道連れ転生〜冥界に転生って本当ですか？〜

第33話 矢場一男その6

はいは～い。おまたせ。

待ってたよな？だよな、分かってるって。

遅くなってごめんって。

みんなの大好きな矢場さんだぞっ！

俺もやっと10歳だ。

勇者カスクーズ様が10歳になったぞ！

みんな10歳になると何があるか覚えてるか？

そう！学園だ！

ついにこの時が来たな⋯

第1王女も第2王女もいる。2年後には第3王女も来る。

学生のうちからやっちまうか。

アリか？ナシか？

ははは、聞くまでもない。

アリだ！間違いなく絶対に100%アリだ！

さてこの転生先での俺の筆下ろしに選ばれるラッキーガールはどのお姫様なんだろうなぁ。

しかも聞いてくれ！

この学園には他国からの子供も来るんだよ。

何が？なんてまさか聞かないよな？

はぁ？察しが悪いな！

王女だよ！他国の王女！

もう学園の頃から王女ハーレムいけんじゃね？

そんなことより修行？

バカ言っちゃいかんなそこの君。

そんなんじゃハーレムには入れないぞ？

俺は勇者だ。何もしなくても誰りも強い。

修行とかやる意味あんのか？なぁ、どう思う？

ないよな？な？そうだよな？

教えてくれよ俺より強いやつってのをよ！

でも聞いてくれ。

去年だ。俺に剣を教えるってなったんだ。

絶倫お父様の提案でやることになったんだ。

達人と呼ばれるお方がいらしたよ。

びょ・う・さ・つ

もちろん俺が勝ったからな！くっそ弱いわ達人！

遅いのなんのって。スコーンって脳天に一発よ。

それから色んな達人が来たけどな。全員1発。

弱すぎんだわ。俺よりいるのか強いやつ。

こんな子供でこの力だ。成人してみろ。

無敵だ。

今でさえ誰も俺に敵わないんだ。

大人になったらどうなるよ。

世界最強だな。

魔王？なんだそれ。雑魚だろ。

魔王だろうが神だろうが俺が秒殺してやんよ！

そんな未来の雑魚の話より学園だ。

今日は入学式なんだ。

もちろん頭脳明晰で最強の勇者様が入学式のトップだ。

ぶっちぎりだろうよ。

入学式のスピーチも任されちまったよ。

はは、ありがたい勇者様のスピーチで感激のあまりに失神者続出だろうなぁ。

MJか俺は！

さてと、そろそろ出番か。

はぁ、思わず願望垂れ流してしまわないように気をつけないとな。

ほれみろ、みんな目をキラキラさせて輝いてやがる。

おっ、何人か倒れてんな。

イケメンかつ最強の勇者様のスピーチを聞けたんだ。

一生の自慢にしていいぞ。

お、あそこの子可愛いな。平民ぽいけどありだ。

あとで話しかけてやろう。

ああ、見れば見るほど可愛い子が多過ぎんだろ！

くっそ、ヨダレが出そうに⋯

ああ、早く成長しろ俺の身体。

はぁ、何とかスピーチ終わったよ。

俺のマイサンも元気になったけどバレて⋯もいいか。

気にすんなそんなの。

そんなことでグダグダ言うやつらは勇者の名の元で全員死刑だ。

ん、なんかあの美人教師から熱い視線を感じるな。

しかもマイサンに向けてだ。

それにしても胸のサイズがとんでもないな。

アリだなあの教師。やるか？筆下ろしてもらっちゃうか？

って俺のクラスの担任かーい。

すんごい見てんぞ俺のこと。ほぼ俺のこと見てたわ。

帰りしなに言われたよ。今すぐ職員室に来いって。

だりぃが行くか。王女ハーレム作る為の初動をしたかったんだがなぁ。

職員室に行くとみんなに伝えた時の悲鳴よ。

待って行かないで！だとさ。

ははは、ごめんなみんな！巨乳が俺を待ってるんだ！

職員室に着いたら、別室に行くから着いてこいだと。

どこに行くんだかねぇ。

ここは？空き教室か？

「カスクーズ君、いや、カスクーズ様。」

そう言いながら上着を脱ぐ巨乳教師。

名前はリン。推定Kカップだな。

もうバインバインなんて通り越してやがる。バルンバルンだ。

「スピーチの最中から私をご覧になり、カスクーズ様の逞しいものを猛々しくされてましたよね。」

ああ、やっぱりばれてるじゃないか。

ブラからはち切れそうな、やらしい胸しやがって。

またそそり立っちまうよ。

｢先生、待ってください。｣

｢な、なんで！｣

持ち前のスピードで背後に瞬時に回り込み、ブラのホックを外す。

そして更に前に戻りブラ紐に手をかける。

｢先生、最後のは僕が取ってもいいですか？｣

｢は、はい！｣

何だこの女。雑魚メスか。

くくく、楽しい学園になりそうだ！

くくく、くはははははは、はーっはっはっは！