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第五章
放課後は危険がいっぱい
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んー。ではでは、号外記事の内容や千葉ちゃん・チーちゃん情報、親衛隊の子達の話などから、お昼休み中の歩くんに起きた出来事をまとめまーす。
俺が千葉ちゃんに呼び出されて教室を去った後、なんと副会長の滝沢瑞穂さまが登場。
「せっかくですし私も歩と一緒に昼食を、と思いまして」
そう言って副会長は歩くん・氷川くんと共に食堂へ。
この時点で既にかなりの騒ぎになったらしい。
ふむふむ、そうでしょうとも。
食堂内では「特別席へ行きましょう」と誘う副会長を前に
「なあ紀幸、特別席って何だ?」
「一般の生徒が立ち入れないVIP席だよ。生徒会や風紀委員長とか、役職持ちが普段使ってる」
「えっそうなんだ……じゃあ、ごめん。俺ここでいいや、一般生徒だし」
「遠慮しなくても別に大丈夫ですよ、歩。でも……ふふ、歩らしいですね。では私もこちらで頂きましょうか」
と反抗的な態度を見せた転入生が、あろうことか副会長さまを庶民と同じテーブルにつかせ食事をさせた。
などと(曲解した見方で)副会長さま親衛隊が大騒ぎ。
隊長さんが副会長に話しかけようとするも
「あ、あの滝沢さま!」
「静かにしてください。見て分かりませんか私達は今、食事を楽しんでいるのです。それを邪魔する者は誰であろうと許しませんよ」
うん、こっわー。副会長こわーい。王道くん激らぶー。ひゅうひゅう!
すごいね歩くん、登校初日で溺愛されまくり。副会長の完全攻略おめでとうっ!
えっと、んで口出しも近寄ることも出来なくなった親衛隊や他の生徒たちは、ざわざわしながら三人の食事風景を眺めていたんだって。
副会長が楽しそうに歩くんと話したりアーンしたりさせたり、ついでに氷川くんも歩くんにアーンされた時は副会長がブリザード吹かしたとか。ぷぷっ。
さて、重要なのはここから。
三人の食事がもうすぐ終わるよーって頃、生徒会会長の橘飛鳥さまが不機嫌顔で食堂にやって来た。……多分、俺と別れた後だね。
周囲の黄色い悲鳴を無視して、まっすぐ三人がいるテーブルに向かうと無言のまま転入生を睨み付ける。
「何の用ですか、飛鳥」
「な、何だよ」
「あのっ会長、歩に何か」
「……で……俺様の……っ!」
そして何かを呟いた後、椅子に座る転入生の胸倉を締め上げるようにつかみ、無理やりキスをした――――と。
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俺が千葉ちゃんに呼び出されて教室を去った後、なんと副会長の滝沢瑞穂さまが登場。
「せっかくですし私も歩と一緒に昼食を、と思いまして」
そう言って副会長は歩くん・氷川くんと共に食堂へ。
この時点で既にかなりの騒ぎになったらしい。
ふむふむ、そうでしょうとも。
食堂内では「特別席へ行きましょう」と誘う副会長を前に
「なあ紀幸、特別席って何だ?」
「一般の生徒が立ち入れないVIP席だよ。生徒会や風紀委員長とか、役職持ちが普段使ってる」
「えっそうなんだ……じゃあ、ごめん。俺ここでいいや、一般生徒だし」
「遠慮しなくても別に大丈夫ですよ、歩。でも……ふふ、歩らしいですね。では私もこちらで頂きましょうか」
と反抗的な態度を見せた転入生が、あろうことか副会長さまを庶民と同じテーブルにつかせ食事をさせた。
などと(曲解した見方で)副会長さま親衛隊が大騒ぎ。
隊長さんが副会長に話しかけようとするも
「あ、あの滝沢さま!」
「静かにしてください。見て分かりませんか私達は今、食事を楽しんでいるのです。それを邪魔する者は誰であろうと許しませんよ」
うん、こっわー。副会長こわーい。王道くん激らぶー。ひゅうひゅう!
すごいね歩くん、登校初日で溺愛されまくり。副会長の完全攻略おめでとうっ!
えっと、んで口出しも近寄ることも出来なくなった親衛隊や他の生徒たちは、ざわざわしながら三人の食事風景を眺めていたんだって。
副会長が楽しそうに歩くんと話したりアーンしたりさせたり、ついでに氷川くんも歩くんにアーンされた時は副会長がブリザード吹かしたとか。ぷぷっ。
さて、重要なのはここから。
三人の食事がもうすぐ終わるよーって頃、生徒会会長の橘飛鳥さまが不機嫌顔で食堂にやって来た。……多分、俺と別れた後だね。
周囲の黄色い悲鳴を無視して、まっすぐ三人がいるテーブルに向かうと無言のまま転入生を睨み付ける。
「何の用ですか、飛鳥」
「な、何だよ」
「あのっ会長、歩に何か」
「……で……俺様の……っ!」
そして何かを呟いた後、椅子に座る転入生の胸倉を締め上げるようにつかみ、無理やりキスをした――――と。
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