転生したら✕✕が無かった

【２】森の兄弟

６

　＊＊＊


とっても気持ち良くてお腹いっぱいの毎日を過ごし、僕と三人は死ぬまで楽しく仲良く幸せに暮らしました。
……とはならなかった。


「おい、お前ら楽しそうじゃねぇか。俺も交まぜろよ」

「なっ！？　ふざけんなテメエ、出て行、はぎゃっ」
「こ、この野郎おごおっ！？」
「ぐふうっ！」

「えっ、何？　誰？　ひゃああアんっ、ちょっと待って、いきなりとか怖い……う、嘘、むむ無理ぃ！　太過ぎるよそれ、そんなの絶対入んないよぉ……ヒッ、止め、いやあああ！？」


ある日、町外れの空き家でいつものように皆で気持ち良くなってたら突然知らない男（ワイルドな美形）が部屋に入って来た。
一瞬で三人を動けなくすると、そのままニョロニョロの触手で僕に襲いかかって……あれ？　何だかデジャヴュ。


「ははっ、どうせこいつらと毎日ヤりまくってたんだろ。初心うぶなふりして嘘つくんじゃねえよ。見ろ、切れもせず簡単に入ったじゃねーか。慣れた女でも俺の触手を突っ込まれて血を流すことがあるってのによ」

「アッ、アアッ、いやっ、中だめぇ……ごりゅごりゅってしちゃ……ひううッ、はっ、はあんっ、止めてぇ深いの、怖いぃ……お願いっそれダメなの、ダメぇ……きゃああああんッ」


三人のモノと同じくらいの太さの触手が僕のお尻の中をズリュズリュと擦り、しかもボコボコと形を変えながら蠢うごめくなんて。
それも一本だけじゃなく、他にも多少細いけれど数本を一緒に挿入された。
いくら痛覚を麻痺させる成分を分泌する触手とはいえ、こんなのを前戯も無しにいきなり突っ込まれたらそりゃあ女の子のあそこも出血するよね！

僕はちょっぴり乱暴にされても淫魔体質のおかげか問題ないし気持ちも良いけれど、こういう無駄に自信過剰で自分勝手な奴、何だかとても頭にくるなぁ。
……決して、顔が良くて触手も太くて女の子に困らない自慢をされたからって、モテない平凡が僻ひがんでる訳じゃないからね？

はうんっ、でもこの触手には勝てないよぉ。苦しいのに何でぇ？　三人のより媚薬成分強くない？
アッ、アッ、や、止めっ、こんなの無理いぃ、僕もうおかしくなっちゃう――。


「おいおい、やけに媚薬耐性弱くねえか。もう飛んじまったのかよ……まあ、変に抵抗されるよりは面倒が無くて良いか。そんじゃあこいつは俺が貰ってくからなー。取り返したきゃいつでも森に来な。まあ、俺に勝てる自信があるなら、の話だけどなぁ」

「うう……ま、待て……」
「く、くそぉ……」
「俺の、エロ可愛い、嫁……返せぇ！」



こうして本人の同意無しに男に抱えられ、町外れの空き家から見知らぬ男が住む森の中へと運ばれた僕。
移動中も太い触手でお尻の中をぐちゅぐちゃと犯され続け、男が歩くのに合わせてズンズンと奥を突かれまくった。
そのせいで僕の漏らしたえっちな液が、通ってきた道に点々と跡を残しちゃってる。
は、恥ずかしいよぉ。


「ひっ、アッ……や……あぐうっ、ひゃ……イッ……ああっ、はぁん……くうっ……ヤああ」


「おお、よく鳴く犬っころだなぁっと。ただいま兄貴、お土産持ってきたぜー」

.