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それは夜を統べるもの
再会、母よ
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今日は何と言うことは無い普通の日と言って良かった。初夏に差し掛かり天候も良く、寒くも無ければ暑くも無い。風も強い訳でなく穏やかで過ごしやすい日と言えた。
しかし王宮はどうだったかというと、これは多分に人によると言えた。いや、敢えて言うならばフィリップにとってはとても、そうとても過ごしにくい一日と言って良かっただろう。自業自得ではあったのだが。
先日、外交の為他国へと赴いていたアルベールの母レオンティーナが帰国したのだ。彼女は子供たちをとても愛しているが、とりわけ末妹であるエメリーヌと末弟であるアルベールの事を可愛がっていた。
別にだからと言って他の兄妹を蔑ろにしていたと言う訳では無い。何せ長兄ガエルはもう二十六歳で、結婚も間近に控えている。ロクサーヌは相手がまだ決まってはいないが二十三歳。何れにせよもう大人だ。兄弟の中で二十を超えていないのはアルベールにエメリーヌ、後はイヴェットだ。しかし彼女はレオンティーナによく似てしっかりしている。レオンティーナはイヴェットに対しては一番心配していない程だ。
レオンティーナが帰国した時、アルベール達は新しく作っている街の視察に赴いていた。王宮に着いて先ず出迎えたのはロクサーヌ。次いでイヴェットと彼女に連れられたエメリーヌだった。ガエルもマクシミリアンも政務に携わっている関係上すぐに出迎えと言う訳には行かない。しかしアルベールは?
エンゾやチャンドスの稽古を受けていても、王妃が帰国したとなれば二人の耳には当然入る。ならばこれまでもそうしてきた様に、アルベールも出迎えてくれなければおかしい筈だった。しかし、姿が無い。
「ロクサーヌ、アルベールはどうしたの?病気になったという話は聞いていないけれど。」
レオンティーナは当然の疑問をロクサーヌに投げかけた。
「アルベールだったら今は新しく作っている街の視察に行っているわ。少し時間がかかるかも知れないけれど、夕方には帰ってくると思うから、それまでは少し寂しいかもね?」
ロクサーヌもレオンティーナがアルベールを可愛がっている事は知っている。とは言え、息子べったりと言う訳では無い事も。だが、アルベールが冒険者になった事は知らないはずだった。
ロクサーヌは少し迷った。どうせばれてしまうのだから今言ってしまおうかと。父のフィリップは快諾したようだが、母であるレオンティーナに相談せずに決めてしまっている。アルベールが望んでいたのだからレオンティーナもその場にいたなら認めはしただろうが、結果だけを見ればフィリップの独断なのだから。
「あら、マクシミリアン辺りの付き添いかしら?確かにもう何年かであの子も政務に携わるのだから、今の内に少しそういった事に触れておくのもいい経験だわ。」
残念ながらそこにマクシミリアンはいない。アルベール達は視察とは言うものの、実のところはジェラールの屋敷がどの辺りに出来るのかを見に行っているのだ。
確かにフィリップからそれも含めて街の視察に行くように言われたのは確かだ。しかしアルベールにレオンティーナが会えば、彼が冒険者になったことが彼の口から語られるだろう。しかも命を懸けた死闘二回分の武勇伝付きで。
まるで子供が親に怒られるのを少しでも先延ばしにしているような、というかそれそのものであった。
一方その頃
「おぉ、ここにジェラールの屋敷が建つのか。結構大きな敷地が用意されているな。」
アルベール達はまだ名すらついていない建設途中の街に来ていた。
「えぇ、何せ陛下から騎士の叙勲を受けた際にそれこそ一式のものを賜ったものですから。それにこれから騎士を目指す者が現れた時に、私の様な前例を作る事によって大きな出世という希望を与えられるようにとの事だそうです。」
ジェラールは誇らしく言う。これからはこのジェラールが騎士の指標となるのだ。騎士道を掲げて邁進するのも確かに大事だが、それ以上に目に見えるものを大事にしないといけない。それが、出世になると言う大きな希望であったのだ。
「俺はアルベールの屋敷がいいや。飯も美味いしベッドもフカフカだし、風呂も気持ちいいしな。」
ジルベルタはアルベール邸の居候だ。年齢的にアルベールより幼そうな見た目をしているし、さりとて何歳なのか聞くのもどうかと思われた。なのでアルベールはこのまま屋敷に住んでくれればいいと思っている。もっとも、そんな彼女だが腕力は並の大人に倍する程だが。
「ジルベルタは使用人たちにも気に入られているし、問題無いさ。」
アルベールの言う様に、ジルベルタは使用人達にも気に入られていた。
使う言葉は粗雑であるものの、裏表なく性格は素直。小さい子供の姿という事も相まって、皆の妹というような感じになっていた。特に美味い美味いといつもおかわりを要求するので料理人達に好かれていた。
この言葉にミリアムは内心焦りにも似た感情を覚えている。今はいいが、何年もそれが続けばどうなるだろうか?どうもなりはしないかも知れない。しかしジルベルタは今は子供だが、いずれ成長する、そして性徴するだろう。そこまでは考えていないかも知れないが、とにかくミリアムの中でノーマークだったジルベルタがライバルに急浮上してきたのは確かだ。
いっそ頃合いを見て他の街の宿に泊まった時に寝室にお邪魔するのも手かもしれないと思っている。
「しっかしまぁ、最近何だかんだで大騒ぎだったしな。しばらくはゆっくりしたいもんだぜ。確かに俺ちゃん達は冒険者だけどよ?四六時中冒険してなきゃいけないって訳でもないんだし?」
ジョンがお道化て言う。ジョンのスタンスは元来一定の期間仕事を続けて、それが終わってまとまった金を手にしたらしばらくゆっくり過ごすというものだ。今は手持ちも十分にある。アルベールが仕事の依頼を受けると言うなら付いて行くが、そうでなければしばらくはゆっくりと過ごすつもりでいた。
「そんな事言ってると、また厄介な魔物が出たりしちゃうわよ?」
セリエがジョンの横で軽口を叩く。皆は少し引き気味に笑った。それはそうだ。マルティコラスならば化け物なので許容範囲と言った所かも知れないが、最も新しい記憶では骸骨の魔術師なのだ。とても冗談で笑っていられる相手ではなかったのだから。
「ま、まぁあんなの滅多に出ないって。しばらくはゆっくり過ごせるんじゃない?私もアルベールに新しい魔術とか習いたいし、しばらく出て来なくていいよね。」
ミリアムが笑顔で言う。そう、ミリアムとしてはアルベールと接点を多く作りたいのだ。今しばらくはそんな厄介事が芽を出してくれなくていい。
「さて、では戻ろうか。今日は母上が隣国から帰ってくるし、色々お話しなければな。」
そう言って皆王都に帰りつく。仲間達もそれぞれの場所へ、アルベールは王宮へ。
そして王宮。アルベールはレオンティーナに会い、事の次第を全て話した。冒険者になった事や素敵な仲間達に出会えた事、旅の話。
更にマルティコラスや骸骨の魔術師など、放っておけばこの国の危機にすらなっていたかもしれない強敵との命を賭した二回の死闘などについても。
冒険者になったという話は、レオンティーナは然程驚く事無く聞いていた。何せフィリップの息子だ。彼も若い頃は冒険者をしていたし、それどころか若いとは言えドラゴンを倒している。だからその息子のアルベールが冒険者を志したとしても、そしてなったとしてもそう驚きはしなかった。
しかし命を賭した死闘を二回も経験したというのは聞き捨てならなかった。
「そうだったのね、アルベール。その様な危険な敵を打ち倒してしまうなんて、私も王妃として、何より貴方の母として鼻が高いわ。」
努めて優しく笑顔でレオンティーナは言った。血相を変えて心配したいのはやまやまであったのだがアルベールは無事であるようだし、何より誇らしげな息子の顔を曇らせたくは無いという想いが強かった。
「でもねアルベール。決して無謀な戦いだけはしてはいけませんよ?冷静に考えて、逆境である時こそ冷静になりなさい。私は貴方の骸は見たくないわ。」
最低限の言葉だけを添えておく。何にせよアルベールの選んだ道だ、彼が進みたい所まで進めばいいのだから。だが死んでは欲しくない、だから死ぬ事だけは絶対に止すようにと。
アルベールは力強くはいと返事をすると部屋を後にする。彼とて死ぬつもりは毛頭ない。しかし思いは新たにしたつもりだった。決して死ぬことなく、仲間と生きて帰るのだと。今や強敵に何処で出会うか分からない。だからこそ死なないように。
アルベールが部屋を出た後、レオンティーナは人を遣った。誰に遣ったかなど言うまでも無い。
「どうして呼ばれたか分かっていますね?」
「はい。」
レオンティーナの眼前にはフィリップがいる。確かにレオンティーナはアルベールが冒険者になった事を然程驚かずに聞いていたし、実際なるかも知れないと過去に思わなかった訳でも無い。
問題なのはレオンティーナが外交で国を空けている時にそんな重大な事をフィリップが独断で許可してしまった事にあった。勿論アルベールの希望と言ってしまえばそれまでではあるだろうが、自分が帰ってくるまで保留にも出来たはずなのだから。
レオンティーナはそれに加え、今この国で起こっていることを更に詳しくフィリップに聞いた。危険な化け物や異界からの旅人。これらの話は聞きはしたが、その最中にアルベールが関わっていると聞いては少しの聞き漏らしも許されない。
結局フィリップはそこまで怒られるような事は無かったものの、深夜過ぎまで色々絞られた。
しかし王宮はどうだったかというと、これは多分に人によると言えた。いや、敢えて言うならばフィリップにとってはとても、そうとても過ごしにくい一日と言って良かっただろう。自業自得ではあったのだが。
先日、外交の為他国へと赴いていたアルベールの母レオンティーナが帰国したのだ。彼女は子供たちをとても愛しているが、とりわけ末妹であるエメリーヌと末弟であるアルベールの事を可愛がっていた。
別にだからと言って他の兄妹を蔑ろにしていたと言う訳では無い。何せ長兄ガエルはもう二十六歳で、結婚も間近に控えている。ロクサーヌは相手がまだ決まってはいないが二十三歳。何れにせよもう大人だ。兄弟の中で二十を超えていないのはアルベールにエメリーヌ、後はイヴェットだ。しかし彼女はレオンティーナによく似てしっかりしている。レオンティーナはイヴェットに対しては一番心配していない程だ。
レオンティーナが帰国した時、アルベール達は新しく作っている街の視察に赴いていた。王宮に着いて先ず出迎えたのはロクサーヌ。次いでイヴェットと彼女に連れられたエメリーヌだった。ガエルもマクシミリアンも政務に携わっている関係上すぐに出迎えと言う訳には行かない。しかしアルベールは?
エンゾやチャンドスの稽古を受けていても、王妃が帰国したとなれば二人の耳には当然入る。ならばこれまでもそうしてきた様に、アルベールも出迎えてくれなければおかしい筈だった。しかし、姿が無い。
「ロクサーヌ、アルベールはどうしたの?病気になったという話は聞いていないけれど。」
レオンティーナは当然の疑問をロクサーヌに投げかけた。
「アルベールだったら今は新しく作っている街の視察に行っているわ。少し時間がかかるかも知れないけれど、夕方には帰ってくると思うから、それまでは少し寂しいかもね?」
ロクサーヌもレオンティーナがアルベールを可愛がっている事は知っている。とは言え、息子べったりと言う訳では無い事も。だが、アルベールが冒険者になった事は知らないはずだった。
ロクサーヌは少し迷った。どうせばれてしまうのだから今言ってしまおうかと。父のフィリップは快諾したようだが、母であるレオンティーナに相談せずに決めてしまっている。アルベールが望んでいたのだからレオンティーナもその場にいたなら認めはしただろうが、結果だけを見ればフィリップの独断なのだから。
「あら、マクシミリアン辺りの付き添いかしら?確かにもう何年かであの子も政務に携わるのだから、今の内に少しそういった事に触れておくのもいい経験だわ。」
残念ながらそこにマクシミリアンはいない。アルベール達は視察とは言うものの、実のところはジェラールの屋敷がどの辺りに出来るのかを見に行っているのだ。
確かにフィリップからそれも含めて街の視察に行くように言われたのは確かだ。しかしアルベールにレオンティーナが会えば、彼が冒険者になったことが彼の口から語られるだろう。しかも命を懸けた死闘二回分の武勇伝付きで。
まるで子供が親に怒られるのを少しでも先延ばしにしているような、というかそれそのものであった。
一方その頃
「おぉ、ここにジェラールの屋敷が建つのか。結構大きな敷地が用意されているな。」
アルベール達はまだ名すらついていない建設途中の街に来ていた。
「えぇ、何せ陛下から騎士の叙勲を受けた際にそれこそ一式のものを賜ったものですから。それにこれから騎士を目指す者が現れた時に、私の様な前例を作る事によって大きな出世という希望を与えられるようにとの事だそうです。」
ジェラールは誇らしく言う。これからはこのジェラールが騎士の指標となるのだ。騎士道を掲げて邁進するのも確かに大事だが、それ以上に目に見えるものを大事にしないといけない。それが、出世になると言う大きな希望であったのだ。
「俺はアルベールの屋敷がいいや。飯も美味いしベッドもフカフカだし、風呂も気持ちいいしな。」
ジルベルタはアルベール邸の居候だ。年齢的にアルベールより幼そうな見た目をしているし、さりとて何歳なのか聞くのもどうかと思われた。なのでアルベールはこのまま屋敷に住んでくれればいいと思っている。もっとも、そんな彼女だが腕力は並の大人に倍する程だが。
「ジルベルタは使用人たちにも気に入られているし、問題無いさ。」
アルベールの言う様に、ジルベルタは使用人達にも気に入られていた。
使う言葉は粗雑であるものの、裏表なく性格は素直。小さい子供の姿という事も相まって、皆の妹というような感じになっていた。特に美味い美味いといつもおかわりを要求するので料理人達に好かれていた。
この言葉にミリアムは内心焦りにも似た感情を覚えている。今はいいが、何年もそれが続けばどうなるだろうか?どうもなりはしないかも知れない。しかしジルベルタは今は子供だが、いずれ成長する、そして性徴するだろう。そこまでは考えていないかも知れないが、とにかくミリアムの中でノーマークだったジルベルタがライバルに急浮上してきたのは確かだ。
いっそ頃合いを見て他の街の宿に泊まった時に寝室にお邪魔するのも手かもしれないと思っている。
「しっかしまぁ、最近何だかんだで大騒ぎだったしな。しばらくはゆっくりしたいもんだぜ。確かに俺ちゃん達は冒険者だけどよ?四六時中冒険してなきゃいけないって訳でもないんだし?」
ジョンがお道化て言う。ジョンのスタンスは元来一定の期間仕事を続けて、それが終わってまとまった金を手にしたらしばらくゆっくり過ごすというものだ。今は手持ちも十分にある。アルベールが仕事の依頼を受けると言うなら付いて行くが、そうでなければしばらくはゆっくりと過ごすつもりでいた。
「そんな事言ってると、また厄介な魔物が出たりしちゃうわよ?」
セリエがジョンの横で軽口を叩く。皆は少し引き気味に笑った。それはそうだ。マルティコラスならば化け物なので許容範囲と言った所かも知れないが、最も新しい記憶では骸骨の魔術師なのだ。とても冗談で笑っていられる相手ではなかったのだから。
「ま、まぁあんなの滅多に出ないって。しばらくはゆっくり過ごせるんじゃない?私もアルベールに新しい魔術とか習いたいし、しばらく出て来なくていいよね。」
ミリアムが笑顔で言う。そう、ミリアムとしてはアルベールと接点を多く作りたいのだ。今しばらくはそんな厄介事が芽を出してくれなくていい。
「さて、では戻ろうか。今日は母上が隣国から帰ってくるし、色々お話しなければな。」
そう言って皆王都に帰りつく。仲間達もそれぞれの場所へ、アルベールは王宮へ。
そして王宮。アルベールはレオンティーナに会い、事の次第を全て話した。冒険者になった事や素敵な仲間達に出会えた事、旅の話。
更にマルティコラスや骸骨の魔術師など、放っておけばこの国の危機にすらなっていたかもしれない強敵との命を賭した二回の死闘などについても。
冒険者になったという話は、レオンティーナは然程驚く事無く聞いていた。何せフィリップの息子だ。彼も若い頃は冒険者をしていたし、それどころか若いとは言えドラゴンを倒している。だからその息子のアルベールが冒険者を志したとしても、そしてなったとしてもそう驚きはしなかった。
しかし命を賭した死闘を二回も経験したというのは聞き捨てならなかった。
「そうだったのね、アルベール。その様な危険な敵を打ち倒してしまうなんて、私も王妃として、何より貴方の母として鼻が高いわ。」
努めて優しく笑顔でレオンティーナは言った。血相を変えて心配したいのはやまやまであったのだがアルベールは無事であるようだし、何より誇らしげな息子の顔を曇らせたくは無いという想いが強かった。
「でもねアルベール。決して無謀な戦いだけはしてはいけませんよ?冷静に考えて、逆境である時こそ冷静になりなさい。私は貴方の骸は見たくないわ。」
最低限の言葉だけを添えておく。何にせよアルベールの選んだ道だ、彼が進みたい所まで進めばいいのだから。だが死んでは欲しくない、だから死ぬ事だけは絶対に止すようにと。
アルベールは力強くはいと返事をすると部屋を後にする。彼とて死ぬつもりは毛頭ない。しかし思いは新たにしたつもりだった。決して死ぬことなく、仲間と生きて帰るのだと。今や強敵に何処で出会うか分からない。だからこそ死なないように。
アルベールが部屋を出た後、レオンティーナは人を遣った。誰に遣ったかなど言うまでも無い。
「どうして呼ばれたか分かっていますね?」
「はい。」
レオンティーナの眼前にはフィリップがいる。確かにレオンティーナはアルベールが冒険者になった事を然程驚かずに聞いていたし、実際なるかも知れないと過去に思わなかった訳でも無い。
問題なのはレオンティーナが外交で国を空けている時にそんな重大な事をフィリップが独断で許可してしまった事にあった。勿論アルベールの希望と言ってしまえばそれまでではあるだろうが、自分が帰ってくるまで保留にも出来たはずなのだから。
レオンティーナはそれに加え、今この国で起こっていることを更に詳しくフィリップに聞いた。危険な化け物や異界からの旅人。これらの話は聞きはしたが、その最中にアルベールが関わっていると聞いては少しの聞き漏らしも許されない。
結局フィリップはそこまで怒られるような事は無かったものの、深夜過ぎまで色々絞られた。
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