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第2章 新しい道
035 元勇者と出発
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「行先は決まったのだな!それじゃあみんなを送るのだ!」
みんなで今後のことを話していたら、どこからともなくルンが現れた。
もちろんキュートちゃんも一緒だ。
「皆様、おはようございます。」
おお、なんて見事なカーテシーなんだ⋯
ドレスを着てないのに完璧だぞキュートちゃん。
「決まったよ。ディゼスタ王国まで送ってもらいたい。」
ええい!朝から俺の亀様にぶら下がろうとするでない!
俺はルンをヒョイっと捕まえ肩に乗せる。
「わかったのだ!キュートちゃんも一緒に連れてっていいのだ!よろしく頼むのだ!」
「おほほ、嫌ですわルン様。ワタクシはエリーですわ。」
まだ名前は諦めてなかったのか。
もうキュートちゃんなんだ君は、早く認めて楽になりなさい。
でもその喋り方は気持ち悪いぞ。
「今からでも大丈夫なんだが、どうやって送り届けてくれるんだ?」
肩にいるルンに問い掛ける。
「その2本並んだ大きな木があるのだ!そこをまっすぐ進むと、ディゼスタ王国の近くの森の出口と繋げておいたのだ!」
そんなことができるのか。
普通にすごいぞ神獣。
「ルンは凄いな。ただ燃費が悪すぎる。」
ルンの小さい頭を指先で撫でてやる。
「ふはは、我は凄いのだ!燃費が悪いのはそれだけ大変ということなのだ!だからまた別荘で遊んでもらわないとなのだ!」
またあれをやるのか⋯
大運動会だな。
「今度は私も一緒にリスになりたいです!」
やめとけケイト。
俺とルンの大運動会に来たら卒倒するぞ。
「みんな、もうディゼスタ王国に行けるみたいだ。準備はいいか?」
俺はみんなを見渡した。
不安そうな顔をしているものは居なかった。
いや、1人だけおかしなのが⋯
なんでミュアはこんな時でも俺を挑発するんだろうか。
俺に逆らわないんじゃなかったのか?
その目と行為は別なのか?
今日は胸⋯見える!見えちゃうから!
くっ、やっぱり見えない⋯
おのれエルフ⋯
やっぱり最初に帰したかったよ⋯
「それじゃあ出発だ。行こう!」
「「「「「はいっ!」」」」」
全員いい返事だ。
「さぁ、キュートちゃん。淑女らしく参りましょう。」
「⋯⋯⋯⋯はいっ!」
なんだその間は。
しっかりしてくれないと講座で時間取られたらたまらんぞ。
俺たちとキュートちゃんはルンに別れを告げた。
「ルン、しばらく寂しいだろうが我慢してくれ。」
「大丈夫なのだ!昨日も我慢が得意と言ったのだ!次にくるのを楽しみにしてるのだ~!」
「じゃあまたな。」
ルンは肩から降り⋯る前に1度俺の亀様にぶら下がってから降りた。
好きだなこのエロリスは⋯
湖からはキートゥが顔を出していた。
キートゥ、また来るな。
俺たちに別れの挨拶はいらないさ。
男ってそんなもんだろ?知らんけど⋯
しばしの別れを済ませた俺たちは木の間をくぐり森を抜けた。
森を抜けた先にあったのは⋯
「ここは⋯?リーシャ、ここはどの辺かわかるか?王都には近いのか?」
俺達が目にしたのは大きな街道だった。
「あそこに見える山がおそらくディーズ山です。なのでここはディゼスタ王国で間違いありません。そしてこの街道を進めば王都に着くはずです。」
なるほど、ここは王都へ続く主要な街道と言うわけだ。
「ここからどのくらいかかるかわかるか?」
「徒歩で来たことはありませんので正確には分かりかねますが⋯馬車でも一日はかかると思います。」
途中で野営になるかもしれないが何とかなるだろう。
村や街があれば寄ればいい。
まずはこのマントの集団が怪しすぎるからな。
俺は自分のマントも出し羽織っておく。
「なんでアーク様もマントを?」
ケイト、いい質問だぞ。
「俺だけしてなかったら尚更怪しいだろ。あと少しでマント生活も終わりだからな。しばらく我慢してくれ。」
みな少しホッとした表情になる。
「ただし、まだマントなんだ。ここは森じゃない。くれぐれも慎重に行動してくれよ。」
特にケイト、本当に気をつけてくれ。
言わないが目で訴えておいた。
顔を赤くしているな。
恥じらってる所も可愛いぞ。
「山の方へ向かって歩けばいいのか?」
「はい、そちらが王都方面になります。」
「じゃあみんな行こう。何かあったら直ぐに知らせるんだぞ。」
全員頷いたので王都方面へ歩き始めた。
「キュートちゃんは⋯珍しい動物だが話さなければ問題ないだろう。人がいる所では話さないように気をつけてくれ。」
「かしこまりましたわ。」
しっかり躾がなされているが⋯やはり気持ち悪いな。
のどかな街道をマントの集団が歩いていく。
馬車が時折横切るが、怪しい集団だと思われてるのか声をかけられることなく通り過ぎていく。
歩いている者はあまりおらず、冒険者らしき複数人のグループをたまに見かける程度だった。
「リーシャ、この街道はいつもこんな感じなのか?」
「私はあまり城から出ないので⋯たまに視察に行く時に使いますが、その時はこのような感じだったと思います。」
そんなに往来が多いわけじゃないんだな。
もしかしたら街があるのかもしれない。
その街と王都への行き来が頻繁な可能性もあるな。
王都に行く前に服装を何とかできるのは嬉しいかもな。
「それより街か王都に入る際に検査があるだろう。身分を問われる可能性もあるが、格好が格好だ。全員奴隷ということにしてもいいか?俺は冒険者カードがあるが、みんなは何も無いからな。」
「その方が簡単に入れる可能性があるわね。」
ミュアが同意してくれた。
他のメンバーも同様に頷いていた。
「それに⋯私は既にあなたの奴隷よ。ご・主・人・様。」
こんなところでぶっ込んでくるんじゃない。
心臓に悪いエルフだ⋯
奴隷用の首輪でもつけてしまおうか。
「リーシャこの先に街があるかどうかは覚えてるか?」
「位置関係は把握できませんが、街はあります。ただこの先にあるのかどうかは定かでなくて⋯申し訳ございません。」
リーシャは自領なのに不確かな情報しか話せないことに落ち込んでしまった。
「仕方ないさ。王女がそこまで地理に詳しくてもおかしな話だ。最悪このまま王都に入るかもだが、その時はその時考えよう。」
俺達はなるべく目立たないように街道ん進んだ。
今日は野営になるか考え始めた時、遠くに街を囲む外壁が見えてきた。
「リーシャ、あれは王都ではなくて途中の街か?」
「はい、王都ではないです。あの外壁は王都に一番近い街になります。街の名はニバダルです。」
良かったな、これで王都に行く時は怪しまれずに済みそうだ。
「みんな、久しぶりにベットで寝れるぞ!あと少し頑張ろう!」
うん、みんな表情が明るくなったな。
「アーク様、私たちはお金が無いのですか⋯」
ハーリルが心配になったのか不安な顔に戻った。
「金なんか気にするな。俺が払うに決まっているだろ。こう見えても使い切れないほど持っているんだ。」
「しかし⋯全てを持ってもらうなんて⋯」
真面目だなハーリルは。
ここは身体で返せとか言うべき⋯やめとこう。
そんなことしたらエルフに何をされるかわからん。
下手したら俺がヤられる⋯
「じゃあ後で返してくれればいいさ。だから今は気にするな。わかったな?」
「は、はい、そうさせてもらいます!」
何とか納得してくれたか。
街まであと少しだ。
みんなで今後のことを話していたら、どこからともなくルンが現れた。
もちろんキュートちゃんも一緒だ。
「皆様、おはようございます。」
おお、なんて見事なカーテシーなんだ⋯
ドレスを着てないのに完璧だぞキュートちゃん。
「決まったよ。ディゼスタ王国まで送ってもらいたい。」
ええい!朝から俺の亀様にぶら下がろうとするでない!
俺はルンをヒョイっと捕まえ肩に乗せる。
「わかったのだ!キュートちゃんも一緒に連れてっていいのだ!よろしく頼むのだ!」
「おほほ、嫌ですわルン様。ワタクシはエリーですわ。」
まだ名前は諦めてなかったのか。
もうキュートちゃんなんだ君は、早く認めて楽になりなさい。
でもその喋り方は気持ち悪いぞ。
「今からでも大丈夫なんだが、どうやって送り届けてくれるんだ?」
肩にいるルンに問い掛ける。
「その2本並んだ大きな木があるのだ!そこをまっすぐ進むと、ディゼスタ王国の近くの森の出口と繋げておいたのだ!」
そんなことができるのか。
普通にすごいぞ神獣。
「ルンは凄いな。ただ燃費が悪すぎる。」
ルンの小さい頭を指先で撫でてやる。
「ふはは、我は凄いのだ!燃費が悪いのはそれだけ大変ということなのだ!だからまた別荘で遊んでもらわないとなのだ!」
またあれをやるのか⋯
大運動会だな。
「今度は私も一緒にリスになりたいです!」
やめとけケイト。
俺とルンの大運動会に来たら卒倒するぞ。
「みんな、もうディゼスタ王国に行けるみたいだ。準備はいいか?」
俺はみんなを見渡した。
不安そうな顔をしているものは居なかった。
いや、1人だけおかしなのが⋯
なんでミュアはこんな時でも俺を挑発するんだろうか。
俺に逆らわないんじゃなかったのか?
その目と行為は別なのか?
今日は胸⋯見える!見えちゃうから!
くっ、やっぱり見えない⋯
おのれエルフ⋯
やっぱり最初に帰したかったよ⋯
「それじゃあ出発だ。行こう!」
「「「「「はいっ!」」」」」
全員いい返事だ。
「さぁ、キュートちゃん。淑女らしく参りましょう。」
「⋯⋯⋯⋯はいっ!」
なんだその間は。
しっかりしてくれないと講座で時間取られたらたまらんぞ。
俺たちとキュートちゃんはルンに別れを告げた。
「ルン、しばらく寂しいだろうが我慢してくれ。」
「大丈夫なのだ!昨日も我慢が得意と言ったのだ!次にくるのを楽しみにしてるのだ~!」
「じゃあまたな。」
ルンは肩から降り⋯る前に1度俺の亀様にぶら下がってから降りた。
好きだなこのエロリスは⋯
湖からはキートゥが顔を出していた。
キートゥ、また来るな。
俺たちに別れの挨拶はいらないさ。
男ってそんなもんだろ?知らんけど⋯
しばしの別れを済ませた俺たちは木の間をくぐり森を抜けた。
森を抜けた先にあったのは⋯
「ここは⋯?リーシャ、ここはどの辺かわかるか?王都には近いのか?」
俺達が目にしたのは大きな街道だった。
「あそこに見える山がおそらくディーズ山です。なのでここはディゼスタ王国で間違いありません。そしてこの街道を進めば王都に着くはずです。」
なるほど、ここは王都へ続く主要な街道と言うわけだ。
「ここからどのくらいかかるかわかるか?」
「徒歩で来たことはありませんので正確には分かりかねますが⋯馬車でも一日はかかると思います。」
途中で野営になるかもしれないが何とかなるだろう。
村や街があれば寄ればいい。
まずはこのマントの集団が怪しすぎるからな。
俺は自分のマントも出し羽織っておく。
「なんでアーク様もマントを?」
ケイト、いい質問だぞ。
「俺だけしてなかったら尚更怪しいだろ。あと少しでマント生活も終わりだからな。しばらく我慢してくれ。」
みな少しホッとした表情になる。
「ただし、まだマントなんだ。ここは森じゃない。くれぐれも慎重に行動してくれよ。」
特にケイト、本当に気をつけてくれ。
言わないが目で訴えておいた。
顔を赤くしているな。
恥じらってる所も可愛いぞ。
「山の方へ向かって歩けばいいのか?」
「はい、そちらが王都方面になります。」
「じゃあみんな行こう。何かあったら直ぐに知らせるんだぞ。」
全員頷いたので王都方面へ歩き始めた。
「キュートちゃんは⋯珍しい動物だが話さなければ問題ないだろう。人がいる所では話さないように気をつけてくれ。」
「かしこまりましたわ。」
しっかり躾がなされているが⋯やはり気持ち悪いな。
のどかな街道をマントの集団が歩いていく。
馬車が時折横切るが、怪しい集団だと思われてるのか声をかけられることなく通り過ぎていく。
歩いている者はあまりおらず、冒険者らしき複数人のグループをたまに見かける程度だった。
「リーシャ、この街道はいつもこんな感じなのか?」
「私はあまり城から出ないので⋯たまに視察に行く時に使いますが、その時はこのような感じだったと思います。」
そんなに往来が多いわけじゃないんだな。
もしかしたら街があるのかもしれない。
その街と王都への行き来が頻繁な可能性もあるな。
王都に行く前に服装を何とかできるのは嬉しいかもな。
「それより街か王都に入る際に検査があるだろう。身分を問われる可能性もあるが、格好が格好だ。全員奴隷ということにしてもいいか?俺は冒険者カードがあるが、みんなは何も無いからな。」
「その方が簡単に入れる可能性があるわね。」
ミュアが同意してくれた。
他のメンバーも同様に頷いていた。
「それに⋯私は既にあなたの奴隷よ。ご・主・人・様。」
こんなところでぶっ込んでくるんじゃない。
心臓に悪いエルフだ⋯
奴隷用の首輪でもつけてしまおうか。
「リーシャこの先に街があるかどうかは覚えてるか?」
「位置関係は把握できませんが、街はあります。ただこの先にあるのかどうかは定かでなくて⋯申し訳ございません。」
リーシャは自領なのに不確かな情報しか話せないことに落ち込んでしまった。
「仕方ないさ。王女がそこまで地理に詳しくてもおかしな話だ。最悪このまま王都に入るかもだが、その時はその時考えよう。」
俺達はなるべく目立たないように街道ん進んだ。
今日は野営になるか考え始めた時、遠くに街を囲む外壁が見えてきた。
「リーシャ、あれは王都ではなくて途中の街か?」
「はい、王都ではないです。あの外壁は王都に一番近い街になります。街の名はニバダルです。」
良かったな、これで王都に行く時は怪しまれずに済みそうだ。
「みんな、久しぶりにベットで寝れるぞ!あと少し頑張ろう!」
うん、みんな表情が明るくなったな。
「アーク様、私たちはお金が無いのですか⋯」
ハーリルが心配になったのか不安な顔に戻った。
「金なんか気にするな。俺が払うに決まっているだろ。こう見えても使い切れないほど持っているんだ。」
「しかし⋯全てを持ってもらうなんて⋯」
真面目だなハーリルは。
ここは身体で返せとか言うべき⋯やめとこう。
そんなことしたらエルフに何をされるかわからん。
下手したら俺がヤられる⋯
「じゃあ後で返してくれればいいさ。だから今は気にするな。わかったな?」
「は、はい、そうさせてもらいます!」
何とか納得してくれたか。
街まであと少しだ。
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