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【R18】第六話「いきなり前戯!!」

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口づけ。そして抱擁。
どちらも前世ではろくにできなかった行為だ。

だが俺は慌てない。

この身に宿るスキルが、これから何をどうすればよいのかを教えてくれるからだ。

まずは舌をねじ込まない程度の軽い口づけから。
その柔らかな髪の毛を掌全体で味わうように、彼女の頭を軽く撫でつつ、その身を強く抱きしめる。

小柄で華奢な体。背も低い。
その小さな顔があるのは俺のちょうど腹の辺り。
キスをするにも少し体を屈めないとサイズ的にも合わない。
これは種族的なものなのだろうか。それとも……?
まるで中学生くらいにしか見えないその体躯。
どこか背徳的な気分にさせられる。
その柔らかな体は、強く抱きしめたら壊れてしまいそうだ。
そして、甘い、優しい良い匂いがする。

愛しさから、抱きしめる力をほんの少しだけ強めると、彼女もどこか遠慮がちに、優しい力加減で抱き返してくる。

ゆっくりと唇を離す。
その愛くるしい顔が目の前にあった。

長いまつ毛。整った顔立ち。
こんな可愛らしい少女を俺は格好だけで男かもしれないと疑っていたのか。

馬鹿だな。

懺悔の気持ちを込めて頭を撫でると、猫のように心地良さそうに目を瞑る。

「名前は?」

そうだ。よく考えたら俺は彼女の名前さえまだ知らずにいたのだ。
俺の問いに対して、

「フィルナ……フィルナ・ハーティス……です」

うっとりとした表情で答えるフィルナ。
名前を言えたご褒美とばかりに優しく微笑み返し、また頭を撫でてやる。
ゆっくりと頬まで降ろされた親指で耳をついでになぞってやると、

「んっ……」

ピクンと反応しながら潤んだ瞳で俺を目を見つめてくる。
そのまま体を抱き寄せると、きゅっと彼女も今度は強く抱き返してくる。

「ぁんっ……」

首筋にキスをすると可愛らしい声で鳴き、震える。可愛い。

この体を、俺は今から自由に出来るのだ。
そう思うと強い情欲がムクムクと沸きあがって来るのを感じる。

いつの間にやら、愚息がライズアップしていた。

前世のものとは比べ物にならないくらいに大きい。
こんなの、この子に入るのだろうか。
そんな心配は彼女も同じなようで。
ふくらんだズボンの上からこんもりと屹立した俺のふくらみを見て生唾を飲み込んでいる。

大丈夫だよ、と伝えるように、頭を優しく撫でながらついばむように軽く唇へと二度、三度、口づけする。

見つめ合う。
潤んだ瞳の中に俺が映っていた。

再度軽く口づけ。

すると、その心に火を付けてしまったのだろう。
軽く興奮した様相で貪りつくように向こうから舌をねじ込んできた。
荒い鼻息で大胆に舌を絡ませてくる。

気付けば彼女は湿った下腹部を俺の太ももに押し当て、一生懸命に気持ちよくなろうとしているではないか。

その様相に軽く興奮を覚えながらも、俺は冷静に、彼女の頭を優しく撫でながら口内を舌で蹂躙する。
じっくりと俺がリードしてあげないとな。

相手の舌の表面を舌で撫で回し、側面を撫で、裏側を舐め、もう一度表面を、今度は舌を広く使って絡ませるように撫でまわす。

「んっ、んんっ……んっ~~っ」

いつのまにか、相手の舌の動きが止まっていた。
そして体を小刻みに震わせながらぎゅっと俺の体にしがみつくように抱きついている。

そのままさらに舌を攻め続けると、

「ふっ……んっ!? んっ~~~っ」

顎をのけぞらせるようにピンと反らせながらビクンビクンと震え、やがてくったりと弛緩した。
崩れ落ちるように倒れかかったその体を俺は左腕で抱き寄せ、唇を離す。
今までの情事の証であるかのように唾液の糸が伸びる。
なまめかしく、情欲を煽る光景だ。

見ると、フィルナは俺の腕に支えられながら、ピントの合わない呆けた瞳で、舌をあらわにしながら荒い息で震えている。

「キスだけでイっちゃったの?」

と微笑みかけると、トロンとした目で俺の腕に何度もキスをする。
返答になっていない。まるで得た快楽を逃したくないと必死になってしがみついているようだ。
余韻である小さな快楽をさらに欲するかのように、荒い息のまま舌で俺の腕を舐めるフィルナ。

悪い子だ。と、相手がドMなら喜ぶだろう言葉を飲み込む。

代わりに、素直な良い子だ。と、頭を撫で、親指で耳をくすぐり、頬を撫で、唇を指で撫でる。

フィルナはうっとりとした表情のまま俺の親指を嘗め回すと、俺に倒れこむように抱きつき、唇を奪いにかかる。
俺はそれを受け止め、再度舌を絡ませ、彼女に快楽を与える。

「ふむ……んっ、んっ……はぁ……」

俺の口内を蹂躙するつもりで舌をねじこんで来ておきながら、俺の迎撃で快楽に負けて舌の動きを止める。
身勝手な子だ。だが、女の子はそんなもんでいい。
俺は再度、彼女の口内を弄ぶ作業に入る。
フィルナはそれだけでも十分心地がよいようで、うっとりとしながらキスを繰り返す。

そろそろよいかな。

俺は右手を彼女の下腹部へと伸ばし、鼠径部を撫で、その指を彼女の淫らな肉壷へと向ける。

「はっ……んぅっ……っ」

指先で淫門を軽くなぞると、すでにそこはしっとりと濡れそぼっていて、俺を受け入れる準備ができていることを示していた。
さらにゆっくりと味わうように花びらをなぞる。
ヌルリとしたその感触は、まるで石鹸水を撫でているようにヌルヌルと摩擦を感じさせない。
まるで指全体が暖かなお湯に包まれているように、形が感じられない。
これが女性の……。
肉である事を感じさせない柔らかさを堪能しつつ、その道筋の頂きに勃つ、淫らな蕾へと軽く指で触れ、なぞる。

「ふぁぁあっ……っ」

すると突然、フィルナが背をのけぞらせた。

「ほへぇぇぇ~……」

そして、口からは舌を見せただらしない表情で、軽く白目にさせながら、うっとりとした表情で吐息を漏らし、ふるふると快楽に打ち震えるように痙攣しだす。

さらに転がすように指で肉芽を撫で続けると――。

「あ……やっ……ぅんっ! んっ! やはぁっ……やめ……んっ」

フィルナが切羽詰った様相で俺の手を掴み震えながら首を振る。

「そこ……ぁんっ……だめぇ……」

ビクンビクンと体を震わせながら腰を引いた姿勢で何かを懇願するフィルナ。
強すぎる快楽から逃れようとする姿を見て、俺は少しだけ意地悪をする。
撫でる肉芽からそっと指を離す。すると。

「ふぇぇ……ぇ? なんでぇ……」

捨てられた猫のような表情で俺を見ながら、今度は自分から腰を振り、それを俺の指に押し付けてくる。

「ご、ごめん……ボク……なにかっ……したかな……んはぁっ」

フィルナは自ら腰を振り、俺の指先へと淫らな快楽スイッチを押し付けながらしなだれかかる。
そして戸惑うような瞳で俺を見ながら、

「あやまるからぁ……あやまるからぁっ……ボクのこと……嫌わないでぇっ……っ」

腰を動かし、俺の指へと秘部をこすりつけ必死に快楽を貪る。そして、

「もっと……して……」

甘えるような声で、貪りつくように俺の唇を奪い、舌をねじ込んで来る姿に、さすがの俺の理性にも限界が訪れた。

「それじゃあ、始めるよ」

俺は唇を離し、彼女の頭を優しく撫でると、俺の屹立した愚息を妨げる愚かなる布を脱ぎ捨てる作業に入るのだった。

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