異世界に来た私のチートは、秩序ある混沌でした。

ぬるちぃるちる

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11.通貨

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中世西洋系ファンタジーっぽい街並みに商店。
それなりに通行人も居て普通ににぎやかだ。

残念なのは、この世界のお金がないから買い物出来ないって事かな?
あーあ、この世界の貨幣システム位、先に勉強してくれば良かった。

まてよ?
売る物なら、いくらでも出せるんだった。

「ねえ、この町で商売しようとしたら、どこかに届け出しないといけないの?」
 鼻眼鏡からスマホに、話しかけても周りは誰も不審がらない。
鼻眼鏡による、モブ擬態は上手くいっているようだ。
やっぱり鼻眼鏡最強だな。
元いた世界で使う機会なかった分沢山使いこなそう。

『商業区域でお店を構えるなら届け出は必要だけど、パンとか、
 一つが500ペタル以下のアイテムの歩き売りは、黙認されてるよ。』

じゃあ、パンを売ろうか。
店と店の間に入って、作業開始。
まず、清潔な鍋を呼び出す。
そして、パンは、勿論、私一押しのコンビニのバジルベーコンビスケットパンを鍋一杯に呼び出す。

個包装のビニールも、ニラックマのおわんポイントもなしで。

この世界のパンを食べた事無いから何とも言えないけど、美味しいパンだ。売れるだろう。
誰が食べても美味しく感じる様に念じて出したし、いけるいける。

詐欺じゃないよ?

「パン1個っていくらなの?」
 価格は、スマホに決めさせる。

『大体、50ペタル~300ペタル位が普通だよ。』
 うーん、単位はともかく、数字の感覚は、元の世界とあんまり変わらない?
じゃあ元の世界の150円……ペタル?にしよう。

さっきから、鍋の中のパンがものすごく良い匂いで自己主張していて、
周りの人達が、ちらちら気にし始めている。
よし、いけるぞ!
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