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第三章
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『千葉じゃなくて“知宏”だろ? 俺のことは名前で呼べって言ったじゃねーか、歩』
『な、何言って千葉せ……』
『知宏、だ。フ、聞き分けの無い歩にはお仕置きが必要みたいだな』
『え、んぅ……っは、ヤだ、ああァッ!?』
――って感じで、二人は甘く濃密な時間を過ごしちゃうんですね、分かります。
鬼畜な攻めによる「お仕置き」は本当、たまらないBLイベントの一つだよねぇ。
くうぅー是非、生で拝見したいです!
カチッ
……………………はい?
「あのー千葉ちゃん、今の音は何だろね」
「俺が部屋の扉に鍵をかけた音だろ」
「え、何の為に」
「さあ何の為だろうな?」
ニヤニヤと悪そうな笑顔で言われても困るんですけど。
てか俺いつの間に準備室内に入ってたんだろ。んで何、この体勢?
「あの、凄ぉく近い気がするんですが」
「気のせいだろ」
いやいや、気のせいじゃないし!
シュル ぐいっ キュキュッ
「……あの、千葉ちゃん?」
「あー? 何だ郁人」
「これはどーゆーことなんでしょうか」
たった今千葉ちゃんの手によって解かれた俺のネクタイが次の瞬間、両手首をぐるぐる巻きにしちゃってますけども。
「見たまんまだろ」
いやいやいや、分からないから聞いてるのにネ。
拘束された自分の手首と千葉ちゃんの顔を交互に見比べ、でもやっぱり全然意味が分かんないデスよ?
……とか言いつつ嫌ぁな予感がするのは、気のせいだよね。
ドンッ
「わっ!?」
軽く押され、気付けば後ろに壁――じゃなくて部屋の扉がありました。
しかも身体のすぐ両脇を千葉ちゃんの腕が通せんぼ中。
俺の手は縛られてて鍵開けらんないし。
え、もしかして俺逃げ場が無いんじゃ。
「あああのぅ本当にこれ、どんな状況。てか千葉ちゃん笑顔が怖いんだけど……もしかして何か怒ってる、の?」
「うっせ、分かってるならもう少し焦るなり抵抗するなりしろよ」
十分、焦ってますが。
焦りすぎて上手く頭が回ってないくらいだし。
わわっ千葉ちゃんの手が脇腹撫でてきて、くすぐったいー。ひいっ何かゾクゾクする!
俺、首とか背中とか腰とか……何か色々弱いんだからあんま触んないで欲しいんだけど。
.
『な、何言って千葉せ……』
『知宏、だ。フ、聞き分けの無い歩にはお仕置きが必要みたいだな』
『え、んぅ……っは、ヤだ、ああァッ!?』
――って感じで、二人は甘く濃密な時間を過ごしちゃうんですね、分かります。
鬼畜な攻めによる「お仕置き」は本当、たまらないBLイベントの一つだよねぇ。
くうぅー是非、生で拝見したいです!
カチッ
……………………はい?
「あのー千葉ちゃん、今の音は何だろね」
「俺が部屋の扉に鍵をかけた音だろ」
「え、何の為に」
「さあ何の為だろうな?」
ニヤニヤと悪そうな笑顔で言われても困るんですけど。
てか俺いつの間に準備室内に入ってたんだろ。んで何、この体勢?
「あの、凄ぉく近い気がするんですが」
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いやいや、気のせいじゃないし!
シュル ぐいっ キュキュッ
「……あの、千葉ちゃん?」
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「これはどーゆーことなんでしょうか」
たった今千葉ちゃんの手によって解かれた俺のネクタイが次の瞬間、両手首をぐるぐる巻きにしちゃってますけども。
「見たまんまだろ」
いやいやいや、分からないから聞いてるのにネ。
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……とか言いつつ嫌ぁな予感がするのは、気のせいだよね。
ドンッ
「わっ!?」
軽く押され、気付けば後ろに壁――じゃなくて部屋の扉がありました。
しかも身体のすぐ両脇を千葉ちゃんの腕が通せんぼ中。
俺の手は縛られてて鍵開けらんないし。
え、もしかして俺逃げ場が無いんじゃ。
「あああのぅ本当にこれ、どんな状況。てか千葉ちゃん笑顔が怖いんだけど……もしかして何か怒ってる、の?」
「うっせ、分かってるならもう少し焦るなり抵抗するなりしろよ」
十分、焦ってますが。
焦りすぎて上手く頭が回ってないくらいだし。
わわっ千葉ちゃんの手が脇腹撫でてきて、くすぐったいー。ひいっ何かゾクゾクする!
俺、首とか背中とか腰とか……何か色々弱いんだからあんま触んないで欲しいんだけど。
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