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覗き
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リーの車に全員は乗れないので、こちらで働いている日系の男が「二藍」の運転手をしてくれることになった。ついでに言葉は通じないが、屈強な男も付いてくれることになった。迷惑をかけたのだからこれくらいはしても足りないくらいだと、キャリーは言ってくれたのが沙夜の心を楽にさせてくれる。
会社のロビーで運転手役の日系の男と挨拶し、その男の倍はありそうな浅黒い肌の男も沙夜の手を握ってきた。徹は少し気後れしたように男を見ていたが、悟は物怖じせずに男の手を握ってきた。見た目は怖いが男はとても気のいい人だとマイケルは言う。
「あいつは子供好きなんだ。奥さんとの間に五人も子供が居てな。今は六人目を妊娠しているそうだ。」
「六人目……。」
世の中には一生のうち十人以上の子供をもうける夫婦もいる。そんな人達に比べれば可愛い方だろうか。
徹はいきなりその男に肩車をされてはしゃいでいた。治はそれを見て笑いながら、落ちるなよと言っただけで気にしていない。徹よりも悟の方代わりと社交的なのはこれまででも見てわかっていた。
「でもあの人の隣に居たら、「二藍」の中でも一番体つきが良いって言われてる一馬が細く見えるわ。それに色が白く見える。」
「悪かったな。地黒で。」
「あぁ。そうだったわね。あなたも地黒だったかしら。」
その言葉はマイケルにはあまり興味が無いと言われているようだった。それが腹が立ちそうになる。
会社の外へ言ってしまった一行を見て、沙夜はため息を付く。おそらく明日から休み無く作業に入るだろう。そのひとときの休みになって欲しいと思っていた。
「あんたもこれが終わったら合流するだろう。」
「えぇ。でも合流出来るのかしら。」
「え?」
「もしかして、水川さんが見つかったんじゃ無いの?」
その言葉にマイケルは頷いた。
「思ったよりもリーのスタジオから近い所にいた。リーのスタジオから半径六百メートル以内のホテルで、尚且つ小綺麗なところといえばそこまで数は無い。その上一週間以上滞在しているような東洋人と言えば、何人しか居ないだろう。だからすぐに見つかったんだ。」
「やっぱりね。」
エレベーターの前に立ち、沙夜はため息を付いた。有佐は何を言い訳するのだろう。何を言ってもキャリーには通じない気がする。おそらく自己弁護しか言わないのだから。
それに有佐は前のこともある。前のこととはつまり、沙夜達の国に居たときの洋菓子店での出来事だ。あの洋菓子店を閉店させるかもしれないくらい追い込み、しかし有佐の思惑にはならなかった。それにきっと憤慨しているだろう。
「有佐はおそらくクビは切られないと思う。」
「これだけしても?」
「そうだ。お前の国ではどうか知らないけれど、一度社員にしたモノを簡単にクビだとは言えないからな。会社の金を横領したとか、他の会社と懇意にしていたとかそんなところだったらクビを切られて、尚且つ賠償金を請求することが出来るだろう。しかし、有佐はどのパターンにも当てはまらない。」
「……。」
「しかしこのままのんきに社員を続けられないだろうな。キャリーは多分、自主的に辞めさせる方向に持って行くはずだ。有佐にとってもそれが良い。」
「水川さんにとっても?」
「何というのか居づらくなるだろう。この会社には。」
きっと針のむしろだろう。有佐の化けの皮は剥がれてしまったのだから。
先程呼び出されたオフィスのキャリーのデスクの一角に、有佐の姿があった。そして隣にはジョシュアの姿もあるが、その姿は対照的だった。憔悴しているジョシュアと、文句があるようにブツブツ言っている有佐。キャリーは二人がやってきたことで気を遣うように声をかける。
「……。」
「疲れているときに申し訳ないと言っている。」
「いいえ。大丈夫。」
首を横に振ると、キャリーは僅かに笑う。だがそれはすぐに打ち消され、有佐の方を見た。
「水川さん。どうしてこんなことをしたんですか。手の込んだことをして、リーにも迷惑をかけて。リーがこの会社を出るとまで言ったんですよ。」
「……余計なことをしたあんたが悪いのよ。さっさと一馬君から響子を話してあたしに頂戴。」
「頂戴って……モノじゃあるまいし。」
マイケルがそう言うと、有佐はムキになったようにマイケルを見る。
「響子だってあんな噂を立てられて、あの国に居ない方が良いに決まっているのに。響子だったら息子と一緒にこちらでもやっていけるわ。」
「無理ですよ。」
「あたしが付いているんだから。」
「あなたがどれだけ付いていても、マネジメントはそこまで追いつかないと思います。何より響子さんはあの国を……あの洋菓子店を離れたくないと思ってますから。」
「あんな小さい洋菓子店に居ても仕方ないでしょう。宝の持ち腐れだわ。」
「本人の意思が優先で、あなたの意思は関係ないでしょう。響子さんはそうされたいんですか。」
「……。」
「加害者に前科がついて回るのは本人の責任のように、被害者だって被害者だったと言うことはついて回るんです。それは他の国へ来れば消えるというわけでは無いですし、こんな国では更に泣き寝入りするような被害に遭うことも考えられます。」
「お前の国はそんなに治安が良いのか。」
マイケルはそう聞くと、沙夜は頷いた。
「財布を落としてもそのまま帰ってくることは多いわね。」
「なるほど。こちらだったらまず百パーセント戻ってくることは無いな。」
それどころかスリだって沢山いるのだ。「二藍」のメンツには十分注意をしてもらっているし、必要以上の現金を持たないようにしてもらっている。被害に遭う人も自衛をしないといけない国で、もし何かあっても被害者の責任になることもあるのだから。
もし響子自身に被害が無くても、海斗が居るのだ。海斗に何かあれば響子は自分が被害に遭った以上に深く傷つくだろう。
「だから真二郎も一緒に来るようにしたかったのよ。」
「真二郎さんもそれを望んでいるんですか。」
「それは……説得出来る。だってあたしとも良い関係なんだから。」
「自分の幻想じゃ無いんですか。」
「何ですって?」
真二郎はどちらかというと響子と居られれば良いという考えがある。有佐とは体の関係はあるのだろうが、本当は響子を一番大事にしている節があるのだ。それに一馬がずっと嫉妬している。
「……真二郎さんはお姉さんにいつも外国へ行かないかと言われていましたが、ずっと拒否しているそうです。自分の器がわかっているからあの洋菓子店に居るのだと。」
「器がわかっているならもっと広い世界に……。」
「足るを知っているんですよ。」
その言葉にマイケルが首をかしげた。
「樽?酒樽か?」
「そうでは無いわ。欲張らずに今の生活で満足をすること。」
「二藍」はそういう傾向がある。だから外国へ行こうとは思わないのだ。と言うか、沙夜が外国では無理だと思っているからだろう。
「向上心が無いな。」
マイケルはそう言うと沙夜は首を横に振る。
「欲を出せばきりが無いからよ。それに真二郎さんは他の店では務まらないみたいだし。」
「その真二郎というのは誰だ。」
「一馬の奥様の響子さんの幼なじみよ。パティシエをしているの。」
「なるほど。ケーキとコーヒーが美味いんだな。」
すると有佐は少し笑って言う。
「あんな味は世界中にどこにも無い。だから本人の過去がそれを邪魔しているなら新しい土地でコーヒー淹れてケーキを作れば良い。バックアップはあたしがするから。」
「無理ですよ。本人にその気が無いのに。」
「さっきからあなたは偉そうに、あなたは響子の何を知っているの。あたしは付き合いがどれだけあると思っているの。」
「付き合いが長いのに、響子さんを説得出来なかったんですね。それに一馬と結婚することも反対しなかったし。」
「それは……女同士では子供は出来ないからよ。」
「子供?」
マイケルはいぶかしげにそう聞くと、有佐は少し笑って言う。
「あの種馬に子供を作らせて、そのあとはあたしが面倒を見るのよ。あの男は響子を守れないから。自分のことで精一杯で家庭のことも顧みないような男はさっさと捨ててしまえば良いのよ。」
「は?男が働いて何が悪いんだ。」
マイケルもイラッとしたように言う。だがその前に沙夜の方が耐えられなかったようだ。
「種馬ですって?」
「響子のことも考えないで子供子供なんていう男。種馬以外の何なのよ。」
思わずマイケルは手を出しかけた。だがその前に沙夜が有佐に告げる。
「あなたは響子さんを手に入れるだけに、他の男なり女なりに手を出していた。あなたの方がよっぽど節操がないように思えますけど。」
その言葉に有佐はついに沙夜の前に詰め寄り、その頬に手を振り上げた。するとそれに真っ先に気が付いてマイケルが有佐の手を止める。
だがそのマイケルの手を振りほどき、沙夜の肩を激しく押した。すると沙夜は体勢を崩し、椅子の上に倒れ込む。そして体はアクリル板にぶつかり、派手な音を立てる。その音に驚いた他の社員が慌てて駆け寄ってきた。
会社のロビーで運転手役の日系の男と挨拶し、その男の倍はありそうな浅黒い肌の男も沙夜の手を握ってきた。徹は少し気後れしたように男を見ていたが、悟は物怖じせずに男の手を握ってきた。見た目は怖いが男はとても気のいい人だとマイケルは言う。
「あいつは子供好きなんだ。奥さんとの間に五人も子供が居てな。今は六人目を妊娠しているそうだ。」
「六人目……。」
世の中には一生のうち十人以上の子供をもうける夫婦もいる。そんな人達に比べれば可愛い方だろうか。
徹はいきなりその男に肩車をされてはしゃいでいた。治はそれを見て笑いながら、落ちるなよと言っただけで気にしていない。徹よりも悟の方代わりと社交的なのはこれまででも見てわかっていた。
「でもあの人の隣に居たら、「二藍」の中でも一番体つきが良いって言われてる一馬が細く見えるわ。それに色が白く見える。」
「悪かったな。地黒で。」
「あぁ。そうだったわね。あなたも地黒だったかしら。」
その言葉はマイケルにはあまり興味が無いと言われているようだった。それが腹が立ちそうになる。
会社の外へ言ってしまった一行を見て、沙夜はため息を付く。おそらく明日から休み無く作業に入るだろう。そのひとときの休みになって欲しいと思っていた。
「あんたもこれが終わったら合流するだろう。」
「えぇ。でも合流出来るのかしら。」
「え?」
「もしかして、水川さんが見つかったんじゃ無いの?」
その言葉にマイケルは頷いた。
「思ったよりもリーのスタジオから近い所にいた。リーのスタジオから半径六百メートル以内のホテルで、尚且つ小綺麗なところといえばそこまで数は無い。その上一週間以上滞在しているような東洋人と言えば、何人しか居ないだろう。だからすぐに見つかったんだ。」
「やっぱりね。」
エレベーターの前に立ち、沙夜はため息を付いた。有佐は何を言い訳するのだろう。何を言ってもキャリーには通じない気がする。おそらく自己弁護しか言わないのだから。
それに有佐は前のこともある。前のこととはつまり、沙夜達の国に居たときの洋菓子店での出来事だ。あの洋菓子店を閉店させるかもしれないくらい追い込み、しかし有佐の思惑にはならなかった。それにきっと憤慨しているだろう。
「有佐はおそらくクビは切られないと思う。」
「これだけしても?」
「そうだ。お前の国ではどうか知らないけれど、一度社員にしたモノを簡単にクビだとは言えないからな。会社の金を横領したとか、他の会社と懇意にしていたとかそんなところだったらクビを切られて、尚且つ賠償金を請求することが出来るだろう。しかし、有佐はどのパターンにも当てはまらない。」
「……。」
「しかしこのままのんきに社員を続けられないだろうな。キャリーは多分、自主的に辞めさせる方向に持って行くはずだ。有佐にとってもそれが良い。」
「水川さんにとっても?」
「何というのか居づらくなるだろう。この会社には。」
きっと針のむしろだろう。有佐の化けの皮は剥がれてしまったのだから。
先程呼び出されたオフィスのキャリーのデスクの一角に、有佐の姿があった。そして隣にはジョシュアの姿もあるが、その姿は対照的だった。憔悴しているジョシュアと、文句があるようにブツブツ言っている有佐。キャリーは二人がやってきたことで気を遣うように声をかける。
「……。」
「疲れているときに申し訳ないと言っている。」
「いいえ。大丈夫。」
首を横に振ると、キャリーは僅かに笑う。だがそれはすぐに打ち消され、有佐の方を見た。
「水川さん。どうしてこんなことをしたんですか。手の込んだことをして、リーにも迷惑をかけて。リーがこの会社を出るとまで言ったんですよ。」
「……余計なことをしたあんたが悪いのよ。さっさと一馬君から響子を話してあたしに頂戴。」
「頂戴って……モノじゃあるまいし。」
マイケルがそう言うと、有佐はムキになったようにマイケルを見る。
「響子だってあんな噂を立てられて、あの国に居ない方が良いに決まっているのに。響子だったら息子と一緒にこちらでもやっていけるわ。」
「無理ですよ。」
「あたしが付いているんだから。」
「あなたがどれだけ付いていても、マネジメントはそこまで追いつかないと思います。何より響子さんはあの国を……あの洋菓子店を離れたくないと思ってますから。」
「あんな小さい洋菓子店に居ても仕方ないでしょう。宝の持ち腐れだわ。」
「本人の意思が優先で、あなたの意思は関係ないでしょう。響子さんはそうされたいんですか。」
「……。」
「加害者に前科がついて回るのは本人の責任のように、被害者だって被害者だったと言うことはついて回るんです。それは他の国へ来れば消えるというわけでは無いですし、こんな国では更に泣き寝入りするような被害に遭うことも考えられます。」
「お前の国はそんなに治安が良いのか。」
マイケルはそう聞くと、沙夜は頷いた。
「財布を落としてもそのまま帰ってくることは多いわね。」
「なるほど。こちらだったらまず百パーセント戻ってくることは無いな。」
それどころかスリだって沢山いるのだ。「二藍」のメンツには十分注意をしてもらっているし、必要以上の現金を持たないようにしてもらっている。被害に遭う人も自衛をしないといけない国で、もし何かあっても被害者の責任になることもあるのだから。
もし響子自身に被害が無くても、海斗が居るのだ。海斗に何かあれば響子は自分が被害に遭った以上に深く傷つくだろう。
「だから真二郎も一緒に来るようにしたかったのよ。」
「真二郎さんもそれを望んでいるんですか。」
「それは……説得出来る。だってあたしとも良い関係なんだから。」
「自分の幻想じゃ無いんですか。」
「何ですって?」
真二郎はどちらかというと響子と居られれば良いという考えがある。有佐とは体の関係はあるのだろうが、本当は響子を一番大事にしている節があるのだ。それに一馬がずっと嫉妬している。
「……真二郎さんはお姉さんにいつも外国へ行かないかと言われていましたが、ずっと拒否しているそうです。自分の器がわかっているからあの洋菓子店に居るのだと。」
「器がわかっているならもっと広い世界に……。」
「足るを知っているんですよ。」
その言葉にマイケルが首をかしげた。
「樽?酒樽か?」
「そうでは無いわ。欲張らずに今の生活で満足をすること。」
「二藍」はそういう傾向がある。だから外国へ行こうとは思わないのだ。と言うか、沙夜が外国では無理だと思っているからだろう。
「向上心が無いな。」
マイケルはそう言うと沙夜は首を横に振る。
「欲を出せばきりが無いからよ。それに真二郎さんは他の店では務まらないみたいだし。」
「その真二郎というのは誰だ。」
「一馬の奥様の響子さんの幼なじみよ。パティシエをしているの。」
「なるほど。ケーキとコーヒーが美味いんだな。」
すると有佐は少し笑って言う。
「あんな味は世界中にどこにも無い。だから本人の過去がそれを邪魔しているなら新しい土地でコーヒー淹れてケーキを作れば良い。バックアップはあたしがするから。」
「無理ですよ。本人にその気が無いのに。」
「さっきからあなたは偉そうに、あなたは響子の何を知っているの。あたしは付き合いがどれだけあると思っているの。」
「付き合いが長いのに、響子さんを説得出来なかったんですね。それに一馬と結婚することも反対しなかったし。」
「それは……女同士では子供は出来ないからよ。」
「子供?」
マイケルはいぶかしげにそう聞くと、有佐は少し笑って言う。
「あの種馬に子供を作らせて、そのあとはあたしが面倒を見るのよ。あの男は響子を守れないから。自分のことで精一杯で家庭のことも顧みないような男はさっさと捨ててしまえば良いのよ。」
「は?男が働いて何が悪いんだ。」
マイケルもイラッとしたように言う。だがその前に沙夜の方が耐えられなかったようだ。
「種馬ですって?」
「響子のことも考えないで子供子供なんていう男。種馬以外の何なのよ。」
思わずマイケルは手を出しかけた。だがその前に沙夜が有佐に告げる。
「あなたは響子さんを手に入れるだけに、他の男なり女なりに手を出していた。あなたの方がよっぽど節操がないように思えますけど。」
その言葉に有佐はついに沙夜の前に詰め寄り、その頬に手を振り上げた。するとそれに真っ先に気が付いてマイケルが有佐の手を止める。
だがそのマイケルの手を振りほどき、沙夜の肩を激しく押した。すると沙夜は体勢を崩し、椅子の上に倒れ込む。そして体はアクリル板にぶつかり、派手な音を立てる。その音に驚いた他の社員が慌てて駆け寄ってきた。
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