18 / 129
第1章 迷いの森
018 元勇者と誤解
しおりを挟む
ふぅ、寝る直前になかなかのイレギュラーが起こったが⋯
眠るには最高のララバイだった。
アホか。
むしろ起きちゃうよ、意志を持ってるようで持ってないタートルヘッドが。
セシリアを学生と認知してなかったらやばかったかもな。
直前の会話がなければ亀様はまた、喜び勇んで出陣していただろう。
あれ?やっぱり意思は持ってるのか?
亀様の話は置いておこう。
それにしても危なかった、本当に。
でも眠れたんじゃなかろうか。
起こされる前に起きたしな。
もちろん亀様の話では無い。
さて、女達のところへ行くか。
「おはようみんな。よく寝れたよ。全員揃ってる所を見ると、大丈夫なようだ⋯な?」
何やら雰囲気が暗いが、どうした?
俺が寝ている間に何かあったのか?
返事もないし、揉めたのか?
「何かあったのか?これからの旅に支障が出るかもしれない。解決出来ることはしていきたいんだ。話せることだけでもいい、話してくれないか?」
仲良くやってくれないもんか。
解決出来ないことだったらどうしようか。
「はい⋯では私の方から⋯」
なぜ私が話さなければならないんだろうか。
まとめ役をやっているからなのだろうか。
「事の発端は⋯セシリアです。セシリアが⋯」
「セシリアが?どうしたんだ?」
すんごい溜めるな。
そんなに大きな出来事なのか?
「アーク様、なぜ我々にも名前をお教え下さらなかったのですか?なぜ、なぜセシリアにだけ教えて⋯」
え?それ?
ケイトにも教えたんだけど⋯
チラッとケイトを見ると、ケイトはなぜか膨れっ面だ。
うん、かわいい。
いやそうじゃない、なんでケイトまで怒ってるんだ?
「アーク様は仰いました、まだ誰にも教えていなかったから、私に教えると。」
最初に私に教えることを選んでくれた。
その言葉のせいか分からない。
でもなぜかそれが嬉しかった。
セシリアよ、なんかちょっとだけ違くないか?
確かにセシリアに教えたが、その言い方だと、セシリアにだけ特別だよってなるな。
これはどう弁解すればいいんだ⋯
たかが俺の名前如きで、しかも偽名なのに、本当にどうしよう。
リーシャを見る。
薄く微笑んでいるが、目が笑ってないな⋯
ハーリルはとても悲しそうだ。
セシリアは⋯なぜ勝ち誇っているんだ⋯
みんなより2歩ほど後ろにいるエルフの女は⋯まて、なぜマントの裾を持ち上げ⋯
え?見える見える、ダメだろ!
ああ、また不毛地帯が⋯
⋯み、見えない、あと少しなのに、なんでだ!
なんでエルフは今もそんな挑発的な目で俺を見てるんだ。
くっ、遊ばれてる、これもエルフの秘術なのか!
さすがにこの状況で暴れ馬が暴走することは無いが、無いのだが、くそっ!
「アーク様、今まで名前は教えられない事情があるのかと思っておりました。そうではなかったのですか?それとも、セシリア様が特別⋯そういうことなのでしょうか?」
悲しい、そして悔しい、私は特別ではなかったのですか?
あの口付けはなんだったのでしょうか。
あの熱い抱擁はなんだったのでしょうか。
私だけではなかったのですか?
他の4人の女性とも⋯そういう⋯
「待ってくれみんな。確かにセシリアには教えたが、みんなに教えないわけじゃなかったんだ。」
やばい、今度はセシリアの雰囲気が悪く⋯
くそ、こういう時にエルフの秘術を伝授してもらいたいのに⋯
なんでそこのエルフの女は今度はボタンを下だけ外して開こうとしているのか⋯
見える、見えちゃう、あと少し、あと少しなのに!
くっそ、遊ばれてる、やるなエルフ!
「その、なんというか、本当に忘れていたんだ。済まなかった。」
ここは謝ろう。素直に。
俺は腰を折り頭を下げた。
「誰が特別とかそういうのじゃないんだ。誤解させて済まない。」
チラリと女達を見る。
エルフの女以外は納得していない顔をしているな。
謝ってもダメなのか⋯なんて厳しい戦いなんだ⋯
これは勇者パーティにいた時より危険な状況だ。
勇者パーティよりもしんどいぞ⋯
力技が通用する勇者パーティは実は楽だったのか?
このメンバーに力技をするのはダメだ。
魔物と何も変わらなくなる。
どうしたらいいんだ⋯
「まぁまぁ、みんな知りたいアークの名前を知れたからいいじゃない。」
小娘達がそんなことで言い争ってるいるが、私は余裕だ。
そんなことよりもアークのモノを私は⋯
早くまた味わいたい。
私のことを見るアークの目が⋯
あの目を見るだけでゾクゾクしてしまう。
「そんなことより早く移動しましょう。みんな帰る理由があるから付いてきてるのでしょう?」
「そうだな、早く移動してしまおう。ずっとここにいる訳にはいかないからな。みんな本当に済まなかった。許してくれ。」
俺は逃げるように先を急がした。
エルフの女が横に来る。
「貸しよ。今日の夜は⋯期待しているわ。」
小声でなんてことを⋯
そしてキャラが変わってないか?
今日も北へと向かう。
まだまだ獣道しか存在しないが、それでもここがどこかも分からないので、北へと向かう。
西でも東でも南でもいいのだが、俺が北に行く予定だったのでとにかく北に向かう。
しばらく歩くとケイトがやってきた。
「アーク様⋯なんで私には教えてたのに、まだ誰にも教えてないなんて嘘をついたのですか⋯私の存在がなかったかのように感じて⋯」
な、そ、そういう風に受け取られてしまったのか⋯
これは弁解しなければ⋯
「あれはセシリアの誤解だ。俺はそんな風には言ってないんだ。だから嘘はついていない。ケイトのことをなかったなんて思うわけないじゃないか。ケイトが居なかったらみんなの靴もできなかったし、それにみんなの髪の毛を結ぶ紐だってケイトが作ってくれているだろう?ケイトが居なければこの旅はもっと過酷になってたはずだ。だからそんなことは一切思ってない。信じてくれ。」
何を捲し立てているんだ俺は⋯
「は、はいっ!分かりました。アーク様のこと、信じてましゅ!」
何故そこで噛むんだケイトよ⋯
そろそろ魔物が弱くなってきているか?
森の出口は近いとみていいのだろうか。
終わりの気配は見えないが、ここらで休憩だ。
木に寄りかかって休憩していると、エルフの女がやってきた。
「アーク、この森はおかしいわ。」
どういうことだ?
「何がおかしいって言うんだ?」
「これだけ歩いているのに一向に森を抜けられないのはおかしいと思うわ。」
確かにそれは俺も感じていたことだ。
「ここは迷いの森かもしれないわ。」
「そんな森があるのか?」
聞いたこともない森だな。
「エルフしか知らない話かもしれないわ。」
この世界のどこかに存在すると言われている森の話。
その森は神獣の支配する場所。
神獣を見つけないと森からは出ることが出来ない。
神獣は森の湖の畔に住んでいる。
神獣の信頼を得て、神獣に認められることが森を出る条件と言われている。
「それじゃあ俺たちは進んでるうちにその森に迷い込んだと言うのか?」
「その可能性があるわ。だからどっちの方向に向かうとかじゃなくて、湖を探す方がいいかもしれないわ。」
迷いの森か⋯そんな場所があるなんて。
これは⋯出れるのか?
眠るには最高のララバイだった。
アホか。
むしろ起きちゃうよ、意志を持ってるようで持ってないタートルヘッドが。
セシリアを学生と認知してなかったらやばかったかもな。
直前の会話がなければ亀様はまた、喜び勇んで出陣していただろう。
あれ?やっぱり意思は持ってるのか?
亀様の話は置いておこう。
それにしても危なかった、本当に。
でも眠れたんじゃなかろうか。
起こされる前に起きたしな。
もちろん亀様の話では無い。
さて、女達のところへ行くか。
「おはようみんな。よく寝れたよ。全員揃ってる所を見ると、大丈夫なようだ⋯な?」
何やら雰囲気が暗いが、どうした?
俺が寝ている間に何かあったのか?
返事もないし、揉めたのか?
「何かあったのか?これからの旅に支障が出るかもしれない。解決出来ることはしていきたいんだ。話せることだけでもいい、話してくれないか?」
仲良くやってくれないもんか。
解決出来ないことだったらどうしようか。
「はい⋯では私の方から⋯」
なぜ私が話さなければならないんだろうか。
まとめ役をやっているからなのだろうか。
「事の発端は⋯セシリアです。セシリアが⋯」
「セシリアが?どうしたんだ?」
すんごい溜めるな。
そんなに大きな出来事なのか?
「アーク様、なぜ我々にも名前をお教え下さらなかったのですか?なぜ、なぜセシリアにだけ教えて⋯」
え?それ?
ケイトにも教えたんだけど⋯
チラッとケイトを見ると、ケイトはなぜか膨れっ面だ。
うん、かわいい。
いやそうじゃない、なんでケイトまで怒ってるんだ?
「アーク様は仰いました、まだ誰にも教えていなかったから、私に教えると。」
最初に私に教えることを選んでくれた。
その言葉のせいか分からない。
でもなぜかそれが嬉しかった。
セシリアよ、なんかちょっとだけ違くないか?
確かにセシリアに教えたが、その言い方だと、セシリアにだけ特別だよってなるな。
これはどう弁解すればいいんだ⋯
たかが俺の名前如きで、しかも偽名なのに、本当にどうしよう。
リーシャを見る。
薄く微笑んでいるが、目が笑ってないな⋯
ハーリルはとても悲しそうだ。
セシリアは⋯なぜ勝ち誇っているんだ⋯
みんなより2歩ほど後ろにいるエルフの女は⋯まて、なぜマントの裾を持ち上げ⋯
え?見える見える、ダメだろ!
ああ、また不毛地帯が⋯
⋯み、見えない、あと少しなのに、なんでだ!
なんでエルフは今もそんな挑発的な目で俺を見てるんだ。
くっ、遊ばれてる、これもエルフの秘術なのか!
さすがにこの状況で暴れ馬が暴走することは無いが、無いのだが、くそっ!
「アーク様、今まで名前は教えられない事情があるのかと思っておりました。そうではなかったのですか?それとも、セシリア様が特別⋯そういうことなのでしょうか?」
悲しい、そして悔しい、私は特別ではなかったのですか?
あの口付けはなんだったのでしょうか。
あの熱い抱擁はなんだったのでしょうか。
私だけではなかったのですか?
他の4人の女性とも⋯そういう⋯
「待ってくれみんな。確かにセシリアには教えたが、みんなに教えないわけじゃなかったんだ。」
やばい、今度はセシリアの雰囲気が悪く⋯
くそ、こういう時にエルフの秘術を伝授してもらいたいのに⋯
なんでそこのエルフの女は今度はボタンを下だけ外して開こうとしているのか⋯
見える、見えちゃう、あと少し、あと少しなのに!
くっそ、遊ばれてる、やるなエルフ!
「その、なんというか、本当に忘れていたんだ。済まなかった。」
ここは謝ろう。素直に。
俺は腰を折り頭を下げた。
「誰が特別とかそういうのじゃないんだ。誤解させて済まない。」
チラリと女達を見る。
エルフの女以外は納得していない顔をしているな。
謝ってもダメなのか⋯なんて厳しい戦いなんだ⋯
これは勇者パーティにいた時より危険な状況だ。
勇者パーティよりもしんどいぞ⋯
力技が通用する勇者パーティは実は楽だったのか?
このメンバーに力技をするのはダメだ。
魔物と何も変わらなくなる。
どうしたらいいんだ⋯
「まぁまぁ、みんな知りたいアークの名前を知れたからいいじゃない。」
小娘達がそんなことで言い争ってるいるが、私は余裕だ。
そんなことよりもアークのモノを私は⋯
早くまた味わいたい。
私のことを見るアークの目が⋯
あの目を見るだけでゾクゾクしてしまう。
「そんなことより早く移動しましょう。みんな帰る理由があるから付いてきてるのでしょう?」
「そうだな、早く移動してしまおう。ずっとここにいる訳にはいかないからな。みんな本当に済まなかった。許してくれ。」
俺は逃げるように先を急がした。
エルフの女が横に来る。
「貸しよ。今日の夜は⋯期待しているわ。」
小声でなんてことを⋯
そしてキャラが変わってないか?
今日も北へと向かう。
まだまだ獣道しか存在しないが、それでもここがどこかも分からないので、北へと向かう。
西でも東でも南でもいいのだが、俺が北に行く予定だったのでとにかく北に向かう。
しばらく歩くとケイトがやってきた。
「アーク様⋯なんで私には教えてたのに、まだ誰にも教えてないなんて嘘をついたのですか⋯私の存在がなかったかのように感じて⋯」
な、そ、そういう風に受け取られてしまったのか⋯
これは弁解しなければ⋯
「あれはセシリアの誤解だ。俺はそんな風には言ってないんだ。だから嘘はついていない。ケイトのことをなかったなんて思うわけないじゃないか。ケイトが居なかったらみんなの靴もできなかったし、それにみんなの髪の毛を結ぶ紐だってケイトが作ってくれているだろう?ケイトが居なければこの旅はもっと過酷になってたはずだ。だからそんなことは一切思ってない。信じてくれ。」
何を捲し立てているんだ俺は⋯
「は、はいっ!分かりました。アーク様のこと、信じてましゅ!」
何故そこで噛むんだケイトよ⋯
そろそろ魔物が弱くなってきているか?
森の出口は近いとみていいのだろうか。
終わりの気配は見えないが、ここらで休憩だ。
木に寄りかかって休憩していると、エルフの女がやってきた。
「アーク、この森はおかしいわ。」
どういうことだ?
「何がおかしいって言うんだ?」
「これだけ歩いているのに一向に森を抜けられないのはおかしいと思うわ。」
確かにそれは俺も感じていたことだ。
「ここは迷いの森かもしれないわ。」
「そんな森があるのか?」
聞いたこともない森だな。
「エルフしか知らない話かもしれないわ。」
この世界のどこかに存在すると言われている森の話。
その森は神獣の支配する場所。
神獣を見つけないと森からは出ることが出来ない。
神獣は森の湖の畔に住んでいる。
神獣の信頼を得て、神獣に認められることが森を出る条件と言われている。
「それじゃあ俺たちは進んでるうちにその森に迷い込んだと言うのか?」
「その可能性があるわ。だからどっちの方向に向かうとかじゃなくて、湖を探す方がいいかもしれないわ。」
迷いの森か⋯そんな場所があるなんて。
これは⋯出れるのか?
112
お気に入りに追加
335
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる