508 / 661
飴細工
507
しおりを挟む
やはり君子と一馬は親子なのだ。妻や夫では無く一番の理解者は他人だったという事。そしてその妻や夫も理解者はその相手では無い。
だがその関係を続けるにはリスクがある。沙夜には恋人が居るというし、結婚をするのだったらその関係は不倫になるのだから。だからといってマイケルの父親が何を言えるだろう。自分の子供では無いとはいえ無い人を今まで放置していたのだ。今更父親面など出来ない。
「お父様。」
沙夜はそう言うと、俯いていたマイケルの父親が顔を上げる。
「なんだろうか。」
「今日、私がここへ来たのは一馬の希望もあったのですが、私も同席したいと希望しました。それは……今まで「二藍」はあまりプライベートの事を晒していません。それぞれに色んな事情がありますから。その一つ一つは格好のメディアの標的になり得る事です。」
「そんなに訳ありの人ばかりを集めてでもレコード会社というのは売らないといけないのか。」
マイケルがいる事で理解はしていた。だがここまでとは思っていなかった父親は、少し呆れていたのかもしれない。
「おっしゃるとおりですね。表に出て目立つ仕事ですし、目立たないというのは不可能かもしれません。しかし出る杭は打たれるという言葉があってですね。」
「杭?」
「つまり、他の人より目立つ人という事でしょうか。「二藍」は割とぽっと出てきて、人気が急に出て来たところもありますし、それで尚且つ五人はプライベートの事を隠すようにと指示をされているところもあります。何より本人達が話をしようとは思っていませんし。しかしその足を引っ張る人も中には出てくるモノなんですよ。」
「マスコミの事か。」
マイケルはそう言うと沙夜は頷いた。
「この国のマスコミはまだ露骨ですね。しかし私たちが住んでいる国でも、有名な俳優やタレントは自宅に張り込まれる事もあるそうなので。」
「こんな事実が出ると、一馬君も危ないといいたいのかな。」
「えぇ。何より奥様や子供さんの身が気になるところです。」
するとマイケルも頷いた。
「リーだってそうだな。ライリーの事は上手く隠しているけれど、本当だったらソフィアが責められても仕方ない事だ。」
「責められる?」
一馬が聞くと、マイケルは首を横に振った。
「そこまでしか言えない。」
聞かなくても何となくわかる。息子であるケビンはリーに似た東洋系の容姿をしているのに、ライリーはソフィアそっくりの白人の容姿をしている。それはリーの血が混ざっていない事を意味しているようだったから。
「ここでこの話題をとどめておいて、一馬と私の胸に秘めておく事は出来ると思うんです。しかし、その事実は他の人が知っている可能性もありますよね。」
「あぁ……。勤めていた豆腐屋で相部屋をしていた従業員は知っているかもしれない。君子さんが要らない事も言ったようだし。」
「要らない事?」
マイケルが聞くと父親は首を横に振った。
「別に良いだろう。そこまで言う事はない。それに女性の前だ。」
言わなくてもわかる。沙夜はため息を付いて父親に言った。
「上司には真実を言ってもいいですか。」
「上司?君の?」
「向こうの国の上司です。口は堅いですね。」
「信用出来るのか。」
マイケルはそう言うと、沙夜は頷いた。
「えぇ。信用と言うよりも……上司も著名人ですから。もしもこのことが表に出たら、上司の首も絞まるような事を私は知っています。」
その言葉に一馬は驚いて沙夜を見た。沙夜がそこまで西藤裕太の事を掴んでいるとは思わなかったから。
「信頼と言うより、脅迫して脅迫される関係か。失敗すればどちらも立場が無くなる。それを承知で?」
「えぇ。あなたが嫌であれば上司には黙っておきますが、その場合どこで何が漏れても仕方ないと思ってください。そのかわり上司に告げておけば、もしその事実が表に出そうになったとき、もみ消す事は出来ると思います。しかし、小さなSNSなんかの記事は不可能と思ってください。」
「……わかった。だったら信用してみよう。」
「ありがとうございます。」
西藤裕太は紫乃とはもう繋がりが無い。それを信用するしか無いが、もし漏れたりでもすれば沙夜は会社を去るだろうし、「二藍」も移籍を考えるだろう。沙夜が居なければ「二藍」はもう意味が無いと思っているのだから。
「さて。そろそろ俺は帰ろうか。マイケルはどうするんだ。」
豆腐屋は朝が早いのだ。普段ならもう酒でも飲んで眠っている時間だ。今日は酒は飲めないだろう。それでもぐっすりと寝られる。心の仕えが一つ無くなったのだから。反対にマイケルは寝られないかもしれない。ここで沙夜と一馬が何をするのかはわかるからだろう。
「俺がここにいてどうするんだよ。」
「二人の関係を目の当たりにすれば、諦めが早く着くんじゃ無いのか。」
「冗談。なんてそんな事をしないといけないんだ。俺も帰るから。」
そう言ってマイケルも立ち上がった。そして沙夜にマイケルは言う。
「帰るときはエマに言ってくれ。タクシーを呼んでくれるだろうから。言っとくけど、ホテルの前で捕まえるようなタクシーに乗らないでくれ。何があっても保証はしないからな。」
「わかったわ。ありがとう。」
本当は置いて行きたくなかった。だが帰らないわけにはいかないだろう。一馬も事実を知ってしまった。こんな時にはきっと沙夜のような人が側にいて欲しいと願いのだろう。だが自分だってそうだ。だがマイケルは沙夜を求められない。
あの倉庫で抱きしめたあの温もりや柔らかさを一馬が独り占めすると思うと、腹が立ちそうなのにそれを責められない。
明日からまたもや燃やしそうだと思いながら、ホテルのドアを閉めた。
シャワーを先に沙夜に浴びさせて、そのあとで一馬がシャワーを浴びた。この国へ来て最初の夜はこのホテルを利用したし一緒の部屋に居たが手を出す事は出来なかった。だが今日は堂々と手を出す事が出来るのだ。それが嬉しい。
そう思いながら一馬はシャワールームから出ると、沙夜は携帯電話でまだ話をしているようだった。相手はまだ西藤裕太なのだろう。時間的には向こうでも起きている時間で直接話をしているのだ。
「はい……詳しく調べたくないと。もうこれまで通りに……。そうなんですけど、本人はもう若いときの職人とは連絡も付かないし、どこで何をしているのかも知らないと。まぁ……信じるしか無いんですけど。」
裕太ははっきりさせるべきだというのだ。だが沙夜はそこをはっきりさせても仕方が無いと思うし、何よりマイケルの父親も一馬もそれを望んでいない。
「ですからこれまで通りで進めていきます。えぇ……それが一番良いかと。元々一馬の事は表に出てませんでしたし、これからも出す必要は無いと思います。え……。それは……。」
沙夜の言葉に詰まった。何があったのだろう。
「……それは考えておきます。まだあと一週間ありますし……様子をもう少し見てからで……。はい……わかりました。ではお疲れ様です。」
そう言って沙夜は電話を切るとため息を付いた。その様子に一馬は沙夜の隣に座ると、頭を撫でる。
「何かあったか。」
「リーからの「二藍」の評判は良くて、次のアルバムではリーの懇意にしているプロデューサーやエンジニアを呼びたいと。その際には今日のような事が無いようにコーディネーターはマイケルを指名したいと。」
「悪くないと思うが。」
「仕事は出来る人だからやりやすいとは思うの。だけど……個人的にはちょっとね。」
「派手に言い合っていたからか?」
「そうじゃないの。」
一馬には何も隠したくない。だから覚悟を決めて言う。
「会社の倉庫で抱きしめられたから。」
「え……?」
転けそうになったのを支えたというわけでは無く、抱きしめたというのだろうか。それを知らされ、一馬は驚いたように沙夜を見る。
「抵抗出来なかったわ。想像もしていなかったし、そんなに興味も無さそうだったから。」
「そうでは無かったんだな。」
沙夜は頷くと、一馬は予想通りだと思っていた。マイケルはここへ来たときからイライラしていたように思える。
「またと言われると少しね……。」
「奏太がいないから安心していたのだが……。やはりあいつは弟なのかもしれないな。」
「え?」
「俺と好みが似ている。しかしあいつには渡さない。」
そう言って一馬は沙夜の頬に触れる。そしてそのまま後ろ頭をぐっと自分の方へ引き寄せた。すると沙夜も一馬の体に手を回す。
「ずっとこうしたかった。」
「私も……。」
「キスさせてくれ。」
「キスだけで良いの?」
「それを言わせるのか?」
少し笑い合う。そして沙夜は一馬の方を見ると、一馬も顔を近づけて沙夜の唇に軽くキスをする。待ち焦がれていた瞬間だった。
だがその関係を続けるにはリスクがある。沙夜には恋人が居るというし、結婚をするのだったらその関係は不倫になるのだから。だからといってマイケルの父親が何を言えるだろう。自分の子供では無いとはいえ無い人を今まで放置していたのだ。今更父親面など出来ない。
「お父様。」
沙夜はそう言うと、俯いていたマイケルの父親が顔を上げる。
「なんだろうか。」
「今日、私がここへ来たのは一馬の希望もあったのですが、私も同席したいと希望しました。それは……今まで「二藍」はあまりプライベートの事を晒していません。それぞれに色んな事情がありますから。その一つ一つは格好のメディアの標的になり得る事です。」
「そんなに訳ありの人ばかりを集めてでもレコード会社というのは売らないといけないのか。」
マイケルがいる事で理解はしていた。だがここまでとは思っていなかった父親は、少し呆れていたのかもしれない。
「おっしゃるとおりですね。表に出て目立つ仕事ですし、目立たないというのは不可能かもしれません。しかし出る杭は打たれるという言葉があってですね。」
「杭?」
「つまり、他の人より目立つ人という事でしょうか。「二藍」は割とぽっと出てきて、人気が急に出て来たところもありますし、それで尚且つ五人はプライベートの事を隠すようにと指示をされているところもあります。何より本人達が話をしようとは思っていませんし。しかしその足を引っ張る人も中には出てくるモノなんですよ。」
「マスコミの事か。」
マイケルはそう言うと沙夜は頷いた。
「この国のマスコミはまだ露骨ですね。しかし私たちが住んでいる国でも、有名な俳優やタレントは自宅に張り込まれる事もあるそうなので。」
「こんな事実が出ると、一馬君も危ないといいたいのかな。」
「えぇ。何より奥様や子供さんの身が気になるところです。」
するとマイケルも頷いた。
「リーだってそうだな。ライリーの事は上手く隠しているけれど、本当だったらソフィアが責められても仕方ない事だ。」
「責められる?」
一馬が聞くと、マイケルは首を横に振った。
「そこまでしか言えない。」
聞かなくても何となくわかる。息子であるケビンはリーに似た東洋系の容姿をしているのに、ライリーはソフィアそっくりの白人の容姿をしている。それはリーの血が混ざっていない事を意味しているようだったから。
「ここでこの話題をとどめておいて、一馬と私の胸に秘めておく事は出来ると思うんです。しかし、その事実は他の人が知っている可能性もありますよね。」
「あぁ……。勤めていた豆腐屋で相部屋をしていた従業員は知っているかもしれない。君子さんが要らない事も言ったようだし。」
「要らない事?」
マイケルが聞くと父親は首を横に振った。
「別に良いだろう。そこまで言う事はない。それに女性の前だ。」
言わなくてもわかる。沙夜はため息を付いて父親に言った。
「上司には真実を言ってもいいですか。」
「上司?君の?」
「向こうの国の上司です。口は堅いですね。」
「信用出来るのか。」
マイケルはそう言うと、沙夜は頷いた。
「えぇ。信用と言うよりも……上司も著名人ですから。もしもこのことが表に出たら、上司の首も絞まるような事を私は知っています。」
その言葉に一馬は驚いて沙夜を見た。沙夜がそこまで西藤裕太の事を掴んでいるとは思わなかったから。
「信頼と言うより、脅迫して脅迫される関係か。失敗すればどちらも立場が無くなる。それを承知で?」
「えぇ。あなたが嫌であれば上司には黙っておきますが、その場合どこで何が漏れても仕方ないと思ってください。そのかわり上司に告げておけば、もしその事実が表に出そうになったとき、もみ消す事は出来ると思います。しかし、小さなSNSなんかの記事は不可能と思ってください。」
「……わかった。だったら信用してみよう。」
「ありがとうございます。」
西藤裕太は紫乃とはもう繋がりが無い。それを信用するしか無いが、もし漏れたりでもすれば沙夜は会社を去るだろうし、「二藍」も移籍を考えるだろう。沙夜が居なければ「二藍」はもう意味が無いと思っているのだから。
「さて。そろそろ俺は帰ろうか。マイケルはどうするんだ。」
豆腐屋は朝が早いのだ。普段ならもう酒でも飲んで眠っている時間だ。今日は酒は飲めないだろう。それでもぐっすりと寝られる。心の仕えが一つ無くなったのだから。反対にマイケルは寝られないかもしれない。ここで沙夜と一馬が何をするのかはわかるからだろう。
「俺がここにいてどうするんだよ。」
「二人の関係を目の当たりにすれば、諦めが早く着くんじゃ無いのか。」
「冗談。なんてそんな事をしないといけないんだ。俺も帰るから。」
そう言ってマイケルも立ち上がった。そして沙夜にマイケルは言う。
「帰るときはエマに言ってくれ。タクシーを呼んでくれるだろうから。言っとくけど、ホテルの前で捕まえるようなタクシーに乗らないでくれ。何があっても保証はしないからな。」
「わかったわ。ありがとう。」
本当は置いて行きたくなかった。だが帰らないわけにはいかないだろう。一馬も事実を知ってしまった。こんな時にはきっと沙夜のような人が側にいて欲しいと願いのだろう。だが自分だってそうだ。だがマイケルは沙夜を求められない。
あの倉庫で抱きしめたあの温もりや柔らかさを一馬が独り占めすると思うと、腹が立ちそうなのにそれを責められない。
明日からまたもや燃やしそうだと思いながら、ホテルのドアを閉めた。
シャワーを先に沙夜に浴びさせて、そのあとで一馬がシャワーを浴びた。この国へ来て最初の夜はこのホテルを利用したし一緒の部屋に居たが手を出す事は出来なかった。だが今日は堂々と手を出す事が出来るのだ。それが嬉しい。
そう思いながら一馬はシャワールームから出ると、沙夜は携帯電話でまだ話をしているようだった。相手はまだ西藤裕太なのだろう。時間的には向こうでも起きている時間で直接話をしているのだ。
「はい……詳しく調べたくないと。もうこれまで通りに……。そうなんですけど、本人はもう若いときの職人とは連絡も付かないし、どこで何をしているのかも知らないと。まぁ……信じるしか無いんですけど。」
裕太ははっきりさせるべきだというのだ。だが沙夜はそこをはっきりさせても仕方が無いと思うし、何よりマイケルの父親も一馬もそれを望んでいない。
「ですからこれまで通りで進めていきます。えぇ……それが一番良いかと。元々一馬の事は表に出てませんでしたし、これからも出す必要は無いと思います。え……。それは……。」
沙夜の言葉に詰まった。何があったのだろう。
「……それは考えておきます。まだあと一週間ありますし……様子をもう少し見てからで……。はい……わかりました。ではお疲れ様です。」
そう言って沙夜は電話を切るとため息を付いた。その様子に一馬は沙夜の隣に座ると、頭を撫でる。
「何かあったか。」
「リーからの「二藍」の評判は良くて、次のアルバムではリーの懇意にしているプロデューサーやエンジニアを呼びたいと。その際には今日のような事が無いようにコーディネーターはマイケルを指名したいと。」
「悪くないと思うが。」
「仕事は出来る人だからやりやすいとは思うの。だけど……個人的にはちょっとね。」
「派手に言い合っていたからか?」
「そうじゃないの。」
一馬には何も隠したくない。だから覚悟を決めて言う。
「会社の倉庫で抱きしめられたから。」
「え……?」
転けそうになったのを支えたというわけでは無く、抱きしめたというのだろうか。それを知らされ、一馬は驚いたように沙夜を見る。
「抵抗出来なかったわ。想像もしていなかったし、そんなに興味も無さそうだったから。」
「そうでは無かったんだな。」
沙夜は頷くと、一馬は予想通りだと思っていた。マイケルはここへ来たときからイライラしていたように思える。
「またと言われると少しね……。」
「奏太がいないから安心していたのだが……。やはりあいつは弟なのかもしれないな。」
「え?」
「俺と好みが似ている。しかしあいつには渡さない。」
そう言って一馬は沙夜の頬に触れる。そしてそのまま後ろ頭をぐっと自分の方へ引き寄せた。すると沙夜も一馬の体に手を回す。
「ずっとこうしたかった。」
「私も……。」
「キスさせてくれ。」
「キスだけで良いの?」
「それを言わせるのか?」
少し笑い合う。そして沙夜は一馬の方を見ると、一馬も顔を近づけて沙夜の唇に軽くキスをする。待ち焦がれていた瞬間だった。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
どうして隣の家で僕の妻が喘いでいるんですか?
ヘロディア
恋愛
壁が薄いマンションに住んでいる主人公と妻。彼らは新婚で、ヤりたいこともできない状態にあった。
しかし、隣の家から喘ぎ声が聞こえてきて、自分たちが我慢せずともよいのではと思い始め、実行に移そうとする。
しかし、何故か隣の家からは妻の喘ぎ声が聞こえてきて…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる