守るべきモノ

神崎

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真意

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 恋人が出来たと聞いて、結構時間がたっている。だから処女ではないと思っていたのだが、どうやら違うらしい。
 セーターを脱がして、下着をとろうとしただけで手を捕まれたからだ。処女ではなければ、きっとここで何をすると言うのもわかるだろうしある程度覚悟を決めていると思うが、泉は抵抗してばかりだ。
「やです。店長。辞めて。」
「さっきからそれしか言ってないね。」
 手をふりほどいて下着のホックをとる。そして下着をずらすと、確かに気持ち程度の膨らみが見えた。そしてその先はとても小さく萎縮している。男に間違えられることも多いが、こうしてみるとその表情も、体も女だった。
「見ないで……。」
 もう泉は半分泣いていた。それでも礼二は止める気はない。ここまで来て何もしないのはバカだろう。
 胸に触れると、びくっと泉の体が反応した。小さいが柔らかい胸の先が尖ってきている。
「綺麗な体しているね。」
「や……。」
 泉が抵抗するたびにしたくなる。乳首を口に含み舌で転がすと、抵抗が少し和らいだ。そして声が少し甘い声になる。
「あっ……。」
 未開発なのに感じ始めている。倫子ほどではないが、敏感な体と思う。そう思って礼二は泉のジーパンの中に、手を入れようとした。
「や……。そこやです。」
 感じ始めていたのに、急にまた手を捕まれた。
「触らせて。どうなってるのか。」
 手を振りきり、ジーパンの中に手を入れる。そして下着の中に手を入れた。少しの茂みが手に触れて、そしてその奥に指が触れるとわずかに濡れていた。胸だけで少し濡れているのは、きっと触れられたこともなければこんなことをしたこともないから泉自身が興奮しているのだ。
「や……。」
 伊織にも見せたことはないし、こんなことをしたこともない。なのに自然と声がでる。
「濡れてるね。ほら。」
 ジーパンから手を抜かれて、礼二はその濡れた指を泉に見せる。それに泉は恥ずかしそうに顔を押さえた。
「見せないで下さい。」
 すると礼二はジーパンに手をかけると、一気にそれを脱がせた。そして下着もとる。
「な……。」
 少しずつじらしていこうと思っていたが無理だ。こんなに初々しい反応をされたらたまらない。思い切って足をあげると、そこに指を這わせた。
「や……。」
 指でいじる度に、体が赤くなる。まだ中に指も入れていないのに、どんどん濡れてきていた。
「見ないで……店長……。」
 言葉とは裏腹に、どんどん体が反応しているようだ。だが思い切って指を入れると、表情が一気に変わった。
「痛い!」
「痛い?」
「や……ちょっと……。店長……や……動かさないで。痛い!痛いって!」
 指を入れて、そのままぐっと上の方を探る。ずいぶん狭いのは処女だからだろう。そしてそのままその中の感じるところを探る。
「いたっ……んっ……。あっ……。」
 痛いと抵抗していたのがどんどんと力が抜けていく。何も考えられないように、泉は礼二の方を見ていた。
 そろそろかな。礼二はそう思って自分のシャツと、ズボンを脱ぐ。そして下着をとると、泉の上に乗りかかった。そして呆然としている泉の唇にキスをする。
「いくよ。」
 性器にそれをすり付けて、ゆっくりと入れ込んでいく。
「い……。」
 呆然としていた泉が、はっきり意識を取り戻した。そしてそこの痛みに首を横に振る。
「痛い!痛……。」
 まだ入り口なのに、泉の瞳から涙がこぼれた。痛みからなのか、罪悪感からなのかわからない。礼二がわかるのはここがとても狭く、本当に処女だったのだということだった。
「あー……。」
 腰をつかんで、少しずつ中に入れ込んでいく。細い腰だ。あの中学生にしか見えない女ほどではないが、とても細くて女らしい。男にはない細さだ。
「阿川さん。ゆっくり息をはいて。そう……。そんなに締められたら抜くモノも抜けないから……。ん……。ゆっくり息をして。」
 ゆっくり中に入っていく。音を立てて、中に入り込んでいくのを見て、泉は顔を手で覆った。
「あ……。」
「うん……。よく頑張ったね。」
 奥まで入り込んで、礼二は泉の唇にキスをする。今気が付いた。礼二の口からはアルコールの匂いがする。酔っているからこんなことをしたのだろうか。この夜が明ければ、忘れるのだろうか。
「店長……。」
「痛い?」
「痛いのは痛いんですけど……酔ってるからこんなこと……。」
 すると礼二は泉の体を抱き寄せると、またキスをする。
「俺の……。」
「え?」
「俺のモノにしたかったから。」
 そのまま礼二はゆっくりと腰を動かす。そして泉の中を突いていった。
「い……。」
「阿川さんの……すごい良いな。」
 痛いのに辞めてくれない。互い肉が弾ける音と、水の音が耳に付く。
「あっ……店長……何か……。」
 奥に入り込むたびに、泉の体が少し震えてくる。
「あっ……。あっ……い……。あっ!ああああ!」
 泉の方から礼二の腕に捕まった。振り落とされそうな感覚に、泉は息を切らせる。
「イきそうだった。俺も……。」
 ここで射精したら洒落にならない。もっと喘がせて、礼二なしではいられないようにしたいのに。
 まだ絶頂の余韻がある泉の中に、礼二はまたそれを入れ込んだ。
「あっ……あっ……まだ……。」
「阿川さん……。んっ……。」
 唇を重ねると、最初よりも舌を絡ませてくる。求められていると思えた。
「変な感覚が……またくる……。店長……私、変……。またがくがくする!ああっ!」
「イって。イきまくって。全部忘れてしまえ。」
「ああああ!」
「んっ……出る!あっ……ああああ!」
 素早く抜くと、そのお腹の上に礼二は射精した。白いものと混ざって赤いモノが混ざっている。礼二も息を切らして、泉の方を見ると泉は呆然としているようだった。それを見て、礼二は優しくキスをすると、そのお腹の上で流れそうになっている精液をティッシュで拭き取った。
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