うちのワンコ書記が狙われてます

【番外編】生徒会の悪巧み

２

「……まさか、それってくうちゃんが白だと思えば何をしても大丈夫ってこと？　あんな真似もこんな真似も、そぉんな真似までさせちゃったりなんかしても良いの！？」


「ああ、何でもありだ」


「かっ会長ステキ過ぎるー！」

「さすがですよ会長、貴方は私が考えていた以上に素晴らしい人物だったようです。ふふ、おかげで私もやる気が出てきました」



「くくくっ、ふ、ふはははは」

「え、えへへ、ふえひひひ、ふひっ」

「フッ、はは、あーはっはっはっ」



　＊＊＊



「では、これよりワンコロ懐柔（籠絡）作戦会議を行う。先ずは、あいつの好きなことや気に入りそうなもんを挙げてくか」


「優しい人・美味しい食べ物をくれる人・甘やかしてくれる人・怒らない人……が、空牙は好きみたいですよ。（フフッ、まさに私ですね）」

「可愛い動物とかー？　くうちゃん時々ネットで動物の動画見てるけど、瞳をキラキラさせてすっごい触りたそうにしてた」

「お昼寝、日向ぼっこ、おやつ、あとはスキンシップもわりと好きですよね」

「褒められたり頭撫でられたりとか、めっちゃ嬉しそうだもんね。実は気持ち良いことにも弱かったりして？」



「ふん。だいぶ攻略法が見えてきたな」

「会長まだ一つも挙げてないじゃん！」


「必要なのは、昼寝も出来る居心地の良い日向。愛らしい動物。……優しく甘やかしながら旨い食い物を与え、と同時にさりげなくスキンシップを図る。
理由は何でもいいが、例えばおつかいがちゃんと出来たご褒美ってのも有りだな。最初は頭を撫でる程度。それを少しずつ肩や背中・太股・首筋など、触れる部位を増やし、やがては際どいポイントへの接触にも慣れさせていく」

「えっ。それってもしや最終的には直接アレをいやらしく弄られたとしても嫌がらない、むしろくうちゃん自ら『お願……っ、触ってぇ？』みたいな美味しい状況に」

「なりますね。いえ、そうなるように洗脳……じゃなくて調教……でもなく云わばパブロフの犬的な感じで空牙にとって（性的に）気持ちの良いこと、イコール嬉しくて大好きなこと、なのだと植え付けられれば――」


「うわああぁ、マジで！？　それ絶対可愛くて欲しがりエッチなくうちゃんの出来上がりじゃん♪　そしたらもう我慢しなくて良いよね、風紀副と同じことヤっても嫌われないよねッ」

「ああ、大丈夫だ。あいつは単純だからな。むしろ歓喜のあまり、嬉ションでもするかもな」

「う、嬉ション……！」


「なるほど実に素晴らしい計画です会長。そうなると今度はお漏らしを理由に、私達は幾らでも触り放題……いえ、可愛がることが出来ますね。
『空牙。あなたは本当に悪い子ですね、人前でおしっこを漏らすだなんて。それとも見られたかったのですか？　でしたらほら、もう一度出してごらんなさい。私がじっくり見ていてあげますから』と辱しめを与えるのも愉し……いえ、恥ずかしがって泣く空牙も可愛いでしょうね。フフッ」

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