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2R パチ屋を作りたいんだ!
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「わかりました。なんでもよろしいのですよね。」
剣とか魔法とか魔王とかそんなのどうでもいい。
ハッキリ言おう。
そんなのつまらん。
楽しく生活する。
その為に何が必要か。
アレしかなかろう。
「パチ屋を作る能力をください。」
言ってやった。
俺に出来ることはこれしかない。
そうやって日本でも生きてきたんだ。
何よりも楽しいもの。
それはギャンブルだ。
異世界に行こうが俺のやりたいことは変わらない。
俺が楽しむためにパチ屋を作るしかないだろう。
パチ屋を作ること。
パチンコ・パチスロを作ること。
パチンコ・パチスロを遊戯すること。
全てが俺の楽しみだ。
生活水準にはこの際目を瞑ろう。
俺の人生の全てを捧げてきたパチンコ・パチスロ。
次の人生でもこいつに捧げたい。
何度生まれ変わったとしてもコレに携わりたいんだ。
『な、何を言っているのかわからんから、もう一度お願いできるか?』
なんて察しの悪い神様なんだ。
しかし俺のやりたいことを実現するためにしっかり聞き入れてもらわねばな。
「パチ屋です。パチンコ屋を作る能力です。もちろん、パチンコ・パチスロ台を作れる能力もです。それを遊べるようにするための周辺機器もです。」
『分かった。よく分からんが分かったぞ。ではそういう能力を⋯どうすればいいんだろうか⋯』
どうすればって⋯あんたが望むことを聞いたんだろう。
頑張って頭を捻ってくれ。
『いや、アレを⋯ううむ、それならこうか?』
何を悩んでるんだ神様よ。
あなたの全知全能の能力でササッとやってくださいよ。
「魔法⋯を使えるんですよね?そういうのを魔法で作れる能力なんてどうでしょうか?」
『おお、その手があったか。』
その手以外何があるって言うんですか。
科学技術が発展してない世界でパチンコ・パチスロ台なんて作れるわけがない。
細かな演出、それらを制御する基盤、緻密な計算の元に作られている出玉感、それらを科学技術なしで作れるわけがない。
その他の電子機器もそうだ。日本よりも、地球よりも劣る文明でパチンコ・パチスロ台、パチ屋、周辺機器など作れるわけが無い。
「魔法でそれらを作れるようにして欲しいです。しかし俺だけが作れるんじゃ意味が無いので、その世界の住人達も作れるように調整して頂きたいと思います。」
『そなただけをするのは簡単なんだが⋯ううむ、困ったな。』
神様よ、そこを何とかするのがあなたの仕事だ。
なんとか頼みます。
「魔法以外にも何か使えるものがあると嬉しいのですが、そういうのは別の世界にはあるのですか?」
神様が何か名案を思いついたのか、めっちゃ目を見開いているぞ。
ちょっと怖いんだが⋯
『地球以外には魔道具と呼ばれるものがある。それらの作成技術を伝えられるようにしよう。そなたがそういうものを作り、伝えられるようにな。』
なるほど。結局最初は全て俺がやるしかないよな。
「わかりました。では私の望む能力を頂ければ、喜んで転生させて頂きます。」
『いいだろう。そのように能力を授けよう。』
何やらブツブツ言っているが、あれが能力付与の呪文か何かなのかな?
『うむ、これで大丈夫だ。では行ってくるといい。良い人生になることを願っているぞ。』
ん?もう終わり?
「ありがとうござい⋯」
そこで俺の意識は途絶えた。
俺は微睡みの中にいた。
なんて心地いいんだろうか。
そしてなんて温かいんだろうか。
匂いも⋯
これは一体なんなんだろうか⋯
はっ!
まてまて、転生だろ!
どういうこと?
今は何の時間なの?
寝ちゃう寝ちゃう。このままじゃ寝てしまう!
目を覚ませ!俺よ覚醒しろ!
なんで目を開けようとしてるのに何も見えないんだ。
しかしなんて安心感に包まれているんだろうか。
これは遠い昔に感じたことのある懐かしい感覚だ⋯
まずい!このままだと寝てしまう!
なんて危険な心地良さなんだ。
負けない!俺は負けないんだからね!
はは、勝てるわけなかったよ。
なんでって、ありゃ無理だ。
母の腕の中に包まれた赤ん坊が起きてられるわけあるか?
そうなんだ。
俺はどうやら赤ん坊になってるらしい。
寝て起きて泣いておっぱいのんでねんねして~だわ。
さすがにそこまでされたら気付くな。
はぁ。
これ前世の記憶アリで赤ん坊やるとか地獄すぎないか?
早く成長させてくれ~。
剣とか魔法とか魔王とかそんなのどうでもいい。
ハッキリ言おう。
そんなのつまらん。
楽しく生活する。
その為に何が必要か。
アレしかなかろう。
「パチ屋を作る能力をください。」
言ってやった。
俺に出来ることはこれしかない。
そうやって日本でも生きてきたんだ。
何よりも楽しいもの。
それはギャンブルだ。
異世界に行こうが俺のやりたいことは変わらない。
俺が楽しむためにパチ屋を作るしかないだろう。
パチ屋を作ること。
パチンコ・パチスロを作ること。
パチンコ・パチスロを遊戯すること。
全てが俺の楽しみだ。
生活水準にはこの際目を瞑ろう。
俺の人生の全てを捧げてきたパチンコ・パチスロ。
次の人生でもこいつに捧げたい。
何度生まれ変わったとしてもコレに携わりたいんだ。
『な、何を言っているのかわからんから、もう一度お願いできるか?』
なんて察しの悪い神様なんだ。
しかし俺のやりたいことを実現するためにしっかり聞き入れてもらわねばな。
「パチ屋です。パチンコ屋を作る能力です。もちろん、パチンコ・パチスロ台を作れる能力もです。それを遊べるようにするための周辺機器もです。」
『分かった。よく分からんが分かったぞ。ではそういう能力を⋯どうすればいいんだろうか⋯』
どうすればって⋯あんたが望むことを聞いたんだろう。
頑張って頭を捻ってくれ。
『いや、アレを⋯ううむ、それならこうか?』
何を悩んでるんだ神様よ。
あなたの全知全能の能力でササッとやってくださいよ。
「魔法⋯を使えるんですよね?そういうのを魔法で作れる能力なんてどうでしょうか?」
『おお、その手があったか。』
その手以外何があるって言うんですか。
科学技術が発展してない世界でパチンコ・パチスロ台なんて作れるわけがない。
細かな演出、それらを制御する基盤、緻密な計算の元に作られている出玉感、それらを科学技術なしで作れるわけがない。
その他の電子機器もそうだ。日本よりも、地球よりも劣る文明でパチンコ・パチスロ台、パチ屋、周辺機器など作れるわけが無い。
「魔法でそれらを作れるようにして欲しいです。しかし俺だけが作れるんじゃ意味が無いので、その世界の住人達も作れるように調整して頂きたいと思います。」
『そなただけをするのは簡単なんだが⋯ううむ、困ったな。』
神様よ、そこを何とかするのがあなたの仕事だ。
なんとか頼みます。
「魔法以外にも何か使えるものがあると嬉しいのですが、そういうのは別の世界にはあるのですか?」
神様が何か名案を思いついたのか、めっちゃ目を見開いているぞ。
ちょっと怖いんだが⋯
『地球以外には魔道具と呼ばれるものがある。それらの作成技術を伝えられるようにしよう。そなたがそういうものを作り、伝えられるようにな。』
なるほど。結局最初は全て俺がやるしかないよな。
「わかりました。では私の望む能力を頂ければ、喜んで転生させて頂きます。」
『いいだろう。そのように能力を授けよう。』
何やらブツブツ言っているが、あれが能力付与の呪文か何かなのかな?
『うむ、これで大丈夫だ。では行ってくるといい。良い人生になることを願っているぞ。』
ん?もう終わり?
「ありがとうござい⋯」
そこで俺の意識は途絶えた。
俺は微睡みの中にいた。
なんて心地いいんだろうか。
そしてなんて温かいんだろうか。
匂いも⋯
これは一体なんなんだろうか⋯
はっ!
まてまて、転生だろ!
どういうこと?
今は何の時間なの?
寝ちゃう寝ちゃう。このままじゃ寝てしまう!
目を覚ませ!俺よ覚醒しろ!
なんで目を開けようとしてるのに何も見えないんだ。
しかしなんて安心感に包まれているんだろうか。
これは遠い昔に感じたことのある懐かしい感覚だ⋯
まずい!このままだと寝てしまう!
なんて危険な心地良さなんだ。
負けない!俺は負けないんだからね!
はは、勝てるわけなかったよ。
なんでって、ありゃ無理だ。
母の腕の中に包まれた赤ん坊が起きてられるわけあるか?
そうなんだ。
俺はどうやら赤ん坊になってるらしい。
寝て起きて泣いておっぱいのんでねんねして~だわ。
さすがにそこまでされたら気付くな。
はぁ。
これ前世の記憶アリで赤ん坊やるとか地獄すぎないか?
早く成長させてくれ~。
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