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年末
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予定されている曲は五曲。そして時間はあまり無いと言うことは余計なトークは入れられない。観客も夕方ほど枯らしているライブに疲れているのかと思ったが、それでも「二藍」が演奏すれば盛り上がっている。
だがこのイベントの一番の目玉は「二藍」では無く、年明けに演奏される古参のバンドなのだ。リー・ブラウンとも一緒に仕事をしたことがあるらしく、どんな人なのかもわかっているようだった。他人が言うほど女に手が早くないのだ。
だがそう思わない人もいる。それはこれまで出てきたバンドのメンツだろう。「二藍」が遅くなったのでずっと繋げていたこともあり、少し迷惑にも思っていたのだろう。それに加えて遥人の指輪のこともある。不満があるようで、沙夜達に聞こえないようにこそこそと文句を言っているように思えた。沙夜はそんなことを気にしていないし、マイケルは詳しいこちらの言葉は良くわかっていないところがある。二人であれば流せるが、奏太はイライラが止められないようで何度も食ってかかろうかと思っていた。
「リー・ブラウンに取り持ってさ……。」
「女好きだろ?あんな女さぁ……。」
「態度はともかくあのおっぱいだったらさぁ……。」
スーツの上からでもわかる沙夜の胸は、下着を買い直して前よりはすとっとした感じに見えるのだがそれでも目立つようだ。それが目に付くようで、ひそひそと何か噂を立てられている。
「奏太。辞めておけ。」
文句を言おうとした奏太をマイケルが止める。沙夜本人は何を言われても平然としているようだったから。
「それにあいつらの言い分はわかる。大分時間をずらしてもらったんだろう。」
「そうみたいだ。」
年越しもあるので時間に制限がある。それなのに無理してこのフェスに出演をしたのには理由があった。昔からの付き合いだからだ。
「あのテレビ番組とここの両立は厳しいのかもしれないな。」
奏太はそう言うとマイケルは首を振って言う。
「だったら切るのはテレビの方だな。」
「え?何で?あのテレビの音楽番組に出たらどれだけ注目されるか……。」
「もうそこまでのコンテンツじゃ無いと言うことだ。」
マイケルはそう言うと、奏太はため息を付いた。やはり沙夜が言うようにテレビはもう時代遅れの所もある。インターネットで盛り上がっている人がテレビに出ることはもう珍しくないのだから。つまり、テレビがインターネットを追いかけている状況になりつつあるのだ。
「「二藍」さん。」
こそこそと何か言っていたバンドの波を越えて、やってきたのは古参のバンドのギタリストだった。おそらく年代的には西藤裕太と同年代くらいかもっと上くらいだろう。
「どうしました。」
奏太が聞く。沙夜は演奏をずっと聞いていたのだから。
「リーは元気だったかと思ってね。この間、一緒にアルバムを作ったと聞いたが。」
するとマイケルが答える。向こうのことは奏太よりもマイケルの方がわかっているのだ。
「相変わらずですよ。新しいモノを吸収しようと勉強をずっとしていますから。」
「あなたはあちらの人か。顔立ちがこちらの人では無いようだね。今はどこに?」
「ヨーロッパの方へ行ったあと、こちらの国へ来るようですね。ソフィアのショーがこちらであるからとか。」
「奥さんか。相変わらず仲が良さそうだ。俺が行ったときにはまだ新婚さんだったかな。ライリーは居たけれど、ケビンはまだお腹の中だった。」
「そうですか。その頃から仲が良かったんですね。」
その言葉が聞こえたのだろう。先程まで沙夜とリーが怪しいとか、沙夜が色仕掛けで迫ったとかという会話は無くなった。このギタリストは周りのバンドにとって怖い存在なのだ。
「リー・ブラウンってこの間新製品のギターが出てたよな。」
奏太がそう言うと、男は頷いた。
「良いギターみたいだ。でもあれを手に入れたらまたうちも奥さんに文句を言われる。独身だと自分の好きなことが出来るから良いが。
「かといって独身には戻りたくないだろ?
奏太がそう言うと、男は頷いた。
「もちろんだ。今俺がここに居るのも奥さんのお陰だという意識もあるし。」
「それは良かった。」
「「二藍」はみんなプライベートも充実しているからこんなに成長するんだろう。羨ましいことだ。」
そう言われて奏太は少し言葉に詰まった。そして沙夜の方をちらっと見る。相変わらず沙夜は音楽をチェックしているようだった。そして頭を抱えてこちらを振り向く。その時やっとそのギタリストがいるのに気が付いた。
「お疲れ様です。」
「ずいぶん集中していたね。」
「えぇ。ちょっと思うこともありまして。」
これだけ観客が沸いていても音楽は満足しない女だと聞いた。それだけ厳しいのだろう。だがギタリストは観客ありきで進んでいると思っているところがある。沙夜が演奏に文句を言っているのはお門違いだと思っているところがあるのだ。
「これだけ観客が沸いていても?」
嫌味のつもりで言ったが、沙夜は首を横に振る。
「いや……演奏自体に文句を言うつもりはありませんよ。第一ギターやベースは良くわかりませんから。」
「だとしたら何を?」
「……疲れがみんな溜まっていると思ってですね。正月は少し休めるし、休めなくなるのは年明けですからゆっくりして欲しいと思ったまでですよ。」
「なるほど。」
それだけでは無いが、この男にはそう言っておいた方が良いだろう。その時だった。バイオリンを持った女が足を止める。
「望月じゃ無い?」
黒いワンピースを着た女だった。奏太を見て近づいてくる。
「あー……あ、何だっけ。名前が出てこないわ。」
「酷いわ。ずっと澄香と一緒に居たのに。」
澄香という名前に、沙夜はその女性を少し見る。だが問題なのはこの古参のバンドの男でも、馴れ馴れしく奏太に近寄ってきた女でも無い。問題なのは演奏なのだ。
「やっぱり……。」
ステージを見ると、あの不倫ソングのピアノの音が流れると同時に、遥人の小指に指輪が見えた。この会場には芹が居るのだという。芹は気が付いてしまうだろうか。そう思って気が気では無い。
「良い演出だね。」
ギタリストの男がそう言うと、沙夜は少し礼をしてステージをまた見ていた。
「あの指輪は……。」
「すいません。ステージは報告義務があるんです。録音もしていますし、あとでで良いですか。」
録音という言葉に男も少し黙った。いらないことを言って「二藍」のレコード会社に嫌われたくは無い。それ以前に敵は少ないに限るのだから。
「悪かったね。邪魔をしたようで。」
「演奏が終わったらゆっくり話を聞きますから。すいません。」
沙夜はそう言うと男も納得したように引き下がった。だが沙夜は曲を聴きながらやはりあの指輪のことは公表しておいた方が良い。そうでは無ければ遥人にも迷惑がかかる。遥人達の勝手なこととはいえ、守れないのは良くないだろう。
「望月さん。」
すると奏太は向こうで女性に声をかけられていたのを思いだし、沙夜はとりあえずあとでで良いかとまた演奏に耳を傾けた。しかしこの曲は辛いモノがある。
一馬に今日は抱かれることは無いし、これからもずっと誤魔化しながら過ごすのだろう。そう思ったら、心が痛い。
「参ったなぁ……。」
その時だった。パシッという音がして沙夜は思わずそちらを見る。するとそこには頬を叩かれている奏太とバイオリンを持った女性が対峙していた。おそらく女性が奏太を叩いたのだろう。奏太は頬に手を当てていて、女性はそれでも怒りが収まらないように奏太をにらみつけている。その様子にスタッフが女性と奏太を引き離した。
「辞めてください。こんな所で。」
しかしその女性はそのスタッフの制止を振り切り、もう一度奏太に向かっていこうとしていた。それくらい怒りが収まらないのだろう。その様子にマイケルが奏太を引き離す。
「奏太。外に出ていろ。」
「俺が?」
「お前も殴られるようなことをしたんだろう。」
その言葉に奏太は舌打ちをして女をにらむ。
「仕事の邪魔をしやがって。」
「あんたがこんな所にいるのちゃんちゃらおかしいわ。このマザコン。」
「んだと?」
すると先程まで居たギタリストが女性の前に立つ。そしてスタッフに言った。
「悪いが、この女性はステージにあげられない。他を探してくれないか。」
「え……あと何分でステージだと思ってるんですか。」
「こんなに頭に血が上った状態で、ステージに上がられたくない。最悪、バイオリンを使うモノは演奏をしないから。」
「駄目ですよ。あの曲は評判が……。」
「用意が出来なければしない。」
すると沙夜はため息を付く。だから沙夜は関わらないようにしていたのだから。沙夜は奏太とあの女性にいわくがあったのはわかっていたのだが、あれから結構時も経っている。上手く奏太も合わせたり支わせる事が出来ると思っていたのだ。だがそれは沙夜が甘かったのかもしれない。やはり奏太をここに入れさせるべきでは無かったのだ。自分の甘さにほとほと呆れてしまう。
その様子にマイケルが沙夜の肩に手を置いた。
「あまり気にするな。」
「……悪かったわね。変なことに巻き込んでしまって。」
「外国ではこういう事はしょっちゅうだ。あのバンドの人達も慣れていることだろうが、観客は損をするだろうな。」
人気のある曲なだけに、がっかりするだろう。そう思うと沙夜は居ても立っても居られなかった。
だがこのイベントの一番の目玉は「二藍」では無く、年明けに演奏される古参のバンドなのだ。リー・ブラウンとも一緒に仕事をしたことがあるらしく、どんな人なのかもわかっているようだった。他人が言うほど女に手が早くないのだ。
だがそう思わない人もいる。それはこれまで出てきたバンドのメンツだろう。「二藍」が遅くなったのでずっと繋げていたこともあり、少し迷惑にも思っていたのだろう。それに加えて遥人の指輪のこともある。不満があるようで、沙夜達に聞こえないようにこそこそと文句を言っているように思えた。沙夜はそんなことを気にしていないし、マイケルは詳しいこちらの言葉は良くわかっていないところがある。二人であれば流せるが、奏太はイライラが止められないようで何度も食ってかかろうかと思っていた。
「リー・ブラウンに取り持ってさ……。」
「女好きだろ?あんな女さぁ……。」
「態度はともかくあのおっぱいだったらさぁ……。」
スーツの上からでもわかる沙夜の胸は、下着を買い直して前よりはすとっとした感じに見えるのだがそれでも目立つようだ。それが目に付くようで、ひそひそと何か噂を立てられている。
「奏太。辞めておけ。」
文句を言おうとした奏太をマイケルが止める。沙夜本人は何を言われても平然としているようだったから。
「それにあいつらの言い分はわかる。大分時間をずらしてもらったんだろう。」
「そうみたいだ。」
年越しもあるので時間に制限がある。それなのに無理してこのフェスに出演をしたのには理由があった。昔からの付き合いだからだ。
「あのテレビ番組とここの両立は厳しいのかもしれないな。」
奏太はそう言うとマイケルは首を振って言う。
「だったら切るのはテレビの方だな。」
「え?何で?あのテレビの音楽番組に出たらどれだけ注目されるか……。」
「もうそこまでのコンテンツじゃ無いと言うことだ。」
マイケルはそう言うと、奏太はため息を付いた。やはり沙夜が言うようにテレビはもう時代遅れの所もある。インターネットで盛り上がっている人がテレビに出ることはもう珍しくないのだから。つまり、テレビがインターネットを追いかけている状況になりつつあるのだ。
「「二藍」さん。」
こそこそと何か言っていたバンドの波を越えて、やってきたのは古参のバンドのギタリストだった。おそらく年代的には西藤裕太と同年代くらいかもっと上くらいだろう。
「どうしました。」
奏太が聞く。沙夜は演奏をずっと聞いていたのだから。
「リーは元気だったかと思ってね。この間、一緒にアルバムを作ったと聞いたが。」
するとマイケルが答える。向こうのことは奏太よりもマイケルの方がわかっているのだ。
「相変わらずですよ。新しいモノを吸収しようと勉強をずっとしていますから。」
「あなたはあちらの人か。顔立ちがこちらの人では無いようだね。今はどこに?」
「ヨーロッパの方へ行ったあと、こちらの国へ来るようですね。ソフィアのショーがこちらであるからとか。」
「奥さんか。相変わらず仲が良さそうだ。俺が行ったときにはまだ新婚さんだったかな。ライリーは居たけれど、ケビンはまだお腹の中だった。」
「そうですか。その頃から仲が良かったんですね。」
その言葉が聞こえたのだろう。先程まで沙夜とリーが怪しいとか、沙夜が色仕掛けで迫ったとかという会話は無くなった。このギタリストは周りのバンドにとって怖い存在なのだ。
「リー・ブラウンってこの間新製品のギターが出てたよな。」
奏太がそう言うと、男は頷いた。
「良いギターみたいだ。でもあれを手に入れたらまたうちも奥さんに文句を言われる。独身だと自分の好きなことが出来るから良いが。
「かといって独身には戻りたくないだろ?
奏太がそう言うと、男は頷いた。
「もちろんだ。今俺がここに居るのも奥さんのお陰だという意識もあるし。」
「それは良かった。」
「「二藍」はみんなプライベートも充実しているからこんなに成長するんだろう。羨ましいことだ。」
そう言われて奏太は少し言葉に詰まった。そして沙夜の方をちらっと見る。相変わらず沙夜は音楽をチェックしているようだった。そして頭を抱えてこちらを振り向く。その時やっとそのギタリストがいるのに気が付いた。
「お疲れ様です。」
「ずいぶん集中していたね。」
「えぇ。ちょっと思うこともありまして。」
これだけ観客が沸いていても音楽は満足しない女だと聞いた。それだけ厳しいのだろう。だがギタリストは観客ありきで進んでいると思っているところがある。沙夜が演奏に文句を言っているのはお門違いだと思っているところがあるのだ。
「これだけ観客が沸いていても?」
嫌味のつもりで言ったが、沙夜は首を横に振る。
「いや……演奏自体に文句を言うつもりはありませんよ。第一ギターやベースは良くわかりませんから。」
「だとしたら何を?」
「……疲れがみんな溜まっていると思ってですね。正月は少し休めるし、休めなくなるのは年明けですからゆっくりして欲しいと思ったまでですよ。」
「なるほど。」
それだけでは無いが、この男にはそう言っておいた方が良いだろう。その時だった。バイオリンを持った女が足を止める。
「望月じゃ無い?」
黒いワンピースを着た女だった。奏太を見て近づいてくる。
「あー……あ、何だっけ。名前が出てこないわ。」
「酷いわ。ずっと澄香と一緒に居たのに。」
澄香という名前に、沙夜はその女性を少し見る。だが問題なのはこの古参のバンドの男でも、馴れ馴れしく奏太に近寄ってきた女でも無い。問題なのは演奏なのだ。
「やっぱり……。」
ステージを見ると、あの不倫ソングのピアノの音が流れると同時に、遥人の小指に指輪が見えた。この会場には芹が居るのだという。芹は気が付いてしまうだろうか。そう思って気が気では無い。
「良い演出だね。」
ギタリストの男がそう言うと、沙夜は少し礼をしてステージをまた見ていた。
「あの指輪は……。」
「すいません。ステージは報告義務があるんです。録音もしていますし、あとでで良いですか。」
録音という言葉に男も少し黙った。いらないことを言って「二藍」のレコード会社に嫌われたくは無い。それ以前に敵は少ないに限るのだから。
「悪かったね。邪魔をしたようで。」
「演奏が終わったらゆっくり話を聞きますから。すいません。」
沙夜はそう言うと男も納得したように引き下がった。だが沙夜は曲を聴きながらやはりあの指輪のことは公表しておいた方が良い。そうでは無ければ遥人にも迷惑がかかる。遥人達の勝手なこととはいえ、守れないのは良くないだろう。
「望月さん。」
すると奏太は向こうで女性に声をかけられていたのを思いだし、沙夜はとりあえずあとでで良いかとまた演奏に耳を傾けた。しかしこの曲は辛いモノがある。
一馬に今日は抱かれることは無いし、これからもずっと誤魔化しながら過ごすのだろう。そう思ったら、心が痛い。
「参ったなぁ……。」
その時だった。パシッという音がして沙夜は思わずそちらを見る。するとそこには頬を叩かれている奏太とバイオリンを持った女性が対峙していた。おそらく女性が奏太を叩いたのだろう。奏太は頬に手を当てていて、女性はそれでも怒りが収まらないように奏太をにらみつけている。その様子にスタッフが女性と奏太を引き離した。
「辞めてください。こんな所で。」
しかしその女性はそのスタッフの制止を振り切り、もう一度奏太に向かっていこうとしていた。それくらい怒りが収まらないのだろう。その様子にマイケルが奏太を引き離す。
「奏太。外に出ていろ。」
「俺が?」
「お前も殴られるようなことをしたんだろう。」
その言葉に奏太は舌打ちをして女をにらむ。
「仕事の邪魔をしやがって。」
「あんたがこんな所にいるのちゃんちゃらおかしいわ。このマザコン。」
「んだと?」
すると先程まで居たギタリストが女性の前に立つ。そしてスタッフに言った。
「悪いが、この女性はステージにあげられない。他を探してくれないか。」
「え……あと何分でステージだと思ってるんですか。」
「こんなに頭に血が上った状態で、ステージに上がられたくない。最悪、バイオリンを使うモノは演奏をしないから。」
「駄目ですよ。あの曲は評判が……。」
「用意が出来なければしない。」
すると沙夜はため息を付く。だから沙夜は関わらないようにしていたのだから。沙夜は奏太とあの女性にいわくがあったのはわかっていたのだが、あれから結構時も経っている。上手く奏太も合わせたり支わせる事が出来ると思っていたのだ。だがそれは沙夜が甘かったのかもしれない。やはり奏太をここに入れさせるべきでは無かったのだ。自分の甘さにほとほと呆れてしまう。
その様子にマイケルが沙夜の肩に手を置いた。
「あまり気にするな。」
「……悪かったわね。変なことに巻き込んでしまって。」
「外国ではこういう事はしょっちゅうだ。あのバンドの人達も慣れていることだろうが、観客は損をするだろうな。」
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