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3R 赤ちゃんは辛いぜ
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ふぅ、赤ちゃんやるのも疲れるぜ。
一体俺は何をやらされているのか⋯
あと何回やればいいんだ?
あと何回寝たら和尚がつー⋯
なんてアホなことはいいんだ。落ち着け。
正月なんて概念が異世界にあるのか分からんしな。
とにかく俺がやることは決まっているんだ。
パチ屋だ!
もう生まれた頃から俺の道は決まっている。
そう!
この世界をギャンブルで豊かに、そしてハッピーにするんだ!
パチ屋は最終的に作るが、俺の覚えているギャンブル全てを流行らしてやる。
この世界にどれだけのギャンブルがあるかは分からない。
あったとしても地球の人間の英智に勝る世界なのか?
そうじゃないだろう。
学問が発展しないから科学に、その他の学問に行き着かないわけだ。
神様は言っていた。
魔法がある世界は魔法に依存してしまうと。
なまじ便利なものだからそれで満足してしまうんだろう。
地球は魔法がないからこそ、それ以外を発展させるために尽力した歴史の積み重ねで現在があるんだろうな。
魔法で出来ちゃうから魔法で解決しようとして、自然現象を物理現象を学問として成立出来ないのかもしれないな。
だからと言って、俺がその学問を確立させたいかと言うと、そうでは無い。
断じてない。
何度も言う。
何度も言うが俺がしたいのはパチ屋だ。
この世界がよりよく発展するとか、地球のような生活水準にしたいとか、そういうのは求めない。
求めるのはギャンブルだ。
射幸心煽りまくりたいんだ。
地球はというか、日本はダメだった。
よく分からない規制ばかりだ。
その中でどれだけの人間が頭を捻り、その規制の中で面白いものを作ろうと努力してきたか。
でもそんなことに囚われる必要は全くない。
そんな法律などないであろう世界に今、俺はいる。
ジャンジャンバリバリしたいんだ。
早くマイクパフォーマンスしたい。
いや、したことなかったな。ごめん。
パチ屋でマイクパフォーマンスは古すぎる。
とにかくだ。早く大人になれ~ってね!
もう何日だ?それとも何ヶ月か経ったか?
赤ちゃんしてると寝て起きてが多すぎて時間の概念が分からなすぎる。
分かったこともいくつかある。
言葉が分かってしまうのも困りものだな。
そうなんだ。
もう言語が理解出来てしまうんだ。
これも転生者特典なのだろうか。
それとも脳内で勝手に変換されるのか。
なかなか便利な機能だと思う。
しかしなぁ、分かりすぎるのも困りものだな。
聞きたくないことまで聞こえてきてしまう。
まぁ分かったことをまとめていこうじゃないか。
まずこの家。この家は貴族だ。
家名はヤーマノッテ。なんと侯爵家だとのことだ。
お貴族様だってよ。
そして俺の名前がリーチ。
素敵な名前だな。
常にテンパってやがる。
なんでリーチなのかは分からんが気に入っている。
ビッグボーナスって名前なら鼻血もんだったろうが、名前として成立しない気がするから付けられなくて良かったと思おう。
もしかして兄弟の名前はポンとかチーだったら、お父様はかの有名な4000年の歴史を誇る真っ赤な国旗の国からの転生者と疑ってもよかろう。
こんな近くに転生者がいることは無いだろうがな。
え?いる?まさかねぇ。
俺以外の人は強さに憧れるとか何とか言ってたよな。
まさかお父様は勇者様か?
そんな武勇溢れる家だとしたら嫌だなぁ。
幼少期からそういうの叩き込まれるのかな⋯
ああ、考えただけでオムツが汚れそうだ。
それはおいおい考えよう。
そして俺には傍付き?専属?となるメイドがいる。
名前はリンシャーン。
麻雀?嶺上開花のこと?
この子は俺と血の繋がりは無い⋯はずだ。
ただの偶然。そう偶然なんだ。
決して歴史上最高の発明(俺の勝手な思い込み)麻雀を生み出した国からの転生者が絡んでいないと信じている。
そして俺は侯爵家の三男坊だそうだ。
そしてこのリンシャーンが俺の面倒を主に見てくれている。
今のところはこんな感じだ。
さてさて、早く成長してくれ~。
ああ、つまらん。
なんてつまんないんだ赤ちゃん!
寝ても覚めてもやることがない。
メイド達の噂話が耳に入ってくるだけだ。
目は多少見えるようになってきたが、まだ父親に会ったことは無い。
貴族はこれが普通なのかね。
母親は日に1度は会いに来てくれる。
やはり母親の腕の中は格別なんだな。
安心感に包まれるとはこのことなんだろう。
さてさて、今日はどんな噂話が聞けるかなぁ。
「リーチ様は可愛らしい。」
「リーチ様はとても知的なお顔をされている。」
「リーチ様は将来大物になるお顔をされている。」
こんなことをメイド達に言われているんだ。
恥ずかしったらありゃしない。
しかし毎日褒められまくりだ。
赤ちゃんとはいいご身分だなぁ。
更に数日過ぎて分かったことが増えた。
この国の名前はバリジャン王国だと。
まさかな⋯バリジャンバリジャン⋯ジャンバリ⋯ジャンジャンバリバリじゃないよな?
考えすぎは良くないよな。うんうん。
知らなくていいことだってある。
我が家は四つある侯爵家のうちの1つらしい。
その中でも1番大きい規模を誇るんだとか。
いったい何で大きくなった侯爵家なのか。
武勇なのか⋯それだと困るなぁ。
商業で大きくなってる家なら嬉しいんだがなぁ。
はぁ。赤ちゃんはつまらん。辛すぎるぜ!
一体俺は何をやらされているのか⋯
あと何回やればいいんだ?
あと何回寝たら和尚がつー⋯
なんてアホなことはいいんだ。落ち着け。
正月なんて概念が異世界にあるのか分からんしな。
とにかく俺がやることは決まっているんだ。
パチ屋だ!
もう生まれた頃から俺の道は決まっている。
そう!
この世界をギャンブルで豊かに、そしてハッピーにするんだ!
パチ屋は最終的に作るが、俺の覚えているギャンブル全てを流行らしてやる。
この世界にどれだけのギャンブルがあるかは分からない。
あったとしても地球の人間の英智に勝る世界なのか?
そうじゃないだろう。
学問が発展しないから科学に、その他の学問に行き着かないわけだ。
神様は言っていた。
魔法がある世界は魔法に依存してしまうと。
なまじ便利なものだからそれで満足してしまうんだろう。
地球は魔法がないからこそ、それ以外を発展させるために尽力した歴史の積み重ねで現在があるんだろうな。
魔法で出来ちゃうから魔法で解決しようとして、自然現象を物理現象を学問として成立出来ないのかもしれないな。
だからと言って、俺がその学問を確立させたいかと言うと、そうでは無い。
断じてない。
何度も言う。
何度も言うが俺がしたいのはパチ屋だ。
この世界がよりよく発展するとか、地球のような生活水準にしたいとか、そういうのは求めない。
求めるのはギャンブルだ。
射幸心煽りまくりたいんだ。
地球はというか、日本はダメだった。
よく分からない規制ばかりだ。
その中でどれだけの人間が頭を捻り、その規制の中で面白いものを作ろうと努力してきたか。
でもそんなことに囚われる必要は全くない。
そんな法律などないであろう世界に今、俺はいる。
ジャンジャンバリバリしたいんだ。
早くマイクパフォーマンスしたい。
いや、したことなかったな。ごめん。
パチ屋でマイクパフォーマンスは古すぎる。
とにかくだ。早く大人になれ~ってね!
もう何日だ?それとも何ヶ月か経ったか?
赤ちゃんしてると寝て起きてが多すぎて時間の概念が分からなすぎる。
分かったこともいくつかある。
言葉が分かってしまうのも困りものだな。
そうなんだ。
もう言語が理解出来てしまうんだ。
これも転生者特典なのだろうか。
それとも脳内で勝手に変換されるのか。
なかなか便利な機能だと思う。
しかしなぁ、分かりすぎるのも困りものだな。
聞きたくないことまで聞こえてきてしまう。
まぁ分かったことをまとめていこうじゃないか。
まずこの家。この家は貴族だ。
家名はヤーマノッテ。なんと侯爵家だとのことだ。
お貴族様だってよ。
そして俺の名前がリーチ。
素敵な名前だな。
常にテンパってやがる。
なんでリーチなのかは分からんが気に入っている。
ビッグボーナスって名前なら鼻血もんだったろうが、名前として成立しない気がするから付けられなくて良かったと思おう。
もしかして兄弟の名前はポンとかチーだったら、お父様はかの有名な4000年の歴史を誇る真っ赤な国旗の国からの転生者と疑ってもよかろう。
こんな近くに転生者がいることは無いだろうがな。
え?いる?まさかねぇ。
俺以外の人は強さに憧れるとか何とか言ってたよな。
まさかお父様は勇者様か?
そんな武勇溢れる家だとしたら嫌だなぁ。
幼少期からそういうの叩き込まれるのかな⋯
ああ、考えただけでオムツが汚れそうだ。
それはおいおい考えよう。
そして俺には傍付き?専属?となるメイドがいる。
名前はリンシャーン。
麻雀?嶺上開花のこと?
この子は俺と血の繋がりは無い⋯はずだ。
ただの偶然。そう偶然なんだ。
決して歴史上最高の発明(俺の勝手な思い込み)麻雀を生み出した国からの転生者が絡んでいないと信じている。
そして俺は侯爵家の三男坊だそうだ。
そしてこのリンシャーンが俺の面倒を主に見てくれている。
今のところはこんな感じだ。
さてさて、早く成長してくれ~。
ああ、つまらん。
なんてつまんないんだ赤ちゃん!
寝ても覚めてもやることがない。
メイド達の噂話が耳に入ってくるだけだ。
目は多少見えるようになってきたが、まだ父親に会ったことは無い。
貴族はこれが普通なのかね。
母親は日に1度は会いに来てくれる。
やはり母親の腕の中は格別なんだな。
安心感に包まれるとはこのことなんだろう。
さてさて、今日はどんな噂話が聞けるかなぁ。
「リーチ様は可愛らしい。」
「リーチ様はとても知的なお顔をされている。」
「リーチ様は将来大物になるお顔をされている。」
こんなことをメイド達に言われているんだ。
恥ずかしったらありゃしない。
しかし毎日褒められまくりだ。
赤ちゃんとはいいご身分だなぁ。
更に数日過ぎて分かったことが増えた。
この国の名前はバリジャン王国だと。
まさかな⋯バリジャンバリジャン⋯ジャンバリ⋯ジャンジャンバリバリじゃないよな?
考えすぎは良くないよな。うんうん。
知らなくていいことだってある。
我が家は四つある侯爵家のうちの1つらしい。
その中でも1番大きい規模を誇るんだとか。
いったい何で大きくなった侯爵家なのか。
武勇なのか⋯それだと困るなぁ。
商業で大きくなってる家なら嬉しいんだがなぁ。
はぁ。赤ちゃんはつまらん。辛すぎるぜ!
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