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フィッシュ&チップス
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気分転換をしたという沙夜は、スタジオでほとんど奏太の方を見なかった。そしてバンドが演奏しているモノに耳を傾けているように見える。その態度は、先程までとは違って見えた。
奏太は気になるところがあればその場で言う。演奏を止めてまで言うのだが、沙夜は一通り聴いてから個人個人に言っているように見える。それは奏太に聞かれないようにしている為なのかはわからない。その様子を見て、一馬はまだ時間はかかるようだと思っていた。
確かに奏太に「夜」であることは告げて欲しいが、今すぐにというわけでは無い。もしかしたら沙夜にとって、このフェスが終わってからと言う考えもあるのかもしれない。
だが奏太には何を沙夜が言っているのか気になるようだった。一馬の側へやってきたとき、奏太もそこへやってくる。
「何?」
沙夜はいぶかしげに奏太を見ると、奏太はため息を付いて言う。
「何を言ってんのかが気になっただけ。」
「……望月さん。今回のフェスは野外よね。」
「あぁ。」
「そして私たちがいる国とは段違いの暑さ。」
「あぁ。」
「当然音程だってずれるし、機材は熱を持ってバーストするかも知れない。」
「……え?」
「冷却するモノが必要だろうなと思ったのよ。あとでソフィアに聞かないといけない。どれくらいのサイズのモノを用意したら言いか聞いておきたかったのよ。」
「そんなの……。」
「それから音楽も囚われすぎなのよ。会場はアルコールも売られている。聴いている人はまともな人は何人居るのかしら。」
「……。」
「クラシックの会場じゃ無いのよ。もっとも……クラシックの会場でも、野外のものはお酒を片手に楽しんでいる人も居るみたいだけど。」
「ピアノじゃそんなのはあり得ない。」
「あるわ。サロンなんかで弾くモノはアルコールを飲みながら楽しんでいる。あなた、呼ばれたことは無いの?」
そう言われて言葉に詰まった。現役の大学生だった頃、沙夜は海外のサロンなんかに呼ばれることは無かっただろう。なのにどうしてそんなことまで知っているのか。そう思って一馬を見上げる。すると一馬は手を振ってそれを否定した。
「俺はそんなことをしたことは無いが。」
する遠くに居る翔が声をかける。
「俺はあるよ。結婚式なんかのバイトでピアノを弾いてくれってヤツ。結婚式なんかまともにピアノを聴いている人は居なかったよ。それと同じようなことだろう?」
翔はそう言うと、沙夜は頷いた。
「あまりリズム、音程、って囚われないで。栗山さんも演奏に合わせて歌ってくれれば良いから。」
「おい。そんな甘いことを言って良いのか?二度と呼ばれないぞ。このイベント。」
「結構よ。そんなことでヤジを飛ばしてくるようなイベントに、二度と呼ばれなくても良い。」
沙夜も限界だったのだ。奏太が口を出すのは正論かも知れないが、それだけに囚われているのに嫌気がさしていたから。
「世界的なフェスで……。」
「だから何?「二藍」は「二藍」の良さがある。それを見て呼んでくれたんでしょう?今更取り繕ったように揃えたところでぼろなんかすぐに見えるわ。このままだとガチガチに緊張して失敗するのが目に見える。それよりも「二藍」らしさを見て欲しいとは思わないの?」
「それは……。」
「フェスに呼んでくれた人は、「二藍」が活動しているのを見てこの音楽を呼びたいと思っているんじゃ無いのかしら。」
言葉に詰まった。ここまで沙夜が言うのを初めて聞いたから。
「お前はこの国のことを何もわかってないからそんな気楽なことが言えるんだよ。気に入らなければゴミなんかもステージに投げ込まれるんだからな。」
「そうなったらそうなったまでよ。私達に出来るのは取り繕うことじゃない。付け焼き刃でも無い。「二藍」らしく、演奏する事よ。それが気に入られてここへ来たんだから。」
そう言って沙夜はまた一馬の方を振り返る。
「でも、ハードロックらしくベースは主張してね。」
「あぁ。治ももう少しバスドラを強くしてくれないか。」
「OK。」
治も体調の悪さが一気に吹き飛んだようだった。そして純の方を見ると、純は少し笑って言う。
「ソロのフレーズ増やして良い?」
「小節内に納められるんだったら良いわ。あなたが良いと思うフレーズをお願いね。私にはギターは良くわからないし。」
「了解。」
そして沙夜は椅子の上に置かれているペットボトルを手にする。すると奏太が声を上げた。
「水分を取るのは良いけど、水はそんなにがぶがぶ飲むな。」
せめてそれだけでも言いたかった。沙夜が遠くへ行ったような気がしたから。
練習を終えて、そのままフェスの会場へ向かう。一馬はエレキベースをケースに入れたモノを背負って、純も同じようにしてギターを背負っていた。会場はお祭り騒ぎで、屋台だけではなく市場のように野菜や肉、ハムなんかも売られている。その場で調理をして渡す方式にもしてあるようだ。
当然お酒もボトルを持ってくればワインを詰めてくれたりしているし、グラスで売っているのもあった。片隅にはレモネードなんかもある。暑い日差しにそのレモネードはさっぱり飲めるだろう。
「見てみろよ。フィッシュ&チップスだ。あれって名物なんだっけ。」
治はそう言ってその屋台を見る。
「ビネガーなんかと一緒に食うんだ。美味いよ。」
奏太はそう言って、ちらっと沙夜の方を見る。沙夜は相変わらず一馬と一緒に居て、今日のフェスのメンバーが貼られているポスターを見ていた。
「三十分後くらいね。「Flipper's」は。」
「この国はきっちり時間通りに始まることはないと思うが……一応関係者とかに聞いた方が良いな。」
どうやら二人がお目当てのバンドが居るらしい。その話題で盛り上がっている。
「有名な曲はするかも知れないけれど、新しいアルバムの曲も聴きたい。」
「あぁ。俺はあの二枚目のアルバムの曲が……。」
笑いながら話をしている。それは一馬だから笑っているのか。そう思うと腹が立ちそうになる。あの屋上で一馬は沙夜を抱きしめていた。確かに沙夜の手が一馬に伸びていなかったことを考えると、ただ一馬が沙夜を抱き留めていたようにも見えるが、今の状況を見るとそうでは無いように思えた。
「沙夜。「Flipper's」?」
翔が近づいてそう聞くと、沙夜は頷いた。
「ハードロックよね。昔、部長から薦められて聴いたことがあったの。生で聴けるとは思ってなかったわ。」
「贅沢だよね。俺らの国に来るときもあったみたいだけど、あの時とギタリストが違う人になってる。」
「翔。脱退したヤツの新しいバンドの音は聴いたか?」
「聴いたよ。でも俺はピンとこなかったな。」
「だから呼ばれなかったんだろう。このフェスには。」
「ゴタゴタしていたみたいだしね。」
奥さんから浮気を突っ込まれ、奥さん以外の人との子供が居ることが公になった。「Flipper's」のリーダーはそういう事に厳しくて、事実上そのギタリストはクビになったようなモノだ。そして別にバンドを組んだが、あまり売れていないらしい。イメージも悪くなったのだ。
「一馬。人ごとには思えないんじゃないの?」
「何のことだ。」
翔はそう言って一馬を見上げる。だが一馬の表情は変わらない。翔もまた沙夜に一馬が近づいているような気がしたのだ。それがイライラさせられる。
奏太なら文句の一つも言えるだろう。だが一馬はバンドのメンバーで、それは自分の仕事にも直結する。奥さんしか見ていないというのは嘘では無いように思えたが、それでも徐々に一馬も沙夜に惹かれているように見えるのは気のせいと思えない。
「少し何か食べましょうか。それから帰りに何か買って帰りたいわ。朝ご飯の材料を。」
「沙夜。明日魚が食べたい。」
「干しためざしなんかはさすがにないけれど……帰って一夜干しくらいは出来そうね。明日の朝は食べれないけれど、明後日くらいなら。」
「明後日、本番前にそう言うのが食べれるのは良いな。頼むよ。」
「わかったわ。あとで魚を見ましょうか。」
沙夜がそういうと、一馬は驚いたように言う。
「そんなモノも作れるのか。」
料理は得意なのはわかる。だがそこまで手をかけて、食事を作るのだろうか。一馬の奥さんはバリスタをしていて、コーヒーや紅茶なんかには確かにこだわりがあるようだが、食事となるとそこまでこだわりは無い。それでも毎日用意してくれるのが嬉しいと思っていたが、沙夜はその上をいくのだ。
「でも失敗することもあるわ。期待はしないでね。」
「作って貰うのに文句を言うか。しかし……そこまでやってくれるとなると、翔は恵まれているな。」
「ははっ。感謝してる。」
翔はそう言って沙夜を見た。だが沙夜は一馬も翔も見ていない。沙夜の目に映るのは、おそらく食材を売っている野菜や魚なんかなのだろう。
奏太は気になるところがあればその場で言う。演奏を止めてまで言うのだが、沙夜は一通り聴いてから個人個人に言っているように見える。それは奏太に聞かれないようにしている為なのかはわからない。その様子を見て、一馬はまだ時間はかかるようだと思っていた。
確かに奏太に「夜」であることは告げて欲しいが、今すぐにというわけでは無い。もしかしたら沙夜にとって、このフェスが終わってからと言う考えもあるのかもしれない。
だが奏太には何を沙夜が言っているのか気になるようだった。一馬の側へやってきたとき、奏太もそこへやってくる。
「何?」
沙夜はいぶかしげに奏太を見ると、奏太はため息を付いて言う。
「何を言ってんのかが気になっただけ。」
「……望月さん。今回のフェスは野外よね。」
「あぁ。」
「そして私たちがいる国とは段違いの暑さ。」
「あぁ。」
「当然音程だってずれるし、機材は熱を持ってバーストするかも知れない。」
「……え?」
「冷却するモノが必要だろうなと思ったのよ。あとでソフィアに聞かないといけない。どれくらいのサイズのモノを用意したら言いか聞いておきたかったのよ。」
「そんなの……。」
「それから音楽も囚われすぎなのよ。会場はアルコールも売られている。聴いている人はまともな人は何人居るのかしら。」
「……。」
「クラシックの会場じゃ無いのよ。もっとも……クラシックの会場でも、野外のものはお酒を片手に楽しんでいる人も居るみたいだけど。」
「ピアノじゃそんなのはあり得ない。」
「あるわ。サロンなんかで弾くモノはアルコールを飲みながら楽しんでいる。あなた、呼ばれたことは無いの?」
そう言われて言葉に詰まった。現役の大学生だった頃、沙夜は海外のサロンなんかに呼ばれることは無かっただろう。なのにどうしてそんなことまで知っているのか。そう思って一馬を見上げる。すると一馬は手を振ってそれを否定した。
「俺はそんなことをしたことは無いが。」
する遠くに居る翔が声をかける。
「俺はあるよ。結婚式なんかのバイトでピアノを弾いてくれってヤツ。結婚式なんかまともにピアノを聴いている人は居なかったよ。それと同じようなことだろう?」
翔はそう言うと、沙夜は頷いた。
「あまりリズム、音程、って囚われないで。栗山さんも演奏に合わせて歌ってくれれば良いから。」
「おい。そんな甘いことを言って良いのか?二度と呼ばれないぞ。このイベント。」
「結構よ。そんなことでヤジを飛ばしてくるようなイベントに、二度と呼ばれなくても良い。」
沙夜も限界だったのだ。奏太が口を出すのは正論かも知れないが、それだけに囚われているのに嫌気がさしていたから。
「世界的なフェスで……。」
「だから何?「二藍」は「二藍」の良さがある。それを見て呼んでくれたんでしょう?今更取り繕ったように揃えたところでぼろなんかすぐに見えるわ。このままだとガチガチに緊張して失敗するのが目に見える。それよりも「二藍」らしさを見て欲しいとは思わないの?」
「それは……。」
「フェスに呼んでくれた人は、「二藍」が活動しているのを見てこの音楽を呼びたいと思っているんじゃ無いのかしら。」
言葉に詰まった。ここまで沙夜が言うのを初めて聞いたから。
「お前はこの国のことを何もわかってないからそんな気楽なことが言えるんだよ。気に入らなければゴミなんかもステージに投げ込まれるんだからな。」
「そうなったらそうなったまでよ。私達に出来るのは取り繕うことじゃない。付け焼き刃でも無い。「二藍」らしく、演奏する事よ。それが気に入られてここへ来たんだから。」
そう言って沙夜はまた一馬の方を振り返る。
「でも、ハードロックらしくベースは主張してね。」
「あぁ。治ももう少しバスドラを強くしてくれないか。」
「OK。」
治も体調の悪さが一気に吹き飛んだようだった。そして純の方を見ると、純は少し笑って言う。
「ソロのフレーズ増やして良い?」
「小節内に納められるんだったら良いわ。あなたが良いと思うフレーズをお願いね。私にはギターは良くわからないし。」
「了解。」
そして沙夜は椅子の上に置かれているペットボトルを手にする。すると奏太が声を上げた。
「水分を取るのは良いけど、水はそんなにがぶがぶ飲むな。」
せめてそれだけでも言いたかった。沙夜が遠くへ行ったような気がしたから。
練習を終えて、そのままフェスの会場へ向かう。一馬はエレキベースをケースに入れたモノを背負って、純も同じようにしてギターを背負っていた。会場はお祭り騒ぎで、屋台だけではなく市場のように野菜や肉、ハムなんかも売られている。その場で調理をして渡す方式にもしてあるようだ。
当然お酒もボトルを持ってくればワインを詰めてくれたりしているし、グラスで売っているのもあった。片隅にはレモネードなんかもある。暑い日差しにそのレモネードはさっぱり飲めるだろう。
「見てみろよ。フィッシュ&チップスだ。あれって名物なんだっけ。」
治はそう言ってその屋台を見る。
「ビネガーなんかと一緒に食うんだ。美味いよ。」
奏太はそう言って、ちらっと沙夜の方を見る。沙夜は相変わらず一馬と一緒に居て、今日のフェスのメンバーが貼られているポスターを見ていた。
「三十分後くらいね。「Flipper's」は。」
「この国はきっちり時間通りに始まることはないと思うが……一応関係者とかに聞いた方が良いな。」
どうやら二人がお目当てのバンドが居るらしい。その話題で盛り上がっている。
「有名な曲はするかも知れないけれど、新しいアルバムの曲も聴きたい。」
「あぁ。俺はあの二枚目のアルバムの曲が……。」
笑いながら話をしている。それは一馬だから笑っているのか。そう思うと腹が立ちそうになる。あの屋上で一馬は沙夜を抱きしめていた。確かに沙夜の手が一馬に伸びていなかったことを考えると、ただ一馬が沙夜を抱き留めていたようにも見えるが、今の状況を見るとそうでは無いように思えた。
「沙夜。「Flipper's」?」
翔が近づいてそう聞くと、沙夜は頷いた。
「ハードロックよね。昔、部長から薦められて聴いたことがあったの。生で聴けるとは思ってなかったわ。」
「贅沢だよね。俺らの国に来るときもあったみたいだけど、あの時とギタリストが違う人になってる。」
「翔。脱退したヤツの新しいバンドの音は聴いたか?」
「聴いたよ。でも俺はピンとこなかったな。」
「だから呼ばれなかったんだろう。このフェスには。」
「ゴタゴタしていたみたいだしね。」
奥さんから浮気を突っ込まれ、奥さん以外の人との子供が居ることが公になった。「Flipper's」のリーダーはそういう事に厳しくて、事実上そのギタリストはクビになったようなモノだ。そして別にバンドを組んだが、あまり売れていないらしい。イメージも悪くなったのだ。
「一馬。人ごとには思えないんじゃないの?」
「何のことだ。」
翔はそう言って一馬を見上げる。だが一馬の表情は変わらない。翔もまた沙夜に一馬が近づいているような気がしたのだ。それがイライラさせられる。
奏太なら文句の一つも言えるだろう。だが一馬はバンドのメンバーで、それは自分の仕事にも直結する。奥さんしか見ていないというのは嘘では無いように思えたが、それでも徐々に一馬も沙夜に惹かれているように見えるのは気のせいと思えない。
「少し何か食べましょうか。それから帰りに何か買って帰りたいわ。朝ご飯の材料を。」
「沙夜。明日魚が食べたい。」
「干しためざしなんかはさすがにないけれど……帰って一夜干しくらいは出来そうね。明日の朝は食べれないけれど、明後日くらいなら。」
「明後日、本番前にそう言うのが食べれるのは良いな。頼むよ。」
「わかったわ。あとで魚を見ましょうか。」
沙夜がそういうと、一馬は驚いたように言う。
「そんなモノも作れるのか。」
料理は得意なのはわかる。だがそこまで手をかけて、食事を作るのだろうか。一馬の奥さんはバリスタをしていて、コーヒーや紅茶なんかには確かにこだわりがあるようだが、食事となるとそこまでこだわりは無い。それでも毎日用意してくれるのが嬉しいと思っていたが、沙夜はその上をいくのだ。
「でも失敗することもあるわ。期待はしないでね。」
「作って貰うのに文句を言うか。しかし……そこまでやってくれるとなると、翔は恵まれているな。」
「ははっ。感謝してる。」
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