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白菜の重ね蒸し
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CMで流す曲なので演奏は長くても三十秒ほどで作られる。その辺のことは一馬が詳しい。何気なくテレビやインターネットで流れているCMの曲を一馬が弾いているモノだってあるからだ。順大もそれはわかっているが、順大の方はもっと軽く考えているように感じる。
「バレエって結構な時間演奏することもあるんだ。それに比べれば三十秒くらいって、どうにでもなるわ。それにその監督とかの采配にもなるんだろうしさ。音楽は確かに重要だけど、一馬くらいキャリアがあればパッパッて作れないか?」
先程からこの調子だ。沙夜がいらついてきているのが目に見えてわかる。それをカバーするように一馬は順大に言う。
「順大。音楽はパッパッて作れるようなモノじゃない。俺らは新しいアルバムをこの間録音したばかりだが、その中で一瞬しか流れない音でもこだわって作っているつもりだ。」
「それに、楽に作れる曲なんかありません。曲は厳選してください。」
すると順大は口を尖らせて言う。
「こだわってるのはわかるよ。でもたかがテレビCMだろ?」
わざとなのかと言うくらい沙夜の地雷を踏んでくる男だ。おそらく順大はわざとそう言っているのだろう。顔の見えないピアニストを採用するくらいなら、沙夜にピアノを弾いて欲しいと思っているのだ。だが沙夜にとってそれは更に意固地にさせることで、焼け石に水なのは順大もわかっている。だからわざと怒りを買って沙夜の本性を見ようとしているのだろう。
沙夜が持ってきた音源を聴きながら、あぁでもない、こうでも無いといっていてちっとも話が進まない。沙夜はため息を付いてその音源を消す。
「オリジナルの曲でも良いかと思ってましたが、どんな曲調にしたいかと言うのもつかめませんね。せめてリズムだけでもあると良いのですが。」
すると順大はその様子に沙夜の方を見て言う。
「だったら二人の音を生で聴かせてくれないか。録音をしない、スタジオで演奏をするんだったら問題ないだろ?まさか俺にも会いたくないって言うのか。」
食い気味に言う順大に一馬は少し困ったように沙夜の方を見る。すると沙夜は表情を変えずに言った。
「表に出ないピアニストという意味がわかりますか。」
「別に俺と一馬とあんたしかいないんだろう?カメラを回しているんじゃないんだし。」
「あなたの前には出たくないと言うことです。」
ついに沙夜はぶち切れてしまったのだろう。先程からの順大の態度に苛つきを押さえられなかったのだ。
「会っても無いのに顔を出したくないってどういうことだよ。」
その怒りに火を注いでしまったのかも知れない。順大もまた言葉が荒くなっている。この二人の話を聞いていると、一馬のストレスが溜まりそうだ。だがどちらも悪いわけえではない。どちらも正しいことを言っている。だからこそ、一馬は苦しい立場なのだ。
「頼んでいるピアニストというのは「夜」という人です。」
「「夜」?」
その名前に順大は思わず沙夜の名刺を手にした。沙夜の名前にも夜という字が入っている。もしかしたらそのピアニストというのは沙夜のことかも知れない。
「ずいぶん前のことなんですが、自分で曲を作ったりピアノ曲やオーケストラのアレンジをしてずっと自分だけで楽しんでいたようなんですが、あるときインターネットにその作った曲を公開出来ると知って自分の音がどれだけ評価されるのか試してみたんです。すると、思った以上の反応がありました。」
「沙夜。それは……。」
一馬は止めようとした。だが沙夜はそれをもう言わなければ、順大はこれ以上に沙夜をあおり立ててくるだろう。そうなれば仕事をするどころでは無い。それに間に立たされている一馬のことも考えるのだ。一馬は沙夜と順大の板挟みに遭っているようなモノだろうし、それはバックアップをするという自分の仕事を放棄しているようなモノだろう。
「反応って良い反応なのか?」
「えぇ。とても好意的な意見が多く、もっと聴きたいという感想があって、自分の音楽に自信を持ったんです。自分の音は世の中に受け入れられている。それだけで嬉しかった。」
あの時は何も考えていなかった。自分の音が受け入れられ、たまにユーザーの意見を取り入れてリクエストなんかにも応えたことがあり、沙夜自身も高揚していたのを覚えている。
「でも多分それって良い反応だけではないよな。俺だって主役を張れるようになったら賞賛の声も多くあったが、批判する言葉も多かった。根も葉もないことを言われたこともあるし、」
やはり予想はしていたのだろう。何故表に出られないのか。順大はバレエダンサーとして異質なところがあるのだろう。東洋人であると言うだけで、批判に晒されていたのだ。
「今もそれは続いていますか。」
沙夜はそう聞くと、順大は頷いた。
「バレエ団のスポンサーといい仲だって言われているよ。K街出身だっていうのも悪かった。女を口説くのはお手の物だって言われいるみたいだ。K街出身だからって、そうとは限らないのにな。一馬みたいに超奥手の奴だっているんだから。」
超奥手という言葉に思わず笑いが出そうになるが、元々一馬はそういう人なのだ。沙夜に手を出してきたのは、本心から欲しかったからだろう。
「「夜」もそうでした。サイトで投稿しているプロフィールには最低限のことしか載せていなかったんです。使っている機材や録音している機器などしか。コメント欄にある賞賛の声も特にアクションをすることは無く、ただ「良いね」くらいを押すくらいでした。きりが無かったからですね。」
一曲あげる度に何百件ものコメントが来るのだ。それをいちいち反応していられないと思ったのだろう。ただコメントはスルーすることは出来ない。沙菜もSNSではそうしているのだ。スタッフや女優仲間のコメントは返すこともあるが、ただのファンには読んだという意味合いを込めて「良いね」を押すだけなのだという。ファンであればそう言うモノでも嬉しいのだから。
「それくらいのコミュニケーションはその時には取れたんだ。それが何で表に出れなくなったのかわからない。」
「……あなたは先程からK街出身だというのを、マイナスに捉えているところがありますね。それから母親が水商売をしていると言うことも。」
「……。」
「その方もそうでした。表には出さなかったのに何故か調べられたんですよ。学生でしたが、その通っている学校名、普段使っている電車の路線、最寄り駅や、本名を探るのにその学校の全く関係ない人なんかがそうでは無いかと疑われました。」
「それは……。」
続けていれば本名や住所まで晒されることになるだろう。
「そしてもっと悪いことに、その人の身内にポルノ女優がいるんです。まだデビューし立てでしたけどね。その女優の身内であれば、その方も股が緩いのでは無いかと噂を立てられ、あのまま続けていると犯罪に巻き込まれた可能性があります。その時、被害届を出したとしても、その人に全く責任が無いわけではないのです。」
「は?」
これは沢村功太郎から言われたことだ。だから速攻で沙夜はそのアカウントを消したのが正解だったという。
「そういう事をしているというのは、そういうリスクを負っていると言うことを背負わなければいけない。ポルノ女優がいるからその人も股が緩いというのは間違いかも知れませんが、そういう誤解を与えた人もまた責任があるんです。」
「いや。それは……違うだろ?」
すると一馬も首を横に振った。
「一理あることだ。順大。うちの妻も中学生の時に拉致監禁された、性被害者だったんだ。」
「マジか?そんな奥さんをもらったのか。」
そんな不安定な人を妻にしたというのは順大には理解が出来ない。妻にするのであれば何のリスクも無い人の方が良いはずなのに、そんな人を選んだというのが意外だと思ったからだ。女にもてるはずなのにずっとそれを断っていた一馬が選んだ人はもっと堅実な人かと思っていたのに。
「しかし、世の中の人は妻だけが被害者だとは思っていない。そこから逃げるのに妻が、犯人の一人の足を刺したからだ。その被害者は障害が残ってしまったようだし。」
「それはその犯人の自業自得だろ。」
「世の中というのはそう見てくれない。中学生が日が暮れた裏通りを通っていたのが悪いだの、男に言い寄られても足を止めずに逃げれば良かっただのとずっと言われていたんだ。うちの妻もそれでずっと苦しんでいたから。」
それに手を差し伸べたのは真二郎であり、そして響子の祖父だったのだ。
「もし「夜」があのまま表に出ていたら、性被害者になっていた可能性があります。しかし性被害者であると言うことを立件出来る事は出来ないかもしれない。自己防衛が出来ていなかったから。」
「……だから表に未だに出たくないと?」
「そうです。音楽が出来る楽しみがあるし、それで楽しんで貰えるのは素直に嬉しい。だけど、そうやって表に出るのはもう二度としたくないし、必要な人以外には会いたくない。会社が守ってくれていることもありますし、そこから足を踏み出したくは無いんです。」
ずいぶん隠しているが、これで順大もわかっただろう。「夜」は表に出ない。そして信用しなければ、沙夜は順大に「夜」とは名乗らないだろう。順大の態度は、沙夜を信用させることは出来ないのだ。そして信用させるには、仕事を軽く見ること無く真剣に取り組む姿勢を見せないといけない。もう手遅れかも知れないが、沙夜ならば順大の人間をもっと見てくれるかも知れない。一馬が学生の時に接していた順大は、悪い人では無かったのだから。
「バレエって結構な時間演奏することもあるんだ。それに比べれば三十秒くらいって、どうにでもなるわ。それにその監督とかの采配にもなるんだろうしさ。音楽は確かに重要だけど、一馬くらいキャリアがあればパッパッて作れないか?」
先程からこの調子だ。沙夜がいらついてきているのが目に見えてわかる。それをカバーするように一馬は順大に言う。
「順大。音楽はパッパッて作れるようなモノじゃない。俺らは新しいアルバムをこの間録音したばかりだが、その中で一瞬しか流れない音でもこだわって作っているつもりだ。」
「それに、楽に作れる曲なんかありません。曲は厳選してください。」
すると順大は口を尖らせて言う。
「こだわってるのはわかるよ。でもたかがテレビCMだろ?」
わざとなのかと言うくらい沙夜の地雷を踏んでくる男だ。おそらく順大はわざとそう言っているのだろう。顔の見えないピアニストを採用するくらいなら、沙夜にピアノを弾いて欲しいと思っているのだ。だが沙夜にとってそれは更に意固地にさせることで、焼け石に水なのは順大もわかっている。だからわざと怒りを買って沙夜の本性を見ようとしているのだろう。
沙夜が持ってきた音源を聴きながら、あぁでもない、こうでも無いといっていてちっとも話が進まない。沙夜はため息を付いてその音源を消す。
「オリジナルの曲でも良いかと思ってましたが、どんな曲調にしたいかと言うのもつかめませんね。せめてリズムだけでもあると良いのですが。」
すると順大はその様子に沙夜の方を見て言う。
「だったら二人の音を生で聴かせてくれないか。録音をしない、スタジオで演奏をするんだったら問題ないだろ?まさか俺にも会いたくないって言うのか。」
食い気味に言う順大に一馬は少し困ったように沙夜の方を見る。すると沙夜は表情を変えずに言った。
「表に出ないピアニストという意味がわかりますか。」
「別に俺と一馬とあんたしかいないんだろう?カメラを回しているんじゃないんだし。」
「あなたの前には出たくないと言うことです。」
ついに沙夜はぶち切れてしまったのだろう。先程からの順大の態度に苛つきを押さえられなかったのだ。
「会っても無いのに顔を出したくないってどういうことだよ。」
その怒りに火を注いでしまったのかも知れない。順大もまた言葉が荒くなっている。この二人の話を聞いていると、一馬のストレスが溜まりそうだ。だがどちらも悪いわけえではない。どちらも正しいことを言っている。だからこそ、一馬は苦しい立場なのだ。
「頼んでいるピアニストというのは「夜」という人です。」
「「夜」?」
その名前に順大は思わず沙夜の名刺を手にした。沙夜の名前にも夜という字が入っている。もしかしたらそのピアニストというのは沙夜のことかも知れない。
「ずいぶん前のことなんですが、自分で曲を作ったりピアノ曲やオーケストラのアレンジをしてずっと自分だけで楽しんでいたようなんですが、あるときインターネットにその作った曲を公開出来ると知って自分の音がどれだけ評価されるのか試してみたんです。すると、思った以上の反応がありました。」
「沙夜。それは……。」
一馬は止めようとした。だが沙夜はそれをもう言わなければ、順大はこれ以上に沙夜をあおり立ててくるだろう。そうなれば仕事をするどころでは無い。それに間に立たされている一馬のことも考えるのだ。一馬は沙夜と順大の板挟みに遭っているようなモノだろうし、それはバックアップをするという自分の仕事を放棄しているようなモノだろう。
「反応って良い反応なのか?」
「えぇ。とても好意的な意見が多く、もっと聴きたいという感想があって、自分の音楽に自信を持ったんです。自分の音は世の中に受け入れられている。それだけで嬉しかった。」
あの時は何も考えていなかった。自分の音が受け入れられ、たまにユーザーの意見を取り入れてリクエストなんかにも応えたことがあり、沙夜自身も高揚していたのを覚えている。
「でも多分それって良い反応だけではないよな。俺だって主役を張れるようになったら賞賛の声も多くあったが、批判する言葉も多かった。根も葉もないことを言われたこともあるし、」
やはり予想はしていたのだろう。何故表に出られないのか。順大はバレエダンサーとして異質なところがあるのだろう。東洋人であると言うだけで、批判に晒されていたのだ。
「今もそれは続いていますか。」
沙夜はそう聞くと、順大は頷いた。
「バレエ団のスポンサーといい仲だって言われているよ。K街出身だっていうのも悪かった。女を口説くのはお手の物だって言われいるみたいだ。K街出身だからって、そうとは限らないのにな。一馬みたいに超奥手の奴だっているんだから。」
超奥手という言葉に思わず笑いが出そうになるが、元々一馬はそういう人なのだ。沙夜に手を出してきたのは、本心から欲しかったからだろう。
「「夜」もそうでした。サイトで投稿しているプロフィールには最低限のことしか載せていなかったんです。使っている機材や録音している機器などしか。コメント欄にある賞賛の声も特にアクションをすることは無く、ただ「良いね」くらいを押すくらいでした。きりが無かったからですね。」
一曲あげる度に何百件ものコメントが来るのだ。それをいちいち反応していられないと思ったのだろう。ただコメントはスルーすることは出来ない。沙菜もSNSではそうしているのだ。スタッフや女優仲間のコメントは返すこともあるが、ただのファンには読んだという意味合いを込めて「良いね」を押すだけなのだという。ファンであればそう言うモノでも嬉しいのだから。
「それくらいのコミュニケーションはその時には取れたんだ。それが何で表に出れなくなったのかわからない。」
「……あなたは先程からK街出身だというのを、マイナスに捉えているところがありますね。それから母親が水商売をしていると言うことも。」
「……。」
「その方もそうでした。表には出さなかったのに何故か調べられたんですよ。学生でしたが、その通っている学校名、普段使っている電車の路線、最寄り駅や、本名を探るのにその学校の全く関係ない人なんかがそうでは無いかと疑われました。」
「それは……。」
続けていれば本名や住所まで晒されることになるだろう。
「そしてもっと悪いことに、その人の身内にポルノ女優がいるんです。まだデビューし立てでしたけどね。その女優の身内であれば、その方も股が緩いのでは無いかと噂を立てられ、あのまま続けていると犯罪に巻き込まれた可能性があります。その時、被害届を出したとしても、その人に全く責任が無いわけではないのです。」
「は?」
これは沢村功太郎から言われたことだ。だから速攻で沙夜はそのアカウントを消したのが正解だったという。
「そういう事をしているというのは、そういうリスクを負っていると言うことを背負わなければいけない。ポルノ女優がいるからその人も股が緩いというのは間違いかも知れませんが、そういう誤解を与えた人もまた責任があるんです。」
「いや。それは……違うだろ?」
すると一馬も首を横に振った。
「一理あることだ。順大。うちの妻も中学生の時に拉致監禁された、性被害者だったんだ。」
「マジか?そんな奥さんをもらったのか。」
そんな不安定な人を妻にしたというのは順大には理解が出来ない。妻にするのであれば何のリスクも無い人の方が良いはずなのに、そんな人を選んだというのが意外だと思ったからだ。女にもてるはずなのにずっとそれを断っていた一馬が選んだ人はもっと堅実な人かと思っていたのに。
「しかし、世の中の人は妻だけが被害者だとは思っていない。そこから逃げるのに妻が、犯人の一人の足を刺したからだ。その被害者は障害が残ってしまったようだし。」
「それはその犯人の自業自得だろ。」
「世の中というのはそう見てくれない。中学生が日が暮れた裏通りを通っていたのが悪いだの、男に言い寄られても足を止めずに逃げれば良かっただのとずっと言われていたんだ。うちの妻もそれでずっと苦しんでいたから。」
それに手を差し伸べたのは真二郎であり、そして響子の祖父だったのだ。
「もし「夜」があのまま表に出ていたら、性被害者になっていた可能性があります。しかし性被害者であると言うことを立件出来る事は出来ないかもしれない。自己防衛が出来ていなかったから。」
「……だから表に未だに出たくないと?」
「そうです。音楽が出来る楽しみがあるし、それで楽しんで貰えるのは素直に嬉しい。だけど、そうやって表に出るのはもう二度としたくないし、必要な人以外には会いたくない。会社が守ってくれていることもありますし、そこから足を踏み出したくは無いんです。」
ずいぶん隠しているが、これで順大もわかっただろう。「夜」は表に出ない。そして信用しなければ、沙夜は順大に「夜」とは名乗らないだろう。順大の態度は、沙夜を信用させることは出来ないのだ。そして信用させるには、仕事を軽く見ること無く真剣に取り組む姿勢を見せないといけない。もう手遅れかも知れないが、沙夜ならば順大の人間をもっと見てくれるかも知れない。一馬が学生の時に接していた順大は、悪い人では無かったのだから。
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