しかし、やはりそういったことが、好きではあったらしい。
自身の描いた作戦が、パズルのピースのようにピタリと見事に噛み合わさる瞬間。
相手を出し抜き、こちらの思惑通りにことが運んだ時に、前オストヴィーゼ公爵・クラウスは快感を覚える様子であった。
「なぁに、わしゃ、大したことはしとらんよ」
代皇帝へ年始の挨拶を兼ねて謀略(ぼうりゃく)の成功を報告しに来たクラウスは、深々と頭を下げて礼を述べたエドゥアルドにそう謙遜(けんそん)して見せてから、不敵にニヤリと微笑んだものだ。
「わしゃ、ただ、あの国の議員たちが元々抱いていた懸念を、少々焚きつけてやっただけじゃわい」
こんなラクな仕事もそうそうなかったぞいと、彼はなんとも得意そうで、同時に充実している表情だった。
———こうして、もっとも危険な時期を脱し、体制を固め直して、後は前に進んでいくだけという状況にまで持ち込むことができたものの、エドゥアルドは新年になってもやることが山積みであった。
基本構想や方針は定めることができたものの、それを具体的な制度として運用するための法整備がまだまだ途上であったし、それらを実際に適用してみて、問題があれば修正を加えていくという、気の長く繊細(せんさい)な事業が待ちかまえているからだ。
国家は大勢の人間の集合体だ。
そこに所属する人々にはそれぞれの都合や思惑があり、それらとうまくすり合わせて行かなければ、エドゥアルドのやりたいことは成就させられない。
複雑に絡まり合っていて、しかも明瞭には見えてこないそういった利害関係をうまく調整する必要があった。
無事に年を越すことができたことを祝っている暇(ひま)はなかった。
年始の挨拶に訪れる諸侯に応じる合間をぬって臣下から報告を受け取ったり、意見を聞いたり、指示を出したり、書類を決裁したり、慌ただしく働き続ける。
(さすがに、疲れたな……)
そう思わないでもなかったが、国家のトップであるエドゥアルドが、しかも、最大の危機を脱したとはいえまだ予断の許せないこの時に休んでいるわけにもいかない。
まだなにもかもが動き始めたばかりであり、改革の旗頭である代皇帝が細かに見ておかなければすぐに停滞してしまう。
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