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じゃがいものグラタン
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会議室を出て行くと裕太と沙夜はオフィスに戻っていき、一馬と遥人、そして順大は会社を出て行った。まだ遥人の父親の件は公になっていないらしく、町並みはまだ普段通りだと言えるだろう。
「二藍」の残りの三人には沙夜がメッセージを送るらしい。遥人の父親は必要以上のことは公開しないし、遥人の所属している芸能事務所も事務所が違うのでわからないというのを主張するのだ。「Music Factory」には遥人が来ることも考えられるし、他のメンツが何か知っているかもしれないとマスコミが動き出すことも考えられるのだ。その場合には知らない事を主張して欲しいと沙夜は言う。場合によっては年末の歌番組のゴタゴタを公にされることも考えられるのだから。
「それにしてもなんか……色んな事を知らされた気がする。」
順大がぽつりと言うのもわかる。「二藍」はあまりプライベートのことを公にしていないというのは何となく理解が出来たから。あまりにもごちゃごちゃしているのだから。
「話は半分くらい聞いていれば良い。それに……正直俺は、両親のこととははどうでも良かったし。」
すると遥人は少し気が付いたように順大に聞く。
「順大は親族は母親が一人って言ってたよな?父親は?」
すると順大は首を横に振る。
「会ったことは無い。誰だかは知っているが。」
「ふーん……。」
「うちの母親は妾のようなモノだ。それ以上のことは望んでいない。」
それにその妾の立場が切れたとき、母親はやっとパートナーと一緒に居ることが出来るのだ。それを邪魔したくは無かった。
「だからあまり結婚とかにはガツガツしてないのか。」
「そんなことは無い。出来ればしたいと思うが、相手が居なくてな。」
「バレエって女が多いんじゃ無いのか。」
「あいつらは女の皮を被った男だ。」
その言葉に遥人も納得した。役者としてドラマや映画に出ることもある遥人は、綺麗な女優に会うこともあるがやはり同じように男勝りの女ばかりで、こんな女に欲情などしないだろう。
「俺は料理が上手い女が良いな。」
遥人はそう言うと一馬は呆れたように遥人に言う。
「自分の奥さんを家政婦代わりにするな。」
「違うよ。別に家政婦とかそんなんじゃ無くてさ。俺の母親が料理上手だったから、帰ってきて温かい料理があれば良いって思うんだ。俺、グラタンが好きでさ。」
「子供か。」
グラタンなんかは体が太ってしまうので順大は滅多に口にしない。我慢はしない方で酒や食事の制限はしていないが、食べたいものを欲望のまま食べて太ってしまったら元も子もない。だから食べたあとには練習のメニューを多くする。そうやってやれることはやっておきたいと思う。向こうの国の料理はそれで無くても太りやすいモノが多いのだ。
「沙夜のグラタンは美味いらしいな。」
食べたことは無いが、翔がそんなことを言っていた。一馬はそれを思いだして言うと、遥人は笑顔で言う。
「そうなの?今度作ってくれないかな。」
「あの女が?」
意外そうに順大が聞くと、二人は頷いた。
「料理は上手い。」
「意外。なんかレトルトなんかで済ませそうな女なのに。」
「そうでも無いんだよ。」
遥人も一馬も沙夜とは長い付き合いになっている。だから少し優越感というモノがあるのかもしれない。だが順大はむっとしたように言う。
「そう言えば前に自分で弁当を作っていると言っていた。全部自作だとしたら結構出来るんだな。」
その様子に遥人は一馬を見上げる。一馬も表情に表れていないが不機嫌そうだった。誰も沙夜に近づいて欲しくないとでも思っているのだろうか。一馬のモノでは無いし、どちらかというと、沙夜は芹のモノなのに自分のモノのようにしているのが少しおかしかった。
「最初の印象とは違うな。ピアノも弾けて、料理も出来て、仕事も真面目。理想的だ。」
「順大。」
さすがに仕事の相手としてみているのでは無い。そう思って一馬は順大を止めようとした。だがここで一馬がムキになってしまったらまずい。
「沙夜さんには恋人が居るんだよ。」
遥人はそう言うと、順大は意外そうに遥人を見る。
「恋人?」
「いつか沙夜さんの作った音に歌詞を載せたいと思っている。一曲の歌が出来れば良いと思っているみたいだ。」
「……。」
そうか。一馬はやっと納得した。沙夜が頑なに芹と別れないのはそのためだったのだ。そして芹もずっとそう思っているのだ。お互いにファンであり、作品を作りたいと思っている。だが一馬だってそれは同じで、沙夜と一緒に曲を作ることが出来るのは幸せだと思った。
「益々男みたいな女だ。でもそれくらいが良いかもしれない。」
「順大。」
「頼られる女よりも一緒に高みを目指せる女が良い。一馬もそう思ったんだろう。」
「……あぁ。」
祖父の淹れたコーヒーに近づこうと常に努力をしている響子と、自分の目指すベースを求めていた一馬。ジャンルこそ違うがそれで高みを目指せると思っていた。
だが一馬には響子に求めているモノがあり、そして響子にも一馬に求めているモノがあった。それがすれ違ったとき、一馬にも響子にも不信感が出てくるのだろう。その隙間を埋めてくれるのが沙夜かもしれない。
沙夜には失礼な話だと思った。
「あ……。」
周りがざわっと声を上げる。街角にある電気屋のニュースが、遥人の父親の活動休止のニュースを告げたのだ。まるで犯罪者のような扱いだと思う。
父親の所属する事務所と、レコード会社にはマスコミが押し寄せている。
「あれ、遥人じゃ無い?」
「マジで?息子だろ?」
「一馬も居ない?ちょっとこんな街中にマジで居ると思ってなかった。」
周りの人達が騒ぎ出し、遥人は舌打ちをする。こんなタイミングでニュースになると思っていなかったのだ。
「やばいな。すぐそこにマネージャーの車があるのに。」
「走るか。順大も行けるだろう?」
「俺も?俺、これから仕事なんだけど。」
「良いから行くぞ。」
騒ぎ始めたその喧噪を無視するように、一馬は順大を連れて遥人のあとを追う。面倒なことになりそうだと思いながら。
どこから漏れ出したのかわからない。遥人の話ではあと二,三日は休止の発表をしないと言っていたのに、いきなりインターネットのニュースになったのだ。その情報ソースはおそらくSNSだろう。そしてその中には「二藍」が関わっているかも知れないと言うことも書かれていた。
奏太はその対応に追われ、沙夜は遥人の事務所と遥人の父親の事務所と話をしていた。
「こちらでは何も知らないと言うことを突き通しても良いんですね?」
沙夜はそう言うと電話を切った。そして流れてくるSNSの反応を見てため息を付く。あの年末のゴタゴタを聞いていた人が変に受け取った可能性があるのだ。一番良いのは遥人の父親が直々に挨拶をするのが一番なのかもしれないが、遥人の話ではそれも出来ないほど憔悴しているのだという。
受話器を置いて沙夜は奏太に言う。
「時間を早めて正式発表するそうよ。栗山さん本人は出てこれないのは、入院をしているからだと言って。」
「ふーん……。それで入院先とか調べられないかな。」
「病院までマスコミが行くかしら。」
「行くヤツがいるだろ?」
「あ……。」
そこまで非常識な人というのはなかなか見ない。だがそれをしそうな人は居る。宮村雅也だった。
「望月さん。宮村さんのことだけど。」
「俺、会ったこと無いよ?」
「……まだ聞く前だけど。」
「前から知りたい感じだったみたいだけど、紫乃はその人のことだけは絶対口を割らなかったし。」
「そう……。」
それだけ紫乃も奏太をそこまで信用していなかった言えるだろう。なのに奏太は案外色んな事を話しているようだ。だから順大のCMの話も同席させなかったのだから。
「お前らのレコーディングまでにはこの騒ぎが収まると良いんだけどな。俺一人じゃ対応出来ない。」
「あら、いつも自信満々みたいだったのに。」
「そうでも無いんだけど。」
やはり宮村のことでは弱気になるのだ。それくらいまずい相手だというのだろう。その時だった。
「沙夜居る?」
そう言ってオフィスに顔を覗かせた人がいる。それは翔だった。
「翔。どうしたの?」
「講習会の打ち合わせをメーカーとしていたんだけどさ。帰ろうと思ったら玄関先にマスコミが居るみたいなんだよ。」
「あぁ……この騒ぎで。」
マスコミがこちらにまで来たのだ。遥人が来ていないかとか、こちらに何か話が来ていないかなどを聞きたいのだろう。
「時間外ではあるけれど、裏口から出れないか聞いてみるわ。ちょっと待ってて。」
その時だった。奏太も声をかけた。
「沙夜。あんたも裏口から出れるか聞いた方が良い。」
「え?私も?」
すると翔も頷いた。
「俺だけじゃないよ。沙夜も「二藍」のファンの中では顔を知られているし。それをマスコミも知ってるかもしれないからね。」
「でも……。」
「あれなら翔と一緒に帰った方が良いかもな。翔も俺は少し不安な所があるし。」
「俺も?」
「案外ボンボンだからな。翔は。」
意地悪そうに笑う奏太だが、奏太に任せるよりは良いかもしれない。沙夜はそう思いながら、翔を見上げて言う。
「時間は大丈夫?スタジオへ帰る用事は無いの?」
「今日は終わり。このあとジムに行こうと思ってた。」
「ジムは今日は諦めろよ。」
「そうみたいだ。」
SNSには相変わらず、根も葉もない噂が飛び交っている。その中には少しの真実があるのかもしれないが、それを「真実」だとは言えない。言えば父親は二度と復帰は出来なくなるだろうから。
「二藍」の残りの三人には沙夜がメッセージを送るらしい。遥人の父親は必要以上のことは公開しないし、遥人の所属している芸能事務所も事務所が違うのでわからないというのを主張するのだ。「Music Factory」には遥人が来ることも考えられるし、他のメンツが何か知っているかもしれないとマスコミが動き出すことも考えられるのだ。その場合には知らない事を主張して欲しいと沙夜は言う。場合によっては年末の歌番組のゴタゴタを公にされることも考えられるのだから。
「それにしてもなんか……色んな事を知らされた気がする。」
順大がぽつりと言うのもわかる。「二藍」はあまりプライベートのことを公にしていないというのは何となく理解が出来たから。あまりにもごちゃごちゃしているのだから。
「話は半分くらい聞いていれば良い。それに……正直俺は、両親のこととははどうでも良かったし。」
すると遥人は少し気が付いたように順大に聞く。
「順大は親族は母親が一人って言ってたよな?父親は?」
すると順大は首を横に振る。
「会ったことは無い。誰だかは知っているが。」
「ふーん……。」
「うちの母親は妾のようなモノだ。それ以上のことは望んでいない。」
それにその妾の立場が切れたとき、母親はやっとパートナーと一緒に居ることが出来るのだ。それを邪魔したくは無かった。
「だからあまり結婚とかにはガツガツしてないのか。」
「そんなことは無い。出来ればしたいと思うが、相手が居なくてな。」
「バレエって女が多いんじゃ無いのか。」
「あいつらは女の皮を被った男だ。」
その言葉に遥人も納得した。役者としてドラマや映画に出ることもある遥人は、綺麗な女優に会うこともあるがやはり同じように男勝りの女ばかりで、こんな女に欲情などしないだろう。
「俺は料理が上手い女が良いな。」
遥人はそう言うと一馬は呆れたように遥人に言う。
「自分の奥さんを家政婦代わりにするな。」
「違うよ。別に家政婦とかそんなんじゃ無くてさ。俺の母親が料理上手だったから、帰ってきて温かい料理があれば良いって思うんだ。俺、グラタンが好きでさ。」
「子供か。」
グラタンなんかは体が太ってしまうので順大は滅多に口にしない。我慢はしない方で酒や食事の制限はしていないが、食べたいものを欲望のまま食べて太ってしまったら元も子もない。だから食べたあとには練習のメニューを多くする。そうやってやれることはやっておきたいと思う。向こうの国の料理はそれで無くても太りやすいモノが多いのだ。
「沙夜のグラタンは美味いらしいな。」
食べたことは無いが、翔がそんなことを言っていた。一馬はそれを思いだして言うと、遥人は笑顔で言う。
「そうなの?今度作ってくれないかな。」
「あの女が?」
意外そうに順大が聞くと、二人は頷いた。
「料理は上手い。」
「意外。なんかレトルトなんかで済ませそうな女なのに。」
「そうでも無いんだよ。」
遥人も一馬も沙夜とは長い付き合いになっている。だから少し優越感というモノがあるのかもしれない。だが順大はむっとしたように言う。
「そう言えば前に自分で弁当を作っていると言っていた。全部自作だとしたら結構出来るんだな。」
その様子に遥人は一馬を見上げる。一馬も表情に表れていないが不機嫌そうだった。誰も沙夜に近づいて欲しくないとでも思っているのだろうか。一馬のモノでは無いし、どちらかというと、沙夜は芹のモノなのに自分のモノのようにしているのが少しおかしかった。
「最初の印象とは違うな。ピアノも弾けて、料理も出来て、仕事も真面目。理想的だ。」
「順大。」
さすがに仕事の相手としてみているのでは無い。そう思って一馬は順大を止めようとした。だがここで一馬がムキになってしまったらまずい。
「沙夜さんには恋人が居るんだよ。」
遥人はそう言うと、順大は意外そうに遥人を見る。
「恋人?」
「いつか沙夜さんの作った音に歌詞を載せたいと思っている。一曲の歌が出来れば良いと思っているみたいだ。」
「……。」
そうか。一馬はやっと納得した。沙夜が頑なに芹と別れないのはそのためだったのだ。そして芹もずっとそう思っているのだ。お互いにファンであり、作品を作りたいと思っている。だが一馬だってそれは同じで、沙夜と一緒に曲を作ることが出来るのは幸せだと思った。
「益々男みたいな女だ。でもそれくらいが良いかもしれない。」
「順大。」
「頼られる女よりも一緒に高みを目指せる女が良い。一馬もそう思ったんだろう。」
「……あぁ。」
祖父の淹れたコーヒーに近づこうと常に努力をしている響子と、自分の目指すベースを求めていた一馬。ジャンルこそ違うがそれで高みを目指せると思っていた。
だが一馬には響子に求めているモノがあり、そして響子にも一馬に求めているモノがあった。それがすれ違ったとき、一馬にも響子にも不信感が出てくるのだろう。その隙間を埋めてくれるのが沙夜かもしれない。
沙夜には失礼な話だと思った。
「あ……。」
周りがざわっと声を上げる。街角にある電気屋のニュースが、遥人の父親の活動休止のニュースを告げたのだ。まるで犯罪者のような扱いだと思う。
父親の所属する事務所と、レコード会社にはマスコミが押し寄せている。
「あれ、遥人じゃ無い?」
「マジで?息子だろ?」
「一馬も居ない?ちょっとこんな街中にマジで居ると思ってなかった。」
周りの人達が騒ぎ出し、遥人は舌打ちをする。こんなタイミングでニュースになると思っていなかったのだ。
「やばいな。すぐそこにマネージャーの車があるのに。」
「走るか。順大も行けるだろう?」
「俺も?俺、これから仕事なんだけど。」
「良いから行くぞ。」
騒ぎ始めたその喧噪を無視するように、一馬は順大を連れて遥人のあとを追う。面倒なことになりそうだと思いながら。
どこから漏れ出したのかわからない。遥人の話ではあと二,三日は休止の発表をしないと言っていたのに、いきなりインターネットのニュースになったのだ。その情報ソースはおそらくSNSだろう。そしてその中には「二藍」が関わっているかも知れないと言うことも書かれていた。
奏太はその対応に追われ、沙夜は遥人の事務所と遥人の父親の事務所と話をしていた。
「こちらでは何も知らないと言うことを突き通しても良いんですね?」
沙夜はそう言うと電話を切った。そして流れてくるSNSの反応を見てため息を付く。あの年末のゴタゴタを聞いていた人が変に受け取った可能性があるのだ。一番良いのは遥人の父親が直々に挨拶をするのが一番なのかもしれないが、遥人の話ではそれも出来ないほど憔悴しているのだという。
受話器を置いて沙夜は奏太に言う。
「時間を早めて正式発表するそうよ。栗山さん本人は出てこれないのは、入院をしているからだと言って。」
「ふーん……。それで入院先とか調べられないかな。」
「病院までマスコミが行くかしら。」
「行くヤツがいるだろ?」
「あ……。」
そこまで非常識な人というのはなかなか見ない。だがそれをしそうな人は居る。宮村雅也だった。
「望月さん。宮村さんのことだけど。」
「俺、会ったこと無いよ?」
「……まだ聞く前だけど。」
「前から知りたい感じだったみたいだけど、紫乃はその人のことだけは絶対口を割らなかったし。」
「そう……。」
それだけ紫乃も奏太をそこまで信用していなかった言えるだろう。なのに奏太は案外色んな事を話しているようだ。だから順大のCMの話も同席させなかったのだから。
「お前らのレコーディングまでにはこの騒ぎが収まると良いんだけどな。俺一人じゃ対応出来ない。」
「あら、いつも自信満々みたいだったのに。」
「そうでも無いんだけど。」
やはり宮村のことでは弱気になるのだ。それくらいまずい相手だというのだろう。その時だった。
「沙夜居る?」
そう言ってオフィスに顔を覗かせた人がいる。それは翔だった。
「翔。どうしたの?」
「講習会の打ち合わせをメーカーとしていたんだけどさ。帰ろうと思ったら玄関先にマスコミが居るみたいなんだよ。」
「あぁ……この騒ぎで。」
マスコミがこちらにまで来たのだ。遥人が来ていないかとか、こちらに何か話が来ていないかなどを聞きたいのだろう。
「時間外ではあるけれど、裏口から出れないか聞いてみるわ。ちょっと待ってて。」
その時だった。奏太も声をかけた。
「沙夜。あんたも裏口から出れるか聞いた方が良い。」
「え?私も?」
すると翔も頷いた。
「俺だけじゃないよ。沙夜も「二藍」のファンの中では顔を知られているし。それをマスコミも知ってるかもしれないからね。」
「でも……。」
「あれなら翔と一緒に帰った方が良いかもな。翔も俺は少し不安な所があるし。」
「俺も?」
「案外ボンボンだからな。翔は。」
意地悪そうに笑う奏太だが、奏太に任せるよりは良いかもしれない。沙夜はそう思いながら、翔を見上げて言う。
「時間は大丈夫?スタジオへ帰る用事は無いの?」
「今日は終わり。このあとジムに行こうと思ってた。」
「ジムは今日は諦めろよ。」
「そうみたいだ。」
SNSには相変わらず、根も葉もない噂が飛び交っている。その中には少しの真実があるのかもしれないが、それを「真実」だとは言えない。言えば父親は二度と復帰は出来なくなるだろうから。
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