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第一章:「困難な幕開け」
・1-10 第10話:「入城」
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・1-10 第10話:「入城」
もどかしい行軍の末、とうとう、エドゥアルドに率いられた公正軍は、タウゼント帝国の帝都・トローンシュタットの近郊へと到達していた。
グラオベーアヒューゲルの戦場から逃亡していた内乱の首謀者の一人、ヴェストヘルゼン公爵・ベネディクトを捕えたアルトクローネ公爵・デニスが姿をあらわしてから、二十日間。およそ三週間にもなる行軍だった。
ようやく目的地にたどり着いたエドゥアルドだったが、しかし、即日入城、といったことは行わなかった。
帝都に、タウゼント帝国の中枢であるツフリーデン宮殿に入り新政権を打ち立てるという思いは揺らぐことはなかったが、実際に凱旋する前にいくつかやっておかなければならないことがあったのだ。
ひとつは、帝都に残っている皇帝の側近やカール十一世の下で政権を運営していた官僚たちとの折衝。
先にグラオベーアヒューゲルの会戦でエドゥアルドが勝利したこと、正式な皇帝ではなく代理として新政権を打ち立てるとの意向を知らせて、同意を取りつけてはあるものの、その最終確認と若きノルトハーフェン公爵が入城するのに対する儀礼をどうするかを取り決め、準備を整える必要があった。
皇帝の代理、[代皇帝]という地位は、今までタウゼント帝国には存在しなかったものなのだ。
とかく、宮廷というものは権威を重んじる場所であり、これまで存在したことのない地位の者をどのように迎え入れるべきか。具体的に言うと、皇帝とまったく同じように、盛大に迎え入れるか、それとも代理ということで少し抑えるのかどうかを、いちいち確認しなければならなかった。
(なんて、面倒なんだ……)
行軍の間、積もりに積もった焦燥も合わさり、エドゥアルドはすっかりうんざりした気持ちになったが、それを察したブレーンのヴィルヘルムに諭されて、「代理なのだから、皇帝陛下と同等というわけにはいかない」と自らの意志表明をすることとなった。
それでようやく、物事が進み始めてくれた。
皇帝よりも抑えるとはいえ、新たな国家の指導者が、しかも勝利の凱旋(がいせん)をするのだ。相応の歓迎がされる。
すでにどうなってもいいように準備はなされていたものの、帝都とその周辺に暮らす民衆に凱旋(がいせん)を通知して観衆を集めるといったことも必要であり、入城にはさらに少しだけ余計に時間が必要だった。
そして、即日入城をできなかったもうひとつの理由。
それは、戦塵にまみれた兵士たちに、凱旋(がいせん)するのにふさわしい身なりを整えさせるためにも時間が必要であったからだ。
これまでの協議の結果、二十万の将兵全員を率いて帝都の市街を行進するのは大げさになり過ぎるということから、公正軍に参加している各諸侯と、その主要な臣下たち、いくらかの選抜した兵士たちだけが入城することに決まってはいる。
しかし、その全員分の新品の軍服というのはなかなか用意することが出来ないし、洗濯して乾かし、修繕が必要ならば手を加えて……、といったことをしなければならない。
[おめかし]のために時間がいるのだ。
ノルトハーフェン公国、そしてその盟友であるオストヴィーゼ公国については、新品の軍服は簡単に手に入った。
それは、エドゥアルドの重臣であり、主君が出征している間の公国の政治を代行している宰相、ルドルフ・フォン・エーアリヒ準伯爵(タウゼント帝国では、皇帝の直臣ではない陪臣の爵位には[準]をつけることが通例となっている)が「必要になるだろう」と見越して先に帝都に送っておいてくれたおかげだ。
こうして早急に予備の軍服を送り届けることが出来たのには、両国の経済関係というものも影響している。
タウゼント帝国の東部一帯を治めているオストヴィーゼ公国には広大な平原が広がっている。同国ではこの豊かな土地を耕作して麦を始め多くの穀物を生産し帝国の穀倉といわれている以外にも、多数の家畜を放牧しており、良馬だけでなく、様々な食肉、畜産加工品、そして羊毛が特産となっている。
中でも羊毛は主要な輸出品の一つだった。国外にも販路があるほか、ノルトハーフェン公国にももたらされる。
交易で発達したノルトハーフェン公国には自然に多くの産物が集まることから、その流通の利のおかげで、帝国内でも早くから多くの工場が立地していた。エドゥアルドが統治者となってからの数年間、彼が産業の発展を支援したおかげで生産力も拡大している。
鉄鋼産業などの重工業を始め、繊維関係の軽工業が盛んだった。そこではオストヴィーゼ公国産の羊毛を使用し、水力、あるいは蒸気機関の力を利用して布や衣服を大量生産しているのだ。
———こうして、エドゥアルドたちは勝利者としての体裁を整え、帝都に凱旋することとなった。
このセレモニーに公正軍から参加したのは、選りすぐられた二万の精兵。
帝都の郊外に整列し、出発した彼らはまず、市街地の入り口で皇帝直卒の国軍であるタウゼント帝国軍の将兵に出迎えられる。
タウゼント帝国で最強、ということになっている国軍は、今回の内戦には一切、参加していなかった。これは、彼らがあくまで皇帝の軍隊であり、意識不明のままとなっているカール十一世の命令以外では動くことのない存在であったからだ。
凱旋(がいせん)する隊列は軍楽隊の演奏(作者注:Preußens Gloria(プロイセンの栄光)とかをご想像下さい)を受けながら市街へと入り、用意された花道を、集まった人々に出迎えられながらツフリーデン宮殿に向かって進んでいく。
先頭を進むのは、今回の勝利にもっとも貢献し、自らも負傷したオストヴィーゼ公爵・ユリウス。美しい白馬にまたがり、騎兵、歩兵の順に並んだ隊列を率いて進んでいく。
続くのは、アルトクローネ公爵・デニスだ。彼は捕らわれの身となり、これから内乱の首謀者として長い幽閉生活に入ることとなるヴェストヘルゼン公爵・ベネディクトとズィンゲンガルテン公爵・フランツを乗せた馬車を護送している。
エドゥアルドは捕らわれの身となった両公爵の姿を派手に衆目にさらすようなことはしなかった。両公爵の乗った馬車にはそれぞれの家の紋章が刺繍された旗と、降伏したことを示す白旗がかかげられてはいたが、窓には目隠しがされ人々がその姿を目にできないようにしている。
彼らは敵ではあったが、すでに打ち倒した相手であり、その名誉を棄損することで得られる優越感よりも、彼らの子供たち、親に代わって公爵となる予定の後継者たちとの関係を重視し、最低限の[敬意]を示すことにしたのだ。
これに続いて、続々と、公正軍に参加していた諸侯の隊列が続く。
代皇帝となるエドゥアルドは、最後尾だった。これは諸侯に対する配慮もあって決められた順序だ。
それは、思ったよりも静かな凱旋(がいせん)であった。
少年公爵がこういう形で帝都に凱旋(がいせん)するのは二度目であったが、その時は街中がお祭り騒ぎであった。花吹雪、紙吹雪が舞い、人々は騒然となって興奮し、将兵の行進を楽しんでいた。
今回は、そういう雰囲気ではない。
多くの人々が集まり、一目でもエドゥアルドを見ようとしているが、みな、固唾をのんで沈黙を保っている。
(やはり、僕の若さか)
それがなぜなのか、エドゥアルドにはよくわかっていた。
みな、若すぎる指導者の誕生に不安を覚えているのだ。
(すぐに、みんなの意識も変えて見せるさ)
決して、心から歓迎されてはいない。
そのことを実感しつつも、エドゥアルドは不敵な笑みを浮かべ、愛馬の青鹿毛の馬を進めていった。
もどかしい行軍の末、とうとう、エドゥアルドに率いられた公正軍は、タウゼント帝国の帝都・トローンシュタットの近郊へと到達していた。
グラオベーアヒューゲルの戦場から逃亡していた内乱の首謀者の一人、ヴェストヘルゼン公爵・ベネディクトを捕えたアルトクローネ公爵・デニスが姿をあらわしてから、二十日間。およそ三週間にもなる行軍だった。
ようやく目的地にたどり着いたエドゥアルドだったが、しかし、即日入城、といったことは行わなかった。
帝都に、タウゼント帝国の中枢であるツフリーデン宮殿に入り新政権を打ち立てるという思いは揺らぐことはなかったが、実際に凱旋する前にいくつかやっておかなければならないことがあったのだ。
ひとつは、帝都に残っている皇帝の側近やカール十一世の下で政権を運営していた官僚たちとの折衝。
先にグラオベーアヒューゲルの会戦でエドゥアルドが勝利したこと、正式な皇帝ではなく代理として新政権を打ち立てるとの意向を知らせて、同意を取りつけてはあるものの、その最終確認と若きノルトハーフェン公爵が入城するのに対する儀礼をどうするかを取り決め、準備を整える必要があった。
皇帝の代理、[代皇帝]という地位は、今までタウゼント帝国には存在しなかったものなのだ。
とかく、宮廷というものは権威を重んじる場所であり、これまで存在したことのない地位の者をどのように迎え入れるべきか。具体的に言うと、皇帝とまったく同じように、盛大に迎え入れるか、それとも代理ということで少し抑えるのかどうかを、いちいち確認しなければならなかった。
(なんて、面倒なんだ……)
行軍の間、積もりに積もった焦燥も合わさり、エドゥアルドはすっかりうんざりした気持ちになったが、それを察したブレーンのヴィルヘルムに諭されて、「代理なのだから、皇帝陛下と同等というわけにはいかない」と自らの意志表明をすることとなった。
それでようやく、物事が進み始めてくれた。
皇帝よりも抑えるとはいえ、新たな国家の指導者が、しかも勝利の凱旋(がいせん)をするのだ。相応の歓迎がされる。
すでにどうなってもいいように準備はなされていたものの、帝都とその周辺に暮らす民衆に凱旋(がいせん)を通知して観衆を集めるといったことも必要であり、入城にはさらに少しだけ余計に時間が必要だった。
そして、即日入城をできなかったもうひとつの理由。
それは、戦塵にまみれた兵士たちに、凱旋(がいせん)するのにふさわしい身なりを整えさせるためにも時間が必要であったからだ。
これまでの協議の結果、二十万の将兵全員を率いて帝都の市街を行進するのは大げさになり過ぎるということから、公正軍に参加している各諸侯と、その主要な臣下たち、いくらかの選抜した兵士たちだけが入城することに決まってはいる。
しかし、その全員分の新品の軍服というのはなかなか用意することが出来ないし、洗濯して乾かし、修繕が必要ならば手を加えて……、といったことをしなければならない。
[おめかし]のために時間がいるのだ。
ノルトハーフェン公国、そしてその盟友であるオストヴィーゼ公国については、新品の軍服は簡単に手に入った。
それは、エドゥアルドの重臣であり、主君が出征している間の公国の政治を代行している宰相、ルドルフ・フォン・エーアリヒ準伯爵(タウゼント帝国では、皇帝の直臣ではない陪臣の爵位には[準]をつけることが通例となっている)が「必要になるだろう」と見越して先に帝都に送っておいてくれたおかげだ。
こうして早急に予備の軍服を送り届けることが出来たのには、両国の経済関係というものも影響している。
タウゼント帝国の東部一帯を治めているオストヴィーゼ公国には広大な平原が広がっている。同国ではこの豊かな土地を耕作して麦を始め多くの穀物を生産し帝国の穀倉といわれている以外にも、多数の家畜を放牧しており、良馬だけでなく、様々な食肉、畜産加工品、そして羊毛が特産となっている。
中でも羊毛は主要な輸出品の一つだった。国外にも販路があるほか、ノルトハーフェン公国にももたらされる。
交易で発達したノルトハーフェン公国には自然に多くの産物が集まることから、その流通の利のおかげで、帝国内でも早くから多くの工場が立地していた。エドゥアルドが統治者となってからの数年間、彼が産業の発展を支援したおかげで生産力も拡大している。
鉄鋼産業などの重工業を始め、繊維関係の軽工業が盛んだった。そこではオストヴィーゼ公国産の羊毛を使用し、水力、あるいは蒸気機関の力を利用して布や衣服を大量生産しているのだ。
———こうして、エドゥアルドたちは勝利者としての体裁を整え、帝都に凱旋することとなった。
このセレモニーに公正軍から参加したのは、選りすぐられた二万の精兵。
帝都の郊外に整列し、出発した彼らはまず、市街地の入り口で皇帝直卒の国軍であるタウゼント帝国軍の将兵に出迎えられる。
タウゼント帝国で最強、ということになっている国軍は、今回の内戦には一切、参加していなかった。これは、彼らがあくまで皇帝の軍隊であり、意識不明のままとなっているカール十一世の命令以外では動くことのない存在であったからだ。
凱旋(がいせん)する隊列は軍楽隊の演奏(作者注:Preußens Gloria(プロイセンの栄光)とかをご想像下さい)を受けながら市街へと入り、用意された花道を、集まった人々に出迎えられながらツフリーデン宮殿に向かって進んでいく。
先頭を進むのは、今回の勝利にもっとも貢献し、自らも負傷したオストヴィーゼ公爵・ユリウス。美しい白馬にまたがり、騎兵、歩兵の順に並んだ隊列を率いて進んでいく。
続くのは、アルトクローネ公爵・デニスだ。彼は捕らわれの身となり、これから内乱の首謀者として長い幽閉生活に入ることとなるヴェストヘルゼン公爵・ベネディクトとズィンゲンガルテン公爵・フランツを乗せた馬車を護送している。
エドゥアルドは捕らわれの身となった両公爵の姿を派手に衆目にさらすようなことはしなかった。両公爵の乗った馬車にはそれぞれの家の紋章が刺繍された旗と、降伏したことを示す白旗がかかげられてはいたが、窓には目隠しがされ人々がその姿を目にできないようにしている。
彼らは敵ではあったが、すでに打ち倒した相手であり、その名誉を棄損することで得られる優越感よりも、彼らの子供たち、親に代わって公爵となる予定の後継者たちとの関係を重視し、最低限の[敬意]を示すことにしたのだ。
これに続いて、続々と、公正軍に参加していた諸侯の隊列が続く。
代皇帝となるエドゥアルドは、最後尾だった。これは諸侯に対する配慮もあって決められた順序だ。
それは、思ったよりも静かな凱旋(がいせん)であった。
少年公爵がこういう形で帝都に凱旋(がいせん)するのは二度目であったが、その時は街中がお祭り騒ぎであった。花吹雪、紙吹雪が舞い、人々は騒然となって興奮し、将兵の行進を楽しんでいた。
今回は、そういう雰囲気ではない。
多くの人々が集まり、一目でもエドゥアルドを見ようとしているが、みな、固唾をのんで沈黙を保っている。
(やはり、僕の若さか)
それがなぜなのか、エドゥアルドにはよくわかっていた。
みな、若すぎる指導者の誕生に不安を覚えているのだ。
(すぐに、みんなの意識も変えて見せるさ)
決して、心から歓迎されてはいない。
そのことを実感しつつも、エドゥアルドは不敵な笑みを浮かべ、愛馬の青鹿毛の馬を進めていった。
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