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第1章 迷いの森

031 元勇者とリーシャ 前編

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困った。

みんなと話す予定が、なんだこれは。

ぐったりしてるのが4人と、躾に夢中がなのが1人。

寝るぞほんとに⋯

「アーク、ところでどこに行くか決めなくていいのか?」

ルンに心配されてしまった。

「俺はみんなの意見を聞いて決めたいんだがなぁ。」

もういっそ全員にお仕置してやろうか⋯



ミュアへのお仕置は放置でよかろう。

それしかない。

何をしても喜ぶだろうからな、あの最強エルフは。



ケイトはどうしてやろうか。

やはりあの宇宙規模の胸をどうにかしてやらんとな。

縛るか。

胸を強調させるように縛り倒してやろう。

アツいな。




ハーリルは乙女だ。

何してもお仕置になりそうだ。

何も知らないからこそドギツイのをするのが⋯

アリだな。

しっかり者だからこそ、その尊厳を踏みにじるようなお仕置か。

神殿騎士だからな、教会でその醜態を晒させるか。

激アツだな。



セシリアは⋯気が強そうだからな。

羞恥プレイなんか良さそうだ。

みんなの前で恥ずかしい姿を晒させるか。

聖水プレイ⋯

灼アツだ。



リーシャは難しいな⋯

キュートちゃんを⋯いや、ないな。

獣姦は俺の好みでは無い。

清楚な女だからこそ⋯

なるほど⋯尻か。

尻好きな変態にする。

鬼アツすぎる。



よし、5人の方向性は決まったな、お仕置の⋯

そうじゃない、現実逃避はやめるんだ。

不毛なことを考えるんじゃない。

本当にやったらどうするんだ。

ミュアにはやってるが、あのエルフは除外だ。

「アークアーク!我へのお仕置はなんなのだ?教えて欲しいのだ~!」

ルンへのお仕置?あるわけなかろう。

神獣様だぞ?俺が先程の恩を忘れるわけなかろう。

ええい、ぶら下がるな。

ルンへのお仕置は⋯我慢だ!我慢せい!

「な、なんと!我の一番の得意分野なのだ~。何百年でも我慢してやるのだ!」

そうだった⋯手強いな神獣⋯

エルフ並に強いのではなかろうか⋯



リーシャはそろそろ寝ないのかな⋯

仕方ない、切り上げてもらうか。

リーシャとキュートちゃんが淑女講座をしている所まで向かおう。



「リーシャ、そろそろ寝ないとじゃないか?キュートちゃんもいきなりそんなに詰め込まれても大変だろう。」

「アーク様、助けにいらして頂けたのですね。」

キュートちゃん⋯なんかちゃんとしてきたな。これぞ躾。

「素晴らしいですわキュートちゃん。それでは今日はここまでにしましょう。休むのも淑女の嗜みですからね。」

あからさまにホッとしてるなキュートちゃん。

そんなとこ見られたら朝までコースだぞ?

「ルンとキュートちゃんの寝るところはどこなんだ?」

「我とエリーことキュートちゃんは別荘が寝床なのだ!それでは帰るのだキュートちゃん!」

「いやですわルン様。ワタクシはエリーですわ。おほほ。」

なんか気持ち悪いなキュートちゃん。

もう仕える神獣がキュートちゃんって言ってるんだから名前は諦めろ。



「あいつらも行ったことだし、リーシャも⋯」

ふわっと香る女の匂いが俺を包んだ。

リーシャが俺にしなだれかかってきたのだ。

「アーク様⋯やっと二人きりになれました。」

⋯まさかこの状況を狙っていた?

他の4人が寝てるとこからここは離れている。

明かりもほとんどない。

2人きりと言っていい環境だろう。



「アーク様⋯」

今はチャンスだわ。

この機会を逃してはダメ。

淑女であれ。

確かに私は王女として淑女だった。

でもそれは今の私ではないわ。

今の私はただのリーシャ。

淑女じゃなくていい。

あの夜の続きをしたかった。

ずっと身体が熱いのです。

あなたを見るだけで胸が高鳴るのです。

疼くの⋯です。

あなたを見る目が⋯私はこんな顔もするのです。

ただのリーシャは、ただの女なのです。

あなたの鼓動が聞こえます。

私の鼓動も聞こえますか?

早鐘のように動き、音を出しております。



「リーシャ⋯」

その潤んだ瞳が暗くとも鮮明に俺の脳裏に映し出された。

その瞳を見たら止まらなかった。



「はぁ、ん⋯はっふぅ、んん⋯」

また口付けを⋯これをして欲しかったのです。

何度も夢想しておりました。

アーク様、もっと、もっとして欲しいのです。

私は止まりませんでした。

自分からマントを剥いだのです。



「ああ、リーシャ⋯」

綺麗だリーシャ⋯あんなに神獣としたのに⋯

夕飯の魚のせいか?

精をつけるにはと言っていたな⋯

もう俺のは元気いっぱいだ。



「アーク様⋯もう、私は⋯」

めちゃくちゃにしてくださいアーク様。

私を女にしてください。

ただのリーシャはただの女なのです。

あなたの女に⋯あなたのリーシャにしてください。



俺も脱いだ。

上も下も⋯そのままリーシャを抱きしめた。

なんていう柔らかさなんだ。

そして安心感⋯この子はなんでこんなにも俺を⋯



「はぁ、アー⋯クさまぁ⋯」

これが抱擁?なんですかこの幸福感は⋯

肌と肌が直接触れるだけなのに。

布がないだけでこんなにも幸せになるものなのですね⋯

アーク様、もっと私をアーク様だけのものにしてください。



「リーシャ⋯綺麗だ⋯」

触れる、その胸に。

触れる、その腰に。

触れる、その腿に。

触れる、その秘部に。

その度に身体を捩らす。

可愛いな⋯もうこんなに濡らして⋯



「アーク様⋯は、恥ずかしい⋯」

そんなに見ないでください⋯汚してしまっているのです⋯

アーク様といるだけで私のそこは濡れてしまうのです。

あなたがそばいるだけで濡れてしまう身体になっているのです。

はしたない女なのです。

どうかそんな卑しい私を躾てください。

私は自分で脚を持ち上げ開いた。



「丸見えだよリーシャ⋯こんなに濡らして⋯」

もうダメだリーシャ。限界だ。

してしまう。

ダメなのに。

ダメだから止まらない。

俺はリーシャのソコに俺のを当てがった。



「そんなに見ないでくださいませ⋯こんなことアーク様の前でしか出来ません。はしたない私を躾てください。」

私はなんてことを言っているのでしょうか。

でも本心なのです。

当たってる。

アーク様のモノが⋯

あ、手を⋯



「リーシャ⋯初めてなんだから無理しちゃダメだ。」

手を握る。

そしてキスをする。

ゆっくりと中に沈めていく⋯



初めて⋯こんな魔物に犯され穢れた身体になった汚い私を初めてと⋯

私は涙が溢れていた。

もう王女の立場なんて捨ててもいい。

このままアーク様の女として生きたい。

私の全てをあなたに捧げたい。

そう思ってしまいます。

「あああ、アーク様、きてる、アーク様のが⋯」



なんてキツいんだ⋯

「リーシャ⋯痛くないか?」

「はい、はい、痛くなど⋯幸せで満ちております。」

ゆっくり、ゆっくりと奥に押し進めて行く。

動かす度にリーシャが声を上げる。

「アーク様、ああ、リーシャはもう⋯あああ。」

「リーシャ、まだまだ入るんだ、頑張れ。」

「あぐぅ、そ、そんな、アークさまぁ、リーシャはおかしくなってしまいます、アークさまぁ。」

ゆっくりゆっくりと中に入れていく。

出して入れ出して入れを繰り返す。

徐々に深く深く繋がる。

「リーシャ⋯、あと少しで全部入るからな⋯」

「もう⋯無理です、は、入らない⋯」

俺は抱きしめた。

抱きしめたまま最後の少しをねじ込んだ。

「うぐっはっ、アーク⋯さ、まぁ⋯」

「リーシャ⋯全部入ったぞ。」

「アーク様、アーク様、アークさまああああ。」

きつくきつく抱きしめた。

愛おしかった。

こんなにも無理して俺のを受け止めて⋯



「アーク様、もうリーシャは⋯アーク様のモノです。アーク様のお好きになさってください⋯」

これが⋯繋がるということなのですね⋯

なんという幸福感なのでしょうか⋯

身も心もアーク様で満たされていきます。

もう何もいりません。

アーク様⋯あなただけが欲しいのです。

このまま壊れるまで私をめちゃくちゃにしてください。



「リーシャ⋯」

なんなのだろうか⋯これが交わるということなのか?

今までのはなんだったのだろうか。

そう思えるほどに満たされていく。

ただ穴に入れるだけとは何かが違う。

これが繋がるということなのか?



「アーク様、アーク様、アーク様⋯」

ひたすらにアーク様を呼び続けていた。

もう何も考えられなかった。

アーク様がゆっくりと動いている。

その度に私は嬌声を上げてしまう。

まただ、また来てまう。

「アークさまああああ、また来るのですうぅぅあああああああああ。」



「リーシャ、俺も⋯もうダメだ、リーシャに全部⋯」

出てしまう、全て⋯

「ああああ、リーシャああああああ!」



2人で繋がったまま果てた。

幸福感が広がる。

手を握りキスをする。

そのまま見つめ合い、またキスをする。

どのくらいしただろうか。

言葉を交わすことも無くキスをし続けた。
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