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北の大地の恵み
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シャワーを浴びてある程度の顔のケアを終えると髪を乾かす。そしてテーブルに置いている水の入っているペットボトルを手にして、それを一口飲んだ。いつも飲んでいる銘柄のモノがあって良かったと思うが、ライブの会場で置かれていた水も美味しいと思う。ミネラルウォーターが水道水のような土地なのだ。それに食事だって相当美味しい。沙夜はこういうところに住みたいと思っているのかも知れない。
全ての食材が新鮮で、土地が肥沃。広大な畑に日が沈み、そして上がる。都会で育った遥人にとって、こういう土地は馴染みが無いのに何故か落ち着くようだった。
父親の出身はこの土地の山間部で、幼い頃は母親と兄と四人で祖父母の所へ遊びに行くこともあった。そこでスキーをしたりそりを楽しみ、ジンギスカン鍋を食べた。だから純には馴染みが無くてあまり進まなかったようだが、羊の肉は遥人にとって懐かしい味だった。
祖父母は沢山の子供を作っていた。だから親戚が集まるときには大人数になっていたようだが、芸能人だという両親を特別扱いもしないし母親も進んで祖父母達の手伝いをしていた。父親も雪かきを慣れた手つきでしていて、あの時の両親が一番両親らしいと思えた。
遥人の理想は、祖父母のような夫婦だった。寄り添って、助け合うような夫婦の形。なのに自分がしたいことを真っ直ぐに貫く姿勢。そういう人生を送りたいと思う。その形として、自分の首元に入れ墨を入れた。どうやっても隠せない入れ墨は、遥人の覚悟の証だったのだ。
そしてそんな遥人に賛同してくれるのは、「二藍」の他の四人と沙夜だけに思えた。沙夜に恋愛感情を持ったことは無いが、幸せになって欲しいと思う。その幸せを与えて、沙夜も与えられるのは芹だけだと思っていたが、どうやら事情は違う。
芹は思った以上に頼りない。それに未だに過去に縛られているのだ。沙夜はその側にいて息苦しかったのかも知れない。だから一馬に手を差し伸べられ、それを掴んでしまった。それは世間では許されないだろう。しかし、それを言い出したら自分の両親を責めることになってしまい、居たたまれない。
兄だって両親に事情は知っていて、見て見ぬふりをしている。そして反面教師のように自分の子供を作って育てているのだ。遥人によく似ている子供だと思ったし、この前生まれた次の子供は兄によく似ている女の子だった。
「……。」
だが一馬と沙夜のことは外には漏れてはいけない。漏れてしまったら「二藍」の存続すら危うくなるだろう。それに沙夜も有無も言わずに「二藍」から手を引くことになるだろうし、会社にも居れるかわからない。それを覚悟でしていることなのだ。そこまで二人が想い合い、それでも離れられないというのだったら仕方が無いことなのかもしれない。無理に引き離すようなこともしたくなかった。
その時だった。部屋のドアが開く。そしては行ってきたのは一馬だった。
「お、帰ってきたのか。」
すると一馬はため息を付いてタオルをしまう。そしてバッグの中に下着なんかを入れた。
「部屋に行けなくてな。」
「行けない?」
「マスコミみたいなヤツがいて、俺らだけでは無く沙夜の部屋の前にまで張っていた。」
「ホテルの中にまでいるのか?プライベートも何もあったもんじゃ無いな。」
「今、沙夜がそれを会社に報告しているそうだ。だが、マスコミはただ自分たちは部屋を取っているだけで、それはフェスの取材のためだと主張しているらしい。」
だからフェスが終わった直後にここに来たときには、そういう姿はいなかったのだろう。何も考えずに沙夜の部屋へ行ったのだが、運が良かっただけなのだ。
「どっちにしても行けなかったわけだ。」
それが一馬の不機嫌な理由だろう。一馬はそのまま隣のベッドに横になると、携帯電話の画面を見ていた。
「くそ。期待していた分、駄目になると腹が立つな。」
「お前、奥さんにもそんな感じなの?」
「そうだな……。」
二人目が欲しいと思っていたとき、奥さんにタイミングを計って貰っていた。女性のタイミングは女性にしかわからない。そしてその日は二,三日くらいあるのだが、妊娠する事が濃厚な日は一日くらいしか無いだろう。その日と思っていたその日に限って、子供が寝付かなかったりすることもあった。そのうち奥さんも寝てしまい、一馬はいつもそれで諦めていたのだ。
「難しいもんなんだな。」
「今は子供が欲しいわけでは無いみたいだが、別に子供を作るためだけにセックスをしているわけでは無いし。」
「あの奥さん、欲しいって言うときがあるのか?」
「あまり無いが、たまには誘われることもある。」
セックスは子供を作るためだけのモノでは無く、コミュニケーションの場でもある。女だから性欲が無いというわけでは無いし、一馬だってコンドームをして求めることだってあるのだ。
「沙夜さんは?」
遥人もベッドに腰掛けると、寝ている一馬にそう聞いた。すると一馬は少し笑って言う。
「いつまでも素直じゃ無い。それが可愛いと思う。」
「何か、付き合いたてのカップルみたいな言葉だな。芹さんにもそうしてたのかな。」
そう言って遥人は自分の口を塞いだ。ここで芹の名前を出すのは、あまりにも無神経だと遥人でも気がつくことだから。
「……芹さんは結婚したいとかそういう事を言っていたな。」
「無理だろ。」
それは遥人でもわかる。あまりにも現実を見てなさ過ぎる発言だと思ったから。
「あぁ。今の状態では無理だと思う。何があんなに自信を持って言えるのかはわからないが、まぁ、俺も結婚をしたときにもあちらの親から言われたことだったし。」
「不安定な仕事だからか。」
「そうだな。あちらの親は俺のことを調べていたようで、ずいぶんふざけたことを言っていた。絶倫の噂があって、淫乱な女とは良いカップルだとかな。」
「親の言う事かよ。」
「母親はずっと嫉妬をしていたように思えた。だから何も言うまいと思っていたし、妻が必要以上に接したくない理由もわかった。だが親なんだと思って、一応土産なんかは送っていたし、その際に息子の写真なんかも送っていた。うちの親や兄夫婦にするようにな。」
「お節介だよ。一馬。」
「だと思う。今となればな。」
住んでいるところも教えていなかった。なのに一馬のいないところで、親は勝手に家に来て暴言を吐き、その場では真二郎や勤めている洋菓子店のオーナーに守られていたのだ。
自分が妻側の両親に希望を持たせてしまったのだ。その希望がお節介だったのかも知れない。
「もう連絡をすることは無い。親だからと思っていたが、妻を傷つけるだけの存在であれば、その必要も無いだろうし。」
「今回の土産も渡さないつもりか。」
「あぁ。用意をするのはうちの兄夫婦、両親、それから妻の職場と……あぁ、そうだ。谷川さんの所にも渡しておくか。」
「谷川芙美子か。相変わらず指名があるのか?」
一時は父親ともいい仲だという噂のあった女性だったが、それはデマだった。なんせ父親は女性に興味が無いのだから。
「あぁ。出来るだけ指名をしてくれるんだったら出たいと思うし。」
「谷川芙美子くらいだったら、一馬と怪しい仲なんていう噂は立たせないだろうな。そんな噂が立ったらマスコミの方が潰されるだろうし。」
きっと自分の両親もそんなところだったのだろう。そして自分もその中に居る気がする。女が居たときにも、女の存在なんかが漏れることは無かったのだから。
「あぁ。そうだ。一馬さ。」
携帯電話でメッセージを送っていた一馬がふと遥人の方を振り向いた。
「何だ。」
「今日は沙夜さんのところに行けなかったし、お前が良ければあのホテル予約すれば良いんじゃ無いのか。」
「ホテル?」
「芸能人がお忍びで行くような所。」
「前にそんなところがあると言っていたな。本当に大丈夫なのか?」
「あぁ。あそこにいたらそんなヤツばっかでさ。漏らそうとすれば、自分の首が絞まる。それがわかるから、みんなあそこに行くけど口は閉ざしたままなんだよ。」
すると一馬は首を横に振る。
「K街にそういう所はあるんだ。沙夜もそっちの方が都合が良い。」
「そっか。お前、そういうのは詳しかったっけ。だったらさ、良い口実を作ってやろうか。」
「口実?」
一馬はそう言って不思議そうに遥人を見た。そして遥人は充電している携帯電話で、自分のスケジュールのチェックを始めた。
全ての食材が新鮮で、土地が肥沃。広大な畑に日が沈み、そして上がる。都会で育った遥人にとって、こういう土地は馴染みが無いのに何故か落ち着くようだった。
父親の出身はこの土地の山間部で、幼い頃は母親と兄と四人で祖父母の所へ遊びに行くこともあった。そこでスキーをしたりそりを楽しみ、ジンギスカン鍋を食べた。だから純には馴染みが無くてあまり進まなかったようだが、羊の肉は遥人にとって懐かしい味だった。
祖父母は沢山の子供を作っていた。だから親戚が集まるときには大人数になっていたようだが、芸能人だという両親を特別扱いもしないし母親も進んで祖父母達の手伝いをしていた。父親も雪かきを慣れた手つきでしていて、あの時の両親が一番両親らしいと思えた。
遥人の理想は、祖父母のような夫婦だった。寄り添って、助け合うような夫婦の形。なのに自分がしたいことを真っ直ぐに貫く姿勢。そういう人生を送りたいと思う。その形として、自分の首元に入れ墨を入れた。どうやっても隠せない入れ墨は、遥人の覚悟の証だったのだ。
そしてそんな遥人に賛同してくれるのは、「二藍」の他の四人と沙夜だけに思えた。沙夜に恋愛感情を持ったことは無いが、幸せになって欲しいと思う。その幸せを与えて、沙夜も与えられるのは芹だけだと思っていたが、どうやら事情は違う。
芹は思った以上に頼りない。それに未だに過去に縛られているのだ。沙夜はその側にいて息苦しかったのかも知れない。だから一馬に手を差し伸べられ、それを掴んでしまった。それは世間では許されないだろう。しかし、それを言い出したら自分の両親を責めることになってしまい、居たたまれない。
兄だって両親に事情は知っていて、見て見ぬふりをしている。そして反面教師のように自分の子供を作って育てているのだ。遥人によく似ている子供だと思ったし、この前生まれた次の子供は兄によく似ている女の子だった。
「……。」
だが一馬と沙夜のことは外には漏れてはいけない。漏れてしまったら「二藍」の存続すら危うくなるだろう。それに沙夜も有無も言わずに「二藍」から手を引くことになるだろうし、会社にも居れるかわからない。それを覚悟でしていることなのだ。そこまで二人が想い合い、それでも離れられないというのだったら仕方が無いことなのかもしれない。無理に引き離すようなこともしたくなかった。
その時だった。部屋のドアが開く。そしては行ってきたのは一馬だった。
「お、帰ってきたのか。」
すると一馬はため息を付いてタオルをしまう。そしてバッグの中に下着なんかを入れた。
「部屋に行けなくてな。」
「行けない?」
「マスコミみたいなヤツがいて、俺らだけでは無く沙夜の部屋の前にまで張っていた。」
「ホテルの中にまでいるのか?プライベートも何もあったもんじゃ無いな。」
「今、沙夜がそれを会社に報告しているそうだ。だが、マスコミはただ自分たちは部屋を取っているだけで、それはフェスの取材のためだと主張しているらしい。」
だからフェスが終わった直後にここに来たときには、そういう姿はいなかったのだろう。何も考えずに沙夜の部屋へ行ったのだが、運が良かっただけなのだ。
「どっちにしても行けなかったわけだ。」
それが一馬の不機嫌な理由だろう。一馬はそのまま隣のベッドに横になると、携帯電話の画面を見ていた。
「くそ。期待していた分、駄目になると腹が立つな。」
「お前、奥さんにもそんな感じなの?」
「そうだな……。」
二人目が欲しいと思っていたとき、奥さんにタイミングを計って貰っていた。女性のタイミングは女性にしかわからない。そしてその日は二,三日くらいあるのだが、妊娠する事が濃厚な日は一日くらいしか無いだろう。その日と思っていたその日に限って、子供が寝付かなかったりすることもあった。そのうち奥さんも寝てしまい、一馬はいつもそれで諦めていたのだ。
「難しいもんなんだな。」
「今は子供が欲しいわけでは無いみたいだが、別に子供を作るためだけにセックスをしているわけでは無いし。」
「あの奥さん、欲しいって言うときがあるのか?」
「あまり無いが、たまには誘われることもある。」
セックスは子供を作るためだけのモノでは無く、コミュニケーションの場でもある。女だから性欲が無いというわけでは無いし、一馬だってコンドームをして求めることだってあるのだ。
「沙夜さんは?」
遥人もベッドに腰掛けると、寝ている一馬にそう聞いた。すると一馬は少し笑って言う。
「いつまでも素直じゃ無い。それが可愛いと思う。」
「何か、付き合いたてのカップルみたいな言葉だな。芹さんにもそうしてたのかな。」
そう言って遥人は自分の口を塞いだ。ここで芹の名前を出すのは、あまりにも無神経だと遥人でも気がつくことだから。
「……芹さんは結婚したいとかそういう事を言っていたな。」
「無理だろ。」
それは遥人でもわかる。あまりにも現実を見てなさ過ぎる発言だと思ったから。
「あぁ。今の状態では無理だと思う。何があんなに自信を持って言えるのかはわからないが、まぁ、俺も結婚をしたときにもあちらの親から言われたことだったし。」
「不安定な仕事だからか。」
「そうだな。あちらの親は俺のことを調べていたようで、ずいぶんふざけたことを言っていた。絶倫の噂があって、淫乱な女とは良いカップルだとかな。」
「親の言う事かよ。」
「母親はずっと嫉妬をしていたように思えた。だから何も言うまいと思っていたし、妻が必要以上に接したくない理由もわかった。だが親なんだと思って、一応土産なんかは送っていたし、その際に息子の写真なんかも送っていた。うちの親や兄夫婦にするようにな。」
「お節介だよ。一馬。」
「だと思う。今となればな。」
住んでいるところも教えていなかった。なのに一馬のいないところで、親は勝手に家に来て暴言を吐き、その場では真二郎や勤めている洋菓子店のオーナーに守られていたのだ。
自分が妻側の両親に希望を持たせてしまったのだ。その希望がお節介だったのかも知れない。
「もう連絡をすることは無い。親だからと思っていたが、妻を傷つけるだけの存在であれば、その必要も無いだろうし。」
「今回の土産も渡さないつもりか。」
「あぁ。用意をするのはうちの兄夫婦、両親、それから妻の職場と……あぁ、そうだ。谷川さんの所にも渡しておくか。」
「谷川芙美子か。相変わらず指名があるのか?」
一時は父親ともいい仲だという噂のあった女性だったが、それはデマだった。なんせ父親は女性に興味が無いのだから。
「あぁ。出来るだけ指名をしてくれるんだったら出たいと思うし。」
「谷川芙美子くらいだったら、一馬と怪しい仲なんていう噂は立たせないだろうな。そんな噂が立ったらマスコミの方が潰されるだろうし。」
きっと自分の両親もそんなところだったのだろう。そして自分もその中に居る気がする。女が居たときにも、女の存在なんかが漏れることは無かったのだから。
「あぁ。そうだ。一馬さ。」
携帯電話でメッセージを送っていた一馬がふと遥人の方を振り向いた。
「何だ。」
「今日は沙夜さんのところに行けなかったし、お前が良ければあのホテル予約すれば良いんじゃ無いのか。」
「ホテル?」
「芸能人がお忍びで行くような所。」
「前にそんなところがあると言っていたな。本当に大丈夫なのか?」
「あぁ。あそこにいたらそんなヤツばっかでさ。漏らそうとすれば、自分の首が絞まる。それがわかるから、みんなあそこに行くけど口は閉ざしたままなんだよ。」
すると一馬は首を横に振る。
「K街にそういう所はあるんだ。沙夜もそっちの方が都合が良い。」
「そっか。お前、そういうのは詳しかったっけ。だったらさ、良い口実を作ってやろうか。」
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