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第三章
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しおりを挟む エミリアの乗った馬車は、御者のマルコが馬を巧みに操り、父方の祖父であるグランツ・オロロージオの工房に急いでいる。
エミリアは左手首の内側の腕着け時計をチラッと見た。
「急げばカンタラリア方面行の乗合馬車の時間には間に合いそう……」
エミリアの腕着け時計は、一見すると手首に金糸の刺繍入りの、白いリボンを巻きつけているようにしか見えない。
リボンはもちろん色を変えられるし、夜のパーティーとなるとリボンの部分を宝石のついたブレスレットに取り替えたりもできる。
実はこの腕着け時計は、世界でただ一人、エミリアだけが持っている時計だ。
なぜなら、エミリアが最初で最後に完成させたものだからだ。成長した今のエミリアには普通の時計は作れても、この小ささの腕着け時計はもう作れない代物である。
「エミリア様? オロロージオ様のお店で無くて、工房でよろしいんですね?」
「ええ、工房の方にお願い。おじい様もそこにいらっしゃると思うしね」
エミリアの言うおじい様、正確には父方の祖父は、グランツ・オロロージオ男爵。リンデネート王国の一代限りの名誉貴族。
元は平民の時計職人だった。
建築物の大時計や柱時計、懐中時計しかなかった世の中で、初めて腕着け時計を発明し、実用化・製造した男。
それだけでは王家から爵位を賜る程ではないが、グランツの功績は腕着け時計の応用でもある。
貴族男子となれば、懐中時計を持っているが、こと戦場において、いちいち懐中時計を取り出して確認することなどできなかった。
「エミリア様、もう間もなく到着しますよ」
「ええ、ありがとう。私が降りたら、都内をうろうろしてから帰ってちょうだい」
「へ、へぇ」
グランツの功績は、騎士が身につける籠手や手鎧に時計を組み込む工夫と言うか、発明をしたこと。
これによって、本陣にいるような指揮官・幕僚以外にも、現場の指揮官級の騎士も容易に時間が把握でき、時間を元に作戦の立案・実行をするという、戦争の仕方さえ変え得る実績を残したことで、国王陛下から名誉爵位を賜ったのだ。
実際、この発明以降リンデネート王国は、戦争では負け知らずだ。
ガラガラガラ、ガラッ。
「エミリア様、到着致しました」
「ありがとうマルコ。さっき言ったように色々回ってから帰ってね。私が何処で降りたかも内緒よ?」
「はい。お任せを」
エミリアは馬車が動き出すのを確認して、王都郊外にあるグランツの工房に入っていく。
コンッ! コンコロ!
木製のドアチャイムが鳴ると、グランツも職人達もエミリアに気づいた。
グランツは、男爵位を賜り貴族街に時計店の出店を許された後も、店ではなく工房にいて職人達と時計を作っている。
「エミリア! そんな恰好でどうしたんだい? 今日はパーティーのはずじゃ」
グランツが作業台を離れ、エミリアの元へ進みかける。
「――ごめんなさい! ご挨拶したいのだけど……急いでいるの!」
(淑女のマナー違反だけれど、ご挨拶は無しでアレを先に持ち出さないと!)と、祖父に申し訳ないと思いつつも、駆け足で工房の奥に向った。
ビリリッ! ツーーー!
(ああっ! ドレスが引っかかってしまったわ)
慌てて走るエミリアのドレスが、工房のテーブルに引っかかって裂けてしまった。
(でもいいの、このドレスはアデリーナのドレスを仕立て直したもの。いわばお下がりだし……)
「ああエミリア! 綺麗なドレスが裂けてしまって!」
「おじい様、いいのです! ちょっとお待ちになってね」
工房の奥の小部屋には、エミリアが小さい時から使っているエミリア専用の作業机がある。
彼女はそこに向かい、椅子を引き出して机の下を見た。
エミリアは、そこに旅支度のされた小さなトランクと、着替えの入った麻袋を隠しておいたのだ。
それを引っ張りだして作業机に乗せると、孫娘を心配して追ってきたグランツに声をかける。
「おじい様! 私、ここで着替えるので見てはダメよ?」
グランツは小部屋の入り口まで来ていたが、くるりと向きを変えてエミリアに背を向けた。
「えっ!? あ、ああ! 着替えながらでも話してくれるかい?」
(……話して大丈夫かしら? お母様に何も言えないお父様を怒ったりしないかしら?)
エミリアは、できるだけ穏便に聞こえるように話をしなければと思った。
「実はね……お家を出――急に留学することになって! お隣のカンタラリアに!」
「そんな急な事あるのかい?」
グランツは元々平民で、小さい頃から時計職人の徒弟に入ったので、学校――それも貴族の学校制度には詳しくない。
(騙すような真似をしてごめんなさい! おじい様……でも、リンデネート王国とカンタラリア帝国は仲はいいので、おじい様もそこは安心でしょう)
「そう! こんなに急なのは珍しいけれど、荷物は後からマルコが運んでくれるの!」
エミリアはそう言いながら、どちらかと言えば平民に見える洋服に着替えている。
ついでに、裂けたドレスを更に裂いて、自分の金髪をポニーテールにまとめるリボンにした。
ここで、エミリアが忘れ物に気づいてしまった。
(あっ! いけない! 靴を忘れちゃったぁ。……仕方ない! このヒールで行くしかないわ!)
今まで着ていたドレスを作業机の下に押し込めて、空になった麻袋に、トランクを入れる。
平民の恰好をしたエミリアが、綺麗なトランクを持っているのもおかしいかなと思ってのことである。
エミリアは、これで靴はともかく動きやすい服装にはなった。
(でも靴……いいえ、ここでお金は無駄にできないわ! 逃げ果せてからでいいわ)
「エミリア、本当に大丈夫かい? 私に何かできることはあるかい?」
グランツは一八〇センチメートルと家族の中で一番の長身で、シャツを腕まくりして出しているがっしりとした腕でエミリアの肩を包み、優しい碧眼で見つめて聞いた。
(おじい様……いけないっ! おじい様と目を合わせていると、涙が溢れてきてしまう)
グランツと父・リンクスとエミリア、この三人は揃って金髪碧眼で、連綿とグランツの血が流れている事が分かる。
兄・クリスは瞳の色が母のマリアンやアデリーナと同じヒスイ色だが、顔や髪のクセはグランツに似ている。将来ダンディーになるだろう。
「大丈夫ですよ! 留学するだけですよ? もう、心配性なんだから~」
エミリアはグランツに心配をかけてはいけないと、心に言い聞かせて気丈に振舞う。
(それに……おじい様からは、もう十分すぎるモノを頂いているわ……。時計作りの基礎は完璧よっ!)
「いけない! もう時間だわ。おじい様、落ち着いたらお手紙を送りますね? どうかお元気で」
「ああ、エミリアも元気でな。おじいちゃんはエミリアの味方だからな!」
(ありがとう……おじい様)
エミリアは心の中で、グランツに今までの礼を言い、グランツの目を見て、しっかり頷いた。
コンコロッコン!
グランツの工房を出ると、エミリアは「よしっ!」と気合を入れて、乗合馬車の停留所に向かった。
(でも……トランクを入れた麻袋を抱えて歩くのって窮屈だわ。靴もヒールだし……)
「カンタラリア方面はこっちだよー。もうすぐ出発だよー!」
「な、何とか間に合ったようです。はぁっ、はぁっ」
幸い乗合馬車にはエミリアの乗るスペースは残ってるようだった。
カンタラリア行きと言っても、距離的に直通というわけにはいかない。
まずは今日の目的地の宿場町までの運賃を支払って……着いてから明日の宿場町からカンタラリアまでの分を予約する形だ。
(これで、今までの運命から抜け出せるっ!)
客車は木のベンチで座り心地が悪いが、気にしてはいられない。
エミリアは、洋服に似合わない靴をジロジロ見られてはいないか、気が気でなかった。
(えーい! 気にしてはいられないわ! 堂々としていれば誰も気にしないわ! 頑張れ私)
「じゃあ出発だよー。忘れ物はないかー?」
エミリアはこの掛け声に、大事な事を思い出した。
(はっ! ルノワ!)
そして、心の中でルノワに呼びかける。
(ルノワ? ついて来てる?)
(シャー!)
エミリアは、ルノワがベンチの下、エミリアの麻袋と他の客の荷物の間にいるのを確認した。
(忘れていたわけではないの! ちょっと自分のことで精一杯だったの……ごめんね。さっ! 私のお膝においで~)
(ニャオ)
ルノワがエミリアの膝にピョンっと乗って来て丸くなる。
この子は猫のルノワ。エミリアにだけ見える尻尾が二本の黒ネコである。
エミリアは左手首の内側の腕着け時計をチラッと見た。
「急げばカンタラリア方面行の乗合馬車の時間には間に合いそう……」
エミリアの腕着け時計は、一見すると手首に金糸の刺繍入りの、白いリボンを巻きつけているようにしか見えない。
リボンはもちろん色を変えられるし、夜のパーティーとなるとリボンの部分を宝石のついたブレスレットに取り替えたりもできる。
実はこの腕着け時計は、世界でただ一人、エミリアだけが持っている時計だ。
なぜなら、エミリアが最初で最後に完成させたものだからだ。成長した今のエミリアには普通の時計は作れても、この小ささの腕着け時計はもう作れない代物である。
「エミリア様? オロロージオ様のお店で無くて、工房でよろしいんですね?」
「ええ、工房の方にお願い。おじい様もそこにいらっしゃると思うしね」
エミリアの言うおじい様、正確には父方の祖父は、グランツ・オロロージオ男爵。リンデネート王国の一代限りの名誉貴族。
元は平民の時計職人だった。
建築物の大時計や柱時計、懐中時計しかなかった世の中で、初めて腕着け時計を発明し、実用化・製造した男。
それだけでは王家から爵位を賜る程ではないが、グランツの功績は腕着け時計の応用でもある。
貴族男子となれば、懐中時計を持っているが、こと戦場において、いちいち懐中時計を取り出して確認することなどできなかった。
「エミリア様、もう間もなく到着しますよ」
「ええ、ありがとう。私が降りたら、都内をうろうろしてから帰ってちょうだい」
「へ、へぇ」
グランツの功績は、騎士が身につける籠手や手鎧に時計を組み込む工夫と言うか、発明をしたこと。
これによって、本陣にいるような指揮官・幕僚以外にも、現場の指揮官級の騎士も容易に時間が把握でき、時間を元に作戦の立案・実行をするという、戦争の仕方さえ変え得る実績を残したことで、国王陛下から名誉爵位を賜ったのだ。
実際、この発明以降リンデネート王国は、戦争では負け知らずだ。
ガラガラガラ、ガラッ。
「エミリア様、到着致しました」
「ありがとうマルコ。さっき言ったように色々回ってから帰ってね。私が何処で降りたかも内緒よ?」
「はい。お任せを」
エミリアは馬車が動き出すのを確認して、王都郊外にあるグランツの工房に入っていく。
コンッ! コンコロ!
木製のドアチャイムが鳴ると、グランツも職人達もエミリアに気づいた。
グランツは、男爵位を賜り貴族街に時計店の出店を許された後も、店ではなく工房にいて職人達と時計を作っている。
「エミリア! そんな恰好でどうしたんだい? 今日はパーティーのはずじゃ」
グランツが作業台を離れ、エミリアの元へ進みかける。
「――ごめんなさい! ご挨拶したいのだけど……急いでいるの!」
(淑女のマナー違反だけれど、ご挨拶は無しでアレを先に持ち出さないと!)と、祖父に申し訳ないと思いつつも、駆け足で工房の奥に向った。
ビリリッ! ツーーー!
(ああっ! ドレスが引っかかってしまったわ)
慌てて走るエミリアのドレスが、工房のテーブルに引っかかって裂けてしまった。
(でもいいの、このドレスはアデリーナのドレスを仕立て直したもの。いわばお下がりだし……)
「ああエミリア! 綺麗なドレスが裂けてしまって!」
「おじい様、いいのです! ちょっとお待ちになってね」
工房の奥の小部屋には、エミリアが小さい時から使っているエミリア専用の作業机がある。
彼女はそこに向かい、椅子を引き出して机の下を見た。
エミリアは、そこに旅支度のされた小さなトランクと、着替えの入った麻袋を隠しておいたのだ。
それを引っ張りだして作業机に乗せると、孫娘を心配して追ってきたグランツに声をかける。
「おじい様! 私、ここで着替えるので見てはダメよ?」
グランツは小部屋の入り口まで来ていたが、くるりと向きを変えてエミリアに背を向けた。
「えっ!? あ、ああ! 着替えながらでも話してくれるかい?」
(……話して大丈夫かしら? お母様に何も言えないお父様を怒ったりしないかしら?)
エミリアは、できるだけ穏便に聞こえるように話をしなければと思った。
「実はね……お家を出――急に留学することになって! お隣のカンタラリアに!」
「そんな急な事あるのかい?」
グランツは元々平民で、小さい頃から時計職人の徒弟に入ったので、学校――それも貴族の学校制度には詳しくない。
(騙すような真似をしてごめんなさい! おじい様……でも、リンデネート王国とカンタラリア帝国は仲はいいので、おじい様もそこは安心でしょう)
「そう! こんなに急なのは珍しいけれど、荷物は後からマルコが運んでくれるの!」
エミリアはそう言いながら、どちらかと言えば平民に見える洋服に着替えている。
ついでに、裂けたドレスを更に裂いて、自分の金髪をポニーテールにまとめるリボンにした。
ここで、エミリアが忘れ物に気づいてしまった。
(あっ! いけない! 靴を忘れちゃったぁ。……仕方ない! このヒールで行くしかないわ!)
今まで着ていたドレスを作業机の下に押し込めて、空になった麻袋に、トランクを入れる。
平民の恰好をしたエミリアが、綺麗なトランクを持っているのもおかしいかなと思ってのことである。
エミリアは、これで靴はともかく動きやすい服装にはなった。
(でも靴……いいえ、ここでお金は無駄にできないわ! 逃げ果せてからでいいわ)
「エミリア、本当に大丈夫かい? 私に何かできることはあるかい?」
グランツは一八〇センチメートルと家族の中で一番の長身で、シャツを腕まくりして出しているがっしりとした腕でエミリアの肩を包み、優しい碧眼で見つめて聞いた。
(おじい様……いけないっ! おじい様と目を合わせていると、涙が溢れてきてしまう)
グランツと父・リンクスとエミリア、この三人は揃って金髪碧眼で、連綿とグランツの血が流れている事が分かる。
兄・クリスは瞳の色が母のマリアンやアデリーナと同じヒスイ色だが、顔や髪のクセはグランツに似ている。将来ダンディーになるだろう。
「大丈夫ですよ! 留学するだけですよ? もう、心配性なんだから~」
エミリアはグランツに心配をかけてはいけないと、心に言い聞かせて気丈に振舞う。
(それに……おじい様からは、もう十分すぎるモノを頂いているわ……。時計作りの基礎は完璧よっ!)
「いけない! もう時間だわ。おじい様、落ち着いたらお手紙を送りますね? どうかお元気で」
「ああ、エミリアも元気でな。おじいちゃんはエミリアの味方だからな!」
(ありがとう……おじい様)
エミリアは心の中で、グランツに今までの礼を言い、グランツの目を見て、しっかり頷いた。
コンコロッコン!
グランツの工房を出ると、エミリアは「よしっ!」と気合を入れて、乗合馬車の停留所に向かった。
(でも……トランクを入れた麻袋を抱えて歩くのって窮屈だわ。靴もヒールだし……)
「カンタラリア方面はこっちだよー。もうすぐ出発だよー!」
「な、何とか間に合ったようです。はぁっ、はぁっ」
幸い乗合馬車にはエミリアの乗るスペースは残ってるようだった。
カンタラリア行きと言っても、距離的に直通というわけにはいかない。
まずは今日の目的地の宿場町までの運賃を支払って……着いてから明日の宿場町からカンタラリアまでの分を予約する形だ。
(これで、今までの運命から抜け出せるっ!)
客車は木のベンチで座り心地が悪いが、気にしてはいられない。
エミリアは、洋服に似合わない靴をジロジロ見られてはいないか、気が気でなかった。
(えーい! 気にしてはいられないわ! 堂々としていれば誰も気にしないわ! 頑張れ私)
「じゃあ出発だよー。忘れ物はないかー?」
エミリアはこの掛け声に、大事な事を思い出した。
(はっ! ルノワ!)
そして、心の中でルノワに呼びかける。
(ルノワ? ついて来てる?)
(シャー!)
エミリアは、ルノワがベンチの下、エミリアの麻袋と他の客の荷物の間にいるのを確認した。
(忘れていたわけではないの! ちょっと自分のことで精一杯だったの……ごめんね。さっ! 私のお膝においで~)
(ニャオ)
ルノワがエミリアの膝にピョンっと乗って来て丸くなる。
この子は猫のルノワ。エミリアにだけ見える尻尾が二本の黒ネコである。
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