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料亭
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おそらく昼前にはスタジオに着くはずだ。それからレコーディングをして、帰ってきた時にはおそらく夜になる。夜には奈々子の仕事があるらしいのでそれまでに帰ってくると言っていた。
奏太は奈々子に会ったことが無い。だがキツい人だという話を聞いていたし、沙夜が音楽にがっつりと関わる前は「二藍」のプロデュースをしていたし、それ以降のバンドのプロデュースだって割と売れている。個人名義のアルバムも先日出したばかりだ。それも好評らしい。問題は無いだろう。奏太はそう思いながら、メッセージをチェックする。時計を見てみればもうスタジオに着いていても良いと思うのに、まだ連絡は無い。天気は良いようだが雪道だ。あまり慣れていないのかもしれない。そう思いながら、奏太は一旦パソコンをスリープ状態にすると椅子から立ち上がりジャンパーを羽織った。そろそろ昼ご飯の時間だ。何を食べようかと会社の周りの店を思い出す。その時だった。
「奏太。」
声をかけられてそちらを見ると、そこには純の姿があった。ギターを背負っていて、何かレコーディングだか楽器のメーカーと打ち合わせだったのだろうか。
「純。何か用事か?」
「部長居ないの?」
「朝ちらっと居たけど、もう出ていったよ。あの人はほら、自由人だから。」
「そっか。」
「用事?」
すると少し言いにくいようだった。だがその反応に奏太は頷く。
「親のこと?」
「それもそうだけど、妹のこともさ。」
「妹?」
「妹の調子が良いんだ。もう少ししたら退院出来るか持って。沙夜さんに本当は言った方が良いんだろけど、今日は帰ってくるかわからないんだろう?」
「帰ってくるよ。夜には。」
「だったらそれでいいや。夜に連絡をするよ。で、お前どっか行くの?」
「飯。」
「良いねぇ。俺も少し次の仕事まで時間があるんだ。一緒に行くか。」
「珍しいな。」
純は機嫌が良さそうだ。妹の状態が良くなったのかもしれない。ろくでもない両親ばかりで、頼りになるのは親戚のうちの一部なのだ。それでも血の繋がりがある妹の調子が良いとなると、やはり機嫌が良くなって当たり前かもしれない。
奏太だったら母親がどうなろうと知ったことでは無いが。
「一馬の曲聴いた?」
「うん。デモだけならな。」
「すげぇな。あれは話題になると思う。」
「沙夜の影響かな。」
「だと思う。」
正直嫉妬した。奏太もそうだが、純だって思っていたのだ。それと同時に沙夜と自分が演奏をしたらどうなるかと想像する。きっと良い曲になるのだろう。
「どこに行く?」
「知ってる?向こうの方にさ、屋台がずらっと並んでるの。」
「あぁ、翔に聞いたことがある。そこだと好きなモノも食べられるよな。」
翔のスタジオの向こうにある所だ。翔のスタジオ自体もそこまで離れているわけでは無いし、屋台が並んでいる地域だってそこまで離れているわけでは無い。そこまで時間は取らないだろう。買ったモノを持って、会社に戻れば温かい所で食事が出来る。奏太はそう考えていたのだ。沙夜ほどでは無いが、奏太だって最近はこういう気を遣うことが出来る。
「あれ?」
純が声を上げて、奏太もそちらを見る。会社を出てすぐ脇道がありそこへ行くと会社の駐車場があるのだが、そこに入っていった車に見覚えがあったのだ。それは西藤裕太の車だったと思う。
「部長帰ってきたかも。」
「あ、部長の車?」
「だったらちょっと話だけでもしておくか。」
そう言って純は駐車場の方へ足を向ける。それに奏太もついて行った。
駐車場にはあまり人がいない。普段沙夜が「二藍」を載せる社用車も、おそらくどこかのバンドが使っているのだろう。あとは個人の車が数台、来客用の車があるだけだ。その中に西藤裕太の車があった。
「あれだ。あれだ。」
近づこうとした。だが裕太が車を降りたのと同時に、助手席からもう一人の人が降りる。その人を見て、思わず奏太は他の車に身を隠した。
「奏太?」
「お前もちょっと隠れろ。」
マスコミ対策で純は帽子を被っていて良かった。そしてそろそろと裕太に近づいていく。話が聞こえる位置まで行って、奏太は持っていた携帯電話のボイスレコーダーの機能を使う。普通のICレコーダーとは違い感度は良くないが、おそらくこのくらいの声の音量だったら録音出来ると思う。
「使えない男ね。本当。あなた嘗められているんじゃ無いの?」
「そんなことは無いよ。今回は本当に偶然だったし。」
「それでもあなたに相談無く、勝手に決めたんでしょう?どんだけ調子に乗っているかわかるじゃ無い。」
純は何のことなのかわからない。だが奏太はわかる。顔色が悪くなるようだ。
「しかも三倉奈々子をスタッフで呼ぶなんて、本当に都合が悪いわ。」
「それは昔からの付き合いだろう?」
「せっかく奈々子とは切らせたのに、また復活するなんてあり得ない。あの調子に乗っているおばさんをまたのさばらせるなんて。大体、あのおばさんが他で言ったせいで「Harem」の評判が悪くなったのよ。」
すると裕太は少し微妙な表情になる。だがそれを紫乃はみようともしない。自分のことばかり考えているからだ。だが裕太は思い直したように言う。
「天草君は必死だねぇ。」
「当たり前じゃ無い。せっかく瀬名が入って少し調子が上向きになっているのよ。その勢いを落としたくないじゃない。そのためには「二藍」が邪魔なのよ。」
その言葉に純は驚いたように声を上げかけた。だが堪えないといけない。そう思って口を塞ぐ。
「宮村だってやっと「二藍」に興味を持ってきたのよ。隠していることがあるって。今がチャンスじゃ無い。棗にいらないことを言われる前にさっさと解散させて。または独立させて「Music Factory」から消えてよ。」
「……。」
「何、迷ってるのよ。あなたの生活を邪魔されたくなかったらそうして。」
「わかってるよ……。」
「でもあの女は居ないと困るわ。望月奏太に近づけさせたけど、ずいぶん強情だったみたいだし。」
「……。」
「何なら瀬名を近づければいい。あたしのお古だけど。」
「天草君は何も言わないんだね。」
「力尽くであの女を連れ込もうとしたら邪魔が入ったみたいよ。裕太だって何をしても構わないってくらいあの女に恨みがあるみたいね。けど、マネジメント能力は買ってる。でも「Harem」が上向きになったらさっさと切りたいみたいだけど。その時には男の噂でも作って離れさせれば良い。」
辞めさせると言うことだろう。だが会社はそれを許さないと思う。沙夜のやり方は正攻法で、気に入られているからだ。
「……。」
「あたしにとってもそれは望んでいることなの。わかるでしょう?あの女の妹の恋人をずっとあたしは探していたんだから。」
「わかってるよ。」
「だったらやることはわかっているわね?」
「……。」
「「二藍」を追い出して。「Harem」をここに入れて頂戴。」
「わかってるよ。」
「あなただって今も家庭を大事にしたいでしょう?」
その言葉に裕太はぎゅっと拳を握った。そして二人は行ってしまう。それを見て奏太は録音ボタンを止めた。
「やば……。奏太……お前……。」
純は紫乃に会ったことは無い。だが今の会話だけでも紫乃がどれだけの女なのかわかる。そして奏太はその紫乃から言われて「二藍」の担当になっていたのだ。
「……確かにそうだよ。でも……もう紫乃は関係ないし。俺は……。」
「悪いけど、ちょっとみんなで相談しないといけないことがあるみたいだ。沙夜さん達は今日帰るって言っていたっけ。それからみんなの都合を聞きたいな。」
「純。あのさ……。」
「何?」
「俺、信じて貰えないかもしれないし、最初っからそんな信頼は無いと思ってたよ。でも……俺、今は本当に「二藍」が大事だと思ってる。」
「……それって沙夜さんが居るからじゃ無くて?俺らが居なくても沙夜さんは残るって言ってたから、それで良いと思ってない?」
「いや。違う。五人に居て欲しいと思ってるんだ。そのためなら沙夜の手助けでも構わない。」
沙夜は奏太を同等の担当だと言っていた。それがサブでも良いと言っている。それが高いプライドを持っている奏太にとってどれだけ屈辱だろう。それでも付いて行きたいと思っているのだ。
「悪いけど、こればっかりは俺が良いよって言えない。みんなに相談もしたいし、沙夜さんにも聞きたい。今日、遅くなってもみんなで集まろうと思う。その時聞くよ。」
「悪いな……。」
「あぁ。何か食事って感じじゃ無くなったな。もう食べないで良いかもな。」
純はそう言って車の影から出てくる。すると奏太が首を振った。
「お前は食っておけよ。」
「何で?」
「沙夜が言ってただろ?お前は手を抜くと食べないことも多いって。倒れられても困るんだよ。」
その言葉に純は少し笑う。まるで沙夜が言っているようだと思ったから。
奏太は奈々子に会ったことが無い。だがキツい人だという話を聞いていたし、沙夜が音楽にがっつりと関わる前は「二藍」のプロデュースをしていたし、それ以降のバンドのプロデュースだって割と売れている。個人名義のアルバムも先日出したばかりだ。それも好評らしい。問題は無いだろう。奏太はそう思いながら、メッセージをチェックする。時計を見てみればもうスタジオに着いていても良いと思うのに、まだ連絡は無い。天気は良いようだが雪道だ。あまり慣れていないのかもしれない。そう思いながら、奏太は一旦パソコンをスリープ状態にすると椅子から立ち上がりジャンパーを羽織った。そろそろ昼ご飯の時間だ。何を食べようかと会社の周りの店を思い出す。その時だった。
「奏太。」
声をかけられてそちらを見ると、そこには純の姿があった。ギターを背負っていて、何かレコーディングだか楽器のメーカーと打ち合わせだったのだろうか。
「純。何か用事か?」
「部長居ないの?」
「朝ちらっと居たけど、もう出ていったよ。あの人はほら、自由人だから。」
「そっか。」
「用事?」
すると少し言いにくいようだった。だがその反応に奏太は頷く。
「親のこと?」
「それもそうだけど、妹のこともさ。」
「妹?」
「妹の調子が良いんだ。もう少ししたら退院出来るか持って。沙夜さんに本当は言った方が良いんだろけど、今日は帰ってくるかわからないんだろう?」
「帰ってくるよ。夜には。」
「だったらそれでいいや。夜に連絡をするよ。で、お前どっか行くの?」
「飯。」
「良いねぇ。俺も少し次の仕事まで時間があるんだ。一緒に行くか。」
「珍しいな。」
純は機嫌が良さそうだ。妹の状態が良くなったのかもしれない。ろくでもない両親ばかりで、頼りになるのは親戚のうちの一部なのだ。それでも血の繋がりがある妹の調子が良いとなると、やはり機嫌が良くなって当たり前かもしれない。
奏太だったら母親がどうなろうと知ったことでは無いが。
「一馬の曲聴いた?」
「うん。デモだけならな。」
「すげぇな。あれは話題になると思う。」
「沙夜の影響かな。」
「だと思う。」
正直嫉妬した。奏太もそうだが、純だって思っていたのだ。それと同時に沙夜と自分が演奏をしたらどうなるかと想像する。きっと良い曲になるのだろう。
「どこに行く?」
「知ってる?向こうの方にさ、屋台がずらっと並んでるの。」
「あぁ、翔に聞いたことがある。そこだと好きなモノも食べられるよな。」
翔のスタジオの向こうにある所だ。翔のスタジオ自体もそこまで離れているわけでは無いし、屋台が並んでいる地域だってそこまで離れているわけでは無い。そこまで時間は取らないだろう。買ったモノを持って、会社に戻れば温かい所で食事が出来る。奏太はそう考えていたのだ。沙夜ほどでは無いが、奏太だって最近はこういう気を遣うことが出来る。
「あれ?」
純が声を上げて、奏太もそちらを見る。会社を出てすぐ脇道がありそこへ行くと会社の駐車場があるのだが、そこに入っていった車に見覚えがあったのだ。それは西藤裕太の車だったと思う。
「部長帰ってきたかも。」
「あ、部長の車?」
「だったらちょっと話だけでもしておくか。」
そう言って純は駐車場の方へ足を向ける。それに奏太もついて行った。
駐車場にはあまり人がいない。普段沙夜が「二藍」を載せる社用車も、おそらくどこかのバンドが使っているのだろう。あとは個人の車が数台、来客用の車があるだけだ。その中に西藤裕太の車があった。
「あれだ。あれだ。」
近づこうとした。だが裕太が車を降りたのと同時に、助手席からもう一人の人が降りる。その人を見て、思わず奏太は他の車に身を隠した。
「奏太?」
「お前もちょっと隠れろ。」
マスコミ対策で純は帽子を被っていて良かった。そしてそろそろと裕太に近づいていく。話が聞こえる位置まで行って、奏太は持っていた携帯電話のボイスレコーダーの機能を使う。普通のICレコーダーとは違い感度は良くないが、おそらくこのくらいの声の音量だったら録音出来ると思う。
「使えない男ね。本当。あなた嘗められているんじゃ無いの?」
「そんなことは無いよ。今回は本当に偶然だったし。」
「それでもあなたに相談無く、勝手に決めたんでしょう?どんだけ調子に乗っているかわかるじゃ無い。」
純は何のことなのかわからない。だが奏太はわかる。顔色が悪くなるようだ。
「しかも三倉奈々子をスタッフで呼ぶなんて、本当に都合が悪いわ。」
「それは昔からの付き合いだろう?」
「せっかく奈々子とは切らせたのに、また復活するなんてあり得ない。あの調子に乗っているおばさんをまたのさばらせるなんて。大体、あのおばさんが他で言ったせいで「Harem」の評判が悪くなったのよ。」
すると裕太は少し微妙な表情になる。だがそれを紫乃はみようともしない。自分のことばかり考えているからだ。だが裕太は思い直したように言う。
「天草君は必死だねぇ。」
「当たり前じゃ無い。せっかく瀬名が入って少し調子が上向きになっているのよ。その勢いを落としたくないじゃない。そのためには「二藍」が邪魔なのよ。」
その言葉に純は驚いたように声を上げかけた。だが堪えないといけない。そう思って口を塞ぐ。
「宮村だってやっと「二藍」に興味を持ってきたのよ。隠していることがあるって。今がチャンスじゃ無い。棗にいらないことを言われる前にさっさと解散させて。または独立させて「Music Factory」から消えてよ。」
「……。」
「何、迷ってるのよ。あなたの生活を邪魔されたくなかったらそうして。」
「わかってるよ……。」
「でもあの女は居ないと困るわ。望月奏太に近づけさせたけど、ずいぶん強情だったみたいだし。」
「……。」
「何なら瀬名を近づければいい。あたしのお古だけど。」
「天草君は何も言わないんだね。」
「力尽くであの女を連れ込もうとしたら邪魔が入ったみたいよ。裕太だって何をしても構わないってくらいあの女に恨みがあるみたいね。けど、マネジメント能力は買ってる。でも「Harem」が上向きになったらさっさと切りたいみたいだけど。その時には男の噂でも作って離れさせれば良い。」
辞めさせると言うことだろう。だが会社はそれを許さないと思う。沙夜のやり方は正攻法で、気に入られているからだ。
「……。」
「あたしにとってもそれは望んでいることなの。わかるでしょう?あの女の妹の恋人をずっとあたしは探していたんだから。」
「わかってるよ。」
「だったらやることはわかっているわね?」
「……。」
「「二藍」を追い出して。「Harem」をここに入れて頂戴。」
「わかってるよ。」
「あなただって今も家庭を大事にしたいでしょう?」
その言葉に裕太はぎゅっと拳を握った。そして二人は行ってしまう。それを見て奏太は録音ボタンを止めた。
「やば……。奏太……お前……。」
純は紫乃に会ったことは無い。だが今の会話だけでも紫乃がどれだけの女なのかわかる。そして奏太はその紫乃から言われて「二藍」の担当になっていたのだ。
「……確かにそうだよ。でも……もう紫乃は関係ないし。俺は……。」
「悪いけど、ちょっとみんなで相談しないといけないことがあるみたいだ。沙夜さん達は今日帰るって言っていたっけ。それからみんなの都合を聞きたいな。」
「純。あのさ……。」
「何?」
「俺、信じて貰えないかもしれないし、最初っからそんな信頼は無いと思ってたよ。でも……俺、今は本当に「二藍」が大事だと思ってる。」
「……それって沙夜さんが居るからじゃ無くて?俺らが居なくても沙夜さんは残るって言ってたから、それで良いと思ってない?」
「いや。違う。五人に居て欲しいと思ってるんだ。そのためなら沙夜の手助けでも構わない。」
沙夜は奏太を同等の担当だと言っていた。それがサブでも良いと言っている。それが高いプライドを持っている奏太にとってどれだけ屈辱だろう。それでも付いて行きたいと思っているのだ。
「悪いけど、こればっかりは俺が良いよって言えない。みんなに相談もしたいし、沙夜さんにも聞きたい。今日、遅くなってもみんなで集まろうと思う。その時聞くよ。」
「悪いな……。」
「あぁ。何か食事って感じじゃ無くなったな。もう食べないで良いかもな。」
純はそう言って車の影から出てくる。すると奏太が首を振った。
「お前は食っておけよ。」
「何で?」
「沙夜が言ってただろ?お前は手を抜くと食べないことも多いって。倒れられても困るんだよ。」
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