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第2章 新しい道

071 元勇者とびじょとびちょびちょ

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結構本気を出しているんだが一向に勝負がつかない。

そもそもこの体勢のせいでちゃんとやれていない。

なんで俺はフォースを使ったのか。

なんで俺はフォースを見せつけたのか。

なんで俺はフォースを見せつけたままなのか。

考えても詮無いことだろう。

しかし1度見せつけてしまったのだ。

このままやるしかあるまい。



フォースについて考えながらも俺は激しく親指を動かしている。

親指を動かす度に、俺のフォースも連動するように動いている。

そして美女の上のフォースも⋯

ブルンブルンだ。

いや、ブルンブルンなのが美女のフォースでは無いことは分かっている。

だが俺のフォースをフォースと呼ぶのなら、美女のフォースは間違いなくあのブルンブルンだ。

なんだろな俺のフォースって⋯



「なかなかやるじゃないか。お前は人間にしてはよくやった。だがもう終わりにしよう。ちとこの勝負にも飽きてきた。」

奇遇だな。

俺もなんだ。

フォースについて考えてしまう程には飽きていたよ。

「ではどうする?」

「妾がお前の指を押さえつける。10秒以内に抜け出せたらお前の勝ち。押さえつけたままなら妾の勝ち。それでどうだ?」

なるほどな。

バカの割にはいい提案だ。

「いいだろう。その勝負に乗ってやる。」

俺が了承すると、含みのある笑みを浮かべた美女。

俺は親指を押さえつけやすいように下ろす。



「よし、いつでもこい。」

「いい度胸だ。行くぞ!」

がっちりと俺の親指の根元を押さえつけてきた。

指の腹ではなく、その奥で押さえつけてきた。

こうされるとなかなか抜け出せない。

美女になったことで指が伸びたからできるやり方だ。

俺はまだフォースを突き出した体勢のままだ。

「1!2!3!」

美女のカウントが始まる。

大きな声を出しリズムよく声を発しているせいか、美女のフォースもリズム良く縦揺れしている。

「4!5!6!」

ダメだダメだ。

俺はこういう規則的な動きを目で追う習性があるんだ。

女達の旅で身に付いてしまった習性だろう。

俺は邪念を振り払い、フォースを更に突き出した。

俺が力を込め抜け出そうと親指を引き抜こうとする。

その動きを察した美女は本日最高の力を持って阻止してくる。

「7!8!」

いかん!負けてしまう!

俺は腕ごと引っ張るように親指を引き抜こうと力を入れる。

全力だった。

今まで使ったことのない魔力量でもって身体能力を上げた。



「うああああ、な、なんなのだ!」

指は組んだまま、俺と美女は倒れ込んだ。

俺が腕を引いたため、俺が下になるように倒れた。

美女が俺の真上に跨るように乗っている。

そして親指を見る。

「バ⋯ドラゴンよ、見ろ。俺の勝ちだ。」

「んな!こ、こんなの反則であろう!」

なに?言い掛かりをつける気か?

「何を言っている。最初に言ったろ。文句は言わないと。」

「ぐぬぬ、しかしこれは違うであろう!指以外も使ってるではないか!」

俺の真上に、俺のフォースに跨りながら文句を垂れる美女。

「何も違くはない。お前が持ちかけた勝負の詳細は聞いていない。抜け出せば勝ちなんだろう?それならば俺の勝ちだ。」

「やり直し!こんなのやり直しだ!」

俺は組んでいる指を解いた。



「お前は負けたんだ。文句を言うな。それでもまだやると言うのなら⋯」

「な、なんだ!他の勝負でもやるのか?」

俺はフォースを更に美女に押し当てる。

何かを感じたのだろう、ピクリと身体が反応している。

「俺のフォースとドラゴンのフォース。どちらが強いか白黒つけようじゃないか。」

「なんのことだ?妾のフォースとお前のフォースだと?」

口で言っても分からんだろう。

「少し腰を浮かせろドラゴン。」

「こ、こうか?」

うむ、いい眺めだ。

美女は前かがみになって地面に手を付き腰を上げた。

美女の上のフォースの前かがみになった時の垂れ具合⋯最高だぞ。

俺はそれを眺めながら下の服と下着を下ろす。

「よし、そのまま上に跨がれ。」

「わ、わかった。」

触れる。

俺のフォースと美女の下のフォースが。



フォースが触れるだけだわかる。

少し濡れている。

さっきより美女のフォースと密着している。

フォース同士が共鳴しているのだろう。

美女は自分の変化に気付いた。

「な、なんだ?むずむずする⋯」

俺は美女のくびれた腰に手を添える。

下に押し込み、俺はフォースを更に押し当てるように腰を突き上げる。

「うぁっ!」

初めての感覚が脳天まで突き抜けたのだろう。

入口と敏感なドラゴンのお豆さんを刺激した。

それだけで何事かわからず混乱している。

「お、お前、なに、何を⋯」

喋ってる最中だがもう一度同じことをする。

1度ではなく3回だ。

「おぐっ、うっ、ふぁっ!」



感じたことの無い感覚に戸惑う美女。

これだけでもう震えているじゃないか。

「にゃ、にゃんなの?これ、にゃに?」

猫になってるぞドラゴンよ。

「いいかバ⋯ドラゴン。よく聞け。」

俺は聞けと言いながらもフォース同士が擦り合うように腰を動かす。

「ふにゃ、む、むり⋯にゃに、これにゃんにゃのぉっ」

猫に近い種族なのかお前は。

「今から俺のフォースでお前を攻撃する。耐えられたらお前の勝ち。耐えられなければ俺の勝ち。それでどうだ?」

更に擦るスピードを上げる。

「はにゃあああああっむりむりむりいいい!」

軽くいったのだろう。

初めての絶頂を体感したせいで俺の上に倒れ込む。

いい感触だ。

ルンといい美女といい、いい弾力だ。



「それじゃあ本格的に勝負だ。まだこれは前座だ。」

俺の言葉に反応した美女。

「はえ?ぜ、前座?」

耳元での声が艶めかしく聞こえるな。

「そうだ。今から本気で攻撃してやる。耐えてみせろ。」

痛いかな⋯

初めてって痛いよな。

まぁいい。

これは勝負だ。

その痛みにも耐えてもらわねばな。

それにもう美女のフォースはびちょびちょだ。

垂れて地面が湿るほどびちょびちょになっている。

俺は美女の下のフォースの入口に俺のフォースの先端を当てる。

「では行くぞ。」

「い、いく?え?なにしゅるにゃ?」

なにしゅるにゃ、だと?

「四の五のうるさいな。いいから耐えろ。わかったな?」

「ま、まって⋯」



何やら制止の言葉を言おうとしていたが⋯

問答無用でぶち込んだ。

「あがっっっっ!」

倒れ込んだままの姿勢で俺は一気に奥まで入れてやった。

すごいな美女の下のフォースは⋯

ルン並に気持ちよすぎるだろ。

一気に奥まで入れたせいか、意識を飛ばしたのだろう。

ルンと違いこの美女はこういうことを知らないだろうからな。

「寝るなバ⋯ドラゴン。まだ始まったばかりだぞ。」

「はっ、にゃにが?⋯うっっっ」

俺のフォースがビクリと動く。

それに反応した美女。



「ここからが本番だからな。俺の攻撃の最中に、ギブアップしたら負けだ。分かったな?」

「ま、まつのりゃ、も、もうわからないのぉ、なに、なぁ、これはなんなのぉ?」

俺は説明してやった。

もちろん適当だ。

「お前は雌だろう?雄と雌の真の勝者を決める戦いだ。」

「し、しんの?ど、どうすれば妾は勝てるのだ?」

なんて説明するか⋯

「途中でギブアップか聞いていく。その時にギブアップを選択したらお前の負け。それよりも先に俺がギブアップしたらお前の勝ちだ。」

「これをずっとしゅるのか?た、耐える⋯」

まだ入れだだけだからな。

「そうだ。いいか?もう既に耐えられないようなら俺の勝ちだ。どうする?」

「で、できる!妾は負けぬのだ!」

勝ち負けの話になったから元気になったな。

さてと、本気でやってやろう。

もちろん身体強化も使ってな。





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