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呪イハ末永ク
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こいつ今、何しやがりました?
ペ……ペロッて、な、舐め
「何って、消毒?(ニヤリ)」
「な、ななッなあぁぁあッ!?」
「あ、唇も切っちゃったんだ。ここ、血が出てる」
ゆっくりと指で撫でられ、ビクンと身体が震えたのが分かった。
だ、だって何かこいつの触り方、へ、変だし、無駄にいやらしいんだよっ。
「って、何でまた顔を近付けて来んだよ!?」
「んー? それはついでに、こっち(唇)も消毒してあげようかなぁって。まあ俺なりの優しさっつーか、怪我させちゃったお詫びみたいな?(ニヤニヤ)」
ギャアアァーーッ!?
こ、こここいつ変態だ。
もしかしてさっきの奴らと同じ仲間か?!
お前も訳分かんねぇ奴らの一味なのかあぁッ!
「いや、俺にはあんたの方が訳分かんないんですけど。噂と違うわ、見た目と中身のギャップが激しいわで」
ギクッ
神様あんた酷いっスよ。
ただでさえ訳分かんない奴に他人の心を読む力を与えるなんて。
進化させちゃ駄目でしょうが。
危険マゼルナ食べられませんよゲットだぜシリカゲル、君に決めたぁーって何だっけえぇ?!
(※混乱中)
「進化って。本当、今のあんた変わってて面白いよ。まあ噂の『藤堂 好晃』より俺はこっちの方がタイプなんで、大歓迎だけど」
「へ?」
「どう、俺と付き合わない? あ、でも悪いけど俺がタチであんたがネコだから。ふふ……優しくしてやるよ、先輩」
た、たち? 猫?
てか付き合うって、はああ!?
「痛てっ」
「つ、付き合うわけ無いだろッ。俺は可愛くて優しい女の子とイチャイチャするのが夢なんだ、男となんか誰が付き合うかあぁぁっ!」
洋則を思いっきり突き飛ばし、叫びながら空き教室の外へと走り出る。
背後から「おい、待てって!」とか「チッ、とりあえず保健室行っとけよー」なんて聞こえた気がするけど。
――知るかっ。
くそぉ、それもこれもどれも全っっ部あの好晃が悪いんだ。
うわー、絵里香ちゃあぁーーん!
もぉ絶対絶対絶っ対、許さねーからな好晃っ。
お前なんか、末永ぁぁく呪って呪って呪いつくしてやるうぅ!
.
ペ……ペロッて、な、舐め
「何って、消毒?(ニヤリ)」
「な、ななッなあぁぁあッ!?」
「あ、唇も切っちゃったんだ。ここ、血が出てる」
ゆっくりと指で撫でられ、ビクンと身体が震えたのが分かった。
だ、だって何かこいつの触り方、へ、変だし、無駄にいやらしいんだよっ。
「って、何でまた顔を近付けて来んだよ!?」
「んー? それはついでに、こっち(唇)も消毒してあげようかなぁって。まあ俺なりの優しさっつーか、怪我させちゃったお詫びみたいな?(ニヤニヤ)」
ギャアアァーーッ!?
こ、こここいつ変態だ。
もしかしてさっきの奴らと同じ仲間か?!
お前も訳分かんねぇ奴らの一味なのかあぁッ!
「いや、俺にはあんたの方が訳分かんないんですけど。噂と違うわ、見た目と中身のギャップが激しいわで」
ギクッ
神様あんた酷いっスよ。
ただでさえ訳分かんない奴に他人の心を読む力を与えるなんて。
進化させちゃ駄目でしょうが。
危険マゼルナ食べられませんよゲットだぜシリカゲル、君に決めたぁーって何だっけえぇ?!
(※混乱中)
「進化って。本当、今のあんた変わってて面白いよ。まあ噂の『藤堂 好晃』より俺はこっちの方がタイプなんで、大歓迎だけど」
「へ?」
「どう、俺と付き合わない? あ、でも悪いけど俺がタチであんたがネコだから。ふふ……優しくしてやるよ、先輩」
た、たち? 猫?
てか付き合うって、はああ!?
「痛てっ」
「つ、付き合うわけ無いだろッ。俺は可愛くて優しい女の子とイチャイチャするのが夢なんだ、男となんか誰が付き合うかあぁぁっ!」
洋則を思いっきり突き飛ばし、叫びながら空き教室の外へと走り出る。
背後から「おい、待てって!」とか「チッ、とりあえず保健室行っとけよー」なんて聞こえた気がするけど。
――知るかっ。
くそぉ、それもこれもどれも全っっ部あの好晃が悪いんだ。
うわー、絵里香ちゃあぁーーん!
もぉ絶対絶対絶っ対、許さねーからな好晃っ。
お前なんか、末永ぁぁく呪って呪って呪いつくしてやるうぅ!
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