「王道くんと、俺。」番外編

葉津緒

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拍手お礼1+2

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【その1】



郁人「拍手ありがとうございました♪
お礼のハグと、頬っぺにチュウしても良いですかー?」

優馬「……郁人さま、無理強いはダメですよぉ? ほらぁ嫌がってるじゃないですかぁ」

(ハグにキスだとっ?! させてたまるか、この天然タラシがあぁっ)




【END】



 ***



【その2】
教室にて郁人と優馬の会話。+?



郁人「ねえ優ちゃん。やっぱりそろそろ新しい拍手お礼が必要かなぁ、って思うんだよねー」

優馬「……ハグとチューは禁止ですよ、郁人さま」

郁人「うん了解。まぁ同じことやっても面白くないしお礼にならないかぁ。さっすが優ちゃん、心得てるね!」

優馬「(そういう話じゃねーよこの鈍感が)……で、今度は何をやるんですか?」



 ガサゴソガサ



郁人「フッフッフ、じゃじゃーん。今回は可愛い優ちゃんにこれつけて貰おうと思って、用意しました!」

優馬「……猫耳、尻尾、首輪……」

郁人「猫耳姿の優ちゃんが頬染めながらニャンニャン鳴いちゃったりしたらもぉ、ヤバいよね。これ以上のお礼なんか滅多に無いよね。皆、鼻血ぶーだよねっ」


優馬「…………郁人さま?
お願いがあるんですけど。僕どんな風に鳴いたら良いのか分からないので、これ装着して見本になってください」ニッコリ

郁人「(あ、あれ? 何か優ちゃんの笑顔が怖い気が……)お、お安い御用でぇす」

優馬「じゃあ僕が手伝ってあげますね郁人さま。あ、前髪のピンは邪魔なんで外しますぅ。――よし、出来ました」



 ザワッ ※凝視するクラスメート達



郁人「うん? えーっと、俺じゃ似合わないのは分かるけどぉ、あんまり見られると恥ずかしいニャぁン」



 ガタン ガラッ バタバタバタッ



優馬(たった一言だけで数人の鼻血を流させやがった! 教室出てったのはトイレ直行組か。猫耳郁人、おそるべし)

.
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