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弁護士
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お茶のおかわりを入れると、芹はまた席に着く。母親はその湯飲みを手にしてため息を付いた。
「お父さんは縁を切るって言って、裕太と紫乃さんの顔も見たくないと言っていたわ。でも初孫なのよ。」
「……わかるけどさ。それが狙いなんだろ?あっちは。」
弱いところに付け込んで、孫のためにと言えば金を差し出すのだろう。それが狙いなのだ。今は一円でも金が欲しいのだから。
「会いたくないと言っても、子供の成長をこの目で見られないのは辛いの。立った、歩いたっていうのを携帯の動画で見るだけだとやるせなくてね。」
母親の言うこともわからないでも無い。沙菜の母親だってどちらかに子供が出来たりしたら、やはりその成長を見たいと思うだろう。
それに一馬の話も聞いている。奥さんは自分の実家を毛嫌いしていて、孫を連れて行くこともしないらしい。一馬がそれを何とかしようとしていたのは、火に油を注いだとも言うし奥さんとの間に溝が出来たのはそのためかもしれない。奥さんは実家との縁を切りたいという。事情がなければ、妹の結婚式にも出席をしたくなかったらしい。そこまで嫌がっているのだ。
「あいつらが俺に何をしたって言うのは、俺が一番わかってる。沙夜のことが大事だと思うし、その沙夜の家族にも危害を加えかねないんだ。変な言いがかりを付けて金を巻き上げようとするだろうし、それだけじゃ無い。沙夜が担当しているバンドのメンバーにも危害が及ぶかもしれない。」
すると沙菜は芹の方を見て言う。
「芹には危害が無いの?」
すると芹は少し頷いた。
「俺は今、出版社に籍があるから他の出版社は手を出せないんだ。俺が何をしているってわかっているけど、手を出せないのはそういう所だと思う。」
「前に言ってた石森さんって人のこと?」
「あぁ。」
それなら紫乃は芹の契約を切らせようとするのではないか。そう思っていたのだが、そもそも芹に紫乃はあまり会っていないのだ。その隙も無かったと言える。
「そこまで紫乃さんを毛嫌いしているのね。」
「あぁ。」
「まぁ、お父さんもあまり気に入っている感じではないし、咲良もね。」
「咲良は脅されかけたって言ってたけど。」
「大げさねぇ。」
そう言って少し笑う。この楽天的な考え方は、芹に受け継がれたのかもしれない。だが芹は少しずつ自分の周りが見えてきている。母親ほど脳天気ではないのだ。
「でもお父さんはあまり沙夜さんは気に入っている感じではないのよね。沙菜さんみたいな人だったら受け入れるかもしれないけれど。」
「あたしですか?」
驚いて沙菜はお茶を噴きそうになった。自分が結婚相手になるとは思っていなかったから。
「無理ですよ。あたし、こういう仕事をしているし。」
「結婚したら出来る仕事じゃないでしょう?」
「そりゃ……。」
人妻モノというジャンルはあるが、本当に人妻だという人はあまり居ない。旦那さんがそこまで寛容では無いのだ。逆に男優は結婚して子供が居る人は居ないことは無い。つまり、世の中に自分の奥さんの裸を晒すのは嫌だが、旦那の裸は晒しても構わない人が多いのだろう。女の方が肝が据わっているとも言える。
「家事が出来ないんだよ。沙菜は。」
「あら。だったら私が一から教えても良いわね。そっちの方が変に知っているよりもやりやすいし。」
父親だけではなく母親もあまり沙夜を気に入っていなかったのか。妙に料理も掃除なんかも出来るので母親にとっては煙たい存在だったのかもしれない。
母親が行ってしまったあと、芹はその湯飲みを片付けると冷蔵庫を開けて今日の夕食のメニューを考えていた。その時、トイレから戻ってきた沙菜が芹に声をかける。
「芹のお母さんって凄い「お母さん」っていう感じに見えるね。」
「昔から兄弟二人と妹に振り回されていたからな。」
「でも……姉さんはあまり気に入られていないみたいね。」
「だと思うよ。あの人もどっちかって言うとお山の大将みたいな所があるから。」
「お山の大将?」
「今時で言うとマウンティングって言うのかな。ずっと専業主婦してたし、家事は完璧にこなして、尚且つ父親の仕事の手伝いもしてたんだ。それ以上に沙夜は仕事も家事も完璧に出来るから、気持ちいいとは思えなかったんだろう。だから子供って言う単語が出て来たんだ。」
「子供?」
「仕事や家事は出来ても、子供が出来て子育てなんかはやってないんだ。そこで自分の口添えが出来るって思っているんだろう。」
「紫乃さんって人は大人しく聞いていたの?」
「いや。衝突してたと思う。あの人の子育ては古いんだよ。昔はOKでも今は駄目な子育てだってあるだろ?医者が駄目だって言っても耳を貸さないところがあって、これで三人の子供を立派に育ててきたんだって変な自信があるんだよな。」
「……。」
「俺、その割には手に火傷の跡があるんだ。りょ心が目を離した隙に出来たヤツ。あんただってそこまで完璧じゃなかっただろうって言いたかったけど。けど、沙菜が嫁に来たら自分の色に全てを染められるとでも思ってるんじゃ無いのか。」
「うーん……。でもあたし、結婚しても多分AVは辞められないと思うけどな。」
「結婚してもするつもりか?」
「うん。当たり前じゃん。単体女優なんて簡単になれるもんじゃ無いしさ。」
「わかるけど……それは旦那の理解がよっぽど無いと無理だろうな。」
「芹は理解してくれる?」
冷蔵庫のドアを閉めると、芹は首を横に振った。
「わかんねぇ。俺、お前と付き合っているわけじゃないし。」
セックスをした仲なのだ。だが好きとか特別だという感情はない。だから沙菜がAVに出て他の男とセックスをしていても何も感じないのだ。そう思うと少し腹が立つ。だがそれを承知でセックスをしたのだ。沙菜はそれについて何も言えないだろう。
「だったら姉さんがAVに出ているとして、結婚しても出たいって言われたらどう?」
「そうしたいならしても良いと思うけど。」
その言葉に驚いた。てっきり駄目というと思っていたが、案外あっさり良いというのだ。
「姉さんは良いんだ。」
「って言うか、AVじゃなくても沙夜と結婚しても沙夜は仕事を辞めたりしないだろうし、家に居る時間は少ないと思うんだよ。俺は家の中で出来る仕事だし。あれだな。「二藍」の中でも既婚者がいるじゃん。」
「花岡さんと橋倉さん?」
「うん。あの奥さん達とは話が合うかもな。」
きっとここでは無いところに二人の家を借りる。沙夜は外に出ることが多く、その帰りを芹が待つ生活になるのだ。
「それで芹は大丈夫なの?」
「何が?」
「待つ生活って出来るの?」
すると芹は少し笑って言う。
「そういうヤツを好きになったんだから。」
その言葉に沙菜は思わず後ろから芹の体を抱きしめる。芹は背中越しに温かい体を感じた。
「無理してる。」
「無理じゃない。」
「寂しくないわけがないじゃん。」
今ならわかる。沙夜が一馬を追っていったこと。家に置いてきた妻と子供が心配なのに、気をかけることも出来ないのだ。家に置いてきた人だけではなく、置いて行かないといけない人だって寂しい気持ちなのだろう。だからそれを沙夜に求めたのかもしれない。
「あたし……姉さんの代わりになれないのかもしれないけれど……寂しさを埋めるだけなら構わないよ。」
「沙菜。」
体だけだと思っていた。なのにこんなに情に深い女なのだ。軽くセックスが出来る相手だと思っていたのに、そうでは無い。
「お前には代わりにならない。」
「芹……。」
「言っただろ?沙夜の代わりにはお前はなれないし、お前の代わりに沙夜がなることはない。」
「……あたし……。」
すると芹はその手を離して、沙菜の方を向く。そしてもう泣きそうになっている顔を上げると、軽く唇にキスをした。
「え……。」
キスはしたくないと言っていたので、セックスをしていたときもどんなに気分が上がってもしなかったのに。芹の方からキスをすると思ってなかった。
「頼りにするよ。」
それは芹なりの覚悟だったのかもしれない。これからもセックスをする機会があると言うことだった。沙菜はそう思い、流れてきた涙を拭うと笑顔になる。
これからも芹とセックスをすることがあるのだと思うと、嬉しかった。それと同時に背徳感がある。沙夜を裏切っているような感覚。だが沙夜も裏切っているなら、それで良い。ただ沙夜の場合は人の旦那なのだ。
もしかして、芹はそれに気がついているのだろうか。だからあっさりこの関係を続けることを了承したのかもしれない。
「お父さんは縁を切るって言って、裕太と紫乃さんの顔も見たくないと言っていたわ。でも初孫なのよ。」
「……わかるけどさ。それが狙いなんだろ?あっちは。」
弱いところに付け込んで、孫のためにと言えば金を差し出すのだろう。それが狙いなのだ。今は一円でも金が欲しいのだから。
「会いたくないと言っても、子供の成長をこの目で見られないのは辛いの。立った、歩いたっていうのを携帯の動画で見るだけだとやるせなくてね。」
母親の言うこともわからないでも無い。沙菜の母親だってどちらかに子供が出来たりしたら、やはりその成長を見たいと思うだろう。
それに一馬の話も聞いている。奥さんは自分の実家を毛嫌いしていて、孫を連れて行くこともしないらしい。一馬がそれを何とかしようとしていたのは、火に油を注いだとも言うし奥さんとの間に溝が出来たのはそのためかもしれない。奥さんは実家との縁を切りたいという。事情がなければ、妹の結婚式にも出席をしたくなかったらしい。そこまで嫌がっているのだ。
「あいつらが俺に何をしたって言うのは、俺が一番わかってる。沙夜のことが大事だと思うし、その沙夜の家族にも危害を加えかねないんだ。変な言いがかりを付けて金を巻き上げようとするだろうし、それだけじゃ無い。沙夜が担当しているバンドのメンバーにも危害が及ぶかもしれない。」
すると沙菜は芹の方を見て言う。
「芹には危害が無いの?」
すると芹は少し頷いた。
「俺は今、出版社に籍があるから他の出版社は手を出せないんだ。俺が何をしているってわかっているけど、手を出せないのはそういう所だと思う。」
「前に言ってた石森さんって人のこと?」
「あぁ。」
それなら紫乃は芹の契約を切らせようとするのではないか。そう思っていたのだが、そもそも芹に紫乃はあまり会っていないのだ。その隙も無かったと言える。
「そこまで紫乃さんを毛嫌いしているのね。」
「あぁ。」
「まぁ、お父さんもあまり気に入っている感じではないし、咲良もね。」
「咲良は脅されかけたって言ってたけど。」
「大げさねぇ。」
そう言って少し笑う。この楽天的な考え方は、芹に受け継がれたのかもしれない。だが芹は少しずつ自分の周りが見えてきている。母親ほど脳天気ではないのだ。
「でもお父さんはあまり沙夜さんは気に入っている感じではないのよね。沙菜さんみたいな人だったら受け入れるかもしれないけれど。」
「あたしですか?」
驚いて沙菜はお茶を噴きそうになった。自分が結婚相手になるとは思っていなかったから。
「無理ですよ。あたし、こういう仕事をしているし。」
「結婚したら出来る仕事じゃないでしょう?」
「そりゃ……。」
人妻モノというジャンルはあるが、本当に人妻だという人はあまり居ない。旦那さんがそこまで寛容では無いのだ。逆に男優は結婚して子供が居る人は居ないことは無い。つまり、世の中に自分の奥さんの裸を晒すのは嫌だが、旦那の裸は晒しても構わない人が多いのだろう。女の方が肝が据わっているとも言える。
「家事が出来ないんだよ。沙菜は。」
「あら。だったら私が一から教えても良いわね。そっちの方が変に知っているよりもやりやすいし。」
父親だけではなく母親もあまり沙夜を気に入っていなかったのか。妙に料理も掃除なんかも出来るので母親にとっては煙たい存在だったのかもしれない。
母親が行ってしまったあと、芹はその湯飲みを片付けると冷蔵庫を開けて今日の夕食のメニューを考えていた。その時、トイレから戻ってきた沙菜が芹に声をかける。
「芹のお母さんって凄い「お母さん」っていう感じに見えるね。」
「昔から兄弟二人と妹に振り回されていたからな。」
「でも……姉さんはあまり気に入られていないみたいね。」
「だと思うよ。あの人もどっちかって言うとお山の大将みたいな所があるから。」
「お山の大将?」
「今時で言うとマウンティングって言うのかな。ずっと専業主婦してたし、家事は完璧にこなして、尚且つ父親の仕事の手伝いもしてたんだ。それ以上に沙夜は仕事も家事も完璧に出来るから、気持ちいいとは思えなかったんだろう。だから子供って言う単語が出て来たんだ。」
「子供?」
「仕事や家事は出来ても、子供が出来て子育てなんかはやってないんだ。そこで自分の口添えが出来るって思っているんだろう。」
「紫乃さんって人は大人しく聞いていたの?」
「いや。衝突してたと思う。あの人の子育ては古いんだよ。昔はOKでも今は駄目な子育てだってあるだろ?医者が駄目だって言っても耳を貸さないところがあって、これで三人の子供を立派に育ててきたんだって変な自信があるんだよな。」
「……。」
「俺、その割には手に火傷の跡があるんだ。りょ心が目を離した隙に出来たヤツ。あんただってそこまで完璧じゃなかっただろうって言いたかったけど。けど、沙菜が嫁に来たら自分の色に全てを染められるとでも思ってるんじゃ無いのか。」
「うーん……。でもあたし、結婚しても多分AVは辞められないと思うけどな。」
「結婚してもするつもりか?」
「うん。当たり前じゃん。単体女優なんて簡単になれるもんじゃ無いしさ。」
「わかるけど……それは旦那の理解がよっぽど無いと無理だろうな。」
「芹は理解してくれる?」
冷蔵庫のドアを閉めると、芹は首を横に振った。
「わかんねぇ。俺、お前と付き合っているわけじゃないし。」
セックスをした仲なのだ。だが好きとか特別だという感情はない。だから沙菜がAVに出て他の男とセックスをしていても何も感じないのだ。そう思うと少し腹が立つ。だがそれを承知でセックスをしたのだ。沙菜はそれについて何も言えないだろう。
「だったら姉さんがAVに出ているとして、結婚しても出たいって言われたらどう?」
「そうしたいならしても良いと思うけど。」
その言葉に驚いた。てっきり駄目というと思っていたが、案外あっさり良いというのだ。
「姉さんは良いんだ。」
「って言うか、AVじゃなくても沙夜と結婚しても沙夜は仕事を辞めたりしないだろうし、家に居る時間は少ないと思うんだよ。俺は家の中で出来る仕事だし。あれだな。「二藍」の中でも既婚者がいるじゃん。」
「花岡さんと橋倉さん?」
「うん。あの奥さん達とは話が合うかもな。」
きっとここでは無いところに二人の家を借りる。沙夜は外に出ることが多く、その帰りを芹が待つ生活になるのだ。
「それで芹は大丈夫なの?」
「何が?」
「待つ生活って出来るの?」
すると芹は少し笑って言う。
「そういうヤツを好きになったんだから。」
その言葉に沙菜は思わず後ろから芹の体を抱きしめる。芹は背中越しに温かい体を感じた。
「無理してる。」
「無理じゃない。」
「寂しくないわけがないじゃん。」
今ならわかる。沙夜が一馬を追っていったこと。家に置いてきた妻と子供が心配なのに、気をかけることも出来ないのだ。家に置いてきた人だけではなく、置いて行かないといけない人だって寂しい気持ちなのだろう。だからそれを沙夜に求めたのかもしれない。
「あたし……姉さんの代わりになれないのかもしれないけれど……寂しさを埋めるだけなら構わないよ。」
「沙菜。」
体だけだと思っていた。なのにこんなに情に深い女なのだ。軽くセックスが出来る相手だと思っていたのに、そうでは無い。
「お前には代わりにならない。」
「芹……。」
「言っただろ?沙夜の代わりにはお前はなれないし、お前の代わりに沙夜がなることはない。」
「……あたし……。」
すると芹はその手を離して、沙菜の方を向く。そしてもう泣きそうになっている顔を上げると、軽く唇にキスをした。
「え……。」
キスはしたくないと言っていたので、セックスをしていたときもどんなに気分が上がってもしなかったのに。芹の方からキスをすると思ってなかった。
「頼りにするよ。」
それは芹なりの覚悟だったのかもしれない。これからもセックスをする機会があると言うことだった。沙菜はそう思い、流れてきた涙を拭うと笑顔になる。
これからも芹とセックスをすることがあるのだと思うと、嬉しかった。それと同時に背徳感がある。沙夜を裏切っているような感覚。だが沙夜も裏切っているなら、それで良い。ただ沙夜の場合は人の旦那なのだ。
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