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鮭のホイル焼き
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パソコンの添え付けられたファイルを開いて沙夜はそれに目を通すと少し笑った。芹から渡摩季として送られた歌詞は二つ。一つは、「二藍」に対してのモノで、もう一つは奏太が担当することになったバンドへのモノだった。
「二藍」への歌詞は、恋人が出て行ったあとに残された部屋を重要視したモノに対し、奏太が担当するバンドへのモノは新しい出会いで希望に満ちたモノだった。全く違うような歌詞に、沙夜は少し笑う。
「二藍」はこの歌詞から曲を純や翔が作っているが、最近は一馬もアレンジをするようになった。この曲は誰が作るだろう。翔ならきっと切ないメロディーを載せるだろうか。そう思いながら、その歌詞の二つをプリントアウトする。その時オフィスに奏太が戻ってきた。そして自分のデスクに戻ってくると、バッグを置いてため息を付く。
「疲れているわね。」
「疲れもするわ。若いからって言いたい放題の奴らだし。良いよな。お前の所は引くところや主張する所ってのはみんなわかってるんだろ?」
「……そうでも無いけれどね。」
前のレコーディングの時には奏太が口やかましく言っていたから、みんな引いていただけなのだ。普段のレコーディングや練習の時には、みんな口が悪い。沙夜はその中でアドバイスをするだけにしているし、曲に対して意見があるときには一対一で話をする。多人数で話をしても説得は出来ないし、それぞれに受け止め方も全く違うのだから。
「今日って練習を見に行くって言ってたっけ。新しいアルバムの。」
「えぇ。あぁこれ、そちらのバンドの歌詞よ。面白い歌詞になっているわ。」
沙夜はそう言ってプリントアウトをした歌詞を、奏太に手渡す。もう曲は出来ているので、歌詞をそれに載せて欲しいのだろう。
「この渡摩季って作詞家は、曲先でも良いんだな。」
「作詞家ってそんなモノでしょう。曲が先に出来てようと、歌詞を先に作って欲しくてもそれに答えて作ってくれるのだし。」
「ずいぶん有能な女だ。」
相変わらず渡摩季が女性だと思っているのだ。だがそれも無理は無いのかもしれない。捨てられた女の未練を書いたモノが有名なのだから。
「あなたたちはもっと話をするべきじゃ無いかしら。」
「お前の所みたいにベタベタする気も無いけど。」
ベタベタしている気は無いが、他人から見ればそうなのかもしれない。それにもうこんな事でやかましく言う気も無かった。
「距離感は大事だけれど、それは人それぞれなのよ。うちはこのくらいがちょうど良いの。あなたもその適度な距離感を見極めたら良いわ。」
嫌味のつもりで言ったのに言い換えされて、奏太はため息を付いた。確かに「二藍」は結果を出していて、自分のバンドはこのままだと空中分解しそうだと思う。
「……今日って、練習に顔を出すって言ってたっけ。」
「えぇ。インストの曲のね。栗山さんが大分弾けるようになったから、ちょっと合わせてみたいと思っていたみたいだし。」
「俺も行って良いか?」
「え?」
その言葉に沙夜は少し戸惑った。奏太にはあまり「二藍」のメンバーは良い印象を持っていない。それをすんなり見に行って良いなどと言うのだろうか。
「別に何も言わないから。どんな練習を普段してんのか見たいだけ。俺が口を出したらまたギスギスするんだろ。」
自分で言ってわかっているようだ。沙夜はそう思って、少し咳払いをする。
「そうね……。ちょっと五人に聞いてみないと。」
そう言って沙夜は携帯電話を手にする。遥人は仕事のあとにスタジオに来ると言っていたが、他の四人はまだ今日は仕事をしていないはずだ。連絡はすぐに付くだろう。そう思ってメッセージアプリの「二藍」のページを開こうとした。そこに前には奏太もいたはずだが、今は削除されている。五人に最低限しか関わらないのだから、そんな連絡をされることも無いと思っているのだろう。
その時、メッセージが届く。そのメッセージに沙夜の顔が少し笑った。
「なんだよ。急に笑って。」
「何でも無いわ。」
それは一馬からのモノだった。今夜、一馬は頼まれているベースをスタジオでレコーディングをするらしい。その演奏を聴いて欲しいというモノだった。つまり、一馬はあのスタジオに沙夜に来て欲しいと言っているのだろう。
あのスタジオへ行けば、また一馬は沙夜を抱くのかもしれない。そう思うと嫌でも期待が膨らむ。
そして冷静になってメッセージを打ち込むとすぐに既読が付いた。そしてメッセージが送られてくる。最初は治。治は口を出さないならかまわないと言うし、純も見ているだけなら良いという。その辺は何もうるさくないのだろう。一馬も気は進まないようだが、時間を区切ってだったら良いという。一馬の場合は、おそらく沙夜と奏太を二人にさせたくないという気持ちもありそうだ。
概ね悪くないのだろう。そう思っていたときだった。翔からのメッセージに沙夜は驚いたようにそれを見る。
「え……。」
翔は来て欲しくないという。それに対して三人も驚いたようにメッセージが送られている。
「どうした。」
「……えっと……。」
どう言ったら良いだろう。そう思っていたが、遠慮することは無いだろうと思い直す。
「あなたに来ないで欲しいというメンバーがいてね。」
「……一馬か?」
「いいえ。一馬では無いんだけど。」
一馬なら納得出来る。奏太には人一倍嫌な感情があるのだから。それはつまり、個人的な感情だろう。
「だったら誰だよ。」
「……。」
その時、メッセージが届いた。それは、一馬からのモノで翔に会ったので話をしてみると言うことだった。
「あなたは午後からは何も予定が無いの?」
「一,二時間くらいだったら時間が取れるって事だ。」
「じゃあ、そういう風に伝えておくわ。」
「来て欲しくないヤツがいるんだろう?」
「でもあなたもバンドを担当している責任があるでしょう?それにあなたはまだ「二藍」に関わっているのだから、メンバーもそこまで厳しく拒絶は出来ないのだし。」
すると奏太は微妙な感情のまま、その渡された歌詞にまた目を移す。自分がしてきたことだが、ここまで拒絶されるとは思っても無かった。
子供を保育園に連れて行ったあと、自分のスタジオへやってくる。楽器はすでにここに置いていて、そのついでに時間があればぱっと掃除や洗濯をする。洗濯は洗濯機を置くような余裕は無いのでコインランドリーで綺麗にし、掃除はほうきや雑巾で綺麗にする。もっともあまり時間の無いときにはドライシートに頼っているが。
一馬の奥さんがここに来ることは無い。きっと来れば、不自然な部屋に奥さんがどれだけ鈍くてもわかってしまうかもしれない。
ベッドはシングルサイズだと窮屈なので、セミダブルにした。そのシーツは綺麗に洗われている。引き出しにはコンドームを追加で買っている。この間沙夜に使った物がもう無くなりそうだったから。
綺麗になった部屋でベッドのシーツを敷き直した。そして空気清浄機のスイッチを切る。今夜、沙夜に来て欲しい。沙夜の都合はわからないが、奥さんは今日は店の人達と食事をするらしい。つまり真二郎と一緒なのだ。
子供は兄夫婦の子供が見てくれる。自分だって仕事だと言えば時間は取れるだろう。そう思って、一馬は携帯電話を手にすると沙夜に連絡をした。今日、スタジオでベースの録音をする。それを聴いて欲しいと。だがそれだけでは無い。抱きたいと思う。
沙夜の体は、とても気持ちが良い。それに自分の新たな性癖が見えた気がする。つまりそれは、サディスティックな部分。恥ずかしそうにそれを口にする沙夜を見て、ゾクゾクするのだ。
奥さんでは絶対拒否されてしまう。一馬の奥さんは、昔拉致されたときにあらゆるプレイを恐怖の中強制的にさせられて、どうしても強引なことは出来ないのだ。それを沙夜は受け入れてくれる。
そういったことをあまりしたことが無いからかもしれないが、その目を見ただけで自分が高まってくる気がするし、何度だって求めたくなる。歳だからそんなに回数は出来ないと思っていたのに、沙夜となら嘘のようだ。
その時返信が来た。そう思って携帯電話を手にする。一馬への返信もあったが、「二藍」のグループ内のメッセージだった。その内容に一馬はいぶかしげな顔をする。奏太が今日の練習を見に来たいらしい。奏太は沙夜に惚れている部分があるように見えて、ある意味芹よりも脅威だった。出来れば来ないで欲しい。沙夜と二人きりで居させないで欲しいと思ったが、ふと思い出す。
奏太は前ほど関わっていないが、一応まだ「二藍」には関わっているのだ。無碍に来ないで欲しいとは言えないだろう。ここで嫌だと言えば自分たちがどれだけ高い位置にいるのかと言われかねない。ここは大人にならないといけないだろう。そう思って、一馬は時間を区切ってだったら来ても良いと打ち込んだ。時間を区切ってというのは最後の抵抗のようなモノだ。そして書き込まれている治や純も同じようなメッセージを残している。遥人はきっと仕事だろう。あとでメッセージが書き込まれるかもしれない。そう思いながら携帯電話の画面を閉じた。その時だった。
翔のメッセージで一馬の動きが止まる。
「来ないで欲しい?」
翔はきっぱりと拒絶したのだ。何があったのだろう。そう思ってまた一馬は携帯電話を手にする。そして翔にメッセージを送った。すると翔は、一馬に少し話が出来ないかと言ってきた。ちょうど良い。翔には話をしないといけないこともある。そう思って、一馬は待ち合わせの場所を聞いた。
「二藍」への歌詞は、恋人が出て行ったあとに残された部屋を重要視したモノに対し、奏太が担当するバンドへのモノは新しい出会いで希望に満ちたモノだった。全く違うような歌詞に、沙夜は少し笑う。
「二藍」はこの歌詞から曲を純や翔が作っているが、最近は一馬もアレンジをするようになった。この曲は誰が作るだろう。翔ならきっと切ないメロディーを載せるだろうか。そう思いながら、その歌詞の二つをプリントアウトする。その時オフィスに奏太が戻ってきた。そして自分のデスクに戻ってくると、バッグを置いてため息を付く。
「疲れているわね。」
「疲れもするわ。若いからって言いたい放題の奴らだし。良いよな。お前の所は引くところや主張する所ってのはみんなわかってるんだろ?」
「……そうでも無いけれどね。」
前のレコーディングの時には奏太が口やかましく言っていたから、みんな引いていただけなのだ。普段のレコーディングや練習の時には、みんな口が悪い。沙夜はその中でアドバイスをするだけにしているし、曲に対して意見があるときには一対一で話をする。多人数で話をしても説得は出来ないし、それぞれに受け止め方も全く違うのだから。
「今日って練習を見に行くって言ってたっけ。新しいアルバムの。」
「えぇ。あぁこれ、そちらのバンドの歌詞よ。面白い歌詞になっているわ。」
沙夜はそう言ってプリントアウトをした歌詞を、奏太に手渡す。もう曲は出来ているので、歌詞をそれに載せて欲しいのだろう。
「この渡摩季って作詞家は、曲先でも良いんだな。」
「作詞家ってそんなモノでしょう。曲が先に出来てようと、歌詞を先に作って欲しくてもそれに答えて作ってくれるのだし。」
「ずいぶん有能な女だ。」
相変わらず渡摩季が女性だと思っているのだ。だがそれも無理は無いのかもしれない。捨てられた女の未練を書いたモノが有名なのだから。
「あなたたちはもっと話をするべきじゃ無いかしら。」
「お前の所みたいにベタベタする気も無いけど。」
ベタベタしている気は無いが、他人から見ればそうなのかもしれない。それにもうこんな事でやかましく言う気も無かった。
「距離感は大事だけれど、それは人それぞれなのよ。うちはこのくらいがちょうど良いの。あなたもその適度な距離感を見極めたら良いわ。」
嫌味のつもりで言ったのに言い換えされて、奏太はため息を付いた。確かに「二藍」は結果を出していて、自分のバンドはこのままだと空中分解しそうだと思う。
「……今日って、練習に顔を出すって言ってたっけ。」
「えぇ。インストの曲のね。栗山さんが大分弾けるようになったから、ちょっと合わせてみたいと思っていたみたいだし。」
「俺も行って良いか?」
「え?」
その言葉に沙夜は少し戸惑った。奏太にはあまり「二藍」のメンバーは良い印象を持っていない。それをすんなり見に行って良いなどと言うのだろうか。
「別に何も言わないから。どんな練習を普段してんのか見たいだけ。俺が口を出したらまたギスギスするんだろ。」
自分で言ってわかっているようだ。沙夜はそう思って、少し咳払いをする。
「そうね……。ちょっと五人に聞いてみないと。」
そう言って沙夜は携帯電話を手にする。遥人は仕事のあとにスタジオに来ると言っていたが、他の四人はまだ今日は仕事をしていないはずだ。連絡はすぐに付くだろう。そう思ってメッセージアプリの「二藍」のページを開こうとした。そこに前には奏太もいたはずだが、今は削除されている。五人に最低限しか関わらないのだから、そんな連絡をされることも無いと思っているのだろう。
その時、メッセージが届く。そのメッセージに沙夜の顔が少し笑った。
「なんだよ。急に笑って。」
「何でも無いわ。」
それは一馬からのモノだった。今夜、一馬は頼まれているベースをスタジオでレコーディングをするらしい。その演奏を聴いて欲しいというモノだった。つまり、一馬はあのスタジオに沙夜に来て欲しいと言っているのだろう。
あのスタジオへ行けば、また一馬は沙夜を抱くのかもしれない。そう思うと嫌でも期待が膨らむ。
そして冷静になってメッセージを打ち込むとすぐに既読が付いた。そしてメッセージが送られてくる。最初は治。治は口を出さないならかまわないと言うし、純も見ているだけなら良いという。その辺は何もうるさくないのだろう。一馬も気は進まないようだが、時間を区切ってだったら良いという。一馬の場合は、おそらく沙夜と奏太を二人にさせたくないという気持ちもありそうだ。
概ね悪くないのだろう。そう思っていたときだった。翔からのメッセージに沙夜は驚いたようにそれを見る。
「え……。」
翔は来て欲しくないという。それに対して三人も驚いたようにメッセージが送られている。
「どうした。」
「……えっと……。」
どう言ったら良いだろう。そう思っていたが、遠慮することは無いだろうと思い直す。
「あなたに来ないで欲しいというメンバーがいてね。」
「……一馬か?」
「いいえ。一馬では無いんだけど。」
一馬なら納得出来る。奏太には人一倍嫌な感情があるのだから。それはつまり、個人的な感情だろう。
「だったら誰だよ。」
「……。」
その時、メッセージが届いた。それは、一馬からのモノで翔に会ったので話をしてみると言うことだった。
「あなたは午後からは何も予定が無いの?」
「一,二時間くらいだったら時間が取れるって事だ。」
「じゃあ、そういう風に伝えておくわ。」
「来て欲しくないヤツがいるんだろう?」
「でもあなたもバンドを担当している責任があるでしょう?それにあなたはまだ「二藍」に関わっているのだから、メンバーもそこまで厳しく拒絶は出来ないのだし。」
すると奏太は微妙な感情のまま、その渡された歌詞にまた目を移す。自分がしてきたことだが、ここまで拒絶されるとは思っても無かった。
子供を保育園に連れて行ったあと、自分のスタジオへやってくる。楽器はすでにここに置いていて、そのついでに時間があればぱっと掃除や洗濯をする。洗濯は洗濯機を置くような余裕は無いのでコインランドリーで綺麗にし、掃除はほうきや雑巾で綺麗にする。もっともあまり時間の無いときにはドライシートに頼っているが。
一馬の奥さんがここに来ることは無い。きっと来れば、不自然な部屋に奥さんがどれだけ鈍くてもわかってしまうかもしれない。
ベッドはシングルサイズだと窮屈なので、セミダブルにした。そのシーツは綺麗に洗われている。引き出しにはコンドームを追加で買っている。この間沙夜に使った物がもう無くなりそうだったから。
綺麗になった部屋でベッドのシーツを敷き直した。そして空気清浄機のスイッチを切る。今夜、沙夜に来て欲しい。沙夜の都合はわからないが、奥さんは今日は店の人達と食事をするらしい。つまり真二郎と一緒なのだ。
子供は兄夫婦の子供が見てくれる。自分だって仕事だと言えば時間は取れるだろう。そう思って、一馬は携帯電話を手にすると沙夜に連絡をした。今日、スタジオでベースの録音をする。それを聴いて欲しいと。だがそれだけでは無い。抱きたいと思う。
沙夜の体は、とても気持ちが良い。それに自分の新たな性癖が見えた気がする。つまりそれは、サディスティックな部分。恥ずかしそうにそれを口にする沙夜を見て、ゾクゾクするのだ。
奥さんでは絶対拒否されてしまう。一馬の奥さんは、昔拉致されたときにあらゆるプレイを恐怖の中強制的にさせられて、どうしても強引なことは出来ないのだ。それを沙夜は受け入れてくれる。
そういったことをあまりしたことが無いからかもしれないが、その目を見ただけで自分が高まってくる気がするし、何度だって求めたくなる。歳だからそんなに回数は出来ないと思っていたのに、沙夜となら嘘のようだ。
その時返信が来た。そう思って携帯電話を手にする。一馬への返信もあったが、「二藍」のグループ内のメッセージだった。その内容に一馬はいぶかしげな顔をする。奏太が今日の練習を見に来たいらしい。奏太は沙夜に惚れている部分があるように見えて、ある意味芹よりも脅威だった。出来れば来ないで欲しい。沙夜と二人きりで居させないで欲しいと思ったが、ふと思い出す。
奏太は前ほど関わっていないが、一応まだ「二藍」には関わっているのだ。無碍に来ないで欲しいとは言えないだろう。ここで嫌だと言えば自分たちがどれだけ高い位置にいるのかと言われかねない。ここは大人にならないといけないだろう。そう思って、一馬は時間を区切ってだったら来ても良いと打ち込んだ。時間を区切ってというのは最後の抵抗のようなモノだ。そして書き込まれている治や純も同じようなメッセージを残している。遥人はきっと仕事だろう。あとでメッセージが書き込まれるかもしれない。そう思いながら携帯電話の画面を閉じた。その時だった。
翔のメッセージで一馬の動きが止まる。
「来ないで欲しい?」
翔はきっぱりと拒絶したのだ。何があったのだろう。そう思ってまた一馬は携帯電話を手にする。そして翔にメッセージを送った。すると翔は、一馬に少し話が出来ないかと言ってきた。ちょうど良い。翔には話をしないといけないこともある。そう思って、一馬は待ち合わせの場所を聞いた。
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