1 / 11
こんにちは
しおりを挟む
「こ~んに~ちは~!」
異世界ですよね?ええ、そうです。聞いたこともない名前の国です。勿論、日本ではございません。
ということは?ええ、そうです。元日本人の転生者です。
え?誰に話しているかですって?一人二役の独り言に決まっているでしょう。
メンヘラか?違います。誰にも打ち明けられない、どうにもならないことを発散させて、気持ちを安定させているだけです。そう言うと、メンヘラっぽいですわね。多分、違うと思います…わ?
イマジナリーフレンドがいるのか?違います、私はもう16歳です。どちらかというと、見えない同志に話し掛ける、ラジオのような感覚です。
異世界ということだが、何という名前の国か?ハルリーノ王国と言います。聞いたことがない?ですから、異世界だと言っているでしょう。
では異世界、転生と言えば、乙女ゲームか?それが分かりませんの。乙女ゲームは一度もプレイしたことがないものですから。
画面で男を落としていなかったのか?ええ、落としておりませんでしたわ、あらゆる形の造形物を落としてはおりましたけどね。後はぷるんとした、引っ付く可愛らしい子たちを落としたりもしましたわ。気付いたら朝だってこともザラですわよ?
ですが、こんなことなら、やっておくべきでしたね、いえ…正直、役立つと言われても、やらなかったかもしれません。
だって、パズルゲームの方が好きだったんですもの。スマートフォンでもポチポチとマッチさせたり、敵にぶつけたりもしておりましたのよ。
それはもういい?そうですか、でも…確かに、この世界はもしかしたら、乙女ゲームの舞台なのかもしれません。
ということは、主人公?ヒロインがいるのかって?ええ、最近そうではないかと思う方はおります。
可愛いのか?ええ、可愛いとは思いますけど、他にも可愛い方は沢山おりますの。ですので、特別という風には思えませんの。
同性の嫉妬?いえ、だって好みは人それぞれではありませんか?全員に好かれるって俳優さんでも、アイドルでも、なかなか難しいでしょう?
では、前世をいつ思い出したのか?確か、12歳の頃でしたかね?でも頭を打って、病気になってとか、危機的状況で前世を思い出したわけではありませんよ。
馴染めなかったのではないかって?それが思い出したのが、令嬢教育の基礎が出来てからだったのです。ですから、元日本人の私に貴族令嬢なんて無理~!ということろは、過ぎていたのです。
良かったじゃないかって?いいえ、別の大きな問題が起こっているのです。
私がこんなに頭の中で話し続けている理由は、それが理由なんです。
関係あるのかって?誰にも言えないから、ラジオのように話しているのですよ!
乙女ゲームで、貴族令嬢なら、婚約者がいるのではないかって?ええ、いますわね。攻略対象者ではないかって?可能性はありますわね。
どんな人かって?いわゆる、いけめんさんの部類でしょうね。奪われるかもしれないが、良かったじゃないか?そうなんですかね?前世でも、いけめんさんは見るだけでいいタイプで、現在も同じ気持ちなのです。
人の好みなんて、境遇では変わりませんわね…勉強になりましたわ。
はあ…今から、その婚約者に呼ばれているので、行かなくてはなりませんの。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
他の作品の息抜きに書いていた作品です。
元々、書いてみたいと思っていた、
ひとり語り、異世界転生、乙女ゲームを合わせたような話だったはずが、
なぜか?すべて風という感じになりました。
そして、ギャグというか、ツッコミのようなふざけた作品で、
真面目な話ではありません。
評判が良ければ、続きを書こうかと思っていますが、
今のところ10話前後くらいで完結の予定です。
よろしくお願いいたします。
異世界ですよね?ええ、そうです。聞いたこともない名前の国です。勿論、日本ではございません。
ということは?ええ、そうです。元日本人の転生者です。
え?誰に話しているかですって?一人二役の独り言に決まっているでしょう。
メンヘラか?違います。誰にも打ち明けられない、どうにもならないことを発散させて、気持ちを安定させているだけです。そう言うと、メンヘラっぽいですわね。多分、違うと思います…わ?
イマジナリーフレンドがいるのか?違います、私はもう16歳です。どちらかというと、見えない同志に話し掛ける、ラジオのような感覚です。
異世界ということだが、何という名前の国か?ハルリーノ王国と言います。聞いたことがない?ですから、異世界だと言っているでしょう。
では異世界、転生と言えば、乙女ゲームか?それが分かりませんの。乙女ゲームは一度もプレイしたことがないものですから。
画面で男を落としていなかったのか?ええ、落としておりませんでしたわ、あらゆる形の造形物を落としてはおりましたけどね。後はぷるんとした、引っ付く可愛らしい子たちを落としたりもしましたわ。気付いたら朝だってこともザラですわよ?
ですが、こんなことなら、やっておくべきでしたね、いえ…正直、役立つと言われても、やらなかったかもしれません。
だって、パズルゲームの方が好きだったんですもの。スマートフォンでもポチポチとマッチさせたり、敵にぶつけたりもしておりましたのよ。
それはもういい?そうですか、でも…確かに、この世界はもしかしたら、乙女ゲームの舞台なのかもしれません。
ということは、主人公?ヒロインがいるのかって?ええ、最近そうではないかと思う方はおります。
可愛いのか?ええ、可愛いとは思いますけど、他にも可愛い方は沢山おりますの。ですので、特別という風には思えませんの。
同性の嫉妬?いえ、だって好みは人それぞれではありませんか?全員に好かれるって俳優さんでも、アイドルでも、なかなか難しいでしょう?
では、前世をいつ思い出したのか?確か、12歳の頃でしたかね?でも頭を打って、病気になってとか、危機的状況で前世を思い出したわけではありませんよ。
馴染めなかったのではないかって?それが思い出したのが、令嬢教育の基礎が出来てからだったのです。ですから、元日本人の私に貴族令嬢なんて無理~!ということろは、過ぎていたのです。
良かったじゃないかって?いいえ、別の大きな問題が起こっているのです。
私がこんなに頭の中で話し続けている理由は、それが理由なんです。
関係あるのかって?誰にも言えないから、ラジオのように話しているのですよ!
乙女ゲームで、貴族令嬢なら、婚約者がいるのではないかって?ええ、いますわね。攻略対象者ではないかって?可能性はありますわね。
どんな人かって?いわゆる、いけめんさんの部類でしょうね。奪われるかもしれないが、良かったじゃないか?そうなんですかね?前世でも、いけめんさんは見るだけでいいタイプで、現在も同じ気持ちなのです。
人の好みなんて、境遇では変わりませんわね…勉強になりましたわ。
はあ…今から、その婚約者に呼ばれているので、行かなくてはなりませんの。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
他の作品の息抜きに書いていた作品です。
元々、書いてみたいと思っていた、
ひとり語り、異世界転生、乙女ゲームを合わせたような話だったはずが、
なぜか?すべて風という感じになりました。
そして、ギャグというか、ツッコミのようなふざけた作品で、
真面目な話ではありません。
評判が良ければ、続きを書こうかと思っていますが、
今のところ10話前後くらいで完結の予定です。
よろしくお願いいたします。
1,821
お気に入りに追加
904
あなたにおすすめの小説
(完結)戦死したはずの愛しい婚約者が妻子を連れて戻って来ました。
青空一夏
恋愛
私は侯爵家の嫡男と婚約していた。でもこれは私が望んだことではなく、彼の方からの猛アタックだった。それでも私は彼と一緒にいるうちに彼を深く愛するようになった。
彼は戦地に赴きそこで戦死の通知が届き・・・・・・
これは死んだはずの婚約者が妻子を連れて戻って来たというお話。記憶喪失もの。ざまぁ、異世界中世ヨーロッパ風、ところどころ現代的表現ありのゆるふわ設定物語です。
おそらく5話程度のショートショートになる予定です。→すみません、短編に変更。5話で終われなさそうです。
今さら跡継ぎと持ち上げたって遅いです。完全に心を閉ざします
匿名希望ショタ
恋愛
血筋&魔法至上主義の公爵家に生まれた魔法を使えない女の子は落ちこぼれとして小さい窓しかない薄暗く汚い地下室に閉じ込められていた。当然ネズミも出て食事でさえ最低限の量を一日一食しか貰えない。そして兄弟達や使用人達が私をストレスのはけ口にしにやってくる。
その環境で女の子の心は崩壊していた。心を完全に閉ざし無表情で短い返事だけするただの人形に成り果ててしまったのだった。
そんな時兄弟達や両親が立て続けに流行病で亡くなり跡継ぎとなった。その瞬間周りの態度が180度変わったのだ。
でも私は完全に心を閉ざします
王家の面子のために私を振り回さないで下さい。
しゃーりん
恋愛
公爵令嬢ユリアナは王太子ルカリオに婚約破棄を言い渡されたが、王家によってその出来事はなかったことになり、結婚することになった。
愛する人と別れて王太子の婚約者にさせられたのに本人からは避けされ、それでも結婚させられる。
自分はどこまで王家に振り回されるのだろう。
国王にもルカリオにも呆れ果てたユリアナは、夫となるルカリオを蹴落として、自分が王太女になるために仕掛けた。
実は、ルカリオは王家の血筋ではなくユリアナの公爵家に正統性があるからである。
ユリアナとの結婚を理解していないルカリオを見限り、愛する人との結婚を企んだお話です。
振られたから諦めるつもりだったのに…
しゃーりん
恋愛
伯爵令嬢ヴィッテは公爵令息ディートに告白して振られた。
自分の意に沿わない婚約を結ぶ前のダメ元での告白だった。
その後、相手しか得のない婚約を結ぶことになった。
一方、ディートは告白からヴィッテを目で追うようになって…
婚約を解消したいヴィッテとヴィッテが気になりだしたディートのお話です。
誤解されて1年間妻と会うことを禁止された。
しゃーりん
恋愛
3か月前、ようやく愛する人アイリーンと結婚できたジョルジュ。
幸せ真っただ中だったが、ある理由により友人に唆されて高級娼館に行くことになる。
その現場を妻アイリーンに見られていることを知らずに。
実家に帰ったまま戻ってこない妻を迎えに行くと、会わせてもらえない。
やがて、娼館に行ったことがアイリーンにバレていることを知った。
妻の家族には娼館に行った経緯と理由を纏めてこいと言われ、それを見てアイリーンがどう判断するかは1年後に決まると言われた。つまり1年間会えないということ。
絶望しながらも思い出しながら経緯を書き記すと疑問点が浮かぶ。
なんでこんなことになったのかと原因を調べていくうちに自分たち夫婦に対する嫌がらせと離婚させることが目的だったとわかるお話です。
【完結】婚約者の母が「息子の子供を妊娠した」と血相変えてやって来た〜私の子供として育てて欲しい?絶対に無理なので婚約破棄させてください!
冬月光輝
恋愛
イースロン伯爵家の令嬢であるシェリルは王族とも懇意にしている公爵家の嫡男であるナッシュから熱烈なアプローチを受けて求婚される。
見た目もよく、王立学園を次席で卒業するほど頭も良い彼は貴族の令嬢たちの憧れの的であったが、何故か浮ついた話は無く縁談も全て断っていたらしいので、シェリルは自分で良いのか不思議に思うが彼の婚約者となることを了承した。
「君のような女性を待っていた。その泣きぼくろも、鼻筋も全て理想だよ」
やたらとシェリルの容姿を褒めるナッシュ。
褒められて悪い気がしなかったが、両家の顔合わせの日、ナッシュの母親デイジーと自分の容姿が似ていることに気付き少しだけ彼女は嫌な予感を抱く。
さらに婚約してひと月が経過した頃……デイジーが血相を変えてシェリルの元を訪ねた。
「ナッシュの子を妊娠した。あなたの子として育ててくれない?」
シェリルは一瞬で婚約破棄して逃げ出すことを決意する。
【完結】婚約者は自称サバサバ系の幼馴染に随分とご執心らしい
冬月光輝
恋愛
「ジーナとはそんな関係じゃないから、昔から男友達と同じ感覚で付き合ってるんだ」
婚約者で侯爵家の嫡男であるニッグには幼馴染のジーナがいる。
ジーナとニッグは私の前でも仲睦まじく、肩を組んだり、お互いにボディタッチをしたり、していたので私はそれに苦言を呈していた。
しかし、ニッグは彼女とは仲は良いがあくまでも友人で同性の友人と同じ感覚だと譲らない。
「あはは、私とニッグ? ないない、それはないわよ。私もこんな性格だから女として見られてなくて」
ジーナもジーナでニッグとの関係を否定しており、全ては私の邪推だと笑われてしまった。
しかし、ある日のこと見てしまう。
二人がキスをしているところを。
そのとき、私の中で何かが壊れた……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる