転生したら✕✕が無かった

【２】森の兄弟

１１

……お兄さん凄いね。
媚薬の効果もあるのだろうけれど、幾らでも美味しいご飯が貰えちゃうよ。
元々とんでもなく絶倫だったりするのかな。ご馳走様です！


「らめ、らめてぇ……もお、気持ひ、良く……なりたく、ないぃ。お願……ぁはあァっん」

「あ、兄貴！？」


とうとう壊れた蛇口のようにイきっ放しになっちゃった頃、ようやく異変に気付いた弟が部屋に乱入して宴は終了。
かなぁと思ったのに、何だか弟の様子がおかしいです。
最初はただ驚いてるみたいだったけど、泣きながら喘いで必死に助けを求めるお兄さんをギラギラした目で見つめてる。

やがて舌なめずりしながらベッドまで近寄ってくると、僕と繋がったままのお兄さんの……えーと多分お尻を凝視してるんじゃないかな。
あれ？
どうして触手をニョロニョロさせてるんだろ。しかも、お兄さんの背後から覆い被さろうとしてない？


「ははっ、すげぇな。今までこんなに乱れまくるいやらしい兄貴の姿も声も、弟の俺が全然知らなかっただなんて。チッ、本当に勿体無ぇわ」

「ひいっ、な、何して……何で、やめ……止めろ、ッぐああああ！」

「おっとごめん兄貴。やっぱいきなり突っ込んだら普通に切れるし血も出ちまうか。でも兄貴のここ、さっきからすげーひくひくしてて処女穴のくせにエロ過ぎ。今も俺のぶっとい触手を美味しそうに飲み込んでるぜ。あーやっべ、何だよこれメチャクチャ興奮するじゃねぇか」

「ひいぃ痛いっ止め、止めろぉ……うぐっ、ひああぁ……んアッ、う、嘘だこんな。嫌だ、ぃやあァアっん……らめ、らめええぇッ」



　＊＊＊



それからお兄さんはね、あろうことか実の弟の極太な触手たちによって散々ほぐされ拡げられ鳴かされ続けたんだよ。
僕と繋がったままだったから前も後ろも触手たちに犯されまくりの状態です。うわあ……。

あんまり他人のこと言えないけど、物事には限度ってものがあるよね。
だらしなく舌を出しながら白目をむいて鼻水やよだれを垂れ流すお兄さんは、ちょっとかわいそうだった。おしっこも漏らしてたけどそれはこっそり僕の触手たちが処理してくれたみたい。もしかすると体液なら何でもご飯になるのかな？

やがて完全に意識を失くしたお兄さんを、鬼畜な弟が自らのモノと触手で無理やり犯し続けて大きな体を揺さぶりまくってたっけ。ゴリュゴリュと抉るようにそれはもう激しく情熱的にバチュンバチュンぱんぱんぱんぱん……。
えっと、これも僕が言うことじゃないかもだけど、あれってもはや拷問なんじゃ……。


あ、そうそう。
弟が参戦してからしばらくするとお兄さんのモノからは何も出なくなっちゃったので、僕はそっと離脱。
お兄さんに夢中な弟の方も、僕のことなんかどうでも良くなってたみたいだし。そのまま何の問題も無くお家に帰ることが出来ました！

おかげさまで最後はもうめちゃくちゃ満腹過ぎて苦しかったくらいです。本当にごちそうさまでした。けぷっ。
お兄さんはあの後、大丈夫だったのかなぁ。



と、他人事のように思っていた頃もありました。


「ヒギイイィイッ、らめっ、らめええぇっ！」

「あっ、あんっ。やあぁん……おいひぃよぉ、お兄さんもっとぉ」

「はははっ、最高だぜ兄貴！」

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