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年末
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外国へ行くというのはずいぶん前から言われていることだった。だが沙夜もそうだが、「二藍」のメンツは乗り気では無い。それぞれに事情を抱えていることもあるが、主な理由は音楽に関することだろう。
それでも一馬はそれに少しだけ気持ちが揺れていた。前なら響子と海斗を置いて外国へ行くというのは考えられなかっただろう。だが今は状況が違い、外国へ行けば沙夜と居れるかもしれないというやましい心が出てきた。今よりも居れる時間が多くなるだろう。隠すこと無く堂々と手を繋げるかもしれないのだから。
もし「二藍」のメンバーと外国へ行くとしたら、純は喜ぶかもしれない。向こうの方がゲイカルチャーが盛んで、純のような考え方の人も多いだろう。治は家族と共に行くかも知れない。奥さんも子供達もこの土地では無ければいけないと言うことも無いのだから。遥人は外国に悪い感情は持っていない。むしろ言葉が堪能なのですぐに受け入れられるだろう。一番のネックは翔かもしれない。響子と離れることになるのだ。それに慎吾という面倒を見ないといけない人も出てきた。翔はここを離れるメリットが無いのだから。
しかしそれは全て音楽を抜いたときの考え方であり、もし音楽を入れ込むならばおそらく向こうへ行った方がメリットの方が大きいだろう。沙夜も良い刺激になるのだから。もっと音楽の幅が広がるかもしれない。受け入れられるかどうかはわからないが。
「あ……。」
沙夜が立ち止まり、携帯電話の画面をチェックする。その様子に純が気が付いて足を止めた。
「沙夜さん。どうしたの?」
「そうだったわ。マイケルがこちらの国に来るって言っていたのよね。」
マイケルがこちらの国に来ているのだ。半分は仕事の打ち合わせであり、半分はプライベートのことだ。
「もう着いたの?」
「先程まで望月さんと打ち合わせをしていたみたいなんだけど、せっかくだから「二藍」にも挨拶をしたいと言って来たわ。ついでに手伝ってくれるらしいし。」
「急にパスって取れるの?」
遥人に純が聞くと、遥人は頷いた。
「今日は大丈夫じゃ無いかな。観客も入っているし。」
「さっき確認をしたら身分証明と会社の照明があればすぐにパスは発行出来るって言っていたわ。」
「リハって時間あるのかな。」
純はそう言うと、沙夜はもらったタイムスケジュールを見て、少し頷いた。
「少しはあるけれど。」
「だったら行ってくれば良いよ。今日は人数も欲しいって沙夜自身が言っていたよね?」
翔はそう言うと、沙夜は頷いた。
「そうなのよね。いつもならテレビ局の人なんかの手を借りるんだけど、今日はそうも言っていられないし。」
ゲストが来るらしく、スタッフは例年以上にバタバタしている。この状態では手を貸して欲しいとは言いづらいだろう。かといって奏太を呼ぶにしても奏太は奏太でやることがあるのだ。会社の方で次のフェスの準備をスタッフと連携を取って居るのだから。
「わかった。だったら俺らは楽屋で楽器を出しているよ。翔は楽器は?」
「リハ室の方に置いてもらってる。治もそうだろ?」
「あぁ。戻ってこなかったら二人で行ってるよ。」
「悪いわね。じゃあ、ちょっと行って来るわ。」
沙夜はそう言ってエレベーターホールの方へ向かっていく。その後ろ姿を見て、一馬はため息を付いた。出来ればあまり関わって欲しくない人が来たと思ったからだ。
「でっかいため息だな。」
翔はそう言うと、一馬は首を横に振る。
「そうだ。複雑だと思ってな。」
沙夜を取られるかもしれないと思う気持ちもあるだろうが、おそらく一馬の本音はそこでは無い。もしかしたらマイケルは腹違いの弟かもしれないというのだ。自分の家族は血の繋がりは無くても育ててくれた人がいる。今更真実など知りたくないと思っているのだろう。
どうしてこんな時にマイケルはやってきたのだろう。こんな状態でまともに音楽をしないといけないというのは少し酷だと思う。
一階のエントランスは普段は一般開放されているスペースがあるが、今日は早めに閉まっている。今居るのはほとんどがエキストラで、今からある音楽番組を盛り立てようと七福神の大きなモチーフの前でタレントが何か話をしているようだ。スタジオにいる司会者がそれに質問をして応えているようだし、ゲストで呼ばれているアイドルグループのリーダーや主要な人達が話をしている。この人達はもうリハーサルが終わって少し余裕があるのだろう。
そんな建物を抜けて、沙夜は少し離れたところにある喫煙所を探した。もう日は暮れていて、街の明かりが灯り始めている。その街灯の下に喫煙所という隔離された場所があるのだ。アクリル板で囲まれたところには、数人のスタッフのような人や一般の人なんかも居る。その中にマイケルの姿があった。
革のジャンパーとサングラス。髪が短いだけでこうしてみると一馬に益々似ているような気がした。
「マイケル。」
沙夜は声をかけると、マイケルは煙草を消してそこから出てきた。するとそこに居た女性達が忌々しそうに沙夜を見ていたが、すぐに違う男に声をかけられているようだ。一瞬で機嫌が良くなるのは女性の良いところだろう。
「沙夜。元気だったか。」
「えぇ。あなたも元気そうね。」
マイケルはサングラスを外すと、沙夜に手を刺しだした。すると沙夜もその手を握る。その時マイケルは沙夜の手に光るモノがあったのを見逃さなかった。
「今からリハーサルなのよ。機材の運搬を手伝って貰えるとありがたいわ。」
「早速手伝いか。まぁ良い。「二藍」の演奏をホールで聴けるチャンスだからな。」
スタジオで聴いていたのだが、やはりスタジオとホールでは音の響きが違うだろう。マイケルはそれがずっと気になっていたのだ。
「ここのホールは国内でもトップレベルのホールなの。上手く響かせられると良いんだけどね。」
「テレビだろう?」
「だけど観客もいるのよ。」
大型の音楽番組は、海外でも放映されている。マイケルも父親が見ていたこともあってその音楽番組を見たことがあるが、この国の人は音楽がお祭り騒ぎなんだなと思ったくらいだろう。こういう番組に「二藍」が出るのは意外だと思った。
そしてテレビ局の中に入ると、真っ直ぐに事務所の方へ向かう。そして担当の女性に話をするとすぐに用紙を用意してくれた。
「身分を証明出来るモノと会社の社員証はありますか。」
マイケルはそう言われて少し首をかしげて沙夜の方を見る。すると沙夜は少し笑って言う。
「パスポートは持っているでしょう?それから社員証は会社に入るときに必要だから持っているでしょうし。」
「あぁ……それか。わかった。」
バッグからその二つを取り出すと、その女性に手渡した。そしてその女性がそれをチェックして驚いた。
「あれ?花岡さんのご親族では無いんですか。」
その言葉に沙夜は苦笑いをする。そしてマイケルは不思議そうな表情をしていた。
「ご親族?」
「家族では無いのかという事ね。」
「あぁ。違う。似ていると良く言われるが。」
そう言ってマイケルは名前の所に英語で自分の名前を書いた。流暢に書いたその文字に、女性は本当に親族では無いのだと思って奥へ行ってしまう。その様子に沙夜はこそっとマイケルに言った。
「良いの?本当は文字も流暢じゃ無かったかしら。」
「不自然にならないくらいにやっているつもりだ。」
いきなり一馬の親族なのではないかと言われたのだ。つまり、怪しまれていると言うことだろう。そう思ってわざと外国から来たと思わせたのだ。
「フジサキさん。ありがとうございます。ではこちらのパスをお持ちください。」
書類を受け取って、首から提げるタイプの関係者パスを渡された。するとマイケルはそれを手にして首をかしげる。
「これは首から下げないといけないのか。」
「どうしてもと言われれば別に良いですけど、わかるところに置いておらえば。」
「外国ならこれを掴まれて首を絞められる。ちょっと抵抗があるな。」
すると女性は納得したように頷いた。
「でしたらポケットから見えるくらいでも結構ですよ。」
「そうしよう。」
外国ではどうだったというのはあまり言いたくは無いが、抵抗があるモノは仕方が無い。マイケルはあの土地にずっと居るのだ。気を抜いたら連れ込まれたり、リンチされたり、金を巻き上げられるような所。その国に比べればこの国は平和なのかもしれない。
だがマイケルはこの平和な国に慣れることは無い。そして一馬と出来れば顔を合わせたくなかった。
それでも一馬はそれに少しだけ気持ちが揺れていた。前なら響子と海斗を置いて外国へ行くというのは考えられなかっただろう。だが今は状況が違い、外国へ行けば沙夜と居れるかもしれないというやましい心が出てきた。今よりも居れる時間が多くなるだろう。隠すこと無く堂々と手を繋げるかもしれないのだから。
もし「二藍」のメンバーと外国へ行くとしたら、純は喜ぶかもしれない。向こうの方がゲイカルチャーが盛んで、純のような考え方の人も多いだろう。治は家族と共に行くかも知れない。奥さんも子供達もこの土地では無ければいけないと言うことも無いのだから。遥人は外国に悪い感情は持っていない。むしろ言葉が堪能なのですぐに受け入れられるだろう。一番のネックは翔かもしれない。響子と離れることになるのだ。それに慎吾という面倒を見ないといけない人も出てきた。翔はここを離れるメリットが無いのだから。
しかしそれは全て音楽を抜いたときの考え方であり、もし音楽を入れ込むならばおそらく向こうへ行った方がメリットの方が大きいだろう。沙夜も良い刺激になるのだから。もっと音楽の幅が広がるかもしれない。受け入れられるかどうかはわからないが。
「あ……。」
沙夜が立ち止まり、携帯電話の画面をチェックする。その様子に純が気が付いて足を止めた。
「沙夜さん。どうしたの?」
「そうだったわ。マイケルがこちらの国に来るって言っていたのよね。」
マイケルがこちらの国に来ているのだ。半分は仕事の打ち合わせであり、半分はプライベートのことだ。
「もう着いたの?」
「先程まで望月さんと打ち合わせをしていたみたいなんだけど、せっかくだから「二藍」にも挨拶をしたいと言って来たわ。ついでに手伝ってくれるらしいし。」
「急にパスって取れるの?」
遥人に純が聞くと、遥人は頷いた。
「今日は大丈夫じゃ無いかな。観客も入っているし。」
「さっき確認をしたら身分証明と会社の照明があればすぐにパスは発行出来るって言っていたわ。」
「リハって時間あるのかな。」
純はそう言うと、沙夜はもらったタイムスケジュールを見て、少し頷いた。
「少しはあるけれど。」
「だったら行ってくれば良いよ。今日は人数も欲しいって沙夜自身が言っていたよね?」
翔はそう言うと、沙夜は頷いた。
「そうなのよね。いつもならテレビ局の人なんかの手を借りるんだけど、今日はそうも言っていられないし。」
ゲストが来るらしく、スタッフは例年以上にバタバタしている。この状態では手を貸して欲しいとは言いづらいだろう。かといって奏太を呼ぶにしても奏太は奏太でやることがあるのだ。会社の方で次のフェスの準備をスタッフと連携を取って居るのだから。
「わかった。だったら俺らは楽屋で楽器を出しているよ。翔は楽器は?」
「リハ室の方に置いてもらってる。治もそうだろ?」
「あぁ。戻ってこなかったら二人で行ってるよ。」
「悪いわね。じゃあ、ちょっと行って来るわ。」
沙夜はそう言ってエレベーターホールの方へ向かっていく。その後ろ姿を見て、一馬はため息を付いた。出来ればあまり関わって欲しくない人が来たと思ったからだ。
「でっかいため息だな。」
翔はそう言うと、一馬は首を横に振る。
「そうだ。複雑だと思ってな。」
沙夜を取られるかもしれないと思う気持ちもあるだろうが、おそらく一馬の本音はそこでは無い。もしかしたらマイケルは腹違いの弟かもしれないというのだ。自分の家族は血の繋がりは無くても育ててくれた人がいる。今更真実など知りたくないと思っているのだろう。
どうしてこんな時にマイケルはやってきたのだろう。こんな状態でまともに音楽をしないといけないというのは少し酷だと思う。
一階のエントランスは普段は一般開放されているスペースがあるが、今日は早めに閉まっている。今居るのはほとんどがエキストラで、今からある音楽番組を盛り立てようと七福神の大きなモチーフの前でタレントが何か話をしているようだ。スタジオにいる司会者がそれに質問をして応えているようだし、ゲストで呼ばれているアイドルグループのリーダーや主要な人達が話をしている。この人達はもうリハーサルが終わって少し余裕があるのだろう。
そんな建物を抜けて、沙夜は少し離れたところにある喫煙所を探した。もう日は暮れていて、街の明かりが灯り始めている。その街灯の下に喫煙所という隔離された場所があるのだ。アクリル板で囲まれたところには、数人のスタッフのような人や一般の人なんかも居る。その中にマイケルの姿があった。
革のジャンパーとサングラス。髪が短いだけでこうしてみると一馬に益々似ているような気がした。
「マイケル。」
沙夜は声をかけると、マイケルは煙草を消してそこから出てきた。するとそこに居た女性達が忌々しそうに沙夜を見ていたが、すぐに違う男に声をかけられているようだ。一瞬で機嫌が良くなるのは女性の良いところだろう。
「沙夜。元気だったか。」
「えぇ。あなたも元気そうね。」
マイケルはサングラスを外すと、沙夜に手を刺しだした。すると沙夜もその手を握る。その時マイケルは沙夜の手に光るモノがあったのを見逃さなかった。
「今からリハーサルなのよ。機材の運搬を手伝って貰えるとありがたいわ。」
「早速手伝いか。まぁ良い。「二藍」の演奏をホールで聴けるチャンスだからな。」
スタジオで聴いていたのだが、やはりスタジオとホールでは音の響きが違うだろう。マイケルはそれがずっと気になっていたのだ。
「ここのホールは国内でもトップレベルのホールなの。上手く響かせられると良いんだけどね。」
「テレビだろう?」
「だけど観客もいるのよ。」
大型の音楽番組は、海外でも放映されている。マイケルも父親が見ていたこともあってその音楽番組を見たことがあるが、この国の人は音楽がお祭り騒ぎなんだなと思ったくらいだろう。こういう番組に「二藍」が出るのは意外だと思った。
そしてテレビ局の中に入ると、真っ直ぐに事務所の方へ向かう。そして担当の女性に話をするとすぐに用紙を用意してくれた。
「身分を証明出来るモノと会社の社員証はありますか。」
マイケルはそう言われて少し首をかしげて沙夜の方を見る。すると沙夜は少し笑って言う。
「パスポートは持っているでしょう?それから社員証は会社に入るときに必要だから持っているでしょうし。」
「あぁ……それか。わかった。」
バッグからその二つを取り出すと、その女性に手渡した。そしてその女性がそれをチェックして驚いた。
「あれ?花岡さんのご親族では無いんですか。」
その言葉に沙夜は苦笑いをする。そしてマイケルは不思議そうな表情をしていた。
「ご親族?」
「家族では無いのかという事ね。」
「あぁ。違う。似ていると良く言われるが。」
そう言ってマイケルは名前の所に英語で自分の名前を書いた。流暢に書いたその文字に、女性は本当に親族では無いのだと思って奥へ行ってしまう。その様子に沙夜はこそっとマイケルに言った。
「良いの?本当は文字も流暢じゃ無かったかしら。」
「不自然にならないくらいにやっているつもりだ。」
いきなり一馬の親族なのではないかと言われたのだ。つまり、怪しまれていると言うことだろう。そう思ってわざと外国から来たと思わせたのだ。
「フジサキさん。ありがとうございます。ではこちらのパスをお持ちください。」
書類を受け取って、首から提げるタイプの関係者パスを渡された。するとマイケルはそれを手にして首をかしげる。
「これは首から下げないといけないのか。」
「どうしてもと言われれば別に良いですけど、わかるところに置いておらえば。」
「外国ならこれを掴まれて首を絞められる。ちょっと抵抗があるな。」
すると女性は納得したように頷いた。
「でしたらポケットから見えるくらいでも結構ですよ。」
「そうしよう。」
外国ではどうだったというのはあまり言いたくは無いが、抵抗があるモノは仕方が無い。マイケルはあの土地にずっと居るのだ。気を抜いたら連れ込まれたり、リンチされたり、金を巻き上げられるような所。その国に比べればこの国は平和なのかもしれない。
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