ボクは隊長さん?

葉津緒

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番外編

続・風邪を引いた、まー。(3)

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いいいっそもぉ汗拭くだけじゃなく二人して風呂入っちゃった方が早くね? 大丈夫、俺がちゃんと力の入らないまーの身体を支えてあげるから。そんでタオルとか使わずに直接俺の手でソープ泡立てて……ぐはっ……マジやばい、まーの可愛いピンク色した乳首摘んだとこ想像したら勃っちった♪ いや本当はさっきからず~っと勃ちっぱなしだけどな!
ハァハァハァ、そんでそのまま風呂でのぼせるようなことしまくったら、さすがにまーの熱が高くなっちゃって。すかさず俺が用意した解熱剤……あ、もちろん肛門に挿入するヤツだよ? 特注でちょっと大きめなんだけどッ☆
それ見て、まーが涙目で真っ赤になりながら「やだ、恥ずかしいよぉ。い、痛くない……?」とか聞いてきて、俺が「大丈夫、痛くしないから」なんて言いながら入り口を舌と指でじっくり解してあげて、たまに間違ったふりして奥まで指入れてやったら、まーってば「ひゃあぁぁんっ!?」なんて感じて喜んじゃったり?
そんでトロトロになった場所にいきり立った俺の――へぶっ!?』






 キイッ バタン ガチャッ

 パタン


「…………片付けた、もう静か」

「久司が手刀の一撃で気絶させた。んで、適当に引きずってその辺に棄ててきた。ったく、あの変態いい加減にして欲しいよ。いっそ公然猥褻罪か何かで捕まりゃいいのに」

「あ、の。皆どう、したの?」

「ああ、急に耳塞いだりしてごめんね? まー、もう大丈夫だから安心して」


どうやら無事、害虫の駆除は済んだようである。
しかしエロ妄想に夢中なあまり、部屋から出て来た副隊長二人に気付きもしないとは実に情けない。
不甲斐なさ過ぎるぞ、変態モジャ。
しかし負けるな頑張れモジャ、色々と。



「永太、くん……真っ赤です……?」


ふと異変に気付いた、まー。
見れば確かに顔を赤く染めた副隊長の姿。


「は? え、そういや何か暑いような」


言いかけて、フラリとよろめいてしまうではないか。


「何やってんの永太――……って、あれ?」

「亮平、くん!?」


慌てて立ち上がったこちらも、そのままクラクラとめまいに襲われ座り込む。
これは一体どうしたことか。



「…………インフルエンザ」

「へ?」「は?」「え?」


ぼそりと発せられる副隊長・久司の言葉。
確かに今現在、学園内で流行してはいるのだが。
でもまさか、と言おうとした副隊長二人の記憶はそれ以降とんでいる。何故なら久司の指摘した通り本当にインフルエンザ感染していて、直後、高熱の為ぶっ倒れてしまったからだ。

ちなみに、まーもインフルエンザだったことが判明。結局この後しばらくは三人仲良く寝込むこととなったのである。

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